高野秀行のレビュー一覧

  • 幻のアフリカ納豆を追え!―そして現れた〈サピエンス納豆〉―

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    納豆
    それは人によっては「足の匂いがする」とまで評する、実に食べ方のバラエティに富んだ栄養ある食材である
    勝手に日本独特の物と思っていたが、納豆菌を利用した生成は各国にあり、この本は納豆の記録と研究から世界を見つめる本だ
    人の本棚で勝手に気になり購入したのできちんと把握していなかったが、高野さんの著書だった
    さすがの面白世界不思議発見本

    関係無いが「まぼろしの納豆」という商品がある
    大変な矛盾だ。売っている、流通に乗せた段階で幻でも夢でもない
    この本に載っているのはまさに幻
    是非、「隠れキリシタン納豆」という単語に興味を覚えたのなら読んでみて欲しい
    きっと読後は出てくるどれかの納豆が粘り強く

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    2026年01月06日
  • 語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)

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    語学意欲と海外に行きたい欲が煽られる!^_^!
    語学の話と旅の話で進むのでとても楽しかった。
    中でも、コミュニケーションの為の語学と親しくなる為の語学の話や正しい文法より通じればいい楽しさ、テキストより誰でも良いからネイティブの人に現地の話し言葉を学ぶ、と言ったところの話が良かった。

    たまたま同時並行で読んでいたオードリータンの本にも、正しい英語は必要ないと書いてあって、文法が正しいか間違っているかばかりに頭をとられるより、間違っていたらいたで、それでも相手に通じると。
    そして、この著者も言うように相手も助け舟を出してくれてコミュニケーションが成り立つと。

    と、語学能力が残念過ぎる私の感想

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    2025年12月29日
  • あのとき死なずにすんだ理由 あの日、あのとき、あの場所で感じた理解不能な恐怖

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    大使館職員も参加する娯楽としての殺人ショー。70越えの元立ちんぼが若い子に語る身の上話。ドリンクバーを飲みながら追及する夫の不倫相手。戸建て賃貸の大広間に潜む、人ならぬ隣人。縊死体の靴下に挟まれた切符サイズの遺書。梱包体となった殺された少女に欲望を向ける男。推し活する野球選手を射止めるヒゲのおばさん。タクシーの乗客となった巨大な足を持つ妖怪女。死んだはずなのに電話をくれた霊能者。トンネルで願いを叶えてくれると噂される轢断死した女子中生。……真冬に味わうホラー。生き残れるのは、恐怖を感じる力があるから。

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    2025年12月29日
  • 酒を主食とする人々

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    ネタバレ

    酒を主食とする人々
    エチオピアの科学的秘境を旅する

    著者:高野秀行
    発行:2025年4月7日
    本の雑誌社

    タイトルは比喩表現ではない。主食のように酒をよく飲む人々、ではなくて、本当に1日3食以上、食事として酒を飲んで生きている人々がエチオピア南部にいる。今回は二つの少数民族が住む村を訪ねるのだが、どちらも小さな子供から老人まで、食事として酒を飲む。ソルガムというイネ科モロコシ属(日本ではコーリャン、モロコシ、カカキビとも)の穀物(世界五大穀物の一つ)を発酵させた酒を飲む。固形物としては、ソルガムで作った団子(みたらし団子ほどの大きさ)と豆を食べるだけ。

    早稲田大探検部出身のノンフィクショ

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    2025年12月18日
  • ワセダ三畳青春記

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    学生時代から11年過ごした野々村荘の住民たちとの記録。途中ぐだぐだしてたけど最後はキレイにまとめたところが良かった。

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    2025年11月26日
  • 酒を主食とする人々

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    タイトルから勝手に、その地域の環境に適応するために、お酒を飲むようになったのでは?と思っていたけど、そうでもないらしい。


     彼らは決して「遅れている」わけではない。「自然と共生している」わけでもない。コンソ人もデラシャ人も強烈なデベロッパーであり、自然と作り替え、コントロールしようとしていた。酒を主食とする食生活もやむおえずそうなってしまったわけではなく、意識的につかみとったものだろう。その意味では現代の日本人や西洋人と同じだ。ただ、「進んだ方向性が違う」のである。だから、西洋文明が世界基準になってしまった今、「遅れている」ように見えるだけだ。


    こういう見方ができるようになりたいと思

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    2025年11月25日
  • 世界の納豆をめぐる探検

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    納豆すきな息子が
    好きかなーと。

    世界には納豆を食べる人が
    こんなにいたのね!

