高野秀行のレビュー一覧

  • イスラム飲酒紀行

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    禁酒が国是のイスラム各国のドタバタ紀行。イスラム文化の裏表について非常に分かりやすい。イスラムへの理解が深まった。

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    2012年10月20日
  • イスラム飲酒紀行

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    飲酒禁止のイスラーム国家で、この人アル中じゃない?と思えるくらいに酒好きの著者が、酒を求めて多くの人々と出会う。結構やばいことしてるけど大丈夫?と思ってしまう所もあり、それでも酒が飲めるならいい!という姿勢の著者がステキでした。
    単に酒を求めてのルポと思いきや、その中で多くのことに気付かせてくれる。あとがきまでを読んですっきりと味わえる一冊。

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    2012年09月21日
  • 【カラー版】未来国家ブータン

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    バイオベンチャーの代表、二村氏からブータンの生物資源探索のミッションを受けた高野氏。最初はあまり乗り気ではなかったが、ブータンにはイエティ(雪男)というUMAがいるとの情報で色めき立つ。

    ノープランで現地に入り、道中、おばちゃんの猛烈なお酒の接待に二日酔い。高山病で死にかけるが、ブータンのあまりの桃源郷さに天国を感じ、死を受け入れ始める。
    これほどブータン人に世話になる人はいないのだろうが、これこそ高野氏の為せる術。

    インドと中国に境を接しながら、未だに半鎖国的国家なるブータン。
    西洋医学と伝統療法。国家主導の経済発展と鎖国的体制。ダブルバインドな要素を持つ国家でありながら、登場するブータン人は皆とても幸せなのだ。

    これまでのUMA探索本とはやや趣を変え、辺境ハンターならではの国家観や、比較文化論が語られ、興味深い。新たなテーマになるのだろうか。

    中尾佐助「秘境ブータン」(岩波現代文庫)も読みたい。

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    2012年08月16日
  • 【カラー版】辺境中毒!

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    「アヘン王国潜入記」を最後の数ページ残したまま積んでしまったが、たまたま紀行の何かを読みたくなって買ったら、たまたま「あ!アヘンの人だ!」となった作品。
    どうやら私は高野秀行さんに惚れてしまったらしい。
    内容はエッセイあり、対談あり、書評ありと詰め合わせの一冊。そのなかでも書評がかなり面白く、紹介されていた内の一冊を早速購入してしまったほど。
    サクッと読めます。

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    2012年06月05日
  • 怪獣記

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    今度の高野くんはすごいぞ!ついにやった!でも周りの反応は何!ちょっとひどくない?高野くんも早いとこ続編お願い!それより調査に行って!

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    2011年09月28日
  • 怪獣記

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    タイトルだけ見ると普通の未確認生物探検ものっぽいが、中身はとにかくてんこもり。謎の巨大生物ジャナワールを追ってトルコのワン湖に向かうが、その先にはUMA界の不思議な縁とか、しっちゃかめっちゃかなトルコ情勢とか、やたら怪しいアラブ人とか、不思議生物ジャナワールがどうでもよくなるような面白さ。
    そして最後の数ページの静かな驚き。
    笑いつつも、クルド人問題やイスラム原理主義が新聞や教科書の中じゃない現実とはこういうものかと考え込んだりもした。

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    2011年05月05日
  • 怪しいシンドバッド

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    もう何冊目かの高野さんの本。

    これは彼が19歳から29歳にかけて経験した旅や海外生活をまとめたものなんですが

    今回も常識を逸脱していてなおかつ無茶しまくりです。

    中国で人間の胎盤を食べて

    カニバリズムorカストロジー?!

    なんて考えたり


    コロンビアで白い粉まみれになったり


    幻の幻覚剤「ヤヘイ」でミラクルトリップしたり


    ほんともう元気が出る一冊です!

    オススメ!

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    2010年11月26日
  • 怪獣記

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    オモシロかった!

