高野秀行のレビュー一覧

  • 子どもお悩み相談会 作家7人の迷回答

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    沈黙に焦る、ありがとうがないと腹が立つ、体育がだるくて嫌い、など普遍的な悩みに作家7名が趣向を凝らして答えた1冊。
    とくにありがとうがない、という悩みに対し、そもそも世界で「ありがとう」をめったに言わない国の人がおり、水くさいと考える人もいるということを初めて知った。自分の考えだけだと決して浮かばない考えなので、興味深い。
    その他にも「結局悩み解決してないじゃん」といったものもあったが、回答の内容が大喜利のようで面白く、こう考えればいいんだな、自分もこういうところあるなぁと楽しく読めた。
    真剣な悩み解決に一役買う本ではないが、小さいコラムを読んでいるようで面白かった。

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    2023年06月04日
  • 辺境メシ ヤバそうだから食べてみた

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    高野さん、ほんとおもしろい!!
    ヤバそうなものを食べまくるはなし。
    衝撃だったのは、辺境の食事ではなく、美人の女性編集者と東京で食べたスパゲッティ。異物混入なのに、相手の立場を、考えてそのまま食べてしまう。。。辺境の食べ物の話なのに、このエピソードがすごすぎて、全部吹き飛ぶぐらいだった。
    あと、調理前の食材である虫を、間違えて食べたり、、、とか。料理以外のエピソードが強烈すぎる。
    料理は美味しそうな食べ物があり、食べてみたいなーと思うものもあった!辺境に行かなくても食べた気になった!!

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    2023年05月19日
  • アジア新聞屋台村

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    日本社会ひとつの視線で見れば、『迷惑な外国人/日本に馴染まない人々』なんて乱暴な言葉でまとめられてしまいそうな人々も、高野さんの目を通してしまえば、その振る舞いの必然や人間性に滲む母国の文化や出自が、多くの国に自らが身を置いた人ならではの解像度で見えてくる。在野のグローバリズムの擬似体験のみならず、高野さんの成長譚も甘酸っぱくて最高だった。
    小川洋子さんの解説も素晴らしい。

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    2023年04月26日
  • 子どもお悩み相談会 作家7人の迷回答

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    とても面白い。そして大人も人生の訓示として読むべき?ww私は読むべきだと思います。
    肩の力を抜きながら生き抜く術を教えてくれています。
    回答者様達は、こども向けに言葉を選んで優しい言葉で答えてくれていると思うのですが、内容はけっこう辛辣ですし的を得ています。さすが。
    読んで良かった

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    2023年04月24日
  • 幻のアフリカ納豆を追え!―そして現れた〈サピエンス納豆〉―

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    納豆が、アフリカにあるなんて!!驚いた。
    あることを確認するだけではなく、作り方まで確認し、さらに、どの納豆が美味しいかまで評価している、単純に冒険紀行としてだけではなく、論文とかで世界の人にも読んで欲しいぐらい。納豆に興味があるのは日本人だけだから、世界の人はあんまり興味ないかも。
    アフリカの納豆ぜひ、たべたい。
    大豆ではなくパルキアで作る納豆。食べたい。。。
    ハイビスカス、バオバブでも作るらしい。
    お隣韓国の料理、チョングッチャンは食べに行けれそうな気がするが、アフリカに納豆を食べに行くのはなかなか難しいかな。
    アフリカに納豆を食べに行くツアー的なものを旅行会社さんに作って欲しい。

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    2023年04月10日
  • 辺境メシ ヤバそうだから食べてみた

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    大変面白かった!一種の孤独のグルメを見てる気がする。食べ物から見える背景とか歴史とか文化とかが大好きな人は是非読むべき
    虫が苦手な人は注意。個人的に1番うわっとなったのは胎盤だった。美味しそうなものも多いし、読んでるとカエルはメジャーな食べ物なんだなという気持ちにもなってくる。ワクワクするので是非他の本も読みたい。

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    2023年03月29日
  • 【カラー版】アヘン王国潜入記

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    ノンフィクションでこんなおもろい作品作っちゃダメだよ。この世のフィクションが全て意味なくなっちゃうって。

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    2023年11月22日
  • 謎の独立国家ソマリランド

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    ソマリアのソマリランド、プントランド、南部ソマリアについて書かれた本。
    ソマリランドの内容を、日本の戦国時代になぞらえて書かれていたので、わかりやすかった。文章も小気味よくテンポ良く読めた。
    紛争あったり、海賊あったり、大変だなーとこっちは勝手に思ってしまうが、住んでいる人たちはそんなことあまり思ってなさそうで、バイタリティ溢れている。
    南部ソマリアで出会った、ハムディはかっこいい!
    女性で若いので、何かと大変なこともあるかと思うが、本当に剛腕すぎる!!
    テーディモの探検にも行ってほしい!

