高野秀行のレビュー一覧

  • 【カラー版】アヘン王国潜入記

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     麻薬アヘンを生産する地域、そこに悪人はおらず、控えめで純朴な方々が暮らしていたそう。
     物事の理解には、教書による体系的・理論的な知識に加え、現場の肌感覚が必要と思うが、本書では、立ち入りが極めて困難な地域の現場感を立体的に伝えてくれる類稀な力作と感じました。

     ミャンマーは山岳地域が多い。往来が困難なので、各地域ごとに孤立し独立しやすい。ミャンマーでは自治州民が人口の1/3ほどを占める。多数はビルマ民。
     筆者が滞在した村は30人ほど。準共産制で村民は協力して暮らす。仕事をノルマ的でなく、個人の良心や村内の空気に従い、毎日仕事をしている。小学校のクラス掃除に近いと感じた。近代前の日本もこ

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    2021年07月18日
  • 謎のアジア納豆―そして帰ってきた〈日本納豆〉―(新潮文庫)

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    納豆って日本独自のものじゃなかったんだ!と目から鱗。
    でも考えてみれば、本書にあるようにおそらく最初は偶然の産物、材料も工程もシンプルなものだけに、他の国にはないわけはないのだと、読み終わった後では納得した。
    それにしてもアジア各地(しかも僻地)を納豆のために飛び回る取材力がすごい。

    納豆研究のパイオニアに知ってる教授の名前が出てきて驚いた。

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    2021年07月10日
  • 謎のアジア納豆―そして帰ってきた〈日本納豆〉―(新潮文庫)

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    ネタバレ

     アフリカ納豆の本を買おうと思っていたら間違って買ってしまったのだけど、こちらが前作となっていたので順番は正しかった。間違って買ったと思ったので、モチベーションが上がらなかったのだけど、読んでいると面白い。しかも納豆は毎日のように食べているのに全く気にしたことがなく、当たり前だと思っていたことが当たり前ではなかったような足元がぐらぐらしてくる感じが気持ちいい。

     シャン州の納豆や各地の納豆を食べてみたいという興味に駆られ、納豆の自作も簡単そうなのでやってみたくなる。今は気軽に外国に行ける状況ではないのだけど、これから先外国に行く機会があったら、日本では食べることができない、現地の人が食べてい

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    2021年06月10日
  • 謎の独立国家ソマリランド

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    「氏族」という概念があるのを初めて知った。とても面白い仕組みで、さすがに細かな分類や経緯は読んでいて難しかったけれど氏族の何たるかやその掟(ヘール)についてはざっと理解できた。
    筆者、バリバリカートやってるな。
    ソマリ語ってどんなものなんだろうと思った。
    写真がもっとあればより良かった。

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    2021年05月02日
  • 腰痛探検家

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    腰痛持ちなら、読めばまるで自分自身のことではないかと思うのではないだろうか。マッサージは効くようなそうでもないような感じ。
    医者もどこに行ったら結局正解なのか悩みと混迷が深まるばかりの日々。
    ちょっと良くなったらすぐに活動をしすぎて悪化。
    結末がどうなるのか、この本を読み終えても気になってしまう。
    どうぞお大事に。

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    2021年03月20日
  • 謎のアジア納豆―そして帰ってきた〈日本納豆〉―(新潮文庫)

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    日本食と言われていた納豆が実は世界中で食べられてたとは、知らなかったのでびっくり

    火を通すメニューが豊富ということで、読んでいて作ってみたくなり、スパイスやニンニクで納豆スープを作ってみた
    納豆のだしだけだとどうも味が薄いと思って味の素を入れたらかなり美味しくなって、本で書かれたとおりだわーとなった

    つぎはアフリカ納豆の本を読むよ

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    2021年02月26日
  • 恋するソマリア

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    高野さんの作品を読んだのは本書が初めてだが、すっかりファンになってしまった。すぐに本屋に走り高野さんの本を買い漁った。

    ソマリアと言えば、我々からすれば「海賊」ぐらいのイメージしかないが、内に入ってみなければ分からない目から鱗の話ばかりで恐れ入った。
    現地人との掛け合いが存分に書かれているのだが、それが面白くて、つい笑ってしまうシーンもあった。

    特に衝撃的だったのは、筆者が滞在終盤に、実際に襲撃にあったことである。その臨場感が伝わってくるリアルな描写に興奮した。

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    2021年02月15日
  • 未来国家ブータン

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    自由だけど個人が迷いや葛藤を抱かないようなシステムがあるのとてもうらやましい
    でも虫が殺せない決まりで布団でダニに刺されまくるのは困る
    納豆の本も買ってあるのでこれから読むのが楽しみ

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    2021年01月31日
  • 異国トーキョー漂流記

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    2021/01/13

    自然消滅していく、お話がものすごーく好きです。

    少し悲しかったり、光が見えたり、笑えたり、高野先生の冒険も好きですが、エッセイもいいですね。

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    2021年01月14日
  • 世にも奇妙なマラソン大会

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    高野さんの作品には元気をもらいます。西サハラマラソン大会もしかり、ペルシャ人もしかり。ただ、小市民たる自分には、改名をめぐる奥さんとのやり取り(攻防?)に、一番笑わせてもらいました。辺境ルポライターのパートナーを持つって、どんな気分なんだろう。インド入国の方法よりも想像が難しいです。

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    2021年01月04日
  • 謎のアジア納豆―そして帰ってきた〈日本納豆〉―(新潮文庫)

