【感想・ネタバレ】世界のシワに夢を見ろ!(小学館文庫)のレビュー

あらすじ

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「世界のシワ」とは……世界の「辺境」のこと。先進国がアイロンのきいた清潔な所とすれば、その逆に「シワだらけ」の地域。早稲田大学探検部出身の著者は、そんなシワ地帯を偏愛し、若さにまかせ頭から突っ込んでいく。初デートでは奥多摩の洞窟に突入、コンゴの密林でカロリーメイトに涙し、アマゾンで遭難しかけ、花のパリではマラリアとフランス人を相手に格闘……。 単行本未収録のエピソードを7篇追加、あまりのくだらなさに著者自ら「こんなバカな本は最後にしたい」と嘆く、爆笑探検エッセイ完全決定版ついに電子版で配信!!

※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

「世界のシワ」とは「辺境」のこと。
高野さんが訪れた辺境でのアレやコレやが詰まった一冊。
閉所恐怖症の私は冒頭のデートの話でもうゾワゾワ。
全体的に「ムリムリムリ」というエピソードばかりなのですが
高野さんのおかげで、ゴロゴロしながら笑って読めます。最高です。

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2025年09月11日

Posted by ブクログ

高野さん9冊目。
短いものは4ページほどで、サクッと読めるエッセイ集。
ムベンベの探検の合間にはこんなことがあったのかというものや、高野さんには珍しい直球の下ネタまで、高野さん自ら「バカ最長不倒距離」というだけある面白話が集められており笑いながら読めた。

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2023年09月24日

Posted by ブクログ

人の見た事のない物や知らない事を求めて旅?冒険?いや、無謀な挑戦?に突き進んでいく著者のその大きな挑戦の合間に起こった細々した事件を書いたエッセイ。初デートに洞窟に行った話や、フランスで命の危機にあった話など、どれをとっても馬鹿馬鹿しくもスゴくもある抱腹絶倒のエッセイでした。

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2022年05月23日

Posted by ブクログ

2021/08/22
どの話もヒーだの、うわぁだの、爆笑だの、とにかく楽しく読ませてもらえました。
三畳青春記の奥様とのエピソードはキューンと読ませていただきましたが、まさかまさかの初体験エピソード、しかも辺境にて!こんなに書いちゃってよいのですか??!(笑)

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2021年08月23日

Posted by ブクログ

タイトルだけ見た時は何を言っているんだろう?と思ったが、辺境や僻地をシワに例えているのだと納得。まだ若かりし頃の高野さん。無茶にも拍車がかかっている。中々にショッキングな話題や写真も含まれ、決して万人向けではないが、探検エッセイという形で気軽に読める貴重な異文化体験の記録。最初の「初デートは洞窟だ!」からツッコミどころは多く、「コンプリートな男」の光景があまりに滑稽で笑いが声に出てしまった。

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2022年08月11日

Posted by ブクログ

辺境作家高野秀行の単行本には収められなかった余談、雑談を氏ならではの面白可笑しい文体で綴る舞台裏エッセイ。
あの本には、あの紀行には、こんな裏話があったのか!と驚くこと請け合い。
高野秀行の旅はネタの宝庫。

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2022年03月01日

Posted by ブクログ

冒険家のエッセイとしてはとてもユニークで面白く読める。筆者自身も同意見だと思うけれど、冒険活動そのものに何か大義のようなものを求めている訳ではないのだ。だから、特に感動を覚えるような内容では全くない。しかし、ボクはこういう活動をする人は単純に凄いなと思う。

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2015年09月27日

Posted by ブクログ

著者自ら「最高の『バカ度』を誇る」「バカ最長不倒距離」という本書。文庫版あとがきの「今後これを上回るバカな本は書けないだろう。少なくとも、そう願いたいところだ」に笑ってしまった。

ついに朝日読書欄にも登場し、認知度がぐっと高まった高野さん。我が事のようにヨロコバシイ気持ちになりながらも、こんな変な本も書いてるんだよ~んと、これとか「アヘン王国潜入記」とか引っ張り出してきたくなったりする、妙なファン心理なのであった。

