高野秀行のレビュー一覧

  • 幻のアフリカ納豆を追え!―そして現れた〈サピエンス納豆〉―

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    アフリカにも納豆がある、というのはちょっと信じがたいものがあるが、本書を読むと、いやいや、しっかりと根付いた食文化なのである。しかも、前作アジア納豆と全く違う様相を見せつつ、根底にはしっかりと納豆セオリーが流れていることが確認される、納豆探求の最終形態

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    2020年12月27日
  • 世にも奇妙なマラソン大会

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    舞台は西サハラ。アフリカの多くの国が承認しながら、欧米の大国はその独立を承認せず、モロッコが実効支配している。最近、アメリカが西サハラをモロッコの領土だと認めたというニュースを見た。そんな西サハラを支援するための砂漠のマラソン大会に出ることになった著者の体験を面白おかしく書いている。
    その他、短編のエッセイも所収されているが、これが中々味わい深い。
    高野秀行は、行動も破天荒だが、文章も面白い。

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    2020年12月13日
  • 将棋[初段になれるかな]大会議

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    初段になるのってなかなか難しい。そんな時に同じ悩みを持ってる人向けのとても読みやすいこの本と出会った。いろんな格言の本当の意味とか新造格言とかもいいけど、もっとよかったのが初段になった人にアンケートをとってどんな勉強してたかとか聞いたところ。棋譜を思い出して再現できるようになるとか、確かにできたら強くなりそう。

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    2020年11月22日
  • 幻のアフリカ納豆を追え!―そして現れた〈サピエンス納豆〉―

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    人の食べることへの思いの強さを、納豆を通じて感じることができる。そもそも、「なぜそれを食べようと思ったか、なぜそう作ろうと思ったか」と思われる食材は多いが、その食べられるようになるまでの過程を見てとることが出来る。

    純粋に好奇心を満たすことができ、読んでよかった。

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    2020年11月15日
  • 謎のアジア納豆―そして帰ってきた〈日本納豆〉―(新潮文庫)

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    フィールドワークと実践で当たり前に思っていることを解き明かしていく。
    過程も面白いし説得力もあるので納得できる。
    海外では見かけたこと無かったから日本特有だと思ってたけど違うとは。

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    2020年11月15日
  • 世にも奇妙なマラソン大会

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    表題のマラソン大会を本編に、その他、数篇の短編集(とは言えないほど短いものもあり)。
    この本編後の短編が面白くて、離婚と改名の件はやり取りがくだらなすぎてゲラゲラ笑いながら読んだ。
    ほかにも、ブルガリアでのゲイのオッサンとのやりとりも軽快。

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    2020年10月25日
  • 幻獣ムベンベを追え

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    モケーレ・ムベンベ。雨上がりの虹と共に現れる。
    モンゴリアンデスワームとは桁違いの幻獣さである笑

    この本を読んだ後の感想としては、とにかく皆さん無事で何よりでした。

    何事も自分の肌で感じることが大事だと思わせてくれる一冊。

    PS : 高熱が出た時は全裸でお湯の入ったたらいをかき混ぜるといいらしい。(特別なコンゴの草が必要なので良い子は絶対真似しないでね。)

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    2020年10月19日
  • 幻獣ムベンベを追え

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    ネタバレ

    高野秀行デビュー作。
    コンゴ現地でのことはもちろん、コンゴに向かうまでの準備もおもしろいし、ワクワクする。

    本書の筋からは離れるが、文庫版あとがきも読み応えがある。プロジェクトから14年が経ち、各隊員のその後をまとめたものだ。
    とくにマラリアに苦しんだ田村という隊員の思い。彼はコンゴでずっとマラリアに苦しみ、何もできなかった。彼は当時何を考えていたか、14年経った今、あの遠征をどのように捉えているか。非常に重い言葉が綴られている。
    まったく余談だが、この田村という人はJR東日本ウォータービジネスの社長になっているようだ。

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    2020年10月19日
  • 腰痛探検家

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    いつもの高野節、しかもテーマが身近な腰痛!
    娯楽として読めるし、腰痛について改めて考える機会にもなる。

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    2020年09月27日
  • 幻のアフリカ納豆を追え!―そして現れた〈サピエンス納豆〉―

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    わたしは納豆がまったく食べられなくて、納豆にはまーーーったく興味がないんだけれど、おもしろかった。
    確かに、納豆って日本特有の食べ物って思ってて、まあ韓国とかアジアにあったっていうのは可能性はありそうと思えるけど、さすがに西アフリカにもあった(大豆じゃないけど)っていうのは驚く。

    けっこう納豆研究として文化人類学的?学術的?な話も多かったけれど、でもやっぱり、読んでいておもしろい!と思うのは、現地でのハラハラするような経験で。西アフリカで憲兵隊に調べられる、とか、納豆できてないかもしれない、とか。あからさまには言わないけど、取材許可にお金が必要と言われて、案内してくれる人と、「いくら?」「あ

