高野秀行のレビュー一覧

  • 西南シルクロードは密林に消える

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    ネタバレ

    はあ、面白い。
    こんなに笑いながら読める本ってなかなかないかも。この前「出版区」に出てて高野さんが手にとっていた閻連科の本を買った!
    こんな本を書くのに、話せば穏やかで上品さを感じるギャップが魅力の1つなのかな。
    刊行順に読んでてやっとこの本に。
    不毛地帯は挫折中………頭に入ってこなくなった。とにかくこの本の中に「とんでもないことになってしまった」って何回か出てくるけど、その度にニヤニヤしてた。ほんで絶対におかしいやん、密入国の後が大変ってわかるのにそれをしてしまう高野さん凄すぎる………脱帽級、ほんでなんとかなってしまう運のよさ。またミャンマーの情勢やらなんやらも理解して発信(言語化)できる頭

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    2026年08月02日
  • メソポタミアのボート三人男

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    メソポタミア文明の発祥の地であるチグリス・ユーフラテス川流域を船で旅する傑作の冒険譚だ。

    高野さんは言わずもがな、イラク水滸伝から引き続きの相棒である山田隊長の凄さも際立つ。物怖じせず現地のコミュニティに入り込む好奇心旺盛な高野さんとそれを冷静に眺めつつ地形や歴史に熟知した山田隊長のコンビが絶妙だ。その土地土地の風土や文化は地形や気候、歴史を踏まえると見え方も違うのだなと実感する。

    旅の先々でその土地の食を堪能し、歴史や植生を楽しむには教養が必須だがなんとも贅沢なことだ。カズオ・イシグロがコロナ禍に言っていた縦の旅を極めている感がある。近所の散歩でもいいから次に旅するときに真似したくなる。

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    2026年07月29日
  • 【カラー版】怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道

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    ネタバレ


    まさか、まさか…
    インドに行かないままに話が終わりました。

    高野さんがインドに渡れる日は来るんでしょうか。
    大使館からの鶴の一声は彼のもとに届いたのでしょうか。
    非常にその後が気になります。

    外国の空港に着いた時のワクワク感は海外旅行した者だけが味わえる高揚感だなぁ、と読んでいて先日韓国に旅行した時の気分を味わえて最高です。

    パスポートを新しく作るために奥様と離婚しようとし始めた辺りから爆笑してしまいました。
    なんでやねんw奥様、こんな奇天烈な方とよく一緒にいられるな…
    その後も編集部の方と再婚しようとしたり、養子縁組しようとしたり、迷走が止まらない!

    救いなのは"御守り&

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    2026年07月29日
  • 地図のない場所で眠りたい

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    冒険家である二人が、地図にも記されていないミャンマーの密林奥地で“眠る”ことを目的に探検へ挑む紀行エッセイです。
    ジャングル特有の湿気や闇、動植物の息遣いがリアルに描かれ、まるで現地にいるような臨場感に引き込まれました。
    高野氏の大胆さと角幡氏の慎重さという対照的なスタイルの掛け合いが絶妙で、二人の冒険観の違いが異色な旅に深みを与えていました。
    自然の恐怖と美しさを両面から味わえる一方で、ボリュームのある内容だけに、読むには少し覚悟が必要かもしれません。
    それでも、見知らぬ世界にまみれて眠るという発想は、日常から解き放たれたい読者の心に強く響く一冊でした。

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    2026年07月22日
  • 幻獣ムベンベを追え

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    若き日の高野さんが、仲間を連れてコンゴ民主共和国のテレ湖へ「ムベンベ」なる怪獣を調査しに行く。
    出発までのいざこざを乗り越えて、コンゴに到着し、テレ湖に向かうもそこは険しい道のり。したたかなコンゴ人に振り回されっぱなし。果たしてムベンベは見つかるのか。おもしろかったです!

