高野秀行のレビュー一覧
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存在がまだ解明されていない西南シルクロードの陸路紀行。中国の成都に始まり、ミャンマーのカチン州、インドのナガランドを経てカルカッタに向かう道中での様々な人との会話や関係を構築していく様子が面白く、高野さんらしさを感じた。「戦後初めて中国からビルマ経由でインドまで運ばれたことを確認された交易品」、と自...続きを読むPosted by ブクログ
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イラン水滸伝から高野秀行作品を読むようになって、今ではすっかり高野秀行ファンになっている。
自分にはいろんな意味(モチベーション、勇気、体力、時間、お金)で経験できないことを、高野さんは経験し、それを本という形で表現してくれる。まさに本の醍醐味である。この作品は現実の世界での実際の体験記なのだが、今...続きを読むPosted by ブクログ -
この人の本まじでおもろい。
行動力と探究心がカンストしてるだけで、基本怠惰で捻くれ者の早稲田卒のおじさんだから親しみ深いし同じ穴の狢って感じがする。故にシンプルに憧れる。この人の本全部読む。
あと金なさすぎて海賊雇おうとする件くそやばすぎておもろい。
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辺境ノンフィクション作家高野秀行さんの語学体験記。
英語、フランス語、中国語などポピュラーな言語から探検・取材に合わせてリンガラ語、ボミタバ語、シャン語、ワ語など学んだ言語は25以上とのこと!
語学体験に伴う各地の辺境体験は最高におもしろくて、以前高野さんの『西南シルクロードは密林に消える』を読ん...続きを読むPosted by ブクログ -
著者が好奇心旺盛。
普通の人が行かないところややらないことをどんどんやるところが面白い。
この本を読むと、語学を学習して現地で使ってみたくなる。
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日本語以外全くわからないし興味もなかったけどおもしろくてどんどん読めた
スペイン語が覚えやすいという話が一番へー!ってなったPosted by ブクログ -
2009年と2011年のソマリア--ソマリランド、プントランド、当時の暫定政権が一部を統治していた南部ソマリア--取材旅行をまとめた本。遠慮が無くカネにうるさく氏族を中心に考えるソマリ社会に著者同様に驚き呆れることの連続だった。
本書では主にソマリランドを中心に話が展開する。2度の内戦を経験しな...続きを読むPosted by ブクログ -
まさか納豆からここまで驚きと発見に溢れた一冊になるとは。500ページ近い長さでも最後までワクワクしながら読めた。そしてとにかく納豆が食べたくなる。
納豆文化圏の民族が強く生きてきた歴史を知ることができたとともに、納豆を介して旅先で高野さんが出会った人々の日々の団欒が垣間見えた気がした。私もいつか現...続きを読むPosted by ブクログ -
高野さんの他の著作を読んでいると、状況や当時人物に共通しているものがあって、ストーリーを補完してくれる楽しさもある。
高野さんが狂言回しとして、トーキョーにやってきた7人の外国人の物語が綴られる。
スペイン人とペルー人、イラク人の話が好み。みんな、話に少し寂しさというか、ビターな雰囲気があって、...続きを読むPosted by ブクログ -
言語とは、言語を学ぶとはどういうことかといった問いに対する深い洞察があった。
辞書や教科書がある言語を学ぶなんて生温い。著者は文字がない言語を学び、自分で法則性を見出し文法を作る所から始めることもある。
現代において言語を学ぶ意義はどこにあるのかといった考察もある。英語だけが外国語では決してな...続きを読むPosted by ブクログ -
辺境の地に出かけて行っては自分で体験したことどもを客観的な事実と主観的な考察を交えて本を書くという独自の存在である高野さんが、語学(外国語の習得)を軸に大学時代からこれまで通ってきた人生を振り返る面白本。かなり期待して読んだのですがそれを上回る面白さでした。書評や何やらで目にするたびに、「あ、高野さ...続きを読むPosted by ブクログ
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言葉を絡めての冒険・探検ドキュメンタリー。言葉=民族=文化=そこに住む人。なにより著者の壁の無い人間性が凄い。羨ましい。言語学的な分類とか、各民族の言語を通じての世界観とか、なるほど〜。ネイティブの話す言葉にはついていけない、片言の外国語を話す人には優しくなる、とか、あるあるです。冒険ものとしても、...続きを読むPosted by ブクログ
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前作よりさらに病的になった筆者の「ソマリ愛」が伝わってきました。ワイヤップとハムディのキャラクターもさらに掘り下げられていて、2人を通してソマリをさらに理解することができました。今作は、南部ソマリアがメインで、前作では語られなかった南部の普通の暮らしを垣間見ることができました。また、どの世界も宗教と...続きを読むPosted by ブクログ
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ソマリランドが奇跡の国だということがよく分かりました。読み進めていく内に、ソマリ人に愛着をもっている自分がいました。カートは一度体験してみたいです。Posted by ブクログ