高野秀行のレビュー一覧

  • 移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活
    日本に住む外国人達は普段何を食べているのか?という素朴な疑問を解き明かすために、各外国人コミューンの食事会に参加させてもらう、という潜入?ルポ、というとなんかカッコいい感じがしますが、楽しい食事会エッセイでもあり、でもやっぱり日本のあり方などを考えさせられたりもして、楽しくも真面目な、でも面白い内容...続きを読む
  • 腰痛探検家
    腰痛探検家。笑笑

    ホントに腰痛に彷徨い、ひたすら腰痛を治すために前進、、、また戻り、また前進、絶望感、虚脱、希望!期待!
    裏切られる

    そんな一部始終を見られます。笑笑

    また、腰痛を乙女の恋に例え、盲信的に医者を信じて、絶対良くなる、絶対良くなるんだ!とひたすら1人の医者を信じたかと思えば、他の...続きを読む
  • アジア新聞屋台村
    私はかつて、新大久保でほぼ中国人だけの企業に勤めたことがある。その時は随分、なんじゃこりゃ!?な経験があったのでこの本もどこかで、そうだろう。と思って読み始めた。読み始めたら私がその会社で遭遇したことはまだ可愛い方で、著者の働いていたエイジアンはその何倍もなんじゃこりゃ!?で、斜め上を行きまくってて...続きを読む
  • あの棋士はどれだけすごいの?会議
    高野秀行六段、さくらはな。さんたちの将棋鼎談の3冊目。升田・大山時代から現在に至るまでの一流棋士の名手解説や人となりなど、盛り沢山。収録されている漫画も面白かった。
  • ワセダ三畳青春記
    貧乏青春物語

    友人に恵まれており満たされ感がある。
    (変人ばかりだけど、それも若さで乗り切ってる

    そんな暮らしで20代をまるまる
  • 【カラー版】ミャンマーの柳生一族
    「高野秀行」の面白おかしいノンフィクション作品『ミャンマーの柳生一族』を読みました。

    紀行は、昨年11月に読んだ「村上春樹」の『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』以来ですね。

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    旅行ガイドは軍情報部!?
    爆笑必至の珍道中記。

