高野秀行のレビュー一覧

  • 恋するソマリア

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    高野さんの冒険や取材はいつだって物語的。
    愛おしい少しずつ変わった人物達とアクシデントを通して、まさに恋したワガママな女のようにソマリアを語っていた。

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    2019年09月08日
  • 【カラー版】辺境中毒!

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    辺境作家・高野秀行さんのエッセイ集。
    まとまったテーマで一冊というわけではないので、どうしても話が短いけれど、そのどれもが面白い。
    あまり好きではない対談の掲載も楽しめた。
    加えて、後半に掲載されているブックガイドも期待できるあらすじが列記されていた。
    惜しむらくは、元本とタイトルが変わっていること。微妙に内容が違うそうだけど、それでもせめて裏表紙には書いといてほしい。

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    2019年09月06日
  • 世界の辺境とハードボイルド室町時代(集英社インターナショナル)

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    辺境作家と日本中世史学者とが奇跡的な噛み合いっぷりを見せる対談本。いろいろ「へえ」が多すぎていちいちメモできない。

    ハードボイルド室町時代から一転して、今の日本の原型が江戸時代に作られたとありますが、そのあたりは渡辺京二の『近世日本の起源』を読むとハラ落ちしますよ。

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    2019年08月05日
  • 未来国家ブータン

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    ブータン。今行っとかなきゃ!と思わされたけど、そっとしておくべきなのかもな…とも思ったり。安定の高野節、たのしみました。

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    2019年08月05日
  • 世界の辺境とハードボイルド室町時代(集英社インターナショナル)

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    室町時代って、ホント歴史の中では掴みづらい時代だなって思ってた。お二人の異業種無差別格闘技みたいな、がっぷり四つに組むみたいな?議論が面白かった。分からない事はとことん調べる、ちゃんと知るって楽しい!という事を、実に楽しそうに伝えてくれる内容です。お二人とも今後もじゃんじゃか開拓して、私たちに色々伝えてほしい。

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    2019年07月27日
  • 辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦

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    ネタバレ

    ノンフィクション作家(高野氏)と日本中世史を専門にする歴史家(清水氏)が、課題図書をテーマに好き放題に対談、そのやり取りを本にするという、不思議な趣向の本。課題図書になっているのは、どれも普通に本屋の本棚を眺めていたら辿り着けないようなものばかり。どう考えたって、一冊で5,000円を超える翻訳ものとか、全8巻(しかも一冊あたり3,000円ぐらいする)の大旅行記なんぞ手に取ろうということにはならんだろう。

    課題図書は流石に畑違いの科学や医療、国際政治とかにはいかないものの、文明論や歴史、民俗史、言語と人文系の主だったトピックが網羅されていて、文系のどこかにいた人なら楽しめる場所がいくつかあるハ

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    2019年06月27日
  • 西南シルクロードは密林に消える

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    文章は読みやすく魅力がある
    西南シルクロードの謎を解き明かすという意味では不完全燃焼
    ゲリラたちの生活や政治情勢をさぐるってテーマのほうがしっくりくる

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    2019年06月14日
  • 辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦

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    こんなにものすごく本を読んでいる人たちがいるんだなぁ、と感心する。将門記とか、大旅行記(いわゆる三大陸周遊記)とか、読みたくなったもの。とりあげられている本を実際に読んでみて、同じかそれ以上の楽しさを味わえるかどうかはわからない。これはやっぱり読書合戦として、著者ふたりの掛け合いが面白いというのも、大きくあるだろうしね。楽しかった。

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    2019年03月24日
  • 辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦

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    クレイジージャーニーにも出ていた、アヘンなどちょっとヤバ目のノンフィクションの多い作家、高野秀行さんと歴史家の清水克行さんが、オススメの本を紹介し合いながら語り合うという内容の本。
    紹介されている本は専門的であったり、かなりの長編であったりしてなかなか読む機会はなさそうだが、お二人の対談を読むことでなんとなく概要がつかめるのでありがたい。

    はじめに出てくる「ゾミア」という本では文明から離れ、辺境に住んでいる人たちが、文明から取り残されているのではなく、文明から意図的に離れたといった説を話されているが、なんか納得できる。
    現代でも多数派であるサラリーマンなどの管理される生き方を嫌い、いろいろな

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    2019年03月06日
  • 恋するソマリア

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    『謎の独立国家ソマリランド』の補記的な位置付けでしょうか?
    併せて一気に読むことをオススメします。
    色んな失敗やドラマがあり、著者のソマリア愛が爆発していて面白い。

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    2019年02月18日
  • 恋するソマリア

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    異文化に出会うと自分の思ってる普通が普通じゃないことに気づかされる。この本は衝撃の連続。未知の世界を体験できる。

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    2019年02月05日
  • 【カラー版】巨流アマゾンを遡れ

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    初期の高野秀行氏の面白さが出ています。旅行案内を発注されて何故か旅行記になってしまう辺り、大学卒業の為のフランス語の課題提出を、何故かフランス語のコンゴ文学の和訳で提出し紛糾した末に無事卒業を勝ち取ったエピソードを彷彿とさせます。
    顔見るとそんなに押し強そうに見えませんが、やはり知らない国に行ってバンバン突き進める行動力からすると、相当の粘り腰なんでしょう。
    旅行案内なのに麻薬の売人とのやり取りを書いていたりして、全く役に立たない案内本だと思います。でもこれが読み物としては最高に面白いです。後年の「西南シルクロード」のような大冒険ではありませんが、そこはやはり高野氏の筆の力がぐいぐいと魅力を振