この文庫版は何と言っても解説が素晴らしい!井原美紀さんの鋭い観察力と洞察力に恐れ入る。辺境の旅を好む体質について述べられているくだりにはたいそう納得した。
「探検家と普通の人との違いは、その瞬間を怯えながら、苦しみながらも、どこかで(これはおいしい)と喜び、快楽にもだえてしまうところにあるのだと思う」
探検家に必要なのは「タフなサービス精神」「懲りない体質」「健康的で忘れっぽい心」「旅を最初から最後まで遂行するための繊細で緻密な頭脳と、多少のことがあってもびくともしない大ざっぱな神経」「内股の皮が厚いこと」。これはまったく高野さんのことだよね。内股のことは知らんけど。

井原さんが初対面の時の高野さんについて書いているところで思わず膝をうった。私が三月のトークショーで間近に見たときの印象が、その通りちゃんと言葉になっていた。
「地面から5センチ浮いているように飄々と歩くその姿は、冒険ヤローというよりは仙人のようだった。眼鏡の奥からの知的な瞳、穏やかな話し方といい、学者といってもいい」「この地上に縛られるもの(家のローン、口うるさい妻、言うことを聞かない子供など)もなにもないような感じで、哲学的にも身軽そうだった」

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2013年04月22日

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ヤングチャンピオンに掲載されたエッセイを単行本化したもの。軽いが面白い。バスの中で読んでいて吹き出しそうになった。

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2009年10月10日

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世界のシワってなんじゃい?

おそらく、この本のタイトルを見た大多数の人がそう思うでしょうね。そして表紙は梅干がのった白米。

まったくもってなんの本だが見当が付かないのに、この本を買ってしまったのは、僕も世界のシワに夢

を見たかったからであります。

著者の高野氏は、早稲田大学探検部出身の作家。本書は、そんな著者のライフワークともいえる探検の様

子をまとめた爆笑エッセイ集だ。

著者はひたすらに「世界のシワ」を求める。だから世界のシワってなに?

「世界のシワ」とは、世界の「辺境」のことだという。著者の言葉を借りると、

『アメリカ化が進むと、世界はのっぺりする。イメージで言えば、先進国と大都市を中心に、みんなが

せっせとアイロンがけをしているようなものだ。どこも同じように清潔で快適でおしゃれで便利になる。

では、アイロンが行き届いていないところはどうかと言うと、これはシワくちゃだ。昔からシワだらけ

だったのが、さらに中央部からの、まさに「シワ寄せ」を食らっているからたまったもんじゃない。そう

いう世界のシワみたいな地域は「辺境」とか「僻地」と呼ばれる。山あり谷あり、病気あり内戦あり、犯

罪あり非常識あり、怪獣あり野人あり・・・とたいへんなのだが、なぜか私はそういうシワ地帯が好きで

ある』(はじめに より)

