高野秀行のレビュー一覧
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ブータンと聞いて思い浮かべるのは昨年国王夫妻が来日し民主党の馬鹿な大臣が欠席した話やGDPならぬGNH(国民総幸福度)などだろう。GNHそのものは経済的な発展をいらないと言ってるのではもちろんなく、持続可能かつ公正な社会経済的発展、環境の保全と持続的な利用、文化の保護と促進、良い統治が中心だそうだ。そしてそこにブータンでは仏教的な思想として欲望の抑制や殺生の禁止が含まれているようなのだがこの本に出てくるブータン人たちは仏教とGNHはそもそも成り立ちが違うと言う。また経済的な面では例えばブータンでは国のどこでも携帯がつながり、テレビが見れるようにと言った事業を進めている。反西洋文明みたいなイメー
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Posted by ブクログ
高野秀行さんのような生き方は本当にかっこあいと思う。高野さんの本を始めて読んだのは、「ワセダ三畳青春記」で、これはもう抱腹絶倒、大爆笑間違いなしの 絶品です。笑いたい方は、ぜひ。高野さんの本に惹かれる理由は、高野さん自身が、型破りな人というのもあるんだけど、その型破りな人の周りにいる人がこれまた型破り!高野さんの本を読んでいると、社会常識とか基準って言葉が本当に無意味だなって思う。せっかく生まれてきたのだもの。自分のいきたいようにいけばいいんだって。僕は人と違う道を、歩こう歩こうとする。安定とかそういうのは、あまりないけど、やっぱり波乱万丈なほうが人生楽しい!
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Posted by ブクログ
バイオベンチャーの代表、二村氏からブータンの生物資源探索のミッションを受けた高野氏。最初はあまり乗り気ではなかったが、ブータンにはイエティ(雪男)というUMAがいるとの情報で色めき立つ。
ノープランで現地に入り、道中、おばちゃんの猛烈なお酒の接待に二日酔い。高山病で死にかけるが、ブータンのあまりの桃源郷さに天国を感じ、死を受け入れ始める。
これほどブータン人に世話になる人はいないのだろうが、これこそ高野氏の為せる術。
インドと中国に境を接しながら、未だに半鎖国的国家なるブータン。
西洋医学と伝統療法。国家主導の経済発展と鎖国的体制。ダブルバインドな要素を持つ国家でありながら、登場するブータ -
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Posted by ブクログ
こんな人生があるんだと驚く本でした。作者のように「ケシ栽培を行ってアヘンを作る」を目標にすることはこれからもなさそうなので、違う世界線を覗いたような気分になります。
「フランスに興味がなかった。なぜならフランスには探検する場所がなかったからだ。未知の動物もいなければ謎の民族もないのだからしかたない。原因はフランス側にある。」
と言われたら、そんなこと考えたこともないこちらは、おうわかった!と受け取るしかない。共感というより、へえ〜と思いながら読める所に面白さがありました。
一方で、語学の覚え方や各言語の違い・共通点を知れる面白さもあります。最後のエピローグに全て詰まっていてとてもよかった。