【感想・ネタバレ】辺境メシ ヤバそうだから食べてみたのレビュー

あらすじ

人類最後の秘境は食卓だった!?

カエルの子宮、猿の脳みそ、ゴリラ肉……。未知なる珍食を求めて、世界を東へ西へ。
子供の頃は、好き嫌いが多かったという著者は、大学の探検部の遠征でアフリカ・コンゴへ行ったのをきっかけに、
「食ビッグバン」を起こし、一気に珍食のトリコに!

世界中を訪れた探検家・高野秀行さんが綴った抱腹絶倒エッセイ!

解説・サラーム海上

※この電子書籍は2018年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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Posted by ブクログ

盛りだくさんでした。お腹いっぱいです。

私なんかが日頃食べてる料理、食材などはマンネリでレパートリーが少なく、狭い世界で生きてるなぁと思わされた。食材として見ていなかったもの(ゴリラなど)が食べられていることや、やたらと手の込んだ調理法などがあることを知って、あらためて世界は広く人間の歴史は長いなぁと思った。
本書に登場する料理や食材のほとんど、特に昆虫食、は個人的に食べるのは無理であるが、中には、タイの爆弾ナマズことヤムプラードックフーやトルコのカイセリマントゥなど食べてみたいと思う料理もあった。

その他にも、
調理時間がやたらと長いコソボのフリア、タイのおばさんの口噛み酒、南米のカエルのジュース、羊の胃袋の中身のスープ、韓国の超絶臭いホンオ、幻覚が見えるヤヘイ、猫の餌、などなど凄すぎです。

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2025年09月23日

Posted by ブクログ

ゲテモノは無知なら来るものなんだろうな。どんな辺境メシにも成り立ちの理由や歴史があって、それらをご馳走として食べてる方がいる。高野さんの文書を読んでると自分も食べたくなってしまう。

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2024年10月14日

Posted by ブクログ

2、3時間で一気に読破しました。ゲテモノレベル初級〜超上級まで揃っています。超上級(人のOO)はかなりレベル高いので気をつけなはれや!笑

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2024年02月12日

Posted by ブクログ

高野さん、ほんとおもしろい!!
ヤバそうなものを食べまくるはなし。
衝撃だったのは、辺境の食事ではなく、美人の女性編集者と東京で食べたスパゲッティ。異物混入なのに、相手の立場を、考えてそのまま食べてしまう。。。辺境の食べ物の話なのに、このエピソードがすごすぎて、全部吹き飛ぶぐらいだった。
あと、調理前の食材である虫を、間違えて食べたり、、、とか。料理以外のエピソードが強烈すぎる。
料理は美味しそうな食べ物があり、食べてみたいなーと思うものもあった!辺境に行かなくても食べた気になった!!

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2023年05月19日

Posted by ブクログ

大変面白かった!一種の孤独のグルメを見てる気がする。食べ物から見える背景とか歴史とか文化とかが大好きな人は是非読むべき
虫が苦手な人は注意。個人的に1番うわっとなったのは胎盤だった。美味しそうなものも多いし、読んでるとカエルはメジャーな食べ物なんだなという気持ちにもなってくる。ワクワクするので是非他の本も読みたい。

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2023年03月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一応覚悟して買ったのだけど、やっぱりすごい本でありました。
巻頭カラーの『豚の生血の和え物』とか、『虫サンド』『水牛の脊髄』『ジュース用のヒキガエル』『モルモットの串焼き』など、インパクト強すぎ。
「はじめに」で書かれた”注意してほしいのは、食事中に読まないこと。”の意味。
いや、私の主たる読書時間は食事中なので、それは困るよ。

雑誌連載なので、最初の方は昆虫食(それも刺激強めのやつ)などが多かったけれど、ネタ切れなのか、それとも軌道修正を強いられたのか、後半は辺境で食べられている美食などもあったりして、食事をしながら読んでも大丈夫でした。(私の方が慣れたのかもしれないけど)

実際、昆虫食にはまだ抵抗あるけれど、『オオナマズのトムヤム』とか『アヒル肉のビール煮』とか美味しそう。

あと、広島の「鮫」。
「ワニ」と言われたり「サメ」と呼ばれたり、一体どっちなんだい?と思うけど、食べてみれば爬虫類の「ワニ」に似た味なんですって。
ってことは、昔、日本にクロコダイルかアリゲーターがいたってこと?(調べたら化石が発見されてますな)
だから昔の人はサメを食べて「この味はワニじゃ!」とか言ったのかしら?
なんて妄想も浮かんでしまう。

「奥様もよくゲテモノ食に付き合うな」と思ったら、もともと奥様の方がゲテモノ食いのノンフィクション・ライターで、それを唆して記事を書かせていたのが、当時編集者だった著者なのだそう。
これはもう運命のカップルですな。

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2023年02月12日

Posted by ブクログ

高野秀行ファンとしては既知の話も多くて新鮮味が薄い。導入本として良さそう。
また、3ページで1話が完結する形式も情報が密になりすぎていてイマイチ。高野秀行作品は1つのことを突き詰めていくのが醍醐味だと思う。
その中でも書き下ろしや初耳のエピソードはヤバいものばかりで、特に「ヤギの糞のスープ」が好き。翻訳機が連呼するくだりに爆笑した。
ウゲー!となったのは上海シャオツーでの昆虫食。確認の重要性を痛感した。

