【感想・ネタバレ】将棋「初段になれるかな」会議のレビュー

あらすじ

初段ってどうやったらなれるの?
級位者の悩みにプロ棋士が明朗回答

駒の動かし方はもちろん、穴熊や美濃囲いなど基本的な囲いもわかる。けど、決して強くはない、具体的には初段に届かない棋力の人に向けて作ったのが本書。指南役は「経堂こども将棋教室」を主宰し、指導力に定評のあるプロ棋士の高野秀行六段。将棋好きだけど決して強くない、ライターの岡部敬史と漫画家のさくらはな。の二人が、悩める級位者の声を代弁して、「わかったふりはしない」を信条になんでも質問。聞けば聞くほどに、級位者ならではの強くなる考え方や戦い方があることがわかった。

盤面は3×3マスを見る、戦型は一つだけ覚えればいい、わかりやすい詰将棋を作るetc.

将棋というゲームに強くなる要素の一つひとつに踏み込み、プロとアマの対話形式で進む本書。悪手だらけの級位者の対局をプロが解説するという、前代未聞の試みも盛り込みつつ、読むだけで、楽しく、上達するヒントが満載。これまで身の丈に合った本に出会えなかった皆さんにとって「これならわかる」を目指した一冊です。

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Posted by ブクログ

 とても分かりやすい本でした。初心者の方には、ぜひおすすめしたい本です。
この本をきっかけに、何年ぶりかに将棋にはまっています。
三手詰め、五手詰めの本を買いたいと思っています。

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2024年07月15日

Posted by ブクログ

『山口恵梨子(えりりん)の女流棋士の日々』で知ったさくらはな。さんたちが、高野秀行六段と行なった「将棋アマ初段になるためにはどうしたらよいか」の鼎談。まずは3マス×3マスを見る(いきなり大局観など身につかない)、藤井聡太の棋譜を読んでも難しすぎて勉強にならない(とはいえ、アマ級位者にも勉強になる棋譜を残す先生もちゃんといる)などなど、色々な心構えが本音ベースで語られていて、とっても面白い。初心者+αの人たちがさらに上達するための方法論として、将棋以外の分野でも参考になると思った。

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2022年11月04日

Posted by ブクログ

そう、トッププロの棋譜を勉強してもほとんど役にたたなったりするのだ。この辺がいいのだろう。
将棋は好きでよく本読んだりテレビ見たりするのだが、その度に、こう言うゲームに向いてないんだという現実を突きつけられる。

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2022年04月19日

Posted by ブクログ

気軽に読めて楽しい。大人向けで、ここまで下りてきてくれている本は初めてかと。強くなれる飲み会がまとまった本。
p148「先手が6五歩ならば」は銀か桂の誤植?

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2019年02月08日

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