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    2026年07月14日
  • 酒を主食とする人々

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    エチオピアの酒を主食にする民族の取材紀行。民族の生活の興味深さもさることながら、高野さんや取材スタッフ達のドタバタぶりも楽しく読めるし、ファンになってしまう。

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    2026年07月07日
  • 酒を主食とする人々

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    エチオピア南部のデラシャ族を訪ね、酒を主食とする生活を描いた探検記です。
    朝から晩まで酒を飲み、子どもや妊婦までもが日常的に摂取するという驚きの文化に、最初は信じがたい思いでしたが、彼らの健康状態が良好であることに驚かされましたし、著者自身もその生活に順応していく様子がユーモラスに描かれていました。
    異文化理解の大切さと人間の多様な生き方を教えてくれて、自分の価値観を覆し、異文化への敬意と好奇心が詰まった一冊です。
    著者の他の作品も読んでいますが、探究心と行動力には本当に敬意を表しています。

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    2026年07月06日
  • アジア新聞屋台村

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    めっちゃ面白かった。
    エイジアンのエピソードがいちいち笑えるのはもちろん、高野秀行にしては深刻な闇堕ちや、タイ人との摩擦が描かれているのが珍しい。
    そして何より恋愛を書かせると彼の右に出るものがいないな。胸が締め付けられて叫びながら走り出したくなる。

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    2026年06月29日
  • イラク水滸伝

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    ふと本屋で気になって積読していたのをオーディブルがあるのに気がつき、旅行中車で長旅のお供にオーディブルで聞き出す
    高野さんのフィルターで面白イベント満載で書いてるが実際はイラク旅絶対大変だろうこれ
    聞いた事もないイラクの湿地帯にすげえ興味湧いたけど行けねえんだろう多分俺の人生では
    すごすぎる高野さん
    語学力もさることながらコミュ力が桁外れ
    現地人にあんなズケズケ言えねえし持ちネタも凄いし尊敬しかない
    あと蓄積された前提知識がすごい
    何気ない現象の見方が鋭い
    ものっ凄いわかりやすいしめっちゃ勉強にもなった
    全然アホじゃないのにアホなのが凄い好き
    挿し絵や写真関係がオーディブルではわからなかったの

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    2026年06月24日
  • イラク水滸伝

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    本友から随分前に面白いと聞いていた。でも実物は凄く分厚い(500頁弱)し、しかもイラク。ターバンの人達?過激派イスラムの国?位の認識のどうしたってテリトリー外なのだが、高野さんのXを見てこの人の書く本是非読んでみたいと思ったのがきっかけ。

    傑作と言って間違いないかと。

    読んでるそばから面白くそのエネルギーは最後まで続く。私の知らないイラクのお話が超展開されていた。

    探検、探究譚という感じだろうか。
    チグリス川とユーフラテス川の交わる大湿原地帯(アフワール)をタラーデ(三日月型の梃子ぎ船)で巡りたい
    という最終ゴールに向かって本当に紆余曲折の記録だ。

    面白いのは、旅の前の準備からだ。

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    2026年06月16日
  • 語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)

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    高野さんの本を初めて読みましたがファンになりました
    ゆる言語学ラジオにゲスト出演されててぼんやりとは存じ上げていたのですが有隣堂でオススメされてるのを拝見し購入
    他の積読たちをすっ飛ばし一気に読み上げてしまいました
    ページを捲る手が止まらず高野さんの飾らない語り口と辺境の地での聞いたこともないような言語体験を私までちょっと味わわせて貰ったような読後感でした
    同時購入でイラク水滸伝も購入したのでそちらも非常に楽しみ
    個人的に英語学習を始めた関係でふと気になった本書ですが高野さんみたいに気張らずに、でもどっぷりと言語に浸かってみたいと思うようになりました

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    2026年06月01日
  • 謎のアジア納豆―そして帰ってきた〈日本納豆〉―(新潮文庫)

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    さすがの面白さ。
    納豆専門家や研究者の常識さえも覆してしまう行動力、取材力。そしてちゃんと目の前で見ること、自分でやってみることをめちゃくちゃ大事にしている。
    単なるアジア納豆の紹介ではなく、文化や歴史、民俗学にまで話が広がっていく。
    インスタントに情報を摂取する今の時代だからこそ多くの人に読んでほしい。

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    2026年05月31日
  • 辺境メシ ヤバそうだから食べてみた

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    ネタバレ

    辺境を旅して著すエンタメノンフがライフワークの著者。30冊近く著者の本を読んできたが、最初はUMA発見やミャンマーの麻薬国家潜入など体当たり取材が中心だった。しかし、著者は探検する国・民族の言語を渡航前に習得し、現地の人が食べるものを一緒に食べる努力を惜しまなかった。『謎のアジア納豆』では、食文化のリポートそのものを読んだことが記憶に新しい。ゲテモノ食いかどうかの境界線は、自分が生まれ住んだ土地によって引かれると思う。しかし、著者は軽々とその境界線を越えていくことがすごいのだ!