    やってることはいつもの通り阿呆じゃないかと言う事(ごめんなさい)だけど、今回は見つかっただと!?
    ある種、見つかるわけないし、、とコチラも安心して読んでいたのにw

    出来事に対しての評価というかツッコミが最高。
    なんだこれは?というコトに対しての意見がほんとにオモシロい。

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    2010年09月23日
  • 【カラー版】神に頼って走れ! 自転車爆走日本南下旅日記

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    自転車旅の醍醐味を味わった高野さんが、世界へ自転車で旅に出るといいなあと思う。または、国内の旅の面白さに気付いた高野さんが、再び自転車でまだ見に日本を見つけに旅立つといいなと思う。字が大きくスカスカと言える本だけれど、高野本の面白さが損なわれることはないと思った。次の高野本は何にしようかと悩んでしまう。

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    2011年09月28日
  • 【カラー版】神に頼って走れ! 自転車爆走日本南下旅日記

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    最初は、日記となるとさすがに毎日毎日おもろいことは起こらないからなあ、さすがに。
    と思ってたけど、終盤まとめてきましたね。
    やっぱり終わってみれば面白かった。

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    2009年10月04日
  • 自閉スペクトラム症の私は、いかにこの世界を生きているか 当事者批評・脳の多様性・文学と哲学

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    文学と哲学の交錯と融合が示される"はじめに"で、早くもわくわくが高まる。

    なるほど、オートエスノグラフィーは当事者の確かな違和感から始まるのだということが、よく分かる。
    外部からの観察のみによるラベリングだけはもちろん不充分かつ不正確というのは間違いなく、そこに当事者の分析が統合されることで高まる学究的な価値はとても大きいだろう。
    病跡学なる分野があることを初めて知り、また、発達障害や精神疾患に関する診断において、白か黒ではないスペクトラムという捉え方が広く敷衍していることも不勉強ながら本書で教えられたが、実情に即した合理的な考えで、非常に良いことだと思った。

    私はかねて、理系・文系で人のタイプをざっくり分けたり行動を分析したりすることを甚だナンセンスだと感じているが、本書で言及されているカントやニュートン、ライプニッツといった近代科学の礎を築いた巨人たちの名を見て、またプラトンやアリストテレスが生きた古代に思いを馳せ、人の思弁はそのように峻別できるものではないと、改めて思いを強くする。
    時代が下るごとに分業化が進んでしまっているだけで、文学も哲学も物理学も医学も、突き詰めた先の到達点は同じところなのではないか。

    この本の真骨頂は、横道誠氏と各人との対談パートにある。
    何気なく交わされる彼らの言葉の中に、深い気付きに至る金言がどれだけ溢れていることか。
    私も診断こそ受けていないが、きっとASDでありADHDであるだろう、と自認して50年以上生きてきたが、本書を読んで「うーんまだまだ甘いかも…」と変に自信喪失(?)してしまった。

    苦言ということでもないが、石原真衣氏との対談で横道氏は"文化人類学はまず難解な議論を先出しし、後から読み物がやってくるという構成が衒学的だ"と批判されているが、「えっ、この本こそ…」と突っ込んでしまったのは私だけだろうか?

    「どうしていい歳をした大人が、『読書感想文』を粉飾したような作品内在解釈にいそしんでいるんでしょう、それが『高級』だという価値観を維持してるんでしょう。」

    「ASDがあると凝り性になって、ADHDがあると飽き性の傾向になるんですよね。」

    「自分を研究や観察の対象として見つめて、必要があれば他者と共有していいんだという考え方に、すごく大きな扉が開かれた気がしました。」

    「最近は認知科学が進んできて、多くの定型発達者でも、疲れたり不調だったりすると、衝動性が増したり、鬱っぽくなったりして、発達障害的なグラデーションの中を生きていることがわかってきました。発達障害者はある部分の特性が強烈に出ているだけで、相対的な違いに過ぎない。」

    「分刻みでアポ取って動いている人なんか誰もいない。一時間ぐらい遅刻しても誰も何も言わないし、みんなで車で出かけて三十分走ったころに「忘れ物した!」と言っても、「ああそうか」って平然と取りに帰ってくれる。そういう世界って、楽ですよね。」

    「とにかく自分を信用しちゃいけないというのは合言葉ですね。」
    「自分は自分を裏切りますからね。体も心も裏切りますからね。」

    「子どもの頃の価値観からあまり変わってないんですよね、自閉スペクトラム症(ASD)の「同一性保持」という特性です。

    文学にとって、賢くない人たちを描く世界は未開の地で、そこに可能性がいっぱいあると思います。」

    「ASD者は身体的にも精神的にも成熟してなお幼児のような印象を与えることが知られている。」

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    2026年10月10日
  • 【カラー版】アヘン王国潜入記

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    地理とか文化とか登場人物が全然頭に入ってこないのは100%私の読解力のせいです。
    名前が似てる人多過ぎて全然覚えられない…
    ミャンマーの中のワ州というところでアヘンを作る集落があり、そこが周辺地域諸国から孤立気味で、独自の文化の中アヘン栽培をしていることの調査ルポ、であってるかな?

