高野秀行のレビュー一覧
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ネタバレ沈黙に焦る、ありがとうがないと腹が立つ、体育がだるくて嫌い、など普遍的な悩みに作家7名が趣向を凝らして答えた1冊。
とくにありがとうがない、という悩みに対し、そもそも世界で「ありがとう」をめったに言わない国の人がおり、水くさいと考える人もいるということを初めて知った。自分の考えだけだと決して浮かばない考えなので、興味深い。
その他にも「結局悩み解決してないじゃん」といったものもあったが、回答の内容が大喜利のようで面白く、こう考えればいいんだな、自分もこういうところあるなぁと楽しく読めた。
真剣な悩み解決に一役買う本ではないが、小さいコラムを読んでいるようで面白かった。 -
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納豆が、アフリカにあるなんて!!驚いた。
あることを確認するだけではなく、作り方まで確認し、さらに、どの納豆が美味しいかまで評価している、単純に冒険紀行としてだけではなく、論文とかで世界の人にも読んで欲しいぐらい。納豆に興味があるのは日本人だけだから、世界の人はあんまり興味ないかも。
アフリカの納豆ぜひ、たべたい。
大豆ではなくパルキアで作る納豆。食べたい。。。
ハイビスカス、バオバブでも作るらしい。
お隣韓国の料理、チョングッチャンは食べに行けれそうな気がするが、アフリカに納豆を食べに行くのはなかなか難しいかな。
アフリカに納豆を食べに行くツアー的なものを旅行会社さんに作って欲しい。 -
- カート
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試し読み
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ブックカタリストなど複数のインターネットラジオで紹介されていて手に取った。そもそも、タイトルからしておかしい。イスラム=酒はNG、という自分たちの常識からすると、なぜ?となるし、飲めると言っても外国人向けの場所かな?と予想して読んでみたら裏切られた。
酒が飲みた過ぎていろんな人に出会い頭に「酒は?」と聞くと、様々ながらも最終的にはどのイスラム国もみな隠れて飲んでいて、飲酒の幅が広いという話。しかも、家に連れて行かれたり、怪しげな路地に連れ込まれたりと、いやこれ危険すぎるだろ!と感じながら笑いながら読めた。
最後の方の「仏教も厳しく酒を禁止されているのに…」という下りも印象的だった。
とに -
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ネタバレ一応覚悟して買ったのだけど、やっぱりすごい本でありました。
巻頭カラーの『豚の生血の和え物』とか、『虫サンド』『水牛の脊髄』『ジュース用のヒキガエル』『モルモットの串焼き』など、インパクト強すぎ。
「はじめに」で書かれた”注意してほしいのは、食事中に読まないこと。”の意味。
いや、私の主たる読書時間は食事中なので、それは困るよ。
雑誌連載なので、最初の方は昆虫食(それも刺激強めのやつ)などが多かったけれど、ネタ切れなのか、それとも軌道修正を強いられたのか、後半は辺境で食べられている美食などもあったりして、食事をしながら読んでも大丈夫でした。(私の方が慣れたのかもしれないけど)
実際、昆虫食 -
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高野氏離れが続いていたけど、先日の『語学の天才まで1億光年』によって長い眠りから覚めた。
自分への快気祝いにと今回手に取ったのは、世にもおどろおどろしいタイトルと表紙が特徴の本書。(相変わらず、刊行年順関係なしに読んでいくスタイルをキープ)
いつものことながら、彼の文筆にかかれば恐怖は軽減され、寧ろ愉快な気分にさえなっていた。
早大探検部の先輩で作家の船戸与一氏とミャンマーへ取材に出かけた著者。今回は珍しく観光に近い合法的な旅行なのかと思いきや、そんなはずはなく。題して「柳生一族と過ごすミャンマー辺境14日間」の旅だ。
ここで早速、謎のワード「柳生一族」が登場。これは現地の軍情報部を徳川家 -
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-何か面白いことはないか
夜中にネットサーフィンをしていてたどり着いてしまったのが、西サハラの難民キャンプで開催される“砂漠を走る”マラソン大会。
直前の申し込みにもかかわらず、ゆる~くエントリーされ、詳しい案内もなく「夜9時マドリッド空港集合」だけ。しかも、マラソンなど経験のない著者。不安を残しながら現地へ飛んだ。
モロッコと対立する西サハラへの援助を求めることがこの大会の趣旨だったようで、ボランティアに慣れている海外の人々に比べ、著者はそんなことには思いが至らない。
難民キャンプといっても、それなりに物資は揃い、対立しているといっても平和な西サハラ。
現地の取材を行いつつも、果たして、砂 -
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辺境作家、高野氏の青春記。ワセダのたった三畳の部屋に住んだ11年間で起こった日々を綴った一冊である。
高野氏の著書は普段我々が行かないような辺境の地や未開の地などのテーマに気を引かれるが、文章にしたときの面白さが尋常ではない。今回のエッセイではそれ特に際立つ。場面の切り取り方やテンポ、言葉のチョイス…高野氏の著書を支えているのはやはり文章力だ!と感じる一冊であった。
特に最終章の、野々村荘からの旅立ちは懐かしさ、寂しさ、面白さ、なんとも言えない哀愁が美しく感じられて何度も読み直した。人を好きになる複雑な心境をこんなに上手く書ける人がいるのか、と嬉しくなった。 -
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大好きな高野さんの辺境食シリーズ。
現地語を覚えて現地の人と仲良くなり、そこの暮らしに入り込んでからの、タブー無しの体当たり取材という、高野さんの魅力は今回も変わらず。
心なしか今回の登場人物の方々は、いつもの高野本よりマイルド?な印象。カートとかアヘンとかがあんまり出てこないからかなぁ?お酒は相変わらずガンガン飲んでいるようだけれど、のほほんとした雰囲気が全体に漂っていた。
アフリカで納豆?!なんでアフリカ????
という疑問とともに読み始め、読み終わる頃には、アフリカ人の納豆愛すごいな、と思わされていた。
まさかここまで普遍性を持つ食べ物だったとは。
何となく、納豆はおにぎり同様に日本の