高野秀行のレビュー一覧

  • 【カラー版】辺境中毒!

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    内澤旬子とか大槻ケンヂとかがこの本に出てきますが、ふと手にとった本のなかにこういった(予想外の)人達が出てくると、繋がっている!と実感しますね。

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    2011年10月30日
  • 怪獣記

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    トルコの湖にいると噂の未知の生物を探す…なんて
    「誰もやらないこと」に真剣になることの面白さが、
    バランス感覚の良い文から生き生きと伝わって来る。
    泣き笑い怒り驚いた濃密なたったの10日間の記録。

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    2011年09月29日
  • 怪獣記

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    ネタバレ

    せっかく怪獣を探しに行ったのに、いざ見つけてみるとどうしていいのかわからない状態になるというのが面白かった。怪獣を社会学的に分析するのは、作者のいつもの手法。ただ本当に見つけてしまうとなかなかその怪獣も料理がしにくいのはよくわかった。昔からワン猫を一度見に行きたいと言っていたのだが、この本を読んでその思いが強くなった。それで★が一つ増えている。

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    2011年04月04日
  • 【カラー版】ミャンマーの柳生一族

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    誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやる。そんな辺境作家の
    著者が、早稲田大学探検部の先輩でもある作家・船戸与一の取材にガイド
    役として同行したミャンマーでの珍道中エッセイである。

    軍事政権下のミャンマーを日本の江戸時代に模して政治背景を解説している
    ので、少々複雑なミャンマーの勢力構図も分かりやすい。

    そして、非常に怪しい日本人ふたりの監視役が軍情報部。これが本書の
    タイトルになっている柳生一族なのである。

    でも、全然怖くないし、これが軍政国家の情報部なのかと思うほどの
    へたれぶりを発揮するのだ。

    ミャンマーに非合法入国すること8回、時にはアヘン栽培の地に半年も住み
    着き、そ

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    2017年08月17日
  • アジア新聞屋台村

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    おもしろかったな~。
    日本に、こんなにおもしろい会社があったなんて、という感じですな。
    ぜひ働いてみたい! というような気もするけど、どっぷり日本のやり方につかってる私は、やっぱりこの「いい加減さ」に嫌気がさして、やめてしまいそう…。
    しかしアジア諸国のみなさんは、たくましいですな。
    半年も給料が出ないのに、副業でなんとかやっていけるとは。
    専業主婦で収入が何もない私としては、若干耳の痛いお話でございました……。

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    2010年12月09日
  • 怪獣記

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    UMAについて証言するトルコ人がどいつもこいつもインチキなのに爆笑。コミカルな感じで終わるかと思ったら、最後に意外な展開あり。楽しく読めました。

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    2010年10月17日
  • 怪獣記

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    今日買って読み終ってしまった。
    案に相違して本人が目撃したのにもかかわらずうやむや感が残留したまま。そういったものかもしれないけどね。
    高野さんの本の主役は土地の人々である事を再確認。

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    2010年08月14日
  • 【カラー版】アヘン王国潜入記

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    ネタバレ

    まだまだ世界は広いことを思い知らされる…。
    行きたくても行けないところが、まだこの世の中に存在するとは。
    アヘンの実態を知るために、実際にケシの種まきから収穫まで、村に滞在しながら体験するなんて。
    「誰もしないようなことをする」が高野さんのモットーというが、なかなか出来ることじゃない。
    村人との交流が、笑えるところもあり、おもしろかった。
    シラミに悩まされるくだりは、読んでてこちらまで体が痒くなってきた……。
    服の縫い目という縫い目にビッシリと……ウゲー。
    しかしワ州ってところは、ホント独特なんだなぁ。
    ビルマであってビルマでない。
    ビルマのお金も「なんだそりゃ」状態だっていうんだから。
    日本

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    2023年09月01日
  • 【カラー版】怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道

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    ネタバレ

    長いこと、積ん読本でした。
    「読むものがないから、仕方ないこれを読もう」と、寝る前にほんの少しだけ…と読み始めたらおもしろく、1回布団に入ったのですが先が気になって気になって、結局起き出して深夜まで読みふけってしまいました……。
    読ませる読ませる。
    これもムベンベの時同様、探検隊を組んで現地に向かい、そこの人といろいろやりとりしながら、怪魚発見に向けて突き進むのかな……と思っていたら!!
    ウモッカと、格闘してないじゃん!!
    タイトルに「インドへの道」とある意味がわかりました(笑)

    私はもう一冊、「アヘン王国潜入記」を持っていて、そっちを先に読もうとしたらなかなか話に入っていけず、断念してしま

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    2011年08月12日
  • 世界のシワに夢を見ろ!(小学館文庫)

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    ヤングチャンピオンに掲載されたエッセイを単行本化したもの。軽いが面白い。バスの中で読んでいて吹き出しそうになった。

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    2009年10月10日
  • 世界のシワに夢を見ろ!(小学館文庫)

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    世界のシワってなんじゃい?

    おそらく、この本のタイトルを見た大多数の人がそう思うでしょうね。そして表紙は梅干がのった白米。

    まったくもってなんの本だが見当が付かないのに、この本を買ってしまったのは、僕も世界のシワに夢

    を見たかったからであります。

    著者の高野氏は、早稲田大学探検部出身の作家。本書は、そんな著者のライフワークともいえる探検の様

    子をまとめた爆笑エッセイ集だ。

    著者はひたすらに「世界のシワ」を求める。だから世界のシワってなに?