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    2019年02月01日
  • 謎の独立国家ソマリランド

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    派閥や登場人物が多すぎて、敵になったり仲間になったり複雑で頭の中が大混乱。
    途中からメモに図を描きながら、間違えて解釈しないよう一生懸命読んだ。
    先進国が常識としていることが、この国では常識とは限らない。ここまでの取材力にただひたすら驚き。

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    2019年01月26日
  • 【電子特別カラー版】恋するソマリア

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    ネタバレ

     前著「謎の独立国家ソマリランド」に続き読んだ。前著でラクダ・キャラバンを匂わせていたが、そうではなく、今回は主に南部ソマリアへの旅である。日本に来ているソマリ人留学生と現地南部ソマリアが繋がる様が妙である。著者のお遣いがなんといっても心にくい。
     前著同様に著者の行動力には脱帽するが、現地の情勢や人の動向のめまぐるしい変化にも驚く。
     ホーン・ケーブルTVの剛腕ジャーナリスト ハムディがあっさり、大学で勉強して母国で政治家として貢献したいという思いで、難民としてノルウェーに行ってしまう行動力にも感服する。若い力を感じるうえに、世界はこんなにも動いているんだ、と感じた。
     人間模様が興味深く、

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    2019年01月20日
  • 幻獣ムベンベを追え

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    とにかく面白い。全くバカげてる。
    ジャングルでの生活が生々しく伝わってくる。
    特に狩で捕まえた様々な動物を解体して調理して食べなければ行けなかったりや、マラリヤにかかっても、治療薬もたいして効かず苦しまなければいけないなど都会での生活では想像も出来ないことだらけだ。
    それでも、この体験をした何人かは今だに同じような事をしているという。このような異常な経験はクセになってしまうのだろうか。
    自分ではとてもこのような探検ができるとは(というよりしようとも)思わないが、だからこそ、このような本でその「バカげた探検」を通しての貴重な体験を伝えてくれる人たちには感謝したい。

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    2019年01月09日
  • 世界の辺境とハードボイルド室町時代(集英社インターナショナル)

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    賠償なんかの法慣習とか神判の有効性とかアト・サキの概念とか古米の扱いとか犬食とかヒゲの意味とか物の怪に対するスタンスとか…話題はもう、多岐にわたる。
    夫々が「ああ、xx時代では…」「ソレは何処其処で…」と速攻で返してくるのが、本当に小気味良い〜

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    2019年01月06日
  • 辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦

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    ネタバレ

    日本中世の歴史家と辺境を旅するライター。
    セレクトはいかにも〜。政府とか国家とかじゃない歴史、民衆とか民族とか伝承とかの文化人類学寄りなヤツら。
    だけど、対話は期待したより、ずっとずっと面白い!飽く迄も課題本自体は話のキッカケ。両人の守備範囲が惜しげも無く披露されてる。しかしまあ、世の中には知らないことって一杯あるなあ。

    ナウマンゾウはナウマン博士が発見したから…って、知ってます?お雇いドイツ人だったそう。あと、伊達家の「三濁点」とか。

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    2018年12月11日
  • 辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦

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    辺境作家の高野さんと、日本中世史研究者の清水さんによる、読書会対談。二人の対談はとても面白く、紹介されている本はどれも読んでみたくなります。対談中の用語の多くに脚注が付いているのですが、個人的にはところどころ脚注がツボにはまった。例えば「ピンポンダッシュ」に脚注が付いていたり。高野さんが「おわりに」に書いているのですが、辺境と歴史っていうのは、空間軸・時間軸として自分の立ち位置から離れたところを知ることで、逆に自分が今どこにいるのかを知るために重要な知識なんだということが分かった。それこそが教養。我々は何処から来て何処へ向かうのか、それを考えるために必要なことが教養なんだな。

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    2018年11月30日
  • 恋するソマリア

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     『謎の独立国家ソマリランド』の続編、ということになるだろうか。前作では手始めにソマリアの現状について書かれていたが、本書では更に踏み込んで著者の見たソマリア人ならではのものの考え方や文化について触れている。

     面白い点の一つとして、日本と比較したソマリの人々の気質に関する著者の解釈。国の気質、文化の違いがどうやって形成されてゆくのか、それを鏡として自分達のそれはどうやって形成されてゆくのかが見えてきて面白い。
    「――ソマリの知識人は、漱石や鷗外とは異なり「近代的自我」などには全然悩んでいない。――「イスラム教徒は自分がヨーロッパ人より上だと思っているところがあるからね」とのことだ。イスラム

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    2018年11月13日
  • 謎の独立国家ソマリランド

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    ソマリアという危険極まりない辺境の地で、奥深く完全に現地に溶け込んで取材したからこそ書ける圧倒的なリアリティのノンフィクション。
    普通に面白く読める。

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    2018年11月05日