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    2020年09月25日
  • 未来国家ブータン

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    生まれ変わったらブータンがいいなと思うくらい魅力的。ブータンはこのままの路線でいってほしい。
    高野さんの雪男を探す話はほんとに遠野物語みたいで楽しい。

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    2020年09月19日
  • 地図のない場所で眠りたい

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    早稲田大探検部恐るべし。本書を読んでノンフィクション作家や冒険家に憧れるというような事はないが、ある意味の「強い人間」とはこういう事なのではないかと思わされる。2人の著作を中心にノンフィクション作品を通して価値観を揺るがされたいと感じた。

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    2020年09月14日
  • 【電子特別カラー版】恋するソマリア

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    筆者のソマリアへの熱き思いに感心。アフリカ経験あるのでイメージはわくが、基本的に初めて知ることばかりにて、読み応えあった。

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    2020年07月12日
  • 怪獣記

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    この手の珍獣ハンター系の話は、どうせ見つからない(だって、見つかってたらとっくに大ニュースになっててるはずだし)という前提がまずあるのだが、「あれ!?もしかして…」的な展開が発生して、後半はあっという間に読み終えてしまった。
    文章がちょうど良く面白くて、久々にトルコ(ワン湖行ってみたい)へ行ってみたくなったし、他の本も読んでみようと思った。

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    2020年06月28日
  • 辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦

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    読んでないのに読んだような気になれるズルくてありがたい本。教養と知識で殴られ続ける感じで面白かった。

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    2020年06月09日
  • 西南シルクロードは密林に消える

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    古代の通商路である西南シルクロードは諸説あるが中国の成都からミャンマー北部を通ってインドへと至るものだそうだ。
    古蜀はシルク発祥の地の有力候補でもあるそうで、北方のシルクロードより謎が多くその道を歩いて行ってみる、という計画だそう。

    旅のほとんどはジャングル珍道中だ。
    だがそこは反政府少数民族ゲリラがいて、その人々や道々…というよりほとんどジャングルの中で出会う人々の姿が描かれる。

    納豆が他の国にもあることを知らなかった。東アジア文化圏という言葉が出てくるが、最後に出てくるインドの話と比べてみてもなるほど、共通項が多いのか。

    その珍道中ぶりに笑っていると時折その地の情勢だとか、ほとんど廃

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    2020年05月03日
  • 移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活

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    日本で生活する外国人が、どのような経緯で来日しどんな仕事をして、普段は何を食べているのか、という非常に何気ないが興味深いテーマの作品。

    登場する人々は宗教や国籍も様々、もちろん日本に来た理由も人それぞれのドラマがあって面白くて、特に感じたのは女性の強さだった。震災で家を失ったフィリピン女性や、若くして亡くなった姉のダンス教室を継いだイラン人女性など、異国での災難にも負けず明るく暮らしている姿は、とても印象に残った。

    もしかすると、数十万年前に生まれた我々人類の祖先が、アフリカを出発し砂漠や海を越えて世界中に広がったのも、こんな女性たちのおかげだったのかなと思う。

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    2020年04月29日
  • 地図のない場所で眠りたい

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    その飽くなき好奇心と行動力は、別のDNAを持つ生物としか思えない。
    自分はせいぜい彼らの書いた本を読むことを楽しむしかできない。

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    2020年04月14日
  • 異国トーキョー漂流記

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    外国に住んでる人は、ちょっと変わり者が多い。
    他の国と言語を共有しない日本に住んでる外国人は、さらにバラツキの多い「変さ」があるように思う。
    高野氏の文章は実感をそのまま記していく筆致で、「本の雑誌」らしい。それはネット時代には見つけづらくなった堅実なものだ。
    意見の押しつけを出さず、感想も偏見もストレートに出してくる向こう側に、社会の寛容性やグローバル化、それぞれの自意識とかが透けて見えてすばらしい。

    ヨーロッパ人、アフリカ人、アラブの人と、アジアから遠い、普段馴染みのない人たちがたくさん出てきて面白い。

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    2020年04月14日
  • 恋するソマリア

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    ソマリアに恋した著者のソマリア旅行記第二弾は、第一弾の勢いを全く失っていない良作。
    前作に続きカートを食いまくるのかと思いきやそのようなシーンはほとんどなく、なんなら古巣にカートを持って行ったら古巣はすっかり近代的なオフィスになっていて1人寂しく床でカートを食べる、という状況。ソマリアの変化の速さは発展途上国につきものなのか。
    他方でソマリア人の濃密な個性に付き合わされる著者のドタバタ劇は後半で加速する。武装勢力に襲撃されるシーンなど映画も真っ青のてんやわんやぶり。いや実際にはすごい緊迫感なのだろうけど、緊迫感の中にもバカバカしさを探してしまうのが著者の目、ひいてはワセダマンの悪い癖、ではない

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    2020年04月13日