高野秀行のレビュー一覧
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高野さん9冊目。
短いものは4ページほどで、サクッと読めるエッセイ集。
ムベンベの探検の合間にはこんなことがあったのかというものや、高野さんには珍しい直球の下ネタまで、高野さん自ら「バカ最長不倒距離」というだけある面白話が集められており笑いながら読めた。Posted by ブクログ -
めちゃくちゃ面白い。
自身の高野さんの著書4冊目だが、一番苦難を乗り越えて探検している感じがした。
実際に生で交流しなければ書けない現地の人々の描写がいい。これが日本でくつろぎながら読むことができるなんてありがたいことだ。
それにしても、今作でも『アヘン』でも思ったが、上梓されてしばらくたってから書...続きを読むPosted by ブクログ -
奇抜なタイトル。この本を読んだ人から面白い、お勧めというコメントを受け、読み始めるが、本当に面白く、超絶人生そのものを感じた。
著者のポリシーは「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをし、誰も書かない本を書く」とあるが、まさにそれを実践している。そもそも語学に取り組み始めた目的が、辺境地帯で未...続きを読むPosted by ブクログ -
読みやすく、そしてめちゃくちゃ面白い。
アヘンを一度吸ってからは、村を出るまでずっと吸っていて笑った。
高野さんの別の著作もすぐに読みたくなった。Posted by ブクログ -
面白いけど、少し考えさせられる。
人の行かないところへ行く、人のやらないことをやる、というのが辺境ライターたる私のテーマである。
変なところに行ったり変なことをすることで出会える人がいる。面白い話ができる。Posted by ブクログ -
語学は実益兼趣味で複数言語習ったことがある(or学習中)んですが、そうそうそうなのよ!!と共感できること多数。作者がノンフィクションライターとは知っていたものの全く興味無く1冊も読んだ事なかったのですが、彼のこれまでの冒険がテンポよくまとめられていて「そんな無茶なとこしてたん!?」と驚くやら面白いや...続きを読むPosted by ブクログ
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高野秀行氏の納豆本2冊目。前作"謎のアジア納豆"でタイやネパールなど国外の納豆を取材して日本有数の"納豆マニア"となった高野氏だが、世界にはまだ目にしたことのない納豆がたくさんあった。本書で一番衝撃的なのは西アフリカが東アジアを超える一大納豆地域であったことだろう。しかも彼らは大豆ではなく他の豆で納...続きを読むPosted by ブクログ
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14世紀のイスラム(モロッコ)の旅行家、イブン・バットゥータの大旅行記の。全訳は家島先生が東洋文庫全八巻で訳されているが、師匠に当たる前嶋先生の抄訳となる。(このあたりは高野秀行による前書きに詳細がある)。
モロッコ、エジプト、アラビヤ、黒海周辺、アフガン周辺、インド、アジア、中国(元)と約30...続きを読むPosted by ブクログ -
2023年に読んだ本ランキングの暫定1位!
気になることがあればとにかく現地に向かい、実物を見て食べ、作り方を教わり、自分でも作るという質の高い大人の自由研究本。
納豆に興味がない私のような人間でも驚きの連続でページを捲る手が止まらない。
現地の写真も沢山掲載されており、写真を通じて現地の雰囲気がよ...続きを読むPosted by ブクログ -
高野さん、ほんとおもしろい!!
ヤバそうなものを食べまくるはなし。
衝撃だったのは、辺境の食事ではなく、美人の女性編集者と東京で食べたスパゲッティ。異物混入なのに、相手の立場を、考えてそのまま食べてしまう。。。辺境の食べ物の話なのに、このエピソードがすごすぎて、全部吹き飛ぶぐらいだった。
あと、調理...続きを読むPosted by ブクログ -
世界にはこんな暮らしをしている人たちが本当にいるのか、とわくわくする気持ちになった。いかに自分の世界観が窮屈になっているのか思い起こされた作品Posted by ブクログ