高野秀行のレビュー一覧

  • 未来国家ブータン
    ブータン!興味あったのですよ。そこに高野さんが行ったというなら読みますとも。だけど、今回は何やらきちんとしたお仕事で行くみたい…ちゃんと、面白いのかな。
    そこはさすがに高野さん、ちゃんと面白かったし、ブータンのこと、ほんとにいろいろ知れました。
  • 幻獣ムベンベを追え
    ムベンベというコンゴ共和国(旧ザイールじゃない方)のテレ湖に住むという謎の大型動物(恐竜に近いと言われている)を追うノンフィクション。ムベンベよりもテレ湖に1ヶ月間滞在した時の壮絶なる体験とその前の準備の凄まじさに驚かざるを得ない。大学生にしてここまでやるか?というぐらい、超本格的な探検を綴った探検...続きを読む
  • アジア新聞屋台村
    『ワセダ三畳~』と同じように<自伝的>物語ですが、実話に近いのだろうなと推測できる、屋台のような新聞社エイジアンで編集顧問として就任した時の話。高野さんが面白い人を見つけるのが上手いのか、面白い人が高野さんに寄ってくるのか、その両方なのか、もののけ姫的パワーの持ち主の社長の劉さんを筆頭に出てくる人が...続きを読む
  • 地図のない場所で眠りたい
    似てると思われ括られて対談することになったが、アプローチから何から違うので似てないのだけれど、という2人。とはいっても、読み手としてはそれがいいんだけれどね。お互いの特徴とか考え方とかどっちもが面白い。たくさんあるエピソードから取捨選択されパッケージされてると思うといろんな本もう一度読みたくなる。冒...続きを読む
  • 【電子特別カラー版】恋するソマリア
    「謎の独立国ソマリランド」の続編

    ソマリをより深く知ろうという著者の情熱はつきない。

    美人ジャーナリスト ハムディーへ恋慕の念もつきない。

    カートを食べて、ソマリランド人と和みたい。

    ソマリランドに対する熱情が 意味もなく高野さんを突き動かす。

    行ったことのない地方もみる。できるだけ現地の...続きを読む
  • アジア新聞屋台村
    高野氏の生き方も相当パワフルで、アグレッシブだが、その高野氏も感心するほどにパワフルでアグレッシブで、自由奔放なエイジアン達のストーリー。
    日本人に疲れたら読むといいっす。
  • 世界の辺境とハードボイルド室町時代(集英社インターナショナル)
    「北斗の拳」の舞台のモデルとなったのは室町時代であるということを、辺境ジャーナリストの高野さんと、タイムスクープハンターの清水さんが討論を通して浮き彫りにする。
  • 世にも奇妙なマラソン大会
    内容(「BOOK」データベースより)
    サハラ砂漠でマラソン!?ある深夜、ネットでサハラ・マラソンなるサイトを見つけた著者。酔った勢いで主催者に参加希望のメールを送ったところ、あっさりと参加を認める返信がきた。開催まではたった二週間あまり。15キロ以上は走ったこともないランニング初心者の闘いがいま始ま...続きを読む
  • 【電子特別カラー版】恋するソマリア
    「謎の独立国家ソマリランド」の続編ともいうべき本書。既にこの本を読んだ方には、続編として必須。前回は、ソマリ人の国家、特にソマリランドを中心にその国家政治体制や社会構造など、さらに海賊で成り立っているプントランドの経済などの社会科学的著書だったが、こちらは庶民の生活を中心にしたソマリ人の生態?を紹介...続きを読む
  • 未来国家ブータン
    ブータンの人たちの生活、人となり、考え方が興味深い。著者がブータンの人たちと接するなかで幸福の国と言われる所以も見えてくる。後進国のようでいて先進国のような不思議な国。人も魅力的だしこの本を読んでこれからもっと注目していきたい。
  • 未来国家ブータン
    医薬品研究の会社を経営する知人の依頼で、ブータンの生物資源を調査するというのが今回の旅の目的。しかし高野氏がその任務を引き受けた背景には雪男の存在が…。旅の相棒はブータンのエリート公務員なのだが、高野氏の勘違いや暴走っぷりは普段通り相変わらずだ。

    生物資源調査を口実に、現地の人々から雪男の情報を漁...続きを読む
  • 【カラー版】ミャンマーの柳生一族
    辺境作家の高野秀行氏と、早大探検部の先輩で小説家の船戸与一氏によるミャンマー珍道中。船戸氏がミャンマーを舞台にした冒険巨編『河畔に標なく』を執筆するにあたり、取材旅行の通訳兼ガイド兼雑用係として、ミャンマーに詳しい高野氏を指名したのが旅のはじまり。

    なんとなくミャンマーに住む柳生一族の末裔の話かと...続きを読む
  • またやぶけの夕焼け
    ノスタルジー。作品世界は僕よりだいぶ上の世代だけど、小学4年前後の頃いろいろ工夫して遊んでいたのを思い出す。
  • 世界の辺境とハードボイルド室町時代(集英社インターナショナル)
    いかもにパクリ(失礼!オマージュなんでしょうね)っぽい題がいけてないけれど、内容はなかなかのもの。ただし、ソマリランドのことは余り詳しく触れられていないので、事前に高野氏の著書を読むことをお勧めする。
    内容は、別の視点から日本の中世を捉える、という感じ。清水氏の歴史観が新鮮で面白いと思う。
  • アジア新聞屋台村
    ノンフィクション作家、高野秀行の小説。会社や人物は架空と但し書きがあるが、実際の体験と思われる。
    フリーライターとは名ばかりでフリーターのような生活をしていた高野氏が、東京でアジア系多国籍の新聞社に編集者として参加することになる。強烈なキャラクターの人がたくさん出てくる。何もかも日本の常識からすれば...続きを読む
  • 未来国家ブータン
    著者の高野さんがブログで、これは単行本の時結論的な文章をつけなかったら、「尻切れトンボ」「手抜き」などと批判されたと書いていた。友人知人からも異例のお叱りを受けたとか。そこで文庫化にあたって加筆したため、読後感がかなり変わっているはずだとあったのだが…。

    えーと、変わってますかねえ? 私は単行本を...続きを読む
  • 【カラー版】ミャンマーの柳生一族
    2004年にジャーナリストの高野氏と作家の船戸与一がミャンマーに取材に行き、経験したいろいろ。ミャンマーの政治について、わかりやい例えに沿って話が展開されていく。
  • 移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活
    まず、こんなにたくさんの外国人が日本に住み、それぞれの生活を構築していることに驚いた
    日本にいるのに外国にいるような、、、という状況を私は楽しめなかった

    これがいつか、当たり前の社会になっていくんだろうなぁ…

    高野さんのインタビューの姿勢はとても素敵でした
  • 異国トーキョー漂流記
    ○○語を習うために××人と会う、という行動力には
    感心させられる。

    結婚披露宴のスピーチ、ペルー人ウエキ、盲目のマフディが
    よかった。

    「平凡で従順な自分は、そういう人間を好むくだらない日本と一緒に、
    水洗便所のウンコのようにジャーッとどこかへ流してしまいたかった」
    というくだりは、こんなに行動...続きを読む
  • アジア未知動物紀行 ベトナム・奄美・アフガニスタン
    今回も面白かった!フイハイとケンモン探しに関してはもはや妖怪探し!?といった感があるが、地元の人になんの疑いもなく「いる」とされていて目撃者もたくさんいるのが楽しい、なんか夢がある。アフガニスタンのペシャクパラングに関しては正体がなんとなく見当がついてきているのに何度も米軍陰謀説にたどりついてしまう...続きを読む