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Posted by ブクログ
伝説の雪男の調査にブータンへ。
ここに至るきっかけやその後の調査の流され感がゆるくておもしろい。
うわべの聞き取りでなく、そこの人たちの暮らしにや懐にはいりこもうとする高野さん。
雪男探しというよりも、だんだんブータン版『遠野物語』の様相を呈する旅。
その土地の習慣や価値観があぶり出されて興味深いです。
そして、そこから見えてきた「なぜ国民の幸福度が高いのか?」という考察が、とても腑に落ちました。
この旅は2010年のこと。
その後2016年に出版された『謎のアジア納豆』
の中で、2014年に訪れたミャンマーにブータン人難民キャンプがあることが書かれていています。
「幸福な国」といわれるブータンにも、今回のブータン北部の旅では知ることのなかった幸福だけでない面もあるようです。
それにしても高野さんは人一倍?お腹が弱くて、ブータンの旅中ずっとお腹を壊していて心配になってしまうけど、それでもいつでも秘境に行って、現地の人と秘境ごはん食べちゃうメンタルがすごい!
Posted by ブクログ
タイトルと写真に興味を惹かれ即購入。ブータンには、幸せな国の側面以外があることをこれまでの読書経験から理解しているが、なぜ「未来国家」なのか、地理や政治、経済は他の国との比較が難しいように思うがどう他の国に理想を提示できるのか、読み進めていきたい。
高野氏のテンポの良いリズミカルな文章から、ブータンの様子を頭の中に描く。サイズは九州ほどあるのに、人口が約70万人しかいないというところで、すでに日本とのスケールの違いにびっくり。さらには、伝統を守り、あまり外国人を入れず、半鎖国であるというのは驚きだった。
本の中盤で紹介されているニェップ。遠くに住んでいる人に家に泊まってもらい、その逆もある。高野氏も称賛しているが、このシステムが日本にもあれば、各地域への行き来が楽しいものになり、かつ都市と地方の交流も活発化するだろう。
読み終わって、もっとこの世界に浸っていたい!と思った。
Posted by ブクログ
高野秀行のバカUMA本としてはやや地味。『酒を主食とする人々』の番組作りと同様、TK調査や日程のタイトさといった煩わしい要素が足かせになって、本領発揮できてない感が否めない。
ブータン紹介本としては素晴らしい。
なぜ中国とインドに挟まれて伝統的な国家を守ることができているのか解き明かしている。後進国だからこそ先進国のニの轍を踏まないという無敵の国家運営をしている。
そんなブータンがインドと鉄道を結ぶというニュースが今日出た。ニムラとパートナーを結んだように、実利があるビジネスチャンスは決して逃さないのが実にブータンらしく思えた。(工事費は全てインド持ちのようだ)
Posted by ブクログ
一応雪男と天然の薬草などの資源を探しに行くという縦線があったはずなのだが、すぐにそこから脱線してしまうのが著者の毎度のパターンでおもしろい。本作は特に後半その辺をたまに思い出すだけになりひたすらブータンのお国柄を面白がっているだけになるのでより微笑ましい。
最近まで存在した夜這いの習慣など性に寛容な風土のようで、キリスト教的な性愛感を導入した我が国よりも幸福度が高いのもうなづける。一夫一妻性の徹底とか純愛賛美ってどちらかというと人を不幸にするよね。
村の女たちに酒を飲まされまくる謎の行事が特に印象的だった。あまり酒に強くない自分にとってはおそろしすぎる。。。
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