【感想・ネタバレ】間違う力のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

雨の日に数時間で一気読みしてしまった。高野さんの人生体験、人生観、モットーといったものが展開されている。

最初から奇人変人だったのかと思いきや、高校まではどこにでもいる品行方正な優等生。早稲田に入って周りの高い才能に気付いてこれと伍していくために奇襲作戦を常にとるようになったとか。そして行き着いたところが、人が行かないところに行き、やらないことをやり、それを面白おかしく書くことがモットーになったという。

彼のモットー10条に沿って話が展開され、どれもこれも面白いが、あとがきで、更に煎じ詰めると、
以下の3点、とりわけ③に尽きると言う。
①とにかくやること
②手段を選ばないこと
③正しいかどうかより面白いかどうかで決めること

この3か条(②は手段の幅にもよるが)は、間違い力でも何でもなく、十分正道なクライテリアだと思う。

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2023年10月09日

Posted by ブクログ

一流でやらないより二流でやった方がはるかにいい。
どんなに実力があったとしても、計画だけでいるのでは何も起こらない。

二流でも、それをやり続けていれば見てくれる人は出てきて、チャンスがくる!やり始めよう。

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2020年08月22日

Posted by ブクログ

今までの経験から自分を見つめ直していて、筋が通ってる。
読んだ後、しばらくじっとできなかった。
考えてないで、なんかやんなきゃ!って気になった。
私は慎重すぎて、腰が重いから読んでて耳が痛いところもあったけど、読んだ後にこんなに影響が出るなんて初めてだった。
高野さんだからこそ書ける本だと思います。

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2018年03月13日

Posted by ブクログ

個人的にはめちゃくちゃタメになりました。この本に書かれていることを指針に生きていこうと思います笑。高野さんの経験、人生は本当に刺激的で面白いですね!憧れます!

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2024年01月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

編集者さんの思惑では「オンリーワンを目指す人々のための指南書」という地点から始まっているはずなのだけれど、そこは高野さんだからありきたりな内容にはならない。持論が面白かった。
高野さんがこれまで体験した面白い出会いや出来事、それらに繋がるまでの過程が書かれているが、やはり誰もやってないことをしているという感が強い。真似しようとしてもここには辿り着けないんじゃないだろうか。ご自身を普通の人間と仰るけれども、全然普通じゃない。いい意味で。
大学の非常勤講師をやっているとき、学生が授業に癒しを感じているらしいという話があったが、読者としてもそうかもしれない。知らない土地と人のことを聞いていて単純に面白いというのもあるけれど、高野さん本人やその出会った人たちには「人生何とかなるかも」と思わせてくれるエネルギーがある。小さなことで悩んでいるなと気づかせてくれたりもする。
本来みんながオンリーワンなのだけれど、悩む人にはぴったりの本かもしれない。

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2023年12月12日

Posted by ブクログ

いやいや高野さん、何やってるんですか…。
辺境作家と言うからには、「過去異国で危ない体験いっぱいされてるだろうな~」とは思ってだけど、想像を軽く越えてた。
正直「こんなことまで書ちゃっていいの!?」って思いました。

よくある自己啓発本とは違う、高野節とでも言いましょうか。高野さんならではの考え方や体験談は読んでておもしろい。
思ってたより論理的だったのがちょっと意外だったし、時々「ほお~」と頷いてしまった。
内容については下記から想像して欲しい。

*1章「他人のやらないことは無意味でもやる」
*2章「長期スパンで物事を考えない」
*3章「合理的に奇跡を追う」
*4章「他人の非常識な言い分を聞く」
*5章「身近にあるものを無理やりでも利用する」
*6章「怪しい人にはついていく」
*7章「過ぎたるは及ばざるよりずっといい」
*8章「ラクをするためには努力を惜しまない」
*9章「奇襲に頼る」
*10章「一流より二流をめざす」

