高野秀行のレビュー一覧

  • 酒を主食とする人々

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    自分では行けない場所、できない体験を高野さんを介して知ることができて幸せです。

    今回はエチオピア南部へ。
    タイトル通り、お酒を主食とする人たちの暮らしに潜入。

    文句なしに面白かったので、本文の紹介はなし。みなさま、ぜひ読んでください。

    かわりに、些細な私の変化をお知らせします。

    あまりお酒を飲めないからか、日中から飲むことや酔っ払いには厳しい目を向けがちな私。
    でも、読み終わったその日は(お正月の親族の集まりということもあり)昼からワインを飲んだし、ビールを飲む夫にも笑顔で接することができました。

    もうひとつ。
    お酒を主食とする、つまり固形物をほとんど食べない日常が、とても快適だった

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    2026年01月05日
  • 語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)

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    「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをし、誰も書かない本を書く」をポリシーとする筆者・高野秀行は、幻獣ムベンベを追い求めてコンゴへ行き、幻覚剤を求めてコロンビア周辺の南米を旅し、ケレン味たっぷりの野望をもってタイの大学で日本語講師になり、ゴールデントライアングル(タイ、ラオス、ミャンマーの国境にかつて広がっていた麻薬地帯)でケシ栽培をする。目的を達成するためには、現地住民との交流が必要で、そのためになら辺境言語だって学ぶ。相当トリッキーな人間だ。そしてそれらの経験に基づいた、言語習得論もたいへんに面白い。

    印象に残ったのは「言語は能だけでなく、目、耳、口、手を駆使する身体的な技術体系

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    2026年01月02日
  • 酒を主食とする人々

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    いつだって高野秀行さんの本は面白い。『謎の独立国家ソマリランド』で大ファンになって以降いろいろ読んだけど、最初の本『幻獣ムベンベを追え』しかり、アフリカものが一番面白い。結局、日本的常識に浸りきっている私のような日本人からすると、一番想像を絶する世界がアフリカなんだろう。そして、辺境マニアの高野氏でさえ特別だというのだから、本当にコンソもデラシャもすごすぎる民族。
    アルコールという常識に一石を投じる。私のようなアルコールが飲めない(分解できない)体質の人はコンソやデラシャにはいないんだろうか?
    ただ、同じ女性として、アフリカにおける家父長制、男尊女卑については胸がギュッと悲しみに潰される。でき

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    2025年12月15日
  • 幻のアフリカ納豆を追え!―そして現れた〈サピエンス納豆〉―

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    たかが納豆されど納豆である。
    これは納豆の研究論文と言っても過言でない。

    以下ネタバレ注意。











    納豆、醤油、味噌はどれも大豆から作られるが、日本では3つとも作っているメーカーが無い。例えば、キッコーマンは納豆を作らない。これは、納豆は納豆菌、醤油と味噌は枯草菌と、それぞれ発酵させる菌が異なるからだ。
    しかし、韓国ではチャングッチャン(納豆)もコチュジャン(味噌)も同じメーカーが作る。これは後者が枯草菌と納豆菌の両方を使って発酵させているからだ。

    アフリカとアジアには納豆があるが、なぜか中国圏には納豆がない。あるのは豆豉(枯草菌で発酵させた大豆)だけ。中国圏が納豆のミッシ

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    2025年12月11日
  • 酒を主食とする人々

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    ネタバレ


    インジェラアレルギーから始まったエチオピアへの旅。
    ビザが取れない、長い長い道のり、未知なる酒"チャガ"、ヤラセ村・ホルテ村の人々、未知なる酒"パルショータ"、未だ続く村同士の抗争etc.
    高野さんの喋り口調が思い起こされながら読み進めました。
    エチオピアに入ってから出会った人々のことや口にしたもの、目に入った景色が、自分がリアルに体験したことのように感じられて、没入感マックスで読めました!

    アルマズがコーディネーターとして働ける日も近いのかな?

