高野秀行のレビュー一覧

  • 怪獣記

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    ネッシーみたいな未確認の謎の生物をさがしにいく話。
    冒険というより、地道でまじめな取材といった感じが続くのだけれど、淡々とした感じがよかった。謎の生物らしきものを目撃したのに、興奮するよりむしろ困惑したり、仲間割れしそうになったりするところとか。なんか高野さんっぽいなーというか。こういうところがわたしは好きだ。でも、子供用のビニールのボートみたいので手でちゃぷちゃぷ漕いで湖をいくところとか、わくわくする感じが伝わってきた。

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    2012年02月12日
  • 【カラー版】神に頼って走れ! 自転車爆走日本南下旅日記

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    ネタバレ

    前作「怪魚ウモッカ格闘記」の続編といえる今作。
    読んでない人は読んでからこの本の扉を開きましょう。

    相変わらずのキレッキレの文章です。
    もーーーーーーー文章がうまい!
    うまいだけでなく感性が本当に繊細で冷静ですね。
    これだけ冷静でこの感性を持ち続けることは、生き辛かろうと思ってしまうが、なにせ抱腹絶倒なのでマイルドに楽しめます。
    この人が亡くなったら(失礼!)この人の人生はすべてフィクションにされてしまうのではないか、とも思わされます。
    しかし同レベルの変人奇人(再度失礼!)がこの方の周りにはワンサカと。
    世の中捨てたもんじゃなかですよ、イヤ本当。

    今回は高野さん日本にいらっしゃいます。日本の田舎っていいですよね。ザッツ田舎センスに高野さんも次々と遭遇しています。
    そして日本の神様の「ざっくり」感にほっこりというかぐったりします。
    愛すべき日本の信仰心。

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    2011年12月17日
  • 【カラー版】神に頼って走れ! 自転車爆走日本南下旅日記

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    おもしろくないわけじゃけっしてないけど、いつもの高野さんの本に比べると文字が少なく(そのかわり写真が多い)てちょっとスカスカした感じかなあ。日記だからかもしれないけど。みっちりした日記が読みたいかも。
    とにかく、インドに行けることをお祈りしています。ウモッカの続編がぜひ読みたいのでー。

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    2011年12月03日
  • 【カラー版】辺境中毒!

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    内澤旬子とか大槻ケンヂとかがこの本に出てきますが、ふと手にとった本のなかにこういった(予想外の)人達が出てくると、繋がっている!と実感しますね。

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    2011年10月30日
  • 怪獣記

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    トルコの湖にいると噂の未知の生物を探す…なんて
    「誰もやらないこと」に真剣になることの面白さが、
    バランス感覚の良い文から生き生きと伝わって来る。
    泣き笑い怒り驚いた濃密なたったの10日間の記録。

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    2011年09月29日
  • 怪獣記

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    ネタバレ

    せっかく怪獣を探しに行ったのに、いざ見つけてみるとどうしていいのかわからない状態になるというのが面白かった。怪獣を社会学的に分析するのは、作者のいつもの手法。ただ本当に見つけてしまうとなかなかその怪獣も料理がしにくいのはよくわかった。昔からワン猫を一度見に行きたいと言っていたのだが、この本を読んでその思いが強くなった。それで★が一つ増えている。

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    2011年04月04日
  • 【カラー版】ミャンマーの柳生一族

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    誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやる。そんな辺境作家の
    著者が、早稲田大学探検部の先輩でもある作家・船戸与一の取材にガイド
    役として同行したミャンマーでの珍道中エッセイである。

    軍事政権下のミャンマーを日本の江戸時代に模して政治背景を解説している
    ので、少々複雑なミャンマーの勢力構図も分かりやすい。

    そして、非常に怪しい日本人ふたりの監視役が軍情報部。これが本書の
    タイトルになっている柳生一族なのである。

    でも、全然怖くないし、これが軍政国家の情報部なのかと思うほどの
    へたれぶりを発揮するのだ。

    ミャンマーに非合法入国すること8回、時にはアヘン栽培の地に半年も住み
    着き、その栽培・収穫に携わった著者だけあってミャンマー情勢の分析には
    鋭いものがある。

    でも、お堅い話ではなく、かなり砕けた書き方をしているのですんなりと
    頭に入って来る。

    著者も著者だが、その上を行くのが船戸与一だ。あのミャンマーで、誰彼
    構わず「スー・チー女史は好きか?」と聞くわ、いきなり麻薬王に会いに
    行くとか言い出すわ。傍若無人にもほどがある。

    本書では何が怖いって船戸与一が一番怖かったよ。

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    2017年08月17日
  • アジア新聞屋台村

