高野秀行のレビュー一覧

  • ワセダ三畳青春記

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    とても面白かったです。
    現代では考えられないくらい家賃が安く、強烈な個性の住人たちがいる野々村荘に、住みたくはないけど、行ってみたいと思いました。また筆者がここを出ていく時の話が素敵でした。

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    2026年09月28日
  • ワセダ三畳青春記

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    とても面白かった。北杜夫、森見登美彦、滝本竜彦といった作家のような、「輝かしい青春」の雰囲気をみずみずしく描いた本だった。

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    2026年09月26日
  • 酒を主食とする人々

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    ・面白い
    ・興味深い内容でもあり、ハプニングなど旅行記としても面白い
    ・著者が変わった視点で切り込んでいくので知らない世界を知ることができる
    ・妊婦も病院でも酒が出てきてみんな健康で酒を見直しました

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    2026年09月25日
  • メソポタミアのボート三人男

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    高野先生の新著書が出たので楽しみに読みました。面白かった!

    「イラク水滸伝」と同じエリアの旅でしたが、川下りと通常の陸路の旅でここまで印象がガラッと変わるとは。。川下りは2人だけでするからか同行者の山田隊長の存在感が前作よりも濃かったです。めちゃめちゃ面白くてチャーミングな方ですね。

    そして、探検家?としてのお二方のど根性に脱帽です。わたしなら風邪っぽくてお腹下してる時に川下りはきっとできません。。でも、きっと行った人にしか見れない景色、味わえない食事、触れ合えない人々との交流があるのでしょう。

    食事といえば「ガブルガ・ドルマス」がものすごく美味しそうで食べてみたいです。ただ、そんじょそこらでは食べられなさそうな代物ですね。いつか巡り会えたらきっと食べます。その前にまずは駅前にきてるキッチンカーのケバブを食べようかな。

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    2026年09月19日
  • 【カラー版】巨流アマゾンを遡れ

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    まさかこれがガイドブックとして始まったとは…。自分も体験してみたい!となった矢先に、やっぱり本だけでお腹いっぱいとなる。ご馳走様でした。

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    2026年09月19日
  • 世界が生まれた朝に

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    裏表紙にアフリカ版「百年の孤独」ってあって、読まなきゃ!って。
    個人的には2026年ベストの一冊。あくまで2026年に私か読んだもので。
    先祖の霊、呪術、伝統社会などのアフリカ文化が現代文明に飲み込まれるさまを描いているのに、普遍性がある。
    そして根底には哲学的なものもあるのに、エンタメ性まで。
    素晴らしい。
    翻訳の高野秀行は、大学7年生のとき卒論で本著の翻訳を出したら、翻訳は認めないが本著の研究ならOK、ということで、論文書いてクリアしたらしい。よかったね。おかげで私もいい作品読めました。

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    2026年09月18日
  • 西南シルクロードは密林に消える

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    面白すぎるなー、
    カチン軍もナガ人も何もかも初見だったが、ミャンマーはこんなことを抱えていたとは、、、

    21世紀の話とは思えないノンフィクション作品で、海外ものでどんなものよりも刺激を感じたい人におすすめ

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    2026年09月17日
  • 世界が生まれた朝に

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    解説でこの作品の普遍性について言及されていたが、これは本当にそう。
    どうして文字もなかったコンゴの世界で、オフィスで凝り固まった仕事を破壊して効率化してる今の私が描かれているのか。
    アップデートされ続ける社会でどう生きるべきなのか学べる。
    小説としても純粋に面白い。
    鬱憤を溜めた人が爆発する瞬間がいちいち楽しいし、作戦を話していたらいつの間にか現実になってるテクニックも驚くほどスマートでオシャレ。
    アフリカ文学をもっと読みたくなる。

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    2026年09月14日
  • 恋するソマリア

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    今年読んだ中で一番面白かった。ソマリランドと南部ソマリアの真の素顔を知るためにここまで時間と労力とお金を費やすことができるのはまさしく恋としか言いようがない。こういうことをやりたくても私なら自分にブレーキをかけてしまうので、筆者のバイタリティが羨ましいし、嫉妬すら覚える。

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    2026年09月12日
  • 世界が生まれた朝に

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    1人のコンゴ人の人生を綴った物語。呪術や非現実的な現象、氏族の伝統への縛りから、アフリカ各国が経験した植民地主義と抵抗の歴史まで、とにかくそういったことに翻弄される主人公の、力と知への探究心が凄かった。そして、無敵だった主人公に「老い」がやってきた時、少し胸が痛くなった。

    私の推しである高野秀行氏が、大学時代に作者の弟と知り合いだった関係で、ひょんなことから原稿を読む機会があり、めちゃくちゃ感動してそのまま日本語に訳したのがはじまりだそう。

    作者はこの物語を15年かけて書いたという。
    こんなスピードで読み進めていいのか、作者に失礼ではないか、と思うが、とにかくページをめくる手が止まらなかった。素晴らしい作品。

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    2026年09月10日
  • アジア新聞屋台村