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2025年11月16日

Posted by ブクログ

今まで何冊もの高野さんの探検や旅の本を読んでいるから、それなりにクレイジーな現地の食べ物を食べているところを読んできたけれど、こうやって集まるとほんとにすごい!
胃腸は強くないとおっしゃってるけど、絶対それはないと思うほどの、食事体験。
普通食べようと思わないから!というようなものや調理法の数々で、本当に圧倒され続けました。
昆虫系は、目に浮かぶようなリアルな様子にひぃーとなり続けでした。

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2025年10月26日

Posted by ブクログ

長年にわたり辺境を旅しまくる著者だから当然なのだが、見たことも聞いたこともないメニューが出るわ出るわ。
辺境メシが大盛りなのであった。

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2024年12月11日

Posted by ブクログ

面白かった!
南米とかアフリカとかゲテモノ多いのかなと思ってたけど、ぶっちゃけ東アジアが一番やばかった。。それ食べ物として成立してる?みたいな。。胎盤とか。。東アジア編読んだ後だと、カエルジュースも普通の食事に思えてくるから不思議。

とはいえ、日本の感覚ではゲテモノって感じる食べ物も、それが食べられるようになった背景とか理由を推察してるのが面白く、ただただウェーてなってたことを反省する。現地の人たちにとっては大切な食糧源なんだよね。気持ち悪いとか言うのは失礼かも。
あとところどころ、絶対これ麻薬だよな?って物が出てくるのが気になったwww麻薬だよな?

ちなみにヘビとワニ(日本の鰐も)とクイは美味しそうだなと思ってる。とりあえず広島行ったらわに料理食べたい。

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2024年10月17日

Posted by ブクログ

現地のことを本当に知るには現地の人が食べているモノを同じように食べてみることが一番、という筆者のコメントはかなり共感できる。結局、どこに行ったとか何をみたとか、パスポートのスタンプラリーをしているだけでその国のことをわかったような気になっているのに違和感を覚えることもある。自分の文化圏の価値観だと”ヤバそう”だけどそれを食べている現地の人の文化をリスペクトして自分もそこに入り込んでいってみる。それが異文化理解の基本でもあるし本質なのかなと思う。どちらかかが良い悪いとか優劣とかではなく、まず理解したり体験したりしたうえで歩み寄ってすり合わせていくことなのかなと。まぁエラそうなことを述べたけど、じゃあ自分が筆者と同じように現地で何でも食べれそうかと言われたらやっぱりできないだろうなぁとも思ってしまった。

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2024年07月10日

Posted by ブクログ

本というより、「読む映像」といった体。
実に読ませる。
流石、年甲を経ただけあって、文はうまいし、構成はかっちり。中だれなく、頁が進んだ。
車中の友として往復2時間、退屈しないで済んだ。

家の内で読んだら、吐き気と臭気で、5分持たない読書だったと思う。
写真が豊富なうえ、しっかり高野さんの食べている表情も激写満載とあって、雰囲気から空気感が読めるのが愉しい。
素晴らしい文化社会学論だった。

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2023年11月17日

Posted by ブクログ

高野秀行氏の旅を「ゲテモノ」という切り口で纏めた副読本的作品。
ときどき、マスターキートン読んでるような、そんな感覚があった。

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2023年11月02日

Posted by ブクログ

面白かった。話のネタになるし、リラックスして読める。時には声を出して笑ってしまう。旅エッセイは面白い。

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2022年07月06日

Posted by ブクログ

さすが高野さんですね!もうエピソードがレベチ過ぎてw 世界中の数々のゲテモノを胃の中に放り込んできた著者のパワーというか耐性には驚かされます。自分だったら絶対に体壊すだろうしそもそも拒絶反応示して喉を通らないと思う笑。何より世界中の珍食・奇食を通して、世界中の食文化を知れるのは本当に貴重ですね!

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2025年08月22日

Posted by ブクログ

ほんと、どこでも何でも食べてはるなー

読んでていちばん食べたくなったのは、ヘビ。
私は、ゴキブリは一度友人のお土産でゴキブリ缶詰をもらって1匹だけ食べた記憶がある。それでも相当勇気を振り絞ったような、、、。

結果、高野さんは今でも健康で面白い文章を発表し続け、その恩恵に預かる読者としては、高野さんの血となり肉となった辺境メシに感謝である!

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2024年11月05日

Posted by ブクログ

普通の食べ物ばかりでなくもう無くなってしまったような食べ物、かなり限定した状況で食べられている食べ物も食べている。
必ずしもうまいものだけではないところは事実ぽくて良い。

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2021年07月17日

Posted by ブクログ

本当にゲテモノ系の食エッセイ。
冒頭の写真はかなり生易しい部類なので、これを見てだめならすぐ読むのをやめるべきだし、写真が大丈夫でもせめて目次を見てから読むかどうかを考えるべきでしょう。(^^;
ちょっと、虫関係と生ものはおっかなくて食べられなさそうだけど、割と食べられそうな感じがするのは、やっぱり文章のおかげで、実際は食べられないんだろうなぁ。

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2020年12月02日

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