    探検部の先輩「...続きを読む
  • あの棋士はどれだけすごいの?会議
    マンガのキャラクターを誰が強い?って熱く語るのに似て、とても面白かった

    棋士の棋風の個性がわかるほど将棋を知らないが、それでも面白い
  • 世にも奇妙なマラソン大会
    高野秀行さんの著書、これが4冊目となる。
    相変わらず面白い。経験している出来事が図抜けて破天荒ということは言うまでもないが、やはり伝える力が素晴らしいのだろうといつも感心するばかりである。
    冒頭にあった「私には”間違える力”がある」という言葉。高野さんの本を何冊も読んでいる人であればなるほどなと思う...続きを読む
  • 恋するソマリア
    「謎の独立国家ソマリランド』の続編。
    前回が「ホントにあるのか、そんな国?」という謎解きスタンスで描かれていたのに対し、こちらは「もっと知りたいソマリ世界」という深掘りが軸になっている。だから、前作を読んでいないとなかなか入り込めないだろうし、展開も(終盤の襲撃事件を除けば)他の高野さんの本に比べて...続きを読む
  • 地図のない場所で眠りたい
    大好きな著者さんどうしの対談なので、ゆっくり味わって読もうと思ったのに、面白いので、ついつい一気読みしてしまった。
    クスッと笑えるところあり、名フレーズありで、またまたお二人の著作を読みたくなってしまう。
    印象的だったのは、二人の共通点。
    後先考えずに行動して、緻密に文章を組み立てるところ。
    何をし...続きを読む
  • 謎のアジア納豆―そして帰ってきた〈日本納豆〉―(新潮文庫)
    高野さんの納豆愛・辺境愛が炸裂した一冊。
    そして、最強の飯テロ本。
    これを読んでいる間、何パックの納豆を食べてしまったことか。
    そして、私の故郷である東北が紛れもなく辺境で、納豆文化の中心地であることを実感した。
    納豆汁で育てられ、夕ご飯に何を食べたいかと聞かれたら常に「納豆!」と答え、盆にも正月に...続きを読む
  • 【カラー版】ミャンマーの柳生一族
    いつものような、純粋に自分の探検道中記ではなく、探検部の先輩・船戸与一との取材旅行での記録。……というか、旅行中に出逢った現地の人たちとのやりとりをからめつつ、ミャンマーの政治や現状(2004年当時)を江戸時代に例えておもしろおかしく、かつ分かりやすく説明する内容でした。最近ではさらにクーデターが起...続きを読む
  • あの棋士はどれだけすごいの?会議
    テレビでも新聞でもよく取り上げられている藤井さんの魅力を知りたくて読んでみたけど、将棋崩ししかやったことのない私には会話の内容がさっぱりわからず、たった数ページで断念してしまった。わたしが何の知識も持っていなかったがために面白くないと感じただけで、この本はきっとおもしろいはずだと思う。もうちょっと予...続きを読む
  • 【カラー版】怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道
    今回はインドの怪魚・ウモッカを探しに行く旅。……と言いたいところですが、探しに行く“旅”に辿り着くまでの物語でした。どうやってウモッカの調査をするか、ウモッカの正体を探るかから始まって、最終的にはどうやってインドに入国するかがメインとなり。結果は読んで確認してください。調査対象へのアプローチだけで一...続きを読む
  • 世界のシワに夢を見ろ!(小学館文庫)
    タイトルだけ見た時は何を言っているんだろう?と思ったが、辺境や僻地をシワに例えているのだと納得。まだ若かりし頃の高野さん。無茶にも拍車がかかっている。中々にショッキングな話題や写真も含まれ、決して万人向けではないが、探検エッセイという形で気軽に読める貴重な異文化体験の記録。最初の「初デートは洞窟だ!...続きを読む
  • 腰痛探検家
    なった者にしか分からない腰痛。辺境作家が訪れた多くの医師。2年間の苦闘を描く。

    まさか自分が腰痛に苦しむ日が来るとは。人生初腰痛で思い出したのがこの本、どうやって克服(共存)していったのか。

    ダメ男と別れない女性を比喩に鍼、整体など様々な治療法を繰り返しては元サヤに収まる姿。痛みまでも題材にする...続きを読む
  • 未来国家ブータン
    未確認動物探索家と聞くと世界の果てまでイッテQというテレビ番組を連想するが、まさに、その活字版という雰囲気の旅番組もとい紀行文。高野秀行の良い感じに肩の力を抜いた現地体験と、しかし、実はゾンカ語を習得せんとする努力と体当たりの行動力が、一緒に旅しているかのような臨場感を与えてくれる。で、ミステリーハ...続きを読む
  • アジア新聞屋台村
    高野秀行の自伝的小説である『ワセダ三畳青春記』や『異国トーキョー漂流記』が面白かったので、3作品目も読んだ。

    『ワセダ三畳青春記』では個人的な出来事、『異国トーキョー漂流記』では個人的な人との交流がテーマとなっていたが、この作品は組織における人との交流がテーマになっていると思う。
    作品のテーマが個...続きを読む
  • アジア新聞屋台村
    高野秀行さんの著書、これが3作目。
    「ワセダ三畳青春期」がとてもおもしろかったので、それ以来良く読んでいる。
    今回は、主人公である著者が、ひょんなことから「エイジアン」という新聞社の編集顧問になってしまったというお話。
    劉さんという台湾人の社長を筆頭に、その新聞社には様々なアジア圏の国籍の方が働いて...続きを読む
  • 世にも奇妙なマラソン大会
    サハラ砂漠を走る、という、とんでもない大会は、実際毎年開催されているらしい。この参加費等がサハラ支援資金にもなっているという仕組みだ。それにしても、過酷な砂漠で過酷なマラソンだ。著者の筆を通して、一度砂漠を走ってみませんか?