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    やっぱり大好きタカノさん。

    あの自由な高野さんがビックリする、自由に生きるエイジアン(いちおう新聞社)のひとたち。
    だから、私はもっとビックリ。

    計画性がなくても、根回ししなくても、やりたいことをやっていいんだね!!と勇気が湧いてきます。
    私はなんて小さいことを気にしていたんだ。いけ、いくのだ!と。

    そして随所に出てくる高野さんの丁寧な観察と分析が素晴らしい。
    熱くなりすぎるな、冷静になれ、と。

    自分が小さくまとまってしまいそうなときに読み直したい本です。

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    2026年09月04日
  • 幻のアフリカ納豆を追え!―そして現れた〈サピエンス納豆〉―(新潮文庫)

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    『謎のアジア納豆』(2016年)の続編。『アジア納豆』の方は未読。
    高野さんの著書はどれも面白い。
    納豆なんてクサイものを、日本人以外にもこんなに食べてるなんてびっくり。

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    2026年09月04日
  • ワセダ三畳青春記

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    一気に読んだ。
    面白くて次が気になって仕方なくなった。
    もし今もあるのならワセダの野々村荘やクルミの木を見てみたいと思った。

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    2026年09月03日
  • 幻のアフリカ納豆を追え!―そして現れた〈サピエンス納豆〉―(新潮文庫)

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    謎のアジア納豆に続く納豆シリーズにして完結編?
    謎のアジア納豆は高野さんの本を読むようになったきっかけでもあり、昨今の朝食がほぼ納豆めかぶご飯になったきっかけでもあります。

    さて、前回から更に範囲を広げて、韓国もありますが題名通りアフリカがメインとなっています。
    前回と同じく、色んな国で色々な形で食べられているなと。それ食べてみたい、というものが沢山。
    旨味調味料的に使っているのは、味噌や醤油、鰹節や昆布が発達した日本とはまた違いますね。ただ先日水戸の藁納豆を買ってみて、強烈な昆布のような旨味があり、納得しました。

    そう、色んな納豆を試すようにもなりました。
    茨城物産館にあった、くろまめの塩切納豆というのが非常に良かった。日本にも大豆以外の納豆あるやん、というのと、塩切りも初体験でしたが、粒が大きくふわっとした食感、旨味の強さなど良かったです。

    本の話に。アフリカの納豆を追って、持ち帰ってきたものを使って食べ比べ、で終わるかと思いきや、その後の納豆発祥の考察がまた唸る内容でした。確かに、その時代から食べられていてもおかしくないかも…と納豆、いや納得してしまいました。

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    2026年09月01日
  • メソポタミアのボート三人男

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    高野秀行さんの最新作。チグリス・ユーフラテス川を隊長こと山田さんと共に川下りをするという話し。
    文明発祥の地の探検ということで、探検道中の出来事はもとより、文明について、プレートテクトニクスによる造山活動について、その地域の弦楽器について、イスラム教の変わった分派について、そしてクルド人の置かれている状況など、話が縦横無尽に飛んでいく。
     昔は遭遇した出来事を面白おかしく書いているだけだったが、長年の執筆活動で培った筆力はさすがで、色々と知識や感想を交えながら難ししくはならずに噛み砕いて書く技術はなかなかのものである。特に今回のパートナーの山田さんは自然科学的なものの見方だけでなく、古典にも通じ、川下りのプロであるためこれまで以上に高野さんの旅を豊かなものにしてくれている。
    途中コロナがあったからかもしれないが、川下りをした2018年から6年後に再訪して再びの川下りのことまで書かれている。
    本書では随所に山田隊長によるわかりやすいイラストが挿入されておりより川下りの様子がわかりやすくなっている。
    久しぶりの高野さんの本を堪能できた。

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    2026年08月31日
  • 謎の独立国家ソマリランド

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    ネタバレ

    今更ながら読んだこの本、強烈に面白かった。
    ソマリランド、というアフリカの角の旧ソマリア一角にある、「独立国家」に深く入り込んで取材した本。ソマリランドがどのように成り立っているのか、ソマリ人とはどういう人たちなのかが描かれる。

    著者の高野秀行さんが徹底して「実感」を通してその国や文化の構造を理解しようとしているのがすごいなと思う。

    欧米式の研究やジャーナリズムでは欧州以外の外国文化を「他者」として研究の対象にして外から観察してしまう傾向が強く、それが評価を下すような鼻につく感じがあるけれど、高野さんのスタイルは中に入り込んで、そして、自分たちの知っている感覚の似たものを想定しながら理解をたぐり寄せようとする感じ。そこがとても良かった。

    そして、ものすごくわかりづらくなりそうな、ソマリの氏族の感覚を日本の文脈で腹落ちするように工夫された説明が秀逸で面白く、それがソマリ人たちの文化を身近に感じる効果を抜群に挙げているところが素晴らしかった。

    ソマリランドの民主主義のユニークかつ合理的な様子、ソマリ社会内の独自の力学で犯罪や損害の賠償がなされている様子、アフリカ諸国への国際支援がどういう効果をもたらしているか、など、中に入ってしっかりと見ないとわからないことが盛りだくさんで、本当に興味深かった。

