高野秀行のレビュー一覧

  • 世界の納豆をめぐる探検

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    納豆は日本の食べ物だと思っていた!
    納豆は藁からしか菌が取れないんだと思っていた!
    納豆は世界中にあるけど、どの国でも・・・というとこが面白かった。あと、○○になるってとこ。大豆の方は精進料理でそういう風に使われたりするけど、ネトネトしてなんかやだな。でも、納豆の味噌汁は美味しいね、確かに。
    大人が読んでもへぇって思うことがたくさん書かれていました。
    少し難しいかなーとは思うけど、光村国語小3すがたを変える大豆、食育学習に使えます。

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    2025年03月18日
  • イラク水滸伝

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    もっと星を付けたいくらい。
    いやぁ、質も量も濃いけど、面白くて一気読みしてしまった。
    子供の頃、ロビンソン・クルーソーやスイスのロビンソンを読んだ時のような興奮。あれらはフィクションたけど、これはノンフィクションなのがすごい!

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    2025年03月16日
  • 恋するソマリア

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    著者の高野さんのソマリアに対する想いは、タイトルの通りまさに恋。好きだからもっと知りたい、忘れられたくない、ドライにされるけどそれ故にさらに燃え上がる。そんな様子は面白くありつつ、なんだか健気で応援したくなる。色んなことがてんこ盛りで感想がまとまらないが、高野さんの情熱溢れる本に、読者の私もソマリアに恋させられてしまった。もっと知りたくなる、不思議な魅力を持つソマリア。

    よりディープなソマリアを知ることができる本書は、ソマリア一般家庭の話から今回は謎の南部の話まで幅広く、そのテンションはまさにジェットコースターのようだが、それがたまらなく、最後まで飽きずにあっという間に読めてしまう。

    それ

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    2025年03月16日
  • 移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活

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    涙なしには読めなかった。

    グルメ要素を期待して読むと少しがっかりするかもしれない。
    だけど、「あなたの食事事情を教えてください」という最初の入りで、一緒に食事を交わすことで文化や国籍は違えど打ち解けられる。
    そして打ち解けることで、本当にその人の事を知れる。
    だから他文化に触れたい、日本に住んでいる外国人を知りたい、そんな期待を持ってこの本を読むと、かなり満足度がある。
    著者の高野さんの人柄がもっと好きになる本。

    盲目の旦那さんとの結婚を機に、スーダンから日本に来た女性、フィリピン女性たち、色んな過酷な状況も乗り越え日本で暮らすイランの女性。

    自分の実家が近くにないのはもちろん、母国語で

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    2025年03月08日
  • 幻のアフリカ納豆を追え!―そして現れた〈サピエンス納豆〉―

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    “行け、韓国とアフリカへ。我らが仲間を探すのだ・・・”
    納豆の声に導かれ、再び探求の旅へ。
    カラー口絵8ページ
    ・プロローグ
    第1章 謎のアフリカ納豆 カノ/ナイジェリア
    第2章 アフリカ美食大陸の納豆 ジガンショール/セネガル
    第3章 韓国のカオス納豆チョングッチャン
        DMZ(非武装地帯)編 パジュ/韓国
    第4章 韓国のカオス納豆チョングッチャン
        隠れキリシタン編スンチャン郡~ワンジュ郡/韓国
    第5章 アフリカ納豆炊き込み飯
        ワガドゥグ~コムシルガ/ブルキナファソ
    第6章 キャバレーでシャンパンとハイビスカス納豆
        バム県/ブルキナファソ
    第7章 幻のバオバブ納

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    2025年03月04日
  • 謎のアジア納豆―そして帰ってきた〈日本納豆〉―(新潮文庫)