    どの国でも
    納豆が貴重なタンパク質として
    そして
    来客者に振る舞うご馳走でなく
    普段の家族で囲む食卓の料理として
    食べられている。

    なるほどなー!

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    2025年11月05日
  • 酒を主食とする人々

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    エチオピアの酒を主食とする人々を訪ねた旅行記

    著者のエキゾチックな体験を記した本として、確かに悪くはなかった。ただ、私の興味としては、

    ① 酒が主食となった文化的背景
    ② 本当に健康に影響を及ぼしていないのか
    ③ (②がYesなら、)それは何故か

    この辺であったため、物足りなかったのが正直なところだ。完全な推測だが、②は現地の人々の腸内菌と関係している気がする。テーマは間違いなく面白いので、文化人類学、医学、生物学などの研究者の書いた本があればな、と思う。

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    2025年11月02日
  • 異国トーキョー漂流記

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    外国人から見ると、見慣れた東京の街が異国の「トーキョー」だった。辺境を旅する作家•高野秀行さんがこれまで出会った外国人との邂逅を綴ったエッセイ。

    フランス語を教えてくれたシルヴィ先生は『語学の天才まで1億光年』に、盲目のスーダン人マフディさんは『移民の宴』にも登場していた(あちらではアブディンさん)。マフディさんの有能ぶりには舌を巻く。目が見えないハンデの中で、異国の地で暮らす苦労は想像を絶するけど、それを感じさせない明るく陽気なキャラクターで微笑ましい。

    「どうして日本人はこんなに英語ができないのか」
    「日本人はわかりもしないのにイエスと言う」

    先週まで北米出張に出かけていた私には刺さ

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    2025年11月02日
  • 世界の納豆をめぐる探検

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     「この本を読んだら、みなさんもきっと納豆についてだれかに話したくなると思う。もしならなかったら、納豆を鼻から食べてみせてもいい。」
     残念、鼻から食べてみせてもらう権利は得られなかった。世界の納豆料理、おいしそうだった。あとがき「未知の納豆ワンダーランド」もすてき。

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    2025年10月25日
  • 【カラー版】ミャンマーの柳生一族

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    ミャンマーの辺境•ワ州に世界で初めて長期滞在した経験を持つ辺境ノンフィクション作家の高野秀行さん。その経験を買われたのか、今回は冒険小説作家の船戸与一さんの付き添いとして“合法的に”ミャンマーを訪問。二人は早大探検部の先輩後輩という関係だったのは驚き。

    高野さんらしくユーモラスなエンタメ系ノンフィクションに仕上がっている。ミャンマーを江戸時代の日本に見立て、国軍と情報部を徳川幕府と柳生一族と対比して描いているところは、わかりやすくて面白い。アウンサンスーチーは千姫かよ(笑)
    こういった例えは後に『謎の独立国家ソマリランド』や『イラク水滸伝』でも用いられ、いまや高野さん流の表現手法として定着し

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    2025年10月20日
  • 語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)

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    私は日本語しかまともに話せないので語学の勉強なんてものは学校に通っているときのみ
    それでも海外旅行に行った時には何となくで言われていることは理解できました
    ただ、私からは発信することができない
    言われていることはわかる、でも伝えられないあのもどかしさ
    勉強していれば良かったなぁと何度か思い、思っただけで終了
    語学の勉強って、辛い思い出しかなくて
    それも勉強するという意思に歯止めをかけているのだと思います

    こんなにも興味を幅広く持ち、忘れたとしても学ぶ姿勢は見習わなければ、とも感じます
    が、ここまで冒険はしなくてもいいかな笑

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    2025年10月09日
  • あの棋士はどれだけすごいの?会議

