高野秀行のレビュー一覧
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何ともすごい行動力。アヘンを栽培している村と聞くととても恐ろしい所を想像する。7ヶ月間村の人と寝食を共にし、文明度は低いが、礼節、敬虔さ、勤勉さを備えた人たちと知る。マラリアやシラミに脅かされ自らアヘン中毒にまでなりながら…。30年近くが経とうとしているけど、一緒に暮らした方々が元気にされている事を...続きを読むPosted by ブクログ
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著者が、読みやすく書いた、というだけあって読みやすく面白い。ただなぜか時間かかった…
辺境すぎてついていけなかったのか?
世間一般が知らない言語すぎて興味深いところと、引いてみているところが両立して複雑な気分。
ボミタバ語、シャン語、ワ語、初めて聞いた…
好奇心旺盛な著者らしく、大学の探検部時...続きを読むPosted by ブクログ -
「およそ真実の探索者は、塵芥より控え目でなくてはならない。」 (ガンジー 『ガンジー自伝』)
読み終わると冒頭のこの一節が本当にその通りだなと痛感する。
これまで生きていた中でなんとなく"常識"として自分の中に埋め込まれてきたことが一歩外に出ると全然そうでなくて、ソマリアの人はソマリアの仕組みで生...続きを読むPosted by ブクログ -
日本が世界に誇る、と言っても過言ではないと個人的には思っているノンフィクション・ライターの高野秀行がその初期に記して高い評価を得たルポルタージュ。
なんと言ってもミャンマー北部、アヘンの密生地として知られる”ゴールデン・トライアングル”に潜入するという本書の面白さは、やはりその旅の中でのあまりにも...続きを読むPosted by ブクログ -
南米ぐらいで挫折しそうになったが、タイくらいから一気に読み切った。
「情報を伝えるための言語」と「仲良くなるための言語」がある。仲良くなるために言葉を学ぶのはロマンがあると思う。Posted by ブクログ -
チェンマイで日本語をマンガで教えたやり方がすばらしい。
「言語を話す時のノリ」が語学で決定的に重要。
文法、言葉の使い方だけでなく、発音、口調、話す時の態度、会話の進め方など。タイ語はなよなよ。英語は喉の奥から声を出し、相手の目を見て笑顔。日本語は目を合わせず、ちょっと恥ずかしげな、おどおどしたよう...続きを読むPosted by ブクログ -
おもしろかった!
自分では知りえない世界を垣間見えた。
ときどき外国の方で、ルールを破ろうとする人がいる。例えば空港の荷物検査で、持ち込み禁止されたものを取り上げられて食い下がる人たちをテレビで見たことがある。彼らは自分の事情を延々と話し、情に訴えて説き伏せようとする。
理屈を訴えるならわかるけど...続きを読むPosted by ブクログ -
2、3時間で一気に読破しました。ゲテモノレベル初級〜超上級まで揃っています。超上級(人のOO)はかなりレベル高いので気をつけなはれや!笑Posted by ブクログ
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語学に対する認識が少し変わったような気がする。旅をする人は将来に不安を抱えながらも自分の信じた道を進むんだなあ。深夜特急と似てるなと思った。そんな姿が最高にかっこいい。Posted by ブクログ