高野秀行のレビュー一覧

  • 世界の納豆をめぐる探検

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    面白い!
    アフリカにまで納豆があるのも面白いし、食べ方も違うのも興味深い。
    豆が違っても納豆の匂いがするのは納豆菌が発酵すると同じ匂いがするのかとか気になること沢山ある。

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    2025年05月12日
  • イラク水滸伝

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    壮大な冒険だと思う。イラクに対するイメージも変わったし、もっと歴史や文化を知りたいと思った。イラクで出会った仲間たちはみんなステキな人たちだった。

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    2025年05月10日
  • またやぶけの夕焼け

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    高野さんのフィクション作品。
    著者の実際の少年時代をベースにしたものと思われるが、大変リアルで面白い。

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    2025年05月06日
  • 異国トーキョー漂流記

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    言語は覚えようとしないのにブトー(舞踏)には夢中になるフランス人。お金に窮してビザの申請用紙に手数料をとるザイール大使館。ウエキと称して日系人となりすますが入管を却下される百一人のペルー人。日本語を話せずバイトの口を断られ続けるイラク人。東京ドームでお手盛りの実況の下、野球を解説する盲目のスーダン人。…国内にいながら異国を旅する。外国人の視点に立って、自国を体験する。必ずしも同調はしなくても、彼らの靴を履いて漂流してみる。いつしか東京はトーキョーになる。移民国家になりつつあるこの国で折り合いをつけていく。

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    2025年04月28日
  • 子どもお悩み相談会 作家7人の迷回答

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    子ども?の悩みを起点として
    関係がありそうな話だったり
    なんでそんな話が始まったの?
    みたいな視点から思いもよらぬ
    結論のようなものを導きだす
    作家の皆さんに脱帽。

    子どもに相談されたら
    これぐらいのふわーっとした
    ベリーロールで華麗な着地を見せる
    解決策を提示したいものだ

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    2025年04月24日
  • 怪しいシンドバッド

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    若き日の高野さんのショート集。
    1冊の本にできない程度の話の寄せ集めと見くびるなかれ。
    ひとつひとつが予想以上に濃い。
    人間の胎盤食べる話や麻薬戦争中のコロンビアで幻の幻覚剤を探す話などはものすごかった。
    なによりも中国での野人探しが面白い。
    高野秀行とUMAの相性の良さを再認識した。

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    2025年04月23日
  • イラク水滸伝

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    500ページ弱のボリュームにちょっと引きましたが、面白かった。
    ティグリス・ユーフラテス川の合流地点に湿地帯があるのは知らなかったし、その地域が古代メソポタミアの時代からフセイン政権前後を通じてアナーキーな存在だったとは!そのアフワール=湿地帯に住む人が次々に出て来るがみんな面白い(高野氏の表現が秀逸なのだろうけど)。船づくりの話も面白かったけど、冒頭の船を漕ぐ船頭の姿はかっこいいです。謎の刺繍布を追う旅では古代都市ウルクも訪れるし、鯉の円盤焼きも一度は食べてみたいけど(何度もは....飽きてきつそう)、実際に行くのは高野さんに任せて、本で読んで楽しませてもらいました。

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    2025年04月20日
  • 世界の納豆をめぐる探検

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    ネタバレ

    納豆が日本だけの食材じゃないなんて!
    えっ本当?!と思う日本人が多いのではないかな。

    韓国、中国、アフリカなど世界各地で、そして日本では、説によると稲作が始まった弥生時代から食べられているようです。
    納豆ワールドが想像より古くて広いことに驚きます。
    まあ正直なところ、納豆について深く考えたことはなかったですが。

    私の好きな納豆は『山わさび納豆』。
    ここ1,2年はこれしか買っていません。本当に美味しいです。

    好きな納豆料理は「納豆揚げ」。
    子供達が保育園の給食で食べて気に入り、レシピを聞いて家でも作っています。
    ボリュームもあり、ねっとり、さっぱり(ポン酢で)、とても気に入って、子供達より

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    2025年04月11日
  • 【カラー版】ミャンマーの柳生一族

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    著者は早稲田大学探検部当時に書いた『幻獣ムベンベを追え』でデビュー。本書は同部先輩の船戸与一が小説の題材旅行でミャンマーを訪れることになり、案内役として高野氏に同行を依頼し、その道中を面白可笑しく書き綴っている。
    たいに隣接する反軍事政権のゲリラちくを何度も訪れ、ヘロイン栽培にも手を染めた著者、その内容を書籍にもして一部は英訳されていることから、ミャンマー入国許可は降りないと心配していたが、すんなりビザが発行された。逆に船戸氏にはなかなかビザが発行されない。理由は氏の書籍が反政府軍事団体に好意的な内容が多いこと。高野氏に、ちょっぴり不貞腐れる。
    トヨタランドクルーザーで各地を巡るが、必ず謎のミ

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    2025年04月09日
  • イラク水滸伝

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    500ページ近くにもなる長大なノンフィクション。ちょびちょび読んでいたので少々時間がかかりましたが読み終わりました。面白かった!

