高野秀行のレビュー一覧

  • 謎のアジア納豆―そして帰ってきた〈日本納豆〉―(新潮文庫)

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    社長おすすめの本。
    納豆なんて日本でしか食わねーだろと思ってたら、アジアの伝統食だった。
    似ていても食べ方が違ったり、地域的な隔たりがあっても共通点があったりする

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    2025年02月02日
  • イラク水滸伝

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    イラクの湿地帯に単身乗り込むチャレンジャー探検家の記録。文体にクセがあるけど読みやすい。イラクは砂漠イメージが強いですが、難民が流れ込む湿地帯があり名物料理は鯉だとか。

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    2025年01月25日
  • 語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)

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    最近この手の本は最後までなかなか読み切れないのだけれど、これは面白かった。
    特にエピローグがとても良かった。
    だって、Google翻訳があればどこにでも行けそうな時代だもんね。
    でも、そうじゃないんだよなーーー

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    2025年01月24日
  • 世界の納豆をめぐる探検

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    高野秀行さんの納豆関係の本を探してたことが、出会い。
    あ、絵本だ。でもこれ、大人が読んでも面白い!
    最初に日本の納豆。
    工場でも伝統的な作り方でも、簡単で難しい。
    納豆汁は郷土食の本にもあったので、最近食べたばかり。
    身体が温まって美味しいんだなぁ。
    世界の納豆は、アジアではミャンマー、ネパール、
    中国ミャオ族、韓国など。
    アフリカではナイジェリア、ブルキナファソなど。
    大豆だけでないことが興味深かった。バオバブの種とか~。
    そして納豆の起源。ツルマメでの縄文納豆作りが楽しかった。
    分かり易い文章で、写真を上手く融合させた絵も美味しそう。
    納豆は幸せと平和の中にある。
    ちなみにうちでは、キムチ

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    2025年01月21日
  • 【カラー版】アヘン王国潜入記

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    なかなかアヘンを吸わない。歴史である。まずは歴史の話しである。ビルマの、あるいはミャンマーの、ワ州の。そしてそれは必要な話しだった。
    村に入る、住む、暮らす。そしてアヘン(ケシ)の種をまく。
    あとは草むしり、来る日も来る日も。
    早くアヘンを吸え、そう思うがまだ吸わない。
    村人たちが登場するのだ。それは普通の人たちで普通の暮らしをしている。
    それが日本人からは妙で、近づきがたいが近づけばファニーで、温かく、受け入れられる。
    この村人たちとの会話や、エピソードが楽しく、ときに物悲しく。
    前半に説明された、このワ州をとりまく戦争の歴史が背景にあるのが、ここできいてくる。
    著者がようやくアヘンを吸う頃

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    2025年01月18日
  • イラク水滸伝

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    砂漠のイメージがあるイラクにこんなところがあるなんて。どんな場所にも、そこで生まれ育った人の生活があるということが伝わってくる。水滸伝を読もうと思った。

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    2025年01月07日
  • イラク水滸伝

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    実は長年高野秀行さんの熱烈なファンで、妊娠中もトークショーに行き、その時にお腹にいた子はもう中、そうもう中学生である。

    イラクといえば、テレビで観た戦地のイメージしかなかったが、何と大湿地帯があるという。
    作者はその地で幻の舟「タラーデ」を作ってもらい、湿地帯を舟で旅する計画を立てる。

    高野さんにいつも感心するのは、現地のことばをいち早く覚え、コミュニケーションをとり、現地の人が食べるものを食べてすぐに仲良くなる事。さらに、ただ楽しかった、だけではなく、その土地の伝統や風習、そこに住む人の人物像までを細かく描写していること。

    溢れるほどある旅行記や探検記とは全く別物の次元の作品を描く。今

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    2025年01月04日
  • 語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)

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    めくるめく語学の習得と現地の探検内容が書かれたもの。探検に行った目的とその成果が気になったら、より深掘りされた別書を読んでみてねってお勧めしてくれる流れがあって、初めて読んだ著作がこちらで正解だったように感じました。
    マイナーな地元言語を話せると、現地の人はどんな反応をしてくるか。地域に違いもあって面白かった。

    『どの言語社会も近代化や経済発展、情報革命などに伴い、不特定多数の人やよそ者と接する機会が増える。その時、自分に敵意がないことを相手に知らせたり、親しみをもってもらったりするために、TPOにあまり関係なく、誰にでも使える挨拶語や儀礼語を使うようになる。-第5章 世界で最も不思議な国の

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    2025年01月03日
  • 語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)

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    初読みの作家さん
    タイトルだけ見て語学の勉強法とかの本だったと思っていましたが、まさかの冒険記!