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    おもしろかったな~。
    日本に、こんなにおもしろい会社があったなんて、という感じですな。
    ぜひ働いてみたい! というような気もするけど、どっぷり日本のやり方につかってる私は、やっぱりこの「いい加減さ」に嫌気がさして、やめてしまいそう…。
    しかしアジア諸国のみなさんは、たくましいですな。
    半年も給料が出ないのに、副業でなんとかやっていけるとは。
    専業主婦で収入が何もない私としては、若干耳の痛いお話でございました……。

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    2010年12月09日
  • 怪獣記

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    UMAについて証言するトルコ人がどいつもこいつもインチキなのに爆笑。コミカルな感じで終わるかと思ったら、最後に意外な展開あり。楽しく読めました。

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    2010年10月17日
  • 怪獣記

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    今日買って読み終ってしまった。
    案に相違して本人が目撃したのにもかかわらずうやむや感が残留したまま。そういったものかもしれないけどね。
    高野さんの本の主役は土地の人々である事を再確認。

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    2010年08月14日
  • 【カラー版】怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道

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    ネタバレ

    長いこと、積ん読本でした。
    「読むものがないから、仕方ないこれを読もう」と、寝る前にほんの少しだけ…と読み始めたらおもしろく、1回布団に入ったのですが先が気になって気になって、結局起き出して深夜まで読みふけってしまいました……。
    読ませる読ませる。
    これもムベンベの時同様、探検隊を組んで現地に向かい、そこの人といろいろやりとりしながら、怪魚発見に向けて突き進むのかな……と思っていたら!!
    ウモッカと、格闘してないじゃん!!
    タイトルに「インドへの道」とある意味がわかりました(笑)

    私はもう一冊、「アヘン王国潜入記」を持っていて、そっちを先に読もうとしたらなかなか話に入っていけず、断念してしまい、この本もそういう感じになるのかな…と今まで読まずにいましたが、大いなる勘違いでした。
    おもしろかったので、早速本屋に行って「異国トーキョー漂流記」と「ミャンマーの柳生一族」を買ってきてしまいましたよ。
    「探し物をしたい」という欲求、すばらしい。

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    2011年08月12日
  • 世界のシワに夢を見ろ!(小学館文庫)

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    ヤングチャンピオンに掲載されたエッセイを単行本化したもの。軽いが面白い。バスの中で読んでいて吹き出しそうになった。

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    2009年10月10日
  • 世界のシワに夢を見ろ!(小学館文庫)

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    世界のシワってなんじゃい?

    おそらく、この本のタイトルを見た大多数の人がそう思うでしょうね。そして表紙は梅干がのった白米。

    まったくもってなんの本だが見当が付かないのに、この本を買ってしまったのは、僕も世界のシワに夢

    を見たかったからであります。

    著者の高野氏は、早稲田大学探検部出身の作家。本書は、そんな著者のライフワークともいえる探検の様

    子をまとめた爆笑エッセイ集だ。

    著者はひたすらに「世界のシワ」を求める。だから世界のシワってなに?

    「世界のシワ」とは、世界の「辺境」のことだという。著者の言葉を借りると、

    『アメリカ化が進むと、世界はのっぺりする。イメージで言えば、先進国と大都市を中心に、みんなが

    せっせとアイロンがけをしているようなものだ。どこも同じように清潔で快適でおしゃれで便利になる。

    では、アイロンが行き届いていないところはどうかと言うと、これはシワくちゃだ。昔からシワだらけ

    だったのが、さらに中央部からの、まさに「シワ寄せ」を食らっているからたまったもんじゃない。そう

    いう世界のシワみたいな地域は「辺境」とか「僻地」と呼ばれる。山あり谷あり、病気あり内戦あり、犯

    罪あり非常識あり、怪獣あり野人あり・・・とたいへんなのだが、なぜか私はそういうシワ地帯が好きで

    ある』(はじめに より)

    ということだ。ここが「旅人」と「探検家」の違いであろう。もちろん旅人だって世界の辺境を旅するだ

    ろうが、探検となると基本的にその姿勢は「攻め」になる。それを世間では「男のロマン」と呼ぶ。

    奥多摩の洞窟でデート、コンゴの密林でカロリーメイトに命をかける、バンコクでのアヘン研究、アマゾ

    ンでしらみと格闘、アフリカの悪徳ポリスに絡まれる、アフリカのコンゴで初体験・・・。

    普通に考えればとんでもないことが次々と起こる。よく生きてるなこの人。そんな感想を持つだろう。

    しかし、それが探検家が探検家たる由縁なのである。平坦な道を歩く探険家など探検家とは呼ばないの

    だ。普通に生活していてあまり探検家の人とお友達になる機会は少ない。この本を読んで、探検家とはど

    ういうものか、世界のシワとはどういう所か、夢を見るとはどういうことか、じっくり吟味していただき

    たい。そして、それでもあなたが探検家に憧れるようであれば、あなたはちょっと変人だと自覚したほう

    がいいでしょう。つまり、それが探検家の素質です。

    ちなみに僕はちょっと変人だと自覚したほうがいいレベルに達しています。

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    2009年10月04日
  • 怪しいシンドバッド