目次から既に面白い気配がプンプンしませんか?
作中で心に残った言葉、

『一流より二流をめざしたほうが気楽に行動しやすい』

『ちゃんとしてなくてもいい。気軽でもいい。てきとうでもいい。でも今、はじめる』

『正しいかどうかより面白いかどうかで決めること』

高野さんの数々の著書を思い浮かべてみて、なるほど納得。
さて、私はこれから何をしようかな~。
躊躇してたこと、後押ししてもらった気分。

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2023年04月11日

Posted by ブクログ

ノンフィクション作家、高野秀行氏の人生訓10カ条について語ってます。色々間違って、でもその間違いを間違いじゃなくす、というか間違いと思わずに突き進み、後で間違ってたんじゃね?と思い返す。とにかく、何でもやらないよりやれ!ということを伝えています。内容的には教訓というより高野氏の経験したことを紹介しているといった感じですが、それが逆に面白かったし、氏の書いた他の本も読みたくなったので高野氏的には大成功なのでは(笑)

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2022年06月17日

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この本は著書に全くそんな意図が無いにも関わらず昨今のビジネス啓蒙書と全く同じ結論に達しているのが最高に面白い。
・未来志向でなく今が重要
・ロジカルシンキング
・誰もやらないことをやる
まずこの3点だけで、完全に若手ビジネスパーソンが備えるべきマインドセットである。

驚愕なのは著書の高野秀行氏はこのような最新のビジネスマインドを完璧に習得してるにも関わらず、サラリーマンの経験が一度もないばかりか、ミャンマーでアヘン栽培したり、インド不法滞在で強制送還されたり完全に間違った経験ばかりしている。

なのでゲラゲラ笑いながら「なんだこの奇人は」と、楽しく読み進めているとなぜか最近のビジネス感覚を身につけられるというよく分からない謎の本である。

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2022年02月05日

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回り道してもいい、間違いは誰にでもあるものだ。
それでも人生なんとかなるものだ。
辺境の地を旅する著者が、単行本には書かれていなかった旅のエピソードを交えながら、自身の半生を綴ったエッセイ。

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2021年11月07日

Posted by ブクログ

高野氏の作品はかなり読んだ、どれもハズレが無く非常に面白い。なぜなら絶対に誰も選ばないテーマを、異常なくらい真面目に探究し、そしてわかりやすく伝えてくれるからである。そんな高野作品誕生の裏側を少し垣間見ることが出来た。

本作にも記されていたが、事前に周到な準備を行うのが、日本人に多いタイプなのかもしれないが、高野氏の場合はあまり先々を考えずに、怪しい人にはどんどんついて行き、何度も痛い目に遭いながら、結果的に作品として成立してしまう。そんな彼の真剣に間違う姿に、僕等読者は中毒的なワクワク感を覚えてしまうのだ。

でもきっと作品の中で、誰よりもワクワクしているのは高野氏本人なのだと思う。高野作品を一番楽しんでいるのは高野氏自身なのかもしれない。

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2018年07月14日

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ソマリランドやアジア納豆の研究で著名な高野秀行さんの本。ソマリランドの研究をしつつ、納豆の研究もする、という事に対して割と疑問だったんだけど、この本を読んでかなり謎が解けた気がする。
要は、高野さん自身の生存戦略の結果、このような事になった、という事なんだよね。
本の名前や章タイトルは割とショッキングな物が多い。まねすると危険な物もあれば、まねすると良いこともあり、劇薬と言えば劇薬な本ではあるけど、きちんと使い訳ができる分別のある人は、まねをしてみると良いと思う。高野さんの本は個人的に非常に波長が合うので、他の本も読んでみたいな、とそんなことを思ったり。

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2018年05月28日

Posted by ブクログ

高野さんの本なので面白いことは面白いんだけど、やはり散発的だし人生訓も高野さんにしては常識的過ぎる。

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2018年04月02日

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高野秀行入門、って感じかな。氏の著作を読んだことがなければ、『この人の本、面白そう』って思わせられそう。少なくとも数冊、作品に触れたことのある身としては、本書で語られる10か条は、『まあ、そうでしょうね』ってなもん。もちろんこれ、氏の独自性に対する信頼ありきだし、既に面白く読ませてもらっているからこその感想なんですが。