    村同士の抗争で"焼き討ち"が未だに行われているというのに、不謹慎にも笑ってしまった

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    2025年12月12日
  • 【カラー版】アヘン王国潜入記

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    いろいろ気にはなるけどとにかく良いこの表紙に、いつもの高野節を期待して「めっちゃ面白そう」と手に取りました。印象ちょっと違いますね。
    ケシの栽培に密着するためミャンマーの山岳地帯・ワ州に乗り込んだ高野さん。
    歴史的にも政治的にも複雑。反政府ゲリラの支配区であるワ州の小さな村は、武器の調達・食糧の自給のためにアヘンの生産が公認されている状態。
    そこで、ケシの種まきから収穫までの7カ月間を村人と共に過ごします。
    「アイ・ラオ」という村人ネームを授かった高野さん。言語や文化の壁はありながらもとことん郷に従い、ケシ畑で奮闘し、村人と打ち解けていきます。
    時には険悪になったり怒られたり、全く「お客さん」

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    2025年12月06日
  • 世にも奇妙なマラソン大会

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    書店員が選ぶMBTI別おすすめ書籍なんてXの投稿が目について、ESTPにおすすめらしい本書を読んでみた。
    マラソンも、冒険も、難民も、なーーんも興味も知識も無い私だけど、もうめちゃくちゃ面白かった。
    完全におもしれー男にメロメロである。
    著者の高野さんもすごいけど、ESTPにはこの本がおすすめですよとPOPを作った書店員も同じぐらいすごいわ。

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    2025年11月29日
  • 世にも奇妙なマラソン大会

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    サハラ・マラソン、面白すぎる。
    まず西サハラという世界最大の紛争地があることを初めて知った。地理的な問題と、戦闘が膠着状態であるが故にニュースにならないマイナーな地域について知ることができるのが高野秀行作品の醍醐味だ。
    『腰痛探検家』から続けて読んだので、本作でも自分のフィジカルとメンタルについて描写する能力の高さが遺憾なく発揮されており、めちゃくちゃ面白かった。
    マラソンを楽しいと微塵にも思わなかったが、本作で初めてその魅力を理解できた。
    他の短編も小粒ながら面白い。

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    2025年11月29日
  • 世界の納豆をめぐる探検

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    写真と絵のバランスが絶妙だった!リアリティを出しすぎないほんわかした雰囲気だけど、興味深い!これはこども達にも読ませたい1冊。

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    2025年11月19日
  • 謎のアジア納豆―そして帰ってきた〈日本納豆〉―(新潮文庫)

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    納豆を題材にした、壮大な大人の自由研究のような、または世界一おもしろくて読みやすい論文のような、単なる納豆エッセイとは違う、最高におもしろい納豆をめぐる冒険記。

    健康にいいとわかっていても納豆はそんなに得意ではなくて、頑張って月に1回食べるくらいだったのに、読み始めたその日から、読めば読むほど納豆が食べたくてたまらなくて、毎日納豆食べてます。
    冷房庫に納豆がないと不安になって常に補充するほどに。

    納豆は日本のものと思っていたけれど、むしろ日本は納豆後進国では?という高野さんの視点。
    アジアの納豆を食べる地域の分布の考察や、各地の食べ方や納豆との向き合い方が本当に興味深くておもしろかったです

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    2025年11月15日
  • 語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)

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    辺境ノンフィクション作家の青春語学体験記。

    “辺境ノンフィクション作家”だけあって 挑んだ言葉が???!!!
    「リンガラ語」「ボミタバ語」「シャン語」「ワ語」などなど。聞いたこともないような言葉が続々。

    もちろん「英語」を始め、メジャーな「フランス語」「イタリア語」「スペイン語」「ポルトガル語」
    「中国語」も。

    「タイ語」「ビルマ語」も。

    「英語」ひとつだけでも 四苦八苦している私にとっては 驚きの連続。
    しかし 彼と私の学びの姿勢の違いは 歴然としている。彼には それぞれの言語を話す民族の事を知りたいと思う“必死さ”。どうしてもの“必要性”。