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    アジアの辺境の地で出会ったのは、納豆。
    何故、納豆がそこにある?そもそも納豆とは?
    3年間の探訪レポで追求した納豆ワールドを堪能あれ!
    カラー口絵8ページ 
    ・プロローグ 日本は納豆後進国なのか?
    第一章 納豆は外国のソウルフードだった!? チェンマイ/タイ
    第二章 納豆とは何か
    第三章 山のニューヨークの味噌納豆 チェントゥン/ミャンマー
    第四章 火花を散らす納豆ナショナリズム タウンジー/ミャンマー
    第五章 幻の竹納豆を追え! ミッチーナ/ミャンマー
    第六章 納豆
    第七章 アジア納豆は日本の納豆と同じなのか、ちがうのか
    第八章 女王陛下の納豆護衛隊 パッタリ/ネパール
    第九章 日本納豆の起

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    2025年02月17日
  • 謎のアジア納豆―そして帰ってきた〈日本納豆〉―(新潮文庫)

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    高野秀行さんの書籍にハマったキッカケになった本。クレイジージャーニーに出演されてたアヘンの取材をされた方が著者だと気付かずに読み進めていました。
    さすがの探究心に唸りました。
    納豆=日本人しか食べないと思っている日本人!全員読んでほしいー!
    この本を読んだ人はもれなく納豆を手作りしたくなると思います笑
    納豆大好きなのでアジア納豆も食べてみたいし、シダの葉っぱで作ってみたいな〜と好奇心がそそられます。

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    2025年02月16日
  • 世界の納豆をめぐる探検

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    文と写真が高野秀行なのだから、面白いだろうとは読む前から思っていたのだが、実際これは面白い。大豆よりも先に納豆があったのではないかという指摘は、説得力がある。日本以外にも納豆を作っている国が予想以上に多かったのも驚くし、多くの国で納豆をだしに用いるというのも面白い。自分が子どもの頃にもこんなに面白い子ども向けノンフィクションがあったのかな。なかったような気がするなあ。今の子がうらやましい。

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    2025年02月09日
  • 幻獣ムベンベを追え

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    早稲田大学探検部の学生が、コンゴまで幻の獣「モケーレ・ムベンベ」見つけに行く実話。

    正しくクレイジー・ジャーニー。

    高野秀行さんの「ワセダ三畳青春紀」がとても面白く、他のも読んでみたいと思っていたころ、インスタでこちらをおすすめしていただいた。

    高野秀行さんが作家として活動していくきっかけになった本でもあり、なるほど本当に文章が読みやすく、ユーモアのセンスが素晴らしかった。
    終始ニヤけてしまう。

    ムベンベを見つけられるのか、見つけられないのかとか、ムベンベは何かとか、そこが大事なポイントではない。

    このために、生死をかけて日本との国交がほぼ皆無のコンゴのジャングルに飛び出る80年代の

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    2025年02月04日
  • 移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活

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    移民―様々な要因や事情によって母国を離れ、日本に移住してきた在留外国人は300万人を超える。その中でも独自の暮らしや文化を異国でも守り続ける人々がおり、また意外なほどに日本の食や習慣を受け容れている人々もいる。そんな日本の中にある外国のお話を各地で取材してまとめたエッセイ集となっている。

    取材のタイミングが東日本大震災直後ということもあり、移民たちの中には母国に戻ってしまったり、東日本から西日本に移り住んだりといったケースも多かった。その中でもとくに信仰面では、教会やモスクといった象徴的な建物を異国においても守り続ける姿勢が垣間見える。そしてそこが同胞との接点であり、不安を解消するコミュニテ

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    2025年01月26日
  • 異国トーキョー漂流記

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    『語学の天才まで1億光年』をだいぶ前に既読していて。ためになったし超絶!面白かった(ゆえに星五つ)のだけど、何て感想を書いていいものか分からないくらい完結していたので星だけ付けて寝かせていました。
    そこに出てくるユニークな外国人たちとほぼリンクしていて少し違うエピソードもありつつ、こちらもまた面白かった。

    『語学』のほうはタイトル通り、どのようにして多言語を習得し、それを活かしながら多様な国々人々とコミュニケーションを取ったか。そしてそれがいかに魅力的か。
    『異国トーキョー』は、関わった外国人たちの異文化習慣や価値観に触れることで高野氏の中でいろいろなことが芽吹き培われていったこと。
    言語、

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    2025年01月22日
  • 世界の納豆をめぐる探検