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    高野秀行の旅行記の細々したものの寄せ集め。だがこういう端物こそ高野秀行の醍醐味であり、長編より楽しめた。しばしば出てくる雑学的異文化論は非常に興味深い。特にコロンビア編はすごく面白かった。。カバーイラストが黒田硫黄ってところも◎

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    2012年01月09日
  • 【カラー版】怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道

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    ネットで知ったUMAウモッカを探りにインドへ旅に出る話だが、なんと恐ろしいことに旅行記でありながら、下準備を延々とつづったあげく結局現地にさえたどり着かないままこの本は終わっている。それでも面白いからすごい。読者がこの人に求めているのは別に旅じゃないんだなということがわかった。

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    2012年01月09日
  • 異国トーキョー漂流記

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    人と接するとき、ものすごく緊張するのはアタシだけだろうか?
    特に(あまり機会はないが)外国人とかだったら緊張度は10倍増しだ。
    この高野氏のエッセイとも小説とも思える体験記を読むと、その隔たりの低さに感心する。というか、尊敬する。
    こんなにいろんな味のある人たちと関わる機会をもつことができるというは、その人が○○人という括りでなく、異文化で育った、いろんな考えや価値観をもった一人の人間として、その人を楽しむ姿勢があるからじゃないかと。
    数ある出会いの中から友情というのは、どう育つか判らないものだなぁ。

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    2024年04月25日
  • 世界のシワに夢を見ろ!(小学館文庫)

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    世界の辺境を旅する作家、高野氏。エピソードが爆笑もので、電車で読まなくて本当に良かった!ほんとにおもしろくてあっという間に読み終えてしまいました。背徳のカロリーメイトで大笑いして、桜島に起立!で吹き出した。ハンモックの下に潜む野獣も笑える。でも文章のおもしろさの中に人柄がしのばれて、この作者が好きです。会ってみたいと思わせる魅力。

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    2011年09月18日
  • 【カラー版】神に頼って走れ! 自転車爆走日本南下旅日記

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    自転車で東京から沖縄まで約2ヶ月かけて走る旅。不法入国のせいで入れなくなったインド再入国を何とか成し遂げようという目的の為にあちこちの神さま、仏様にご挨拶というか神頼みの行脚だそうな。非常に明快で読みやすい紀行文であっという間に完読してしまった。学生時代探検部所属だったというワイルドな感じが読んでいて笑える(^▽^)登場する友人達も類は友を呼ぶというところか…他の本も是非読んでみたくなった。

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    2011年09月17日
  • 世界のシワに夢を見ろ!(小学館文庫)

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    2009年1月11日購入。読書期間2009年1月11日〜16日。

    日本を含む世界の辺境へ行く著者が、行く先々で起こった奇妙な話の数々。
    世界はこんなに深いんだな〜と思える、どこかへ旅に出てみたくなる本。
    また、これまで刊行された本には収録されなかった裏話もあるので併せて読むのもお勧め。

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    2009年10月04日
  • 幻獣ムベンベを追え

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    夏に買った本ですが、一度最初の方だけ読んで「あんまり・・・」と思って積ん読状態にしてありました。
    年に数回訪れる私の中の「在庫一掃キャンペーン」の季節が来て読み始めたところ、あっというまでございました。
    夏には、なぜあんなに読みにくかったんだろう…。
    コンゴの暑さと夏の暑さが重なって、暑苦しかったんだろうか。
    ネッシーみたいな幻の生き物、「ムベンベ」を探しに出かけた早大探検部+α。
    最初は私も、「本当にムベンベ、なんているのかなぁ。探検部の人たちは見つけられるのかなぁ」と、そっちの方を気にして読んでいたのですが、だんだんムベンベなんてどうでもよくなり、コンゴの人々と日本人とのやりとり、ドクターのアクの強さ(笑)なんかがおもしろく、一気読みでした。
    「カヌーに横たわるゴリラ」という写真で、私は「あらあら、人間が誰もいないときに来て、昼寝でもしちゃったのかな」なんて思って「プッ」と笑ってしまったのですが、全然違いましたね……。
    探検部の中では、マラリアにかかってしまった田村君(きっと年上だけど君付け)が一番辛かっただろうなぁ……。
    ジャングルの奥地で、しかもマラリア。
    「最・悪」という感じでしたでしょうね…。
    助かってよかったです。

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    2023年08月29日