    語学には興味あるが、この“必死さ”と“

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    2025年11月14日
  • 酒を主食とする人々

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    ネタバレ

    めちゃくちゃおもしろい。インジェラアレルギーと言うパワーワードから始まり、チャガの村の独特な世界、デラシャのフェイク家族など、飽きることなく次々と異世界の扉が開かれていく。
    デラシャの話が、テレビでは全てカットされた、と言うので、改めて本には本の面白さがあるのだなぁと、読書の醍醐味も感じられて大変良かった。

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    2025年10月31日
  • 謎の独立国家ソマリランド

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    謎の独立国家を確かめに、危険とされるアフリカの国へほぼ単身で行き、そして成り立ちを把握できるまで粘り強く途中で飽きらめることなく取材をして書き上げた本作品はもうエンタテインメントノンフィクションの枠を超えている。
    著者の現地の人に馴染んでしまうパーソナリティも凄いが、さすがに今回はカートの存在が大きかったのであろうと思った。

    10年以上前の本であるが、この一冊でソマリアの少し前までの状況が把握できてしまう。現状もあまり変わっていないようだ。

    敢えて難を言うとすれば、
    ソマリの氏族の立ち位置を分かりやすくするために日本の武将名を氏族名にくっつけているが、私個人的には少し読みづらく感じた(笑。

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    2025年10月21日
  • 謎のアジア納豆―そして帰ってきた〈日本納豆〉―(新潮文庫)

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    面白くて面白すぎて、大事に大事に読みました。元々納豆は大好きでしたが、読み進めるほど愛しさが増してお腹が空きました。少しでも興味を持たれたら是非読んでほしい。ただし冷蔵庫に納豆の在庫があることを確認してから読むことをお勧めします。

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    2025年10月18日
  • 酒を主食とする人々

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    「クレイジージャーニー」のロケ隊が、エチオピア南部の酒を主食とする民族を取材。
    空港から始まる、抱腹絶倒の旅行記を大いに楽しんだ。
    子どもから妊婦まで、酒から栄養を取って健康に暮らしている民族が実在することに驚いた。

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    2025年10月13日
  • 酒を主食とする人々

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    納豆の本のように、たくさんのふしぎも出るといいな。飲酒は子ども向けにはならないかな?世界は広いということを子どもにも伝えたい。

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    2025年10月11日
  • 酒を主食とする人々

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    まさかのアヘン王国潜入記の方だった。
    ただただ知的好奇心を満たしてくれる本は本当に面白い

    酒ができる仕組み
    酵母菌が糖を食べてエタノールと二酸化炭素を生成する

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    2025年10月08日
  • 腰痛探検家

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    果たして人の腰痛の話など面白くないだろうと思いつつも少し期待して読んでみた。
    そして期待通り面白かった。このお方は冒険譚抜きでも面白い話が書ける人だったのだ!
    新しい診療を始めるたびに、今度こそは治るのではとスッキリしたい気持ちがどんどん読み進ませる。
    探検ではないけれど探検話を読んだかのような錯覚に陥る。

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    2025年10月02日
  • 酒を主食とする人々

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    初めてノンフィクションの本を手に取った。

    書店で、本を探していたところ興味深いなぁと思ったから。
    読む前は、タイトルのようなことはあるのかなぁと疑問に思っていたが、読み進めると納得していった。

    まるで現地に行ったように吸い込まれた。

    ノンフィクションの面白さを教えてくれた。

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    2025年09月29日
  • 謎の独立国家ソマリランド

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    ソマリランドの目立つ部分から描写が始まりその描写から異文化をたっぷりと感じられた。著者がその後プントランド、モガディショと訪問をしてソマリ人とソマリの文化の理解深くしていき、改めて最後にソマリランドに戻り改めてソマリランドについて考察している。氏族と政治のかなり複雑なことを書いているからのに軽妙な語り口と日本の戦国時代の大名の名前をつけていたりきてかなり読みやすかった。

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    2025年09月27日