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    2023年03月03日
  • イスラム飲酒紀行

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    ブックカタリストなど複数のインターネットラジオで紹介されていて手に取った。そもそも、タイトルからしておかしい。イスラム=酒はNG、という自分たちの常識からすると、なぜ?となるし、飲めると言っても外国人向けの場所かな?と予想して読んでみたら裏切られた。

    酒が飲みた過ぎていろんな人に出会い頭に「酒は?」と聞くと、様々ながらも最終的にはどのイスラム国もみな隠れて飲んでいて、飲酒の幅が広いという話。しかも、家に連れて行かれたり、怪しげな路地に連れ込まれたりと、いやこれ危険すぎるだろ!と感じながら笑いながら読めた。

    最後の方の「仏教も厳しく酒を禁止されているのに…」という下りも印象的だった。

    とに

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    2023年02月27日
  • 怪しいシンドバッド

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    インド、アフリカ、タイ、中国、高野秀行さんの19歳からの冒険やトラブルが楽しく読めた。語学の天才まで1億光年を先に読んでいて、少し重複しているところもあったが、もちろんこちらが元でその頃のことを詳しく書かれていて腑に落ちた。

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    2023年02月26日
  • 幻のアフリカ納豆を追え!―そして現れた〈サピエンス納豆〉―

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    納豆が日本以外で食べられているとは。食べる方法や原料についても驚かされる。

    納豆を真摯に調べる事でこんなに色々な事がわかって来るとは。高野さんは丁寧に、でも面白く納豆について書いている。

    お腹が空いている時には読めない一冊。先行する納豆本があるので、そちらも読んでみたい。

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    2023年02月17日
  • 辺境メシ ヤバそうだから食べてみた

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    ネタバレ

    一応覚悟して買ったのだけど、やっぱりすごい本でありました。
    巻頭カラーの『豚の生血の和え物』とか、『虫サンド』『水牛の脊髄』『ジュース用のヒキガエル』『モルモットの串焼き』など、インパクト強すぎ。
    「はじめに」で書かれた”注意してほしいのは、食事中に読まないこと。”の意味。
    いや、私の主たる読書時間は食事中なので、それは困るよ。

    雑誌連載なので、最初の方は昆虫食(それも刺激強めのやつ)などが多かったけれど、ネタ切れなのか、それとも軌道修正を強いられたのか、後半は辺境で食べられている美食などもあったりして、食事をしながら読んでも大丈夫でした。(私の方が慣れたのかもしれないけど)

    実際、昆虫食

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    2023年02月12日
  • 西南シルクロードは密林に消える

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    中国からタイ・ミャンマーの「ワ」州を抜け、インドへ。中国の出国手続きもなく、タイ・ミャンマーへの入国も税関を通ってないので、インドへは不法入国状態。「ワ」のあたりを徒歩で制覇していく様子も、インドから奇跡的に日本に帰国するのも、読んでいてワクワクする冒険譚です。アヘン王国と合わせて読むともっと楽しめると思います。

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    2023年01月06日
  • 【カラー版】ミャンマーの柳生一族

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    高野氏離れが続いていたけど、先日の『語学の天才まで1億光年』によって長い眠りから覚めた。
    自分への快気祝いにと今回手に取ったのは、世にもおどろおどろしいタイトルと表紙が特徴の本書。(相変わらず、刊行年順関係なしに読んでいくスタイルをキープ)
    いつものことながら、彼の文筆にかかれば恐怖は軽減され、寧ろ愉快な気分にさえなっていた。