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2022年07月05日

Posted by ブクログ

楽しく読んだ。間違うことが当たり前と思えば、間違いは間違いでなくなり普通のことになる。そもそも端からみれば間違いでも、本人にとっては間違いではないのかも。高野さんが、単語をたくさん覚えるのを楽したいあまり絶対必須の10語を割り出そうと、頻出単語を数えているうちに、単語をたくさん覚えてしまうエピソードとかいい。そうなると苦痛でなく、いつのまにか単語が覚えられているわけ。
それにしても、高野さんやその周りの、特に早稲田大の探検部の人たちは怪人、傑人がわんさといるなあ。

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2020年08月15日

Posted by ブクログ

「他人のやらないことは無意味でもやる」をはじめとする高野さんの十箇条を実際の行動を例にとって教えてくれる一冊。相変わらずばかばかしくて、とっても楽しく読んだけど、高野さんの知力、体力、運の強さには改めて驚嘆。身内にこんな人がいたら心配で仕方ないと思うけど、できれば引き続きこの路線で頑張ってほしい。

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2019年01月03日

Posted by ブクログ

高野さんの新しい本出た❗と読んでみたら、8年前に出たのを出し直したものだった。未読だったから問題ないけど。
高野さんがどれほど努力家で才能があるか(そしてとんでもないか)知っているので、高野さんの言うことを真に受けて実践してもなあ、一般人には厳しいよ、などと思いながら読んでいたのだが、良かった。
が小さいから人の言うことに従って生きてたけど、リーダーやってみたら案外楽だし、一人で好きにやったらもっと楽だ、とか、長期スパンでものを考えるな(だいたいその通りにならないんだから)とか、思いついたらとにかくやってみるとか、本当にそうだなと思った。
特にテサロニキのブラインドサッカーの話は印象的だったな。日本の国家レベルでこういうことは無理だとしても、個人レベルならできるよな。
しかし、社交性はないと言いながら、電車で見かけた外国人に言葉を教わったり、リンガラ語を学ぶために池尻を走り回ってコンゴ人を探した、って、めちゃめちゃあるじゃん。まあ外国に行くと日本人には信じられないほど人懐っこい人がいるけど、そういう人と比べるとないってことでしょうね。
なんだかんだ言って凄い人です。でも、いいこと書いてあると思うよ。アヘン中毒はいかんけども、それ以外のことは若い人にも大いに参考になると思う。

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2018年11月23日

Posted by ブクログ

以前、単行本として刊行されていたものを加筆修正したもの。今まで読んだ内容ともリンクする話。

てきとうでも「今、はじめる」ことが大事

このセリフが全てを表してる。

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2018年09月22日

Posted by ブクログ

高野秀行といえば最近TVにも出て、かなりの有名人になりました。昔、「幻獣ムベンベを追え」では面白かったけどこの本で終わりだろうと漠然と思っていました。まさかここまで生き残るとは・・・。
そんな高野氏のある意味出鱈目で、しかも本人にとっては合理的であった過去の行動が色々書かれています。ある意味彼の本を読んできたものにとっては、ダイジェストを読んでいるようなものかもしれません。
彼は探検家でも冒険家でもないと思います。ではなんなのか?というと、人を笑わせたくて笑わせたくて血眼でネタを探している作家だと思います。
平易な文章でさくさく読めつつも、決して軽薄ではない文章には本への愛情が感じられます。勝手に色々していながら独りよがりになりきれない優柔不断さ。これが一過性の面白さではなく、地で行く面白さの一つの要因だと思います。
そんな彼がどれだけの勘違いやトラブルを発生させ、結果今の高野秀行が出来上がっているかが描かれております。新味はありませんが、楽しく読みました。

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2018年05月26日

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