    元々、古代文明好きなのでイラクには興味津々だったのですが昨今の情勢不安の中こんなフリーで行ってしまえる著者先生方の行動力と逞しさにただただ脱帽です。

    「イラク」と「水滸伝(読んだことないですが中国のお話だと言う程度の知識はあり)」って一体なんの関係が??と首を捻りつつ読み始めたのですが、水滸伝的な世界がイラクの湿地帯に存在するって話なんですね。水滸伝を知らないわたしでも十分楽しめましたが、読んで知ってたらまた別の楽しみがあったのかな?機会があったら「水滸伝」読ん

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    2025年04月09日
  • アジア未知動物紀行 ベトナム・奄美・アフガニスタン

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    ベトナムのフイハイ、奄美のケンモン、アフガニスタンのぺシャクパラング。『辺境メシ』みたいにそれぞれ独立したエピソードが並べられているのかと思って読み始めたけれど、実は意外な繋がりが!
    『アヘン王国』でアメリカの麻薬取締組織が裏で動いている気配が描写されていたことと併せて考えると、アメリカがアジアに落とす影の深さに今更ながら身慄いを覚える。

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    2025年04月06日
  • 謎の独立国家ソマリランド

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    いやあ面白かった!麻薬をバリバリと食って現地の人びとになじんでしまう高野さんのパワーはいつものことながら、今回はアルシャバーブが跋扈するモガディシュにまで行ってしまうのだから心配になるが、そういうことだったのか!と膝打ちまくり。わかりにくい氏族の関係を日本の武家に変換しちゃうなど、真面目な学術書では禁じ手をやってみせるのがまた驚くほどわかりやすいのである。高野さんが伝えるソマリランドや、もとソマリアの中の独立国のありかたは、国際社会の「常識」から大きく外れているが、驚きつつ読むうちに、しだいに自分の信じていた「常識」そのものを大きく揺さぶられているのに気づく。日本いや世界最高のジャーナリストの

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    2025年04月04日
  • 【カラー版】アヘン王国潜入記

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    世にゴールデントライアングルと呼ばれるアヘンを栽培する無法地帯(と考えられている場所)に、ケシの栽培、種まきから収穫まで全ての工程に従事するために単身乗り込んだ筆者の体験記。理想?のアヘン栽培をしている村にたどり着くまでの苦労やその村に住み、住人達と交流し、ケシ栽培(と言う名のメイン草取り)をひたすらこなし、アヘンを手に入れ、そして中毒にまでなって…、と、とにかく全てにおいて驚かされる内容で、でもそこに住む人達は当たり前だけど普通の、懸命に生活している人達で…。色々と”当たり前”を考えさせられました。

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    2025年03月20日
  • イラク水滸伝

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    いや〜面白かった。普段ノンフィクションものはあまり読まないのですが、もはやロードムービーの冒険物語でした。おすすめです。

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    2025年03月20日
  • 語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)

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    語学を習得することの難しさや楽しさが面白おかしく描かれている良作。
    何かしら自分も勉強してみようかな、という気にさせられると共に、高野さんの過去作品が横断的に語られているので、全て読みたくなります。

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    2025年03月12日
  • イラク水滸伝

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    最近チェックしていなかったので、いつの間にかこんな大作が出ていたとは。
    イラクというぼくらからしたら危険なブラックボックスに潜入するとは。最近守りに入っている気がしていたのでとてもうれしいです。
    内容もとても充実していて、イラクが少し好きになりました。怖いところである事は変わらないですが。

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    2025年03月10日
  • イラク水滸伝

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    ムベンベとかソマリランドとか、とんでもないものを追いかけるノンフィクション作家、高野秀行さんの新著。
    分厚い本。分厚すぎる。もしかしたら今回は小説なのか?と思って読み始める。
    いや違った。ドキュメンタリー、ノンフィクションだった。
    高野さん自身がイラクに行って、船で湿地帯を進む。
    船を作る。食事をもてなされる、、、
    最初はその国民性の意外性など興味深かった。
    ・・・でも正直だんだん飽きてきてしまった。
    人間のパターンもいろいろあるけど、なんだかんだイラク人、だんだん慣れる。
    写真はそれなりにあるが、そんなにイメージを膨らませることができない。
    文章だけだとどうしても、、、
    後半は惰性。長すぎた

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    2025年03月09日
  • 語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)

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    面白かった。
    できるだけ楽に習得すると言っても、やはり努力、集中力がとんでもなく必要なことが改めてわかる。
    目的があってこそというのは、その通りだろう。その目的である数々の体験は本当に面白かった。
    「誰もいかないところへ行き、誰もやらないことをし、誰も書かない本を書く」
    濃い人生でうらやましい。

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    2025年02月24日
  • 【カラー版】アヘン王国潜入記

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    ビルマのワ州に潜入し、ケシの種まきから収穫までを体験し、アヘン中毒になるという体験は高野さんの中でも最も辺境ポイントの高い作品だろう。
    その奇抜さ故に学術的価値も生じているのだが、あまりにも辺境すぎる。
    言語の壁だけでなく文明の壁があまりにも高く、訳の分からないことが起こりすぎていて、高野作品にしては楽しさが劣る。
    他の作品では高野さんと現地人がもっと深いところで通じ合っていて爆笑を掻っ攫うシーンも多いのだが、ワ人との間ではそういう場面が少なかった。(アヘン中毒者同士の奇妙な心の通じ方も興味深くはあるのだが)
    あとがきに「ワ州と日本の間に接点がなさすぎる」という理由で出版に苦労したとあったが、

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    2025年02月23日
  • 幻獣ムベンベを追え

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    高野秀行デビュー作。
    幻の怪獣ムベンベを探すというのが主旨であるが、途中からそんなことよりもマラリア、飢餓、ハント、人の交流・対立といった他のわけのわからない事象が次々と襲い掛かってくる。
    ゾンビをまともに相手にしなくなったウォーキング・デッドの終盤みたいだ。

    登場人物の多さがネックで、誰が誰だかよく分からないまま読み進めた。
    それを反省してか、後の高野作品では水滸伝や源平合戦に準えてあだ名をつけるようにしてくれて読みやすい。

    人の多さは悪いことだけではなくて、冒険に対する視点の多さが面白さも生んでいる。
    マラリアでずっと倒れていただけの隊員の考えていたことなんて凄まじかった。

    大学生と

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    2025年02月12日