高野秀行のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本友から随分前に面白いと聞いていた。でも実物は凄く分厚い(500頁弱)し、しかもイラク。ターバンの人達?過激派イスラムの国?位の認識のどうしたってテリトリー外なのだが、高野さんのXを見てこの人の書く本是非読んでみたいと思ったのがきっかけ。
傑作と言って間違いないかと。
読んでるそばから面白くそのエネルギーは最後まで続く。私の知らないイラクのお話が超展開されていた。
探検、探究譚という感じだろうか。
チグリス川とユーフラテス川の交わる大湿原地帯(アフワール)をタラーデ(三日月型の梃子ぎ船)で巡りたい
という最終ゴールに向かって本当に紆余曲折の記録だ。
面白いのは、旅の前の準備からだ。
そ -
Posted by ブクログ
高野さんの本を初めて読みましたがファンになりました
ゆる言語学ラジオにゲスト出演されててぼんやりとは存じ上げていたのですが有隣堂でオススメされてるのを拝見し購入
他の積読たちをすっ飛ばし一気に読み上げてしまいました
ページを捲る手が止まらず高野さんの飾らない語り口と辺境の地での聞いたこともないような言語体験を私までちょっと味わわせて貰ったような読後感でした
同時購入でイラク水滸伝も購入したのでそちらも非常に楽しみ
個人的に英語学習を始めた関係でふと気になった本書ですが高野さんみたいに気張らずに、でもどっぷりと言語に浸かってみたいと思うようになりました -
Posted by ブクログ
ずっと読みたかった本をやっと読めた。
当たり前だけど、ニュースなどで得ていたイラクの情報が自分の中で偏っていたなぁと本書を読んで気付く。
現地に赴き、市井の人達と交流し、長く滞在しないと本当の姿は見えてこないなと改めて感じた。
何より高野さんの行動力や熱意、コミュ力を本当に尊敬する。
そんな高野さんが心折れそうな時に支えになった山田隊長も素晴らしいし、「タラーデに乗ってアフワールを旅したい」という目的を支えるイラクの人達の温かさに感動するし、そんな人たちに対する高野さんの気持ちが文章にこれでもかと表れていて、読んでるだけで旅に参加しているような気がした。
読み終えたあと、表紙の写真が感 -
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ良かった!高野さんの本はどれも高野さんの肝の座りっぷりが伝わってきて面白い。
タイトルと表紙の写真から絶対に食べられそうにないゲテモノばかり出てくるのかと思ったが、意外と全体の3割くらいは食べてみたい・美味しそうなものだった。
考えてみたら、日本の納豆やフグ刺しだってフラットな目で見ればだいぶヤバい料理だ。自国の文化と照らし合わせて珍しいからと言って「こんな物食べれるわけがない!」と食わず嫌いするのはその国その地方の食文化をリスペクトしないことだ。(とは言えその土地の人でも食べたがらないものもこの本には幾つか出てきたが)なので何でもトライする高野さんは本当に立派だ。
読後に10 -
- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
冒頭で高野さんは自身の「間違う力」について語っていますが、私はその後の「間違ったまま突っ走る力」にやられて高野作品を読んでいます。
ヤバいとわかっていても引き返すという選択肢は更々なく、あえて「乗りかかった船状態」を作ってから「困ったなぁ」と言ってるとしか思えない。
毎回それを期待しているし、本書も期待通りの出来事が3件。
「世にも奇妙なマラソン大会」
サハラ砂漠でフルマラソンに参加。ずっとなんで?が止まらないけど、読み終えると謎の清々しさがある。
「ブルガリアの岩と薔薇」
これは以前読んだ「メモリークエスト」の後日談。ミッションを終え帰国するために利用したバスで、岩のようなおじさんと出会 -
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伝説の雪男の調査にブータンへ。
ここに至るきっかけやその後の調査の流され感がゆるくておもしろい。
うわべの聞き取りでなく、そこの人たちの暮らしにや懐にはいりこもうとする高野さん。
雪男探しというよりも、だんだんブータン版『遠野物語』の様相を呈する旅。
その土地の習慣や価値観があぶり出されて興味深いです。
そして、そこから見えてきた「なぜ国民の幸福度が高いのか?」という考察が、とても腑に落ちました。
この旅は2010年のこと。
その後2016年に出版された『謎のアジア納豆』
の中で、2014年に訪れたミャンマーにブータン人難民キャンプがあることが書かれていています。
「幸福な国」といわれるブー -
Posted by ブクログ
プフッと声を出して笑ってしまった。
メインの3つの話、サハラマラソン、ブルガリアの岩と薔薇、名前変更物語のどれも著者が「間違う力」でズンズン突き進み、笑わしてくれる上、何か面白い余韻を残してくれる。
◯サハラマラソン
始まりの深夜のクリックからめちゃ笑う。
しかし、ハーフマラソンに出たこともないのに、砂漠のフルマラソン…それだけでもすごいし面白い。案外タイムも早いし。
加えて、西サハラ問題(初めて知った)やそこでの暮らしぶりにも触れることができて興味深く楽しい。
◯ブルガリア
まあまあ大変というか面倒な状況になってるのに、「並大抵の心地よさじゃないのだ。ここ十年で最大のカルチャーショックか -
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「謎の独立国家ソマリランド」に続く、ソマリア本第二弾。
高野さんのソマリアへの熱い恋心?がこちらまでひしひしと伝わってきて、おもしろい。
ソマリ人たちとの交流から見える、ソマリ人の性質だったり暮らし、価値観がとても貴重です。
こんなにソマリランドやソマリアについて知ることのできる本てないもの!
内戦が続いているだけあって、フィクションかと思うようなとても危険な目にあい、こちらまでハラハラしてしまったけれど、それが日常であるソマリ人たちの様子がわかるのも貴重。
高野さんが訪れたこの2012年から今はどうなっているのだろう。
ソマリランドやソマリアに興味を持ち、世界を見る目が広がっています。