    「世界のシワ」とは、世界の「辺境」のことだという。著者の言葉を借りると、

    『アメリカ化が進むと、世界はのっぺりする。イメージで言えば、先進国

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    2009年10月04日
  • 【カラー版】怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道

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    ネットで知ったUMAウモッカを探りにインドへ旅に出る話だが、なんと恐ろしいことに旅行記でありながら、下準備を延々とつづったあげく結局現地にさえたどり着かないままこの本は終わっている。それでも面白いからすごい。読者がこの人に求めているのは別に旅じゃないんだなということがわかった。

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    2012年01月09日
  • 怪しいシンドバッド

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    高野秀行の旅行記の細々したものの寄せ集め。だがこういう端物こそ高野秀行の醍醐味であり、長編より楽しめた。しばしば出てくる雑学的異文化論は非常に興味深い。特にコロンビア編はすごく面白かった。。カバーイラストが黒田硫黄ってところも◎

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    2012年01月09日
  • 異国トーキョー漂流記

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    人と接するとき、ものすごく緊張するのはアタシだけだろうか?
    特に(あまり機会はないが)外国人とかだったら緊張度は10倍増しだ。
    この高野氏のエッセイとも小説とも思える体験記を読むと、その隔たりの低さに感心する。というか、尊敬する。
    こんなにいろんな味のある人たちと関わる機会をもつことができるというは、その人が○○人という括りでなく、異文化で育った、いろんな考えや価値観をもった一人の人間として、その人を楽しむ姿勢があるからじゃないかと。
    数ある出会いの中から友情というのは、どう育つか判らないものだなぁ。

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    2024年04月25日
  • 世界のシワに夢を見ろ!(小学館文庫)

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    世界の辺境を旅する作家、高野氏。エピソードが爆笑もので、電車で読まなくて本当に良かった!ほんとにおもしろくてあっという間に読み終えてしまいました。背徳のカロリーメイトで大笑いして、桜島に起立!で吹き出した。ハンモックの下に潜む野獣も笑える。でも文章のおもしろさの中に人柄がしのばれて、この作者が好きです。会ってみたいと思わせる魅力。

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    2011年09月18日
  • 【カラー版】神に頼って走れ! 自転車爆走日本南下旅日記

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    自転車で東京から沖縄まで約2ヶ月かけて走る旅。不法入国のせいで入れなくなったインド再入国を何とか成し遂げようという目的の為にあちこちの神さま、仏様にご挨拶というか神頼みの行脚だそうな。非常に明快で読みやすい紀行文であっという間に完読してしまった。学生時代探検部所属だったというワイルドな感じが読んでいて笑える(^▽^)登場する友人達も類は友を呼ぶというところか…他の本も是非読んでみたくなった。

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    2011年09月17日
  • 世界のシワに夢を見ろ!(小学館文庫)

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    2009年1月11日購入。読書期間2009年1月11日〜16日。

    日本を含む世界の辺境へ行く著者が、行く先々で起こった奇妙な話の数々。
    世界はこんなに深いんだな〜と思える、どこかへ旅に出てみたくなる本。
    また、これまで刊行された本には収録されなかった裏話もあるので併せて読むのもお勧め。

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    2009年10月04日
  • 幻獣ムベンベを追え

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    夏に買った本ですが、一度最初の方だけ読んで「あんまり・・・」と思って積ん読状態にしてありました。
    年に数回訪れる私の中の「在庫一掃キャンペーン」の季節が来て読み始めたところ、あっというまでございました。
    夏には、なぜあんなに読みにくかったんだろう…。
    コンゴの暑さと夏の暑さが重なって、暑苦しかったんだろうか。
    ネッシーみたいな幻の生き物、「ムベンベ」を探しに出かけた早大探検部+α。
    最初は私も、「本当にムベンベ、なんているのかなぁ。探検部の人たちは見つけられるのかなぁ」と、そっちの方を気にして読んでいたのですが、だんだんムベンベなんてどうでもよくなり、コンゴの人々と日本人とのやりとり、ドクター

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    2023年08月29日
  • 怪しいシンドバッド

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    気分が凹み気味の時には高野秀行の本を読みたくなります。
    辺境ライターを自称する彼の本を読めば、自分も旅をした気分になれます。
    彼の旅はいつもメチャメチャですが、ほんと面白いです。
    怪獣を探しにコンゴへ行ったり、「幻の幻覚剤」を探しに内戦盛んなコロンビアへ単身乗り込んだり・・・。
    無鉄砲で危険な旅をしてますが、彼は各国の言語を身につけているので、いろんな人と出会い助けられて、無事に日本へ帰国できてます。
    夕食直前に中国のトイレの話を読んだので、食欲が失せました。
    面白かったですが ・・・笑
    中国の土楼はいつか見に行きたいですね〜!

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    2009年10月04日
  • 酒を主食とする人々

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    ネタバレ

    酒を主食とする人々
    エチオピアの科学的秘境を旅する

    著者:高野秀行
    発行:2025年4月7日
    本の雑誌社

    タイトルは比喩表現ではない。主食のように酒をよく飲む人々、ではなくて、本当に1日3食以上、食事として酒を飲んで生きている人々がエチオピア南部にいる。今回は二つの少数民族が住む村を訪ねるのだが、どちらも小さな子供から老人まで、食事として酒を飲む。ソルガムというイネ科モロコシ属(日本ではコーリャン、モロコシ、カカキビとも)の穀物(世界五大穀物の一つ)を発酵させた酒を飲む。固形物としては、ソルガムで作った団子(みたらし団子ほどの大きさ)と豆を食べるだけ。

    早稲田大探検部出身のノンフィクショ

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    2025年12月18日