ということだ。ここが「旅人」と「探検家」の違いであろう。もちろん旅人だって世界の辺境を旅するだ

ろうが、探検となると基本的にその姿勢は「攻め」になる。それを世間では「男のロマン」と呼ぶ。

奥多摩の洞窟でデート、コンゴの密林でカロリーメイトに命をかける、バンコクでのアヘン研究、アマゾ

ンでしらみと格闘、アフリカの悪徳ポリスに絡まれる、アフリカのコンゴで初体験・・・。

普通に考えればとんでもないことが次々と起こる。よく生きてるなこの人。そんな感想を持つだろう。

しかし、それが探検家が探検家たる由縁なのである。平坦な道を歩く探険家など探検家とは呼ばないの

だ。普通に生活していてあまり探検家の人とお友達になる機会は少ない。この本を読んで、探検家とはど

ういうものか、世界のシワとはどういう所か、夢を見るとはどういうことか、じっくり吟味していただき

たい。そして、それでもあなたが探検家に憧れるようであれば、あなたはちょっと変人だと自覚したほう

がいいでしょう。つまり、それが探検家の素質です。

ちなみに僕はちょっと変人だと自覚したほうがいいレベルに達しています。

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2009年10月04日

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世界の辺境を旅する作家、高野氏。エピソードが爆笑もので、電車で読まなくて本当に良かった!ほんとにおもしろくてあっという間に読み終えてしまいました。背徳のカロリーメイトで大笑いして、桜島に起立!で吹き出した。ハンモックの下に潜む野獣も笑える。でも文章のおもしろさの中に人柄がしのばれて、この作者が好きです。会ってみたいと思わせる魅力。

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2011年09月18日

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2009年1月11日購入。読書期間2009年1月11日〜16日。

日本を含む世界の辺境へ行く著者が、行く先々で起こった奇妙な話の数々。
世界はこんなに深いんだな〜と思える、どこかへ旅に出てみたくなる本。
また、これまで刊行された本には収録されなかった裏話もあるので併せて読むのもお勧め。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

高野さんを大人買いしたときに読まなかったはずはないのに、よほど気に入った本でないかぎり、読んだ端から誰ぞに進呈してしまうせいで、読んだかどうかわからなくなってまた買ってしまった。手元になかったということは、そこまで気に入った本ではなかったということです(笑)。『桜島に起立!』の内容だけは覚えていたけれど、なぜか私の記憶では山下公園に変わっていたため、鹿児島の話だったのかと驚く。いや、山下公園でこんなことになってたら通報されそうやし(笑)。どれもそれなりに面白いけれど、高野さんの面白さはこれにとどまらない。

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2019年11月22日

Posted by ブクログ

この筆者も割と好きで、こういう辺境の地や途上国の奥地での旅行記が好きなので読みました。
大学で探検部だった筆者が、世界の辺境に行った時のエピソードを書いた短編エッセイ集。
主に南米やアフリカだが、日本での話も載っている。
結構面白いエピソードなんだが、シラミが頭に沸いたというエピソードでは、なぜこの人は鏡を見ないのだろうと思った。
見た目を気にしない人だったのかしら。

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2017年07月09日

Posted by ブクログ

「ヤングチャンピオン」に連載されたコラムをまとめた本。高野秀行や辺境に興味があるわけでなく、長い文章や難しい文章、思索することが苦手な若者が面白く読めるよう、おもいっきり軽く、笑えるように書いてある。私はもっと掘り下げて書いてほしかったが、そういう依頼だったんでしょう。好きなように書きたいだけ書けるのは村上春樹と大江健三郎くらいだろうし。
しかし、最後の下ネタは笑えなかった。据え膳食わぬは、とは言えAIDS怖くないの?
読者の青少年が、オレもコンゴで!と思わないことを願う。コンゴ遠いから大丈夫だとは思うけど。

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2015年11月14日

Posted by ブクログ

私は高野秀行の本が大好きですよ。“いつかは全作品読破!”予定作家の一人です。だからまあ良いんだけど、「高野秀行のお勧め本は何ですか?」と聞かれてこの本は挙げにくい。他の力作も何冊か読んでいる人なら探検・冒険の舞台裏が垣間見れて面白いかも。暇つぶしに短時間で読む本を探しているならこれも良いでしょう。因みに私は博多~釜山運航の高速船ビートルの中、夢うつつで読み切りました。初めての高野本が本書の方、著者の面白さはこんなものじゃないからもう少し厚めのを読んでみよう!『異国トーキョー漂流記』辺りか入るのが無難かな?

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2013年11月08日

Posted by ブクログ

世界には理解しがたい文化・風習がたくさんあることを知る。
南アフリカにますます行きたくなくなった・・・作者のバイタリティの高さに驚くばかり。

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2010年07月02日

Posted by ブクログ

旅行記というか記録。
高野氏は好きな作家の一人であり、この本もわりと好きだ。
だが、おかしなことの短編集的なものでなく壮大な旅行話が読みたい。

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2009年11月29日

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