またやぶけの夕焼け

またやぶけの夕焼け

528円 (税込)

2pt

僕はヒデユキ、八王子市立第六小学校の四年生だ。放課後になるといつも近所に住むカッチャンたちと遊びに繰り出す。『侍ジャイアンツ』に影響されて魔球を投げようとしたかと思えば、弟をブッチャーに見立ててプロレスごっこ。大物のノコギリクワガタに興奮し、恐竜の化石探しに熱中する―。毎日を全力疾走する少年たちを活き活きと描く、かつて子供だった全ての人に贈る笑いと涙の青春小説。

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またやぶけの夕焼け のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    表紙の先頭にいる少年の名は"カッチャン"、これはカッチャン軍団の冒険(遊び)の記録。幼少期をカッチャンと呼ばれて過ごした私はどうしたって自分の当時を重ねてしまう。贔屓目もあるだろうが面白い。少年時代は、宝物だ。

    0
    2022年05月15日

    Posted by ブクログ

    遠い昔に経験したことがあるような感覚や子供のテンション、冒険心を、さっき体験したことのように生き生きと表現できるってすごい。

    0
    2015年05月27日

    Posted by ブクログ

    ノスタルジー。作品世界は僕よりだいぶ上の世代だけど、小学4年前後の頃いろいろ工夫して遊んでいたのを思い出す。

    0
    2016年09月22日

    Posted by ブクログ

    うちも公園の真ん前で、よく野球でガラスを割って、怒られてたからすごい自分のことのように読み進めた。高野さんやっぱり面白い。

    0
    2016年02月28日

    Posted by ブクログ

    自分たちで考えたバカバカしい遊び、グループ内の規律、親や同級生との関係…、小学生の高学年で出会う諸々の出来事が描かれる。
    確実に年代が違うのだが、とても懐かしく感じる。ラストには小学生時代に遊んでいた近所の仲間が、進学とともに疎遠になっていく姿が描かれる。大人になる通過儀礼のようなものだ。自分も経験

    0
    2015年08月16日

    Posted by ブクログ

    著者の現時点で発行されている文庫本は読破した模様。故船戸与一氏の宿題だった小説を著した著者の思いはいかばかりか。少年小説というのは良く考えると難しいものだと思うが、主人公・阪野ヒデユキ君はそのまま高野氏を反映させているように感じた。永遠の少年ってことでどうでしょう? 自分も著者と同級なので、時代背景

    0
    2017年08月20日

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)
    探検冒険、野球にプロレス、虫捕り、火遊び、秘密基地…。遊びは遊びじゃねえんだ!?70年代少年小説の傑作。

    小学生の時は空き地やどぶ、林や工事現場ですら冒険の対象でした。毎日何かしらろくでもない遊びをしていたけれど、それがとても楽しかった。丁度ファミコン黎明期の

    0
    2017年08月14日

    Posted by ブクログ

    大好きなノンフィクション作家、高野秀行が、何をとち狂ったか、児童文学なんて書いている。要らんことに手を出さずに、今までどおり辺境作家としてノンフィクションを書いてりゃいいのにと思いつつも無視できずに手に取りました。そうしたら、まるっきりのフィクションというわけではなく、自分の子ども時代を基に描いた小

    0
    2017年05月10日

    Posted by ブクログ

    少年時代の冒険、独自のルールで遊んだあの頃を思い出す一冊。なんでそんなことをそんな詳しく書くのか、というような感じで話は進み、大人にはわからないはずの感性が、大人であるはずの自分をくすぐる。こうゆう遊び心を持っていたいし、それをいまの視点なしに一冊ぶち抜きで語れるヒデはすごい。副隊長を自称していたが

    0
    2017年01月07日

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