    高野さんが英語の先生?になって現地の子供達にブチギレながら授業してるところに爆笑してしまいました。
    自分はビルマ語全然喋れないくせに、なかなか発音を覚えない子供達に大人気なくイラついてて面白過ぎる。

    自分もアヘンをやって当たり前に依存し、なんなら集落の人にアヘンをやるな!と怒られ。しっかりと集落の人々に染まった生活をおくっているのも大変におかしかったです。

    頭には入ってこないけど…めちゃくちゃ面白かった!

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    2026年10月08日
  • メソポタミアのボート三人男

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    「イラク水滸伝」のスピンオフ的な旅行かなあ。
    チグリス・ユーフラテスそれぞれの源流をボートで探検する物語。クルド人はなぜトルコと融和できなかったか、イラクのクルド人、クルド人ゲリラとトルコに協力するクルド人などの話もはさまれていて面白い。

    どちらの源流のあたりも、どんどん開発が進んでダムができたり、川が汚くなったりしているとか。

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    2026年10月06日
  • メソポタミアのボート三人男

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    パックラフト、乗りて〜!!
    クルド人についての理解も深まる。民族については雰囲気じゃなくて勉強してから語るべし!

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    2026年10月04日
  • メソポタミアのボート三人男

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    高野さんのノンフィクションはどれを読んでも行動力に圧倒されます。イラク水滸伝も抱腹絶倒だったけど、こちらの冒険記も興味が尽きません。

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    2026年10月02日
  • イラク水滸伝

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    表紙の写真がかっこいい。

    面白かったが思った以上の分量と読み応えがあり、読み始めると止まらないがそれでも読み終わるまで時間がかかった。

    高野さんは相変わらず面白い冒険をやっている。中々知りえないイラクの土地や文化、実際にその地で生活している人たちの様子が詳しく書かれている。イラクに湿地帯があることも初めて知った。

    とりあえずやってみる。それでダメならそこで初めて別の方法を考える。といったプリコラージュ的なイラクのアフワール人のやり方もとても興味深かった。
    見通しや段取りせず、見切り発車とその場しのぎのやり方は、計画や規則を重視する日本人の方法と全く異なるけれど、そのノリの軽さというか、問題が起きたら対処する対応力の高さと初動の早さは見習いたいと思った。

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    2026年10月02日
  • 世にも奇妙なマラソン大会

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    高野さんの作品はとにかく面白くて、買い漁ってます。今回も期待を裏切りません。行動力、実行力に脱帽です。

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    2026年09月28日
  • 酒を主食とする人々

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    酒は健康によくない
    そんな概念で生きていない、なぜなら主食が酒だから
    エチオピアの民族が、酒だけを飲んで生きているという。本当にそんなことがあるのか?衝撃の実体験記
    著者の高野さんはクレイジージャーニーにも出演する、実際にその国に飛び、体験し、書き記すノンフィクション作家だ。本作で3作目だが、通常の人なら死ぬのではないかというくらいのハチャメチャ体験記だった。
    個人的にはデラシャ劇団のくだりが一番好きでした。

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    2026年09月22日
  • メソポタミアのボート三人男

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    いつもどおり高野さんの本は面白い
    四万十の上流仁淀川でSUPをする前日に読み終えた
    旅の相棒、川旅の師匠山田隊長が四万十中村の出身というのもあってなんだか親しみが湧く

    高野さんのこれまでの本のように誰もしないことをする感が少し薄いかなあ
    有名なチグリス・ユーフラテス川を川旅というのは面白いけれども、こんなとこだったのか!という驚きみたいなのがそれほどではなかった

    観光地化する前の街や美しい川、料理の美味しそうな描写は魅力的
    発酵食品の文化は日本だけじゃなく世界の村々にある
    村上春樹の遠い太鼓を思い出す
    あれもトルコだったか?
    あちらはワインの描写だったけれども
    カブルカは美味しそう
    十条のクルド料理店メソポタミアが閉店したのは残念、食べてみたかった

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    2026年09月21日
  • 酒を主食とする人々

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    鮮やかでありながら肩の力が抜けるような独特な冒険家・高野氏の作品。今回はアフリカでもアフリカらしくない部類の先進国であるエチオピア南部で、タイトル通り老若男女が酒を主食とする民族(氏族)を体験する旅行譚。クレイジージャーニー取材班との旅ということもあり、高野氏独特の希少冒険にはなっていないところは残念だし、ソマリランドまで到達してしまうと、それ以上はなかなか難しいのも確か。勿論面白いのだが、別の興味視点での冒険ノンフィクションも期待したいところ。

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    2026年09月20日