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    納豆って日本だけのものじゃなかったんだ!世界各地の納豆をめぐる旅。材料となるもの、作り方から食べ方まで、本当にさまざまだけれど、やっぱり納豆は納豆なのだ!目から鱗の一冊でした。

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    2025年01月05日
  • 恋するソマリア

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    2冊目でもまだまだ味のするソマリ世界!
    モガディシュの情勢が落ち着いたこともあり、本の大部分はソマリ人の生活や料理の話に割かれており、のほほんと読める。
    ところが、高野さんが知事に連れられてソマリア南部に出発してからはあまりにも凄まじい。ただのMADMAXじゃねえか。
    こんな訳の分からない出来事を擬似体験させてくれる高野秀行さんに感謝。めちゃくちゃ面白かった。

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    2024年12月28日
  • イラク水滸伝

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    面白かった!文化人類学、風俗、言語学、スーパーサバイバル術(対人)などなど、多岐にわたって軽快に語られる。
    現地のテロやコロナ禍、体調不良など様々な困難に見舞われるけど、凄まじいポジティブさを見せてくれる。タフだなぁ、と思う。
    マーシュアラブ布の解明は、ほんとにエキサイティングだったし作者の興奮も伝わってくる。
    イラクと日本じゃ完全にアウェーだと思うのに、身内に入ってしまうとすっかり仲良くなるのが筆者の人間力を感じた。
    正直イスラム社会の女性への扱いが酷すぎて、特にアフワールでのゲッサブゲッサには到底着いて行けそうにない。それは筆者もそう思っているのだけど、それとその他の考え方は切り離して公平

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    2024年11月16日
  • 腰痛探検家

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    おっ面白すぎる…
    腰痛に限らず、何が原因か分からない体の不調を治すとき、人は探検家になりがちだな〜としみじみしてしまった。
    よく分からない治療に頼ったり、スピリチュアルに行ってみたり、気にしなくなった頃に収まっていたり…
    体の事はままならないですね。
    衝撃の結論含め、笑えてなんでか元気になる、人に勧めたくなる一冊でした。

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    2024年11月15日
  • 【カラー版】アヘン王国潜入記

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    ミャンマー北部、反政府ゲリラの支配区・ワ州。1995年、アヘンを持つ者が力を握る無法地帯ともいわれるその地に単身7カ月、播種から収穫までケシ栽培に従事した著者が見た麻薬生産。それは農業なのか犯罪なのか。小さな村の暖かい人間模様、経済、教育。実際のアヘン中毒とはどういうことか。「そこまでやるか」と常に読者を驚かせてきた著者の伝説のルポルタージュ

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    2024年11月13日
  • 世界の辺境とハードボイルド室町時代(集英社インターナショナル)

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    マニアックな知識をたくわえた、教養あるオジサンが二人で居酒屋で歓談している。どこまでも広がる話。ひたすら興味深い。
    たまたま一人飲みをしていた隣の席にこのオジサンたちが居たなら、顔面と同じくらい耳を大きくして聴いていたくなる。
    たびたび紹介される他者の作品も気になるものばかり。知らないことをたくさん吸収できる悦び。

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    2024年11月12日
  • イラク水滸伝

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    知らない世界の話しを、丁寧にユーモアを交えながら描写しており、厚い本であるが一気に読み切る魅力がある。
    アフワールに一度は行ってみたくなった。

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    2024年11月12日
  • 異国トーキョー漂流記

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    ちょっとググれば知りたい情報仕入れて大抵の言語を多少なり学ぶ術があって、面倒な人付き合いもそこそこにしてあちこち飛び回れる、大層便利な時代になった。もーこんなまわりくどいこと好き好んででもしないと体験できない。真面目で不器用で真っ直ぐな高野青年が、ひとつひとつの出会いの中で、いろんなものの見え方、捉え方を発見しながら国際人となる過程を見届けているようでとても面白い。

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    2024年11月11日
  • ワセダ三畳青春記

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    初めて読むノンフィクションだったが、とても面白かった。誰も行ったことのない場所へ行き、誰も書かないような本を書く、という高野さんのモットーが素敵✨

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    2024年10月26日