高野秀行のレビュー一覧

  • 【カラー版】アヘン王国潜入記
    何ともすごい行動力。アヘンを栽培している村と聞くととても恐ろしい所を想像する。7ヶ月間村の人と寝食を共にし、文明度は低いが、礼節、敬虔さ、勤勉さを備えた人たちと知る。マラリアやシラミに脅かされ自らアヘン中毒にまでなりながら…。30年近くが経とうとしているけど、一緒に暮らした方々が元気にされている事を...続きを読む
  • ワセダ三畳青春記
    野々村荘で起こる「リモート」や「スマホ」が当たり前である現代では味わうことのできない人との出会いが織りなすドラマが沢山の物語でした。最後は青春記に相応しい終わり方でニヤついてしまいました。笑
  • 語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)
    著者が、読みやすく書いた、というだけあって読みやすく面白い。ただなぜか時間かかった…
    辺境すぎてついていけなかったのか?

    世間一般が知らない言語すぎて興味深いところと、引いてみているところが両立して複雑な気分。
    ボミタバ語、シャン語、ワ語、初めて聞いた…

    好奇心旺盛な著者らしく、大学の探検部時...続きを読む
  • ワセダ三畳青春記
    同僚から面白いと教えてもらい読んだ。
    自分が高卒ということもあり、
    大学生が本当に羨ましいと思った。
    登場人物はみんな面白い。
    最高でした。
    特にチョウセンアサガオは
    めちゃくちゃ笑った。
  • 謎の独立国家ソマリランド
    「およそ真実の探索者は、塵芥より控え目でなくてはならない。」 (ガンジー 『ガンジー自伝』)

    読み終わると冒頭のこの一節が本当にその通りだなと痛感する。
    これまで生きていた中でなんとなく"常識"として自分の中に埋め込まれてきたことが一歩外に出ると全然そうでなくて、ソマリアの人はソマリアの仕組みで生...続きを読む
  • 子どもお悩み相談会 作家7人の迷回答
    文章には人柄が出るということがわかった。それぞれの作者(何人かの本は読んだことがあるけど)の素性は一切わからないけど、質問に答えていく回答文自体が自己紹介をしているようだった。
    そして、私が普段よく思っていることが、忠実に言語化されていて勝手に爽快な自分を味わった。


    個人的には、「人と人とが関係...続きを読む
  • 【カラー版】アヘン王国潜入記
    日本が世界に誇る、と言っても過言ではないと個人的には思っているノンフィクション・ライターの高野秀行がその初期に記して高い評価を得たルポルタージュ。

    なんと言ってもミャンマー北部、アヘンの密生地として知られる”ゴールデン・トライアングル”に潜入するという本書の面白さは、やはりその旅の中でのあまりにも...続きを読む
  • ワセダ三畳青春記
    3畳一間の下宿、神田川の近く、まさにかぐや姫の神田川の世界そのもの
    私より5歳下でまだそんな生活あったとは驚く
    風呂なし、共同トイレ、共同自炊は普通だったが
    その後彼女ができて転居、結婚したの?
    FM番組で青木さやかの紹介で読んでみた
  • 語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)
    南米ぐらいで挫折しそうになったが、タイくらいから一気に読み切った。
    「情報を伝えるための言語」と「仲良くなるための言語」がある。仲良くなるために言葉を学ぶのはロマンがあると思う。
  • イスラム飲酒紀行
    私は酒飲みである。休肝日はまだない。

    禁酒のイスラム国で酒を求めてさすらう旅物語。筆者ほどの酒への渇望はないが、酒飲みであれば、休日にほろ酔いで読むときっと楽しい。
    各国の風景の写真は美しく、飲みながら撮影した写真はその国々の呑兵衛文化が垣間見えるのもまた楽しい。
  • 語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)
    チェンマイで日本語をマンガで教えたやり方がすばらしい。
    「言語を話す時のノリ」が語学で決定的に重要。
    文法、言葉の使い方だけでなく、発音、口調、話す時の態度、会話の進め方など。タイ語はなよなよ。英語は喉の奥から声を出し、相手の目を見て笑顔。日本語は目を合わせず、ちょっと恥ずかしげな、おどおどしたよう...続きを読む
  • 移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活
    おもしろかった!
    自分では知りえない世界を垣間見えた。

    ときどき外国の方で、ルールを破ろうとする人がいる。例えば空港の荷物検査で、持ち込み禁止されたものを取り上げられて食い下がる人たちをテレビで見たことがある。彼らは自分の事情を延々と話し、情に訴えて説き伏せようとする。
    理屈を訴えるならわかるけど...続きを読む
  • 辺境メシ ヤバそうだから食べてみた
    2、3時間で一気に読破しました。ゲテモノレベル初級〜超上級まで揃っています。超上級(人のOO)はかなりレベル高いので気をつけなはれや!笑
  • 怪獣記
    最後の最後に奇跡?が起こります。笑
    映像がヤラセと判明した時点で普通の人であれば萎えると思いますが、ここが作者の違う所で萌え燃えてます。しかも萌え燃え作者と愉快なチームはしっかりと結果を残すことができたようです。
  • ワセダ三畳青春記
    野々村荘に住む世間とは隔絶されたぶっ飛んだ方々のエピソードは大いに笑えました。
    その一方で作者の高野さんが抱いた仲間が真人間へとなって去っていく時の不安や寂しさは自身も同じ様な体験をしてきた為、懐かしいあの頃の何とも言えない感情を思い起こさせてくれました。
    青春という名の現実逃避は最高なんですよね。
  • 幻獣ムベンベを追え
    恐らく当時テレ湖は秘境又は未開の地だったのでしょう。そこに行って調査をし、餓鬼になり、ゴリラとチンパンジーを喰らい、ジャングルの虫とも戦い、若さもある、時間もある、有り余るエネルギーをパワーを探検にぶつけているさまが伝わってきました。結果は...でしたが、みなさん社会人になり、メンバーのその後の人生...続きを読む
  • イラク水滸伝
    イラクの湿地帯を旅したノンフィクション。読み始めると面白くて一気に読んでしまった。イラクと言えば治安が悪くて男尊女卑で、、というイメージ。確かに気軽に行ける場所じゃない。でも、血の通った人間味のある人々の様子が生き生きと描かれていて、溢れるホスピタリティ、食べ物や飲み物、刺繡布など興味深い話が多い。...続きを読む
  • 語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)
    語学に対する認識が少し変わったような気がする。旅をする人は将来に不安を抱えながらも自分の信じた道を進むんだなあ。深夜特急と似てるなと思った。そんな姿が最高にかっこいい。
  • 間違う力
    個人的にはめちゃくちゃタメになりました。この本に書かれていることを指針に生きていこうと思います笑。高野さんの経験、人生は本当に刺激的で面白いですね!憧れます!
  • イラク水滸伝
    濃い、あまりに濃すぎる
    こんなに一冊で驚き続けたことあったかなレベル
    色んな意味で間に合ったことに感謝