    25を超える言語を使ってきた著者が
    出会った海外の人との交流や探検の話が
    実にイキイキと語られている描写は
    自分も若かったら一緒に行ってみたいと
    思わせてくれる内容で読んでて楽しかったです
    阿片栽培は中毒が怖いのでパスw

    紹介された言語としてはスペイン語に興味を持ちました。今年の目標としてスペイン語習得目指そうかな

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    2025年01月01日
  • 世界の納豆をめぐる探検

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    推しのノンフィクション作家•高野秀行さんの新刊。今回は絵本なので、納豆の作り方や起源に始まり、世界各国の納豆文化がイラストを交えて面白おかしく学べる。
    辺境の地を冒険することで有名な作者。世界広しといえど、おそらくは高野さんしか書き得ないユニークな内容。納豆探しにアジアやアフリカへ。知的好奇心を実際の行動に繋げるところがこの方の凄いところ。ブルキナファソの「鯛の納豆焼きびたし」を食べてみたい。しかし、ブルキナファソに行く機会ないなー(笑)
    我が家でもほぼ毎晩食べている納豆。決してご馳走ではないけれど、親しい人たちと一緒に食べる「家族のような存在」とは、言い得て妙だ。
    スケラッコ氏の絵も作品世界

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    2024年12月29日
  • 辺境メシ ヤバそうだから食べてみた

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    長年にわたり辺境を旅しまくる著者だから当然なのだが、見たことも聞いたこともないメニューが出るわ出るわ。
    辺境メシが大盛りなのであった。

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    2024年12月11日
  • 【カラー版】アヘン王国潜入記

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    衣食住を共にし、家族同然に暮らす事でしか得られない情報の深さ。
    最終的にアヘン中毒になる筆者は、まさにミイラ取りがミイラになる、を体現している。
    ビルマ、ワ州の転換点を仔細に記載したルポ。

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    2024年12月08日
  • 三大陸周遊記

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    マルコ・ポーロより50年遅れて生まれたモロッコ出身のイスラム世界の探検家、イブン・バッドゥータの世界周遊記。客人を大切にする一方、異教徒には厳しいイスラム的視点から見た世界は東方見聞録とは一味違うのです。黒死病も真っ盛りで、酷さがわかります。

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    2024年11月27日
  • 世界の納豆をめぐる探検

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    ミャンマーのトナオはせんべい納豆。クワ、イチジクの葉やシダで発酵させる。ネパールのキネマはカレー味にすることが多い。中国ミャオ族のガオヨウ。巨大鍋に入れで薪で煮る。韓国のチョングッチャン。野菜や豆腐と煮込んでピリ辛味の納豆汁。ナイジェリアのダワダワ。大豆でなくてパルキアの木の実から作る。ブルキナファソのプシキン村。乾燥地でも育つバオバブの木の実を発酵させる。…納豆は日本だけのものではない。世界の様々な国で愛されている。決して豊かでない土地で、客に出すようなご馳走ではないが、それぞれの思いがこめられている。

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    2024年11月17日
  • 【カラー版】ミャンマーの柳生一族

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    探検部の先輩・船戸与一と取材旅行に出かけたミャンマーは武家社会だった!二人の南蛮人に疑いを抱いたミャンマー幕府は監視役にあの柳生一族を送り込んだ。しかし意外にも彼らは人懐こくて、へなちょこ。作家二人と怪しの一族が繰り広げる過激で牧歌的な戦いはどこへ…。手に汗握り、笑い炸裂。椎名誠氏が「快怪作」(解説)と唸り仰天した、辺境面白珍道中記。

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    2024年11月13日
  • 移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活

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    多分7年くらい前に一度読んでいる。
    2011年頃の話でだいぶ時は過ぎているので、日本に住む外国人事情も変わってはいるかと思うけど、やっぱりこの本は面白い。

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    2024年10月20日
  • 辺境メシ ヤバそうだから食べてみた

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    面白かった!
    南米とかアフリカとかゲテモノ多いのかなと思ってたけど、ぶっちゃけ東アジアが一番やばかった。。それ食べ物として成立してる?みたいな。。胎盤とか。。東アジア編読んだ後だと、カエルジュースも普通の食事に思えてくるから不思議。

    とはいえ、日本の感覚ではゲテモノって感じる食べ物も、それが食べられるようになった背景とか理由を推察してるのが面白く、ただただウェーてなってたことを反省する。現地の人たちにとっては大切な食糧源なんだよね。気持ち悪いとか言うのは失礼かも。
    あとところどころ、絶対これ麻薬だよな?って物が出てくるのが気になったwww麻薬だよな?

    ちなみにヘビとワニ(日本の鰐も)とクイ

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    2024年10月17日
  • 世にも奇妙なマラソン大会

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    サハラマラソンがメインだけど、他の短編集もフィクションかノンフィクションかよくわからないような話しでおもしろかった。

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    2024年09月19日
  • 語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)

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    30数年にわたり、世界各地で25以上の言語を学んだ著者による半生記

    辺境を旅する物語的な面白さもありながら、様々な言語の特徴や、言語の習得方法、言葉と文化の関係といった真面目で実用的な要素もあり、他には類をみない記録。
    親しくなるための言語、ブリコラージュ学習法など、独自の考察も非常に興味深い。

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    2024年09月13日
  • 語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)

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    すごく楽しい本。読んでたらいろいろな言語が簡単にできそうな気になりますが…ここには現れないご苦労もあるんだろうなぁ。

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    2024年09月02日