    早大探検部の先輩で作家の船戸与一氏とミャンマーへ取材に出かけた著者。今回は珍しく観光に近い合法的な旅行なのかと思いきや、そんなはずはなく。題して「柳生一族と過ごすミャンマー辺境14日間」の旅だ。

    ここで早速、謎のワード「柳生一族」が登場。これは現地の軍情報部を徳川家

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    2022年12月02日
  • 世にも奇妙なマラソン大会

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    -何か面白いことはないか
    夜中にネットサーフィンをしていてたどり着いてしまったのが、西サハラの難民キャンプで開催される“砂漠を走る”マラソン大会。
    直前の申し込みにもかかわらず、ゆる~くエントリーされ、詳しい案内もなく「夜9時マドリッド空港集合」だけ。しかも、マラソンなど経験のない著者。不安を残しながら現地へ飛んだ。

    モロッコと対立する西サハラへの援助を求めることがこの大会の趣旨だったようで、ボランティアに慣れている海外の人々に比べ、著者はそんなことには思いが至らない。
    難民キャンプといっても、それなりに物資は揃い、対立しているといっても平和な西サハラ。
    現地の取材を行いつつも、果たして、砂

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    2022年12月01日
  • ワセダ三畳青春記

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    辺境作家、高野氏の青春記。ワセダのたった三畳の部屋に住んだ11年間で起こった日々を綴った一冊である。
    高野氏の著書は普段我々が行かないような辺境の地や未開の地などのテーマに気を引かれるが、文章にしたときの面白さが尋常ではない。今回のエッセイではそれ特に際立つ。場面の切り取り方やテンポ、言葉のチョイス…高野氏の著書を支えているのはやはり文章力だ!と感じる一冊であった。

    特に最終章の、野々村荘からの旅立ちは懐かしさ、寂しさ、面白さ、なんとも言えない哀愁が美しく感じられて何度も読み直した。人を好きになる複雑な心境をこんなに上手く書ける人がいるのか、と嬉しくなった。

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    2022年11月22日
  • 幻のアフリカ納豆を追え!―そして現れた〈サピエンス納豆〉―

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    納豆追いかけてアフリカに行くのがこの人のすごいところ。ツルマメ納豆は感動。ひきわりなら野生でも納豆になる、そこから栽培化にいくというのはちょっと逆ぽい気もしないでもないが、この人の話の流れに乗って読むのがいいのだろう。今はなかなかどこにもいかれないから。

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    2022年11月06日
  • 将棋「初段になれるかな」会議

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    『山口恵梨子(えりりん)の女流棋士の日々』で知ったさくらはな。さんたちが、高野秀行六段と行なった「将棋アマ初段になるためにはどうしたらよいか」の鼎談。まずは3マス×3マスを見る(いきなり大局観など身につかない)、藤井聡太の棋譜を読んでも難しすぎて勉強にならない(とはいえ、アマ級位者にも勉強になる棋譜を残す先生もちゃんといる)などなど、色々な心構えが本音ベースで語られていて、とっても面白い。初心者+αの人たちがさらに上達するための方法論として、将棋以外の分野でも参考になると思った。

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    2022年11月04日
  • 幻のアフリカ納豆を追え!―そして現れた〈サピエンス納豆〉―

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    大好きな高野さんの辺境食シリーズ。
    現地語を覚えて現地の人と仲良くなり、そこの暮らしに入り込んでからの、タブー無しの体当たり取材という、高野さんの魅力は今回も変わらず。
    心なしか今回の登場人物の方々は、いつもの高野本よりマイルド?な印象。カートとかアヘンとかがあんまり出てこないからかなぁ?お酒は相変わらずガンガン飲んでいるようだけれど、のほほんとした雰囲気が全体に漂っていた。

    アフリカで納豆?!なんでアフリカ????
    という疑問とともに読み始め、読み終わる頃には、アフリカ人の納豆愛すごいな、と思わされていた。
    まさかここまで普遍性を持つ食べ物だったとは。
    何となく、納豆はおにぎり同様に日本の

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    2022年09月24日
  • 西南シルクロードは密林に消える

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    めちゃくちゃ面白いだけでなく、ミャンマーやインドの少数民族問題について勉強にもなり、素晴らしい本です。

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    2022年09月24日