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    正直棋譜を見てもどこが凄いのかさっぱりわからないレベル。升田幸三の戦術が現代的(先進性あり)とか過去の大名人達についても触れられていて古参にも馴染めるように多分なっている。
    羽生世代も凄いがやはり今の藤井聡太が頭抜けている印象。彼を追う棋士たちや女流棋士もキチンと書かれている。

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    2025年09月27日
  • 辺境メシ ヤバそうだから食べてみた

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    さすが高野さんですね!もうエピソードがレベチ過ぎてw 世界中の数々のゲテモノを胃の中に放り込んできた著者のパワーというか耐性には驚かされます。自分だったら絶対に体壊すだろうしそもそも拒絶反応示して喉を通らないと思う笑。何より世界中の珍食・奇食を通して、世界中の食文化を知れるのは本当に貴重ですね!

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    2025年08月22日
  • 【カラー版】未来国家ブータン

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    ネタバレ

    未来国家ブータン

    これで4冊目のブータン本。ちょっと一端のブータンファンの竹蔵であります。
    国王のフェローとしてブータンの公務員を務めた令嬢、御手洗珠子さんの「ブータン、これでいいのだ」がとても勉強になる本だったので、世界の珍獣ハンターの高野氏のこの本もとても期待して読みました。
    高野氏は優れたエンターテイメント小説家でもありすが、世界の不思議な生き物を追いかける探検家でもありまして、今回は生物多様性の調査を隠れ蓑にした雪男(イエイティ)の探索のルポであります。
    ほぼ全編にわたって、ブータンの辺鄙な村のルポルタージュですが、表題にもあるように、氏のブータンに対しての考察(=未来国家)が語ら

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    2025年07月30日
  • イラク水滸伝

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    辺境ノンフィクション。イラクというと砂漠のイメージがあるが、チグリス・ユーフラテス川の下流は湿地帯となっている。文明の発祥であるシュメール・メソポタミアから続く生活スタイルを引き継いでおり、湿地帯というアクセスの悪さから現代文明から隔絶された状態になっている。情報がほとんど無い地帯に筆者が体当たりで潜入して行く感じが面白い。

    装丁は分厚いが紙が厚いだけで読むのに時間はかからない。

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    2025年06月16日
  • 語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)

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    初めて読んだのがアヘン王国潜入紀。
    信じられないくらい面白くて、他の書籍も色々読んだが、様々な辺境にも言語は存在する中で、著者の野性的かつ本質的な言語習得能力はタイトルが謙遜過ぎるくらい。

    非母語(外国語)の文章を読んで理解するということは「情景が浮かぶ」ことである。
    単語一つひとつの意味がわかってもそれが像を結ばなければ理解したとはいえない。

    言語によって階層化され、話者同士で上下関係が無意識に形成されていくのは納得。
    コンビニでカタコトの日本語で接客する留学生は私なんかより全然優秀だが、日本人東大生を前にする気後れがないのが言語の受け止め方。

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    2025年05月31日
  • 【カラー版】怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道

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    インドの怪魚を探しに行くはずが、トラブル続きでインドに入国出来ずに終わってしまうという歯痒すぎる結末。
    現実は厳しいものだ。

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    2025年05月27日
  • 怪獣記

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    UMA探索とはおふざけかと思えば、結構まじめに文化や政治を掘り下げる部分もあり、読み応えがあった。
    著者は大好きな宮田珠己さんとも関わりのある方で、独自の余裕ある視点が軽妙で良い。

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    2025年05月19日
  • 【カラー版】怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道

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    評判通りの問題作。笑
    確かに「日本極秘潜伏」の描写などにはゲラゲラ笑って読んだが、やっぱり高野秀行はフィールドワークの人なのだと。
    一番面白い核心の部分を取り除かれている感覚。
    インストバンドも良いけど、やっぱりボーカルがいるバンドがキャッチーだよね、みたいな。

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    2025年05月19日