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    納豆を探して巡る辺境の旅!約500ページのドキュメンタリー。高野ワールド炸裂で全く飽きさせない。納豆の食文化を通じての民俗学、文化人類学研究と言っても過言ではない作品。読むだけじゃなく、実際にそんな旅をしてみたい。

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    2021年01月03日
  • 謎のアジア納豆―そして帰ってきた〈日本納豆〉―(新潮文庫)

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    アジアで作られているという"アジア納豆"を探しに行くドキュメンタリー。
    作り方は違うものの匂いや味は日本の納豆に近いという。
    いつも食べている納豆なのに知らない事だらけ。
    まさかアジアにも納豆があるだなんて…

    結構分厚いけどおもしろいのでどんどん読めます!
    学者さんじゃないのに好奇心だけで
    ここまで追い求めるのはすごいと思いました。
    (間違っていたらすみません)

    地名や民族に馴染みがないので
    途中途中わからなくなることがあったので
    自分でわかりやすい様にメモを取りながら
    読み進めていますが、
    自分で自分がどこを目指しているの

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    2020年11月20日
  • 怪獣記

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    ネタバレ

    UMAってものには実は興味はあまりないんだけど、読んでみてすぐ引き込まれた。

    UMAの探索のはずなのに、民族問題や政治思想まで踏み入れて、最後にはなぜか立場逆転!?みたいなことになっていて、冒険記としてたいへん面白かった。

    ジャナワールという真偽不明で、地元民からはほぼ確実にオワコン認定されているものを通して見る人間模様、というのがとても不思議な感じがしたのと、それに加えて景色の浮かぶ文章が良かった。トルコに行きたくなった。

    2007年刊行なので、その後がとても気になる。結局、正体は何だったのか!?

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    2020年11月04日
  • 謎の独立国家ソマリランド

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    ソマリランド、内戦可にあるソマリアのなかにありながらすごく治安がよいラピュタのような国(国としては認められていないが)。
    以前未来世紀ジパングで特集していて上記のような程度の知識しかなかったが、高野氏の潜入・取材力によって、物語のようにソマリ人の特徴、またソマリランドの設立?の流れが色鮮やかに入ってきて本の分厚さが全く苦にならなかった。
    ソマリランドにとどまらず、海賊国家プントランドとリアル北斗の拳の南部ソマリアも取材したことでより色濃くソマリの流れやそれぞれの氏族の言い分があり、多方面からの視点がとりあげられててよりソマリランドとは、ソマリ人とは、ということが浮き彫りになっている。
    カート宴

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    2020年09月25日
  • 腰痛探検家

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    腰痛という、数多くの人が体験しているだろうことをここまで面白く書けるんだから、やはりさすが。とにかくもかくにも面白い

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    2020年09月21日
  • 辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦

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    日本の歴史学者である清水克行と、辺境などを渡り歩くノンフィクション作家である高野秀行による読書対談。

    前作に引き続き、異なる背景を持つ二人による対談は面白い。
    そえぞれの知識、体験に裏付けされた着眼点から一冊一冊の本を掘り下げていくため、非常に読みごたえがある。

    本書を読む前は全然興味がなかった「大旅行記」「ギケイキ」といった本についてもぜひ読んでみたくなった。

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    2020年09月20日
  • 間違う力

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    一流でやらないより二流でやった方がはるかにいい。
    どんなに実力があったとしても、計画だけでいるのでは何も起こらない。

    二流でも、それをやり続けていれば見てくれる人は出てきて、チャンスがくる!やり始めよう。

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    2020年08月22日
  • 世にも奇妙なマラソン大会

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    世界は広い。そしてこの本の著者も含めて、世界にはいろんな考えを持って行動する一見変わった人たちがいる。いや、変わってると思うのは自分の中の常識の範囲があまりにも狭いからなのかもしれない。
    周りの人たちと違う考えを持てるのは、自分の中に何かしらの芯がある人なんだと思う。
    わくわくしながら読むことができた。
    世界を旅してみたい気持ちにさせてくれる本。

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    2020年08月14日
  • 【電子特別カラー版】恋するソマリア

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    謎の独立国家ソマリランドの続編のような位置づけ。そこで書き残した事や、その後の渡航内容が綴られている。この人のソマリランド愛はすごいなー。ここまで一つの地域を愛し興味を掘り下げる情熱を傾けられる場所を見つけた著者は幸せだ。誰よりも、日本で一番この国を理解していたいと言う希望は、帰国後ビジネスをすると言うアイデアにも行くが、この人は「お金儲け」が目的になってない(イヤそりゃ少しはある)ソマリランド発展に為、そして母国日本と愛するソマリランドとのパイプ作りの為、と言うのが好ましい。
    一般的な生活を体験する、料理を習う、郊外を見る等外国人には困難な事を実現させて行くのは、著者の情熱と友好心と出会った

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    2020年07月07日
  • 謎の独立国家ソマリランド

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    この本でソマリランド、プントランドの存在を知った。著者の好奇心とソマリランド愛に引き込まれる。海賊がなくならない説明、海賊はビジネスって目からうろこだった。難民キャンプにいる人達が笑顔というくだりも印象的。実は皆生き生きして笑みを浮かべているそうだ。それは安心しているから。やせこけた、目がうつろな子供ばかりを難民キャンプの写真に添えるのはプロパガンダ。
    著者は氏族について、日本の士族に置き換えて説明してくれているけど、それでも頭に入ってこない。だが、氏族政治が成り立っている仕組みは興味深い。行ってみたいなソマリランド。

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    2020年06月17日