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    2026年05月28日
  • イラク水滸伝

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    ずっと読みたかった本をやっと読めた。

    当たり前だけど、ニュースなどで得ていたイラクの情報が自分の中で偏っていたなぁと本書を読んで気付く。
    現地に赴き、市井の人達と交流し、長く滞在しないと本当の姿は見えてこないなと改めて感じた。

    何より高野さんの行動力や熱意、コミュ力を本当に尊敬する。
    そんな高野さんが心折れそうな時に支えになった山田隊長も素晴らしいし、「タラーデに乗ってアフワールを旅したい」という目的を支えるイラクの人達の温かさに感動するし、そんな人たちに対する高野さんの気持ちが文章にこれでもかと表れていて、読んでるだけで旅に参加しているような気がした。
    読み終えたあと、表紙の写真が感

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    2026年05月26日
  • 【電子特別カラー版】恋するソマリア

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    前作の続編&深掘り。
    タカノは取材先へのリスペクトが半端ないから気持ちよく読めるし、行動力は異次元、文章もおもろくてジャーナリストとして完璧だと思う。
    普通に生きてちゃ絶対知り得ないフィクションみたいな人たちの生活をこんなおもしろく知ることができるのはほとんど奇跡。

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    2026年05月21日
  • 異国トーキョー漂流記

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    他にやばくてデカい話が色々あるのに、それとほとんど交わらせずにこんなに密度が高くて面白い話がまだあるなんて…
    国際人のイメージが壊され、途中まで再構築されたので、あとは自分で考えるか〜と思った。
    外国語を話せて外国に行ったことがあるだけじゃ真の国際人にはなれないってことかな、世間知らずコンプレックスがあったけど、ちょっと救われた。
    ますます虜になったのでもっと読みます!

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    2026年05月19日
  • 語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)

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    最高に面白かった。
    知識ゼロの所から実地でぶつかりながら数々の言語をモノにしていく高野さんの姿がシビれる。サバイバル語学学習。

    言語習得のメソッド自体は辺境探検家の高野さんならではで再現性が無さそうに見えて、案外一般的な日本人でも真似できそうな気がしてくる。なかなか真似が出来なさそうなのはその執念の方だ。

    一年ぐらいなら真似してみたいと思える生き方。

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    2026年05月06日
  • 酒を主食とする人々

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    本当に酒を主食にしていることに驚き!
    そして、その人達が健康的だということにさらに驚き!

    色だけでなく、エチオピアが他のアフリカの国々とは異なる文化があることも知れて、最初から最後まで興味深かったです。

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    2026年05月06日
  • 辺境メシ ヤバそうだから食べてみた

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    めちゃくちゃ良かった!高野さんの本はどれも高野さんの肝の座りっぷりが伝わってきて面白い。

    タイトルと表紙の写真から絶対に食べられそうにないゲテモノばかり出てくるのかと思ったが、意外と全体の3割くらいは食べてみたい・美味しそうなものだった。
    考えてみたら、日本の納豆やフグ刺しだってフラットな目で見ればだいぶヤバい料理だ。自国の文化と照らし合わせて珍しいからと言って「こんな物食べれるわけがない!」と食わず嫌いするのはその国その地方の食文化をリスペクトしないことだ。(とは言えその土地の人でも食べたがらないものもこの本には幾つか出てきたが)なので何でもトライする高野さんは本当に立派だ。

    読後に10

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    2026年05月05日
  • 酒を主食とする人々

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    最初から最後まで面白く、未知のものに出会う喜びに溢れた一冊だった。パルショータは飲んでみたいし、インジェラも食べてみたいし…。現地劇団の話は特に面白かった。

    また、現代科学(西洋科学)のあり方にまで問題提起、というか現代科学を超越した存在がここにあった。酒飲み大歓喜の一冊ではないかと思う。もっと広まってほしい。

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    2026年05月03日