    特に面白すぎると思ったのは、今の独立国家を作った長老の1人が書いた「ソマリランドの憲法の発展」という英語の学位論文は体系的ではあるものの、ソマリの紛争解決の重要な方法「ディヤ」については全く触れられておらず、西欧文明でわかる範囲のことしか書かれていない、ということ。

    本のその箇所まで仔細にかつ面白く高野さんの調査によりディヤの機能について理解してきたのに、論文では「西洋文明では理解できない」から書いていない、という。へ?じゃぁ、英語圏の人がこの論文読んだってソマリの憲法、わかったことにならないよね、この繊細さ、巧妙さが、となった。

    西洋文明の文脈で理解できる程度に複雑さを排し、簡単に書いている訳で、もうあいつらに言ってもどうせわからんし、と諦めているところが面白いというか、欧米の専門家を助長させてるよなぁ。。現状仕方ないけど、などと思う。

    世界は欧米の人たちがわかるように単純化して欧米に合わせて記述されて、そういう英語や欧米の情報だけに頼っていると、世界の豊かさや複雑さは到底わからないのだなと強く思った。

    日本語が読めて、高野さんの本が読めて本当に良かったなと思う。

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    2026年08月29日
  • メソポタミアのボート三人男

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    温度、湿度、風、川の音、川の周りの景色、匂い
    詳細に、だけどしつこくないさらっとさで描写されていて旅した気分になれた。
    美味しい食べ物の話しも盛りだくさんで、
    飽きずに読めた。

    自分にとって大きな収穫はクルド人についてで、この本を読むとクルド人と言われる人々を取り巻く環境が概ね理解できた。
    日本でも問題になっているけど、島国日本人の立場からでは理解し得ないクルド人の成り立ち、歴史的な背景からくる問題がある。

    しかもこの本の良いところは、それを伝えようとして書かれているわけでなく、あくまで川旅の中でで会う人々を正確に描写するために必要な説明として書かれているからとてもフラット。
    中立の目線で知ることができて勉強になった。

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    2026年08月29日
  • イラク水滸伝

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    高野さんの本を何冊か読んだ共通点は言語を学び文化を学びその土地に順応して文化、生活のレクチャーを受けるので読んでいくうちに現地の皆さんのキャラクターが浮き彫りになって読み終わる頃には名残惜しくなっている事。
    冒頭にもあるけどイラクと聞いて「戦争、紛争、」「ヤバめのイスラム教」みたいなイメージしかなかったけど読んで思ったのはやばいのは政治(または宗教絡みの政治)でそこで過ごす人々は活気があってチャーミング、文化もあるが懐に入れば情が厚く手助けもしてくれる。

    水路が複雑で地図も書けない湿地帯は古くから社会からあぶれたならず者達が逃げ込む場所にもなっている。中国の水滸伝になぞらえているけど水滸伝の知識1mmもなく読んでおけばもっと楽しめたかなと(目に見える水滸伝要素は地名や人名をなぞらえる程度だけど空気感とか)

    フィナーレは2回目の渡航で製作した伝統的な舟、タラーデを水に浮かべ湿地帯を進む。
    湿地帯を舟で旅したいと始まった探検だが4年越しに紆余曲折あってやっと叶っており、しかも一緒にイラクで出会った仲間達もいて漠然と高野さんの人生は美しくて素晴らしいなと思った。映画みたい。

    湿地帯の水量は年々減り続け、若者は民兵になり水牛を飼うものも減り、シュメールからの伝統的な生活は失われつつあるらしい。人間の生活は大河の様で連綿と流れて行く中で支流が混じり合い上流の水のままではいられないけど湿地帯に豊かな文化があった事がこの本で記録に残ってよかった。

    頻繁に出てきたブリコラージュ(ありあわせの道具や材料を寄せ集めて、自分の手で何かを作ったり修繕したりする行為)という言葉。
    元々の湿地民、アウトロー、戦争の敗者、ゲリラなど色々な人々が集まった湿地帯のことそのものだし、今回切り取った生活、文化もこれから変化してまた新しい文化になりブリコラージュされていくんだろうなと思った。

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    2026年08月29日
  • 酒を主食とする人々

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    以前にTV番組で見ました。エチオピアの秘境に酒を主食にする部族がいる。なんと興味を駆立てるタイトルでしょうか。実際に存在しており、大人はもちろん、子供までもがお酒を主食としている。固形物はあまり食べず、お団子的なものを少々食べる程度らしい。高野さんの本にハズレは無いですね。

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    2026年08月23日
  • ワセダ三畳青春記

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    世代は違うが、早稲田近辺に身を置いていた人間として、とても身近に楽しく読めた。そして、本の最後の頃は切なさも…。
    探検部なるものへの憧れ、筆者のぶっ飛んだ生き様、その他諸々、読者にとっていろんな気持ちが入り混じる本だったと思う。
    また寝かせて読みたい!

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    2026年08月23日