高野秀行のレビュー一覧
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わくわくしながら読んだ。
10年前の内容なので、現実は大分変わっているとは思うが、納豆だけでなくアフリカの内情も含めて書かれているので、面白い。
納豆好きとしては、アフリカ納豆食べてみたい欲が沸いた。
現在は栽培できて安価な大豆も多く占めているようだが、野生でしか収穫できないパラキア豆、バオバブの種やハイビスカスの種、綿花の種、エグシ、アフリカンオイルビーンズ、カスタービーンズなるものまで様々な地域豆を使って納豆が作られているなんて。
しかも出汁として使われているのも面白い。
韓国のチョングッチャンも気になる。
最後の納豆菌の実験でもかなりの高評価だ。
お隣の国だし、専門店もあるらしいので食べ -
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北アフリカから中国まで、3大陸にまたがる大冒険をしたイスラム教徒イブンバットゥータさんの冒険記。中世イスラム世界が豊かに描かれていて、旅行記としてシンプルに面白い。14Cの内容であるが、違和感少なく、読み進めることができる。
現代日本とかけ離れた世界であるから、風俗や生活などの描写はすべて刺激的で面白いのであるが、特にインドでの話が強烈である。「黄金と死の都」と小題が書かれているように、金銀財宝の山と死体の山が隣り合わせの世界であり、とくに残虐さが度を過ぎている。笑える内容では全くないのだが、あまりにもイカレすぎてて、笑ってしまう。
「インドのスルターンは、・・・謙遜、公平であり、貧民を憐れ -
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ケシの花畑の中で銃を手に持ち満面の笑みを見せる若い兵士たち。
突っ込みどころ満載の表紙である。
「アヘン王国」「潜入記」。
突っ込みどころ満載のタイトルである。
さすが高野秀行。
ミャンマーの北部、中国雲南省と国境を接する山岳地に、アヘンを主力産業とする小さな州がある。
王国では、ない。
そこに、ビルマ国籍を持つ者として中国から国境を越えて潜り込む。
潜入だ。
文字を持たず、ラジオ局も持たないワ州の人たち(ワ人)は、自分たちの住む部落周辺が世界のすべてであるという。
多数民族国家であるミャンマーは、ビルマ人以外の主要少数民族だけでも20以上あり、細かく分類すると120以上にも分けられるらし -
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ミャンマー北部で政府から事実上独立しているワ州の村に半年以上滞在したルポ。
ケシ栽培の作業に参加し、体調不良になったことをきっかけに自らも生アヘンの虜になったという、身を挺した一作。
といってもこれは20世紀末の、「ゴールデントライアングル」という語が生々しかった頃の作品である。
いまでは情勢は大きく変わっており、過去の出来事である。
それでも「ゴールデントライアングル」最盛期(末期)の実情を伝えるもので、歴史的な意義が生まれているようにも見える。
高野氏の他の作品(といっても私が読んだのは一部だが)と比べると真面目である。
真面目というか、「個人的な体験記」にとどまらず「客観的なレポート -
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ネタバレエチオピア南部のデラシャなる民族は子供も大人もパルショータという酒を食事にして暮らしている…という学術書を読んで衝撃を受けた著者が、テレビ企画で念願かなって2023年に現地を訪問したときの旅行記である。
エチオピアといえばインジェラ、私もインジェラとワットなどを中心としたエチオピアの食生活を研究した本は読んだことがあったが、インジェラを食べずお酒だけをメインに暮らしている民族がいるなんて全然知らなかった。
本当に老若男女、妊婦まで一日中酒を飲んで暮らしているというのはびっくりしたが彼らが全く健康であるというのにはさらに驚く。彼らの作る酒が特別身体にいいのかもしれないが、アルコール生活に適応で -
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ネタバレかなりボリューミーな一冊だった。有名な言語ではなく、一般にはあまり知られていないマイナーな言語を学ぶ著者の姿が印象的で、それぞれの言語に見られる共通点や違いについての考察も興味深かった。
自分自身、大学時代に他学部の語学講座をいくつか受講していたこともあり、語学好きとして共感できる部分が多かった。
また、著者の圧倒的な行動力にも感銘を受けた。自分の興味や探究心に正直に従い、世界を舞台に精力的に行動していく姿は純粋にすごいと思う。周りの同年代が就職や結婚など人生の節目を迎える中で、「自分は何をしているのだろう」と迷う気持ちも綴られていたが、海外で現地の人々と暮らし、多くの人が経験できないような濃 -
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こんな人生があるんだと驚く本でした。作者のように「ケシ栽培を行ってアヘンを作る」を目標にすることはこれからもなさそうなので、違う世界線を覗いたような気分になります。
「フランスに興味がなかった。なぜならフランスには探検する場所がなかったからだ。未知の動物もいなければ謎の民族もないのだからしかたない。原因はフランス側にある。」
と言われたら、そんなこと考えたこともないこちらは、おうわかった!と受け取るしかない。共感というより、へえ〜と思いながら読める所に面白さがありました。
一方で、語学の覚え方や各言語の違い・共通点を知れる面白さもあります。最後のエピローグに全て詰まっていてとてもよかった。
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面白かった!
この人の語り口は、自分にもできそうに思わせるが、いやいや、やっぱりこんなことは自分にはできないなということをどんどんやってしまえる人なんだな。
タイトルから想像していた内容とはかなり違うものだったけど、寧ろそれで良かった。
海外の文学だったり哲学だったりを、日本人の翻訳者が翻訳したものを読むと全然頭に入ってこないことがあるから、自分で原書をあたって自分の言葉で読めるようになりたいなんてことを、ロウソクの炎が、いや線香花火くらいかな、終わりのボトッと地面に垂れる手前の火の玉くらいのものが、気づけば胸の奥にチロチロゆらめいているのだが、それは無理だなと思う気持ちが強く実現しそうにない -
Posted by ブクログ
めちゃめちゃおもしろかった!
早稲田大学探検部出身と聞いて納得。
内容がおもしろいのはもちろん、文章も上手だと思う。
私は大学受験頃から英語が嫌いになってしまった。文章を読むのは得意だが、リスニングが苦手。たぶんAPD気味なので…。
で、どうせGoogle翻訳で分かるし伝わるし…と、語学学習をサボってきた人間だが、すんごくワクワクしてしまった。
言語ってそれぞれ違ってめんどくさいなと思っていたが、こんなに同じなのか!と。そして、「入り込む(親しくなる)」ために大事なのか!と。
英語や第二外国語を教わる前に、言語の分類を教えてほしかったし、情報伝達ではなく親しくなるために大事だよと教えてほしか