高野秀行のレビュー一覧

  • 【カラー版】ミャンマーの柳生一族

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    ミャンマーの辺境•ワ州に世界で初めて長期滞在した経験を持つ辺境ノンフィクション作家の高野秀行さん。その経験を買われたのか、今回は冒険小説作家の船戸与一さんの付き添いとして“合法的に”ミャンマーを訪問。二人は早大探検部の先輩後輩という関係だったのは驚き。

    高野さんらしくユーモラスなエンタメ系ノンフィクションに仕上がっている。ミャンマーを江戸時代の日本に見立て、国軍と情報部を徳川幕府と柳生一族と対比して描いているところは、わかりやすくて面白い。アウンサンスーチーは千姫かよ(笑)
    こういった例えは後に『謎の独立国家ソマリランド』や『イラク水滸伝』でも用いられ、いまや高野さん流の表現手法として定着し

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    2025年10月20日
  • 語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)

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    私は日本語しかまともに話せないので語学の勉強なんてものは学校に通っているときのみ
    それでも海外旅行に行った時には何となくで言われていることは理解できました
    ただ、私からは発信することができない
    言われていることはわかる、でも伝えられないあのもどかしさ
    勉強していれば良かったなぁと何度か思い、思っただけで終了
    語学の勉強って、辛い思い出しかなくて
    それも勉強するという意思に歯止めをかけているのだと思います

    こんなにも興味を幅広く持ち、忘れたとしても学ぶ姿勢は見習わなければ、とも感じます
    が、ここまで冒険はしなくてもいいかな笑

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    2025年10月09日
  • あの棋士はどれだけすごいの?会議

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    正直棋譜を見てもどこが凄いのかさっぱりわからないレベル。升田幸三の戦術が現代的(先進性あり)とか過去の大名人達についても触れられていて古参にも馴染めるように多分なっている。
    羽生世代も凄いがやはり今の藤井聡太が頭抜けている印象。彼を追う棋士たちや女流棋士もキチンと書かれている。

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    2025年09月27日
  • 辺境メシ ヤバそうだから食べてみた

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    さすが高野さんですね!もうエピソードがレベチ過ぎてw 世界中の数々のゲテモノを胃の中に放り込んできた著者のパワーというか耐性には驚かされます。自分だったら絶対に体壊すだろうしそもそも拒絶反応示して喉を通らないと思う笑。何より世界中の珍食・奇食を通して、世界中の食文化を知れるのは本当に貴重ですね!

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    2025年08月22日
  • 【カラー版】未来国家ブータン

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    未来国家ブータン

    これで4冊目のブータン本。ちょっと一端のブータンファンの竹蔵であります。
    国王のフェローとしてブータンの公務員を務めた令嬢、御手洗珠子さんの「ブータン、これでいいのだ」がとても勉強になる本だったので、世界の珍獣ハンターの高野氏のこの本もとても期待して読みました。
    高野氏は優れたエンターテイメント小説家でもありすが、世界の不思議な生き物を追いかける探検家でもありまして、今回は生物多様性の調査を隠れ蓑にした雪男(イエイティ)の探索のルポであります。
    ほぼ全編にわたって、ブータンの辺鄙な村のルポルタージュですが、表題にもあるように、氏のブータンに対しての考察(=未来国家)が語ら

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    2025年07月30日
  • イラク水滸伝

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    辺境ノンフィクション。イラクというと砂漠のイメージがあるが、チグリス・ユーフラテス川の下流は湿地帯となっている。文明の発祥であるシュメール・メソポタミアから続く生活スタイルを引き継いでおり、湿地帯というアクセスの悪さから現代文明から隔絶された状態になっている。情報がほとんど無い地帯に筆者が体当たりで潜入して行く感じが面白い。

    装丁は分厚いが紙が厚いだけで読むのに時間はかからない。

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    2025年06月16日
  • 語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)

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    初めて読んだのがアヘン王国潜入紀。
    信じられないくらい面白くて、他の書籍も色々読んだが、様々な辺境にも言語は存在する中で、著者の野性的かつ本質的な言語習得能力はタイトルが謙遜過ぎるくらい。

    非母語(外国語)の文章を読んで理解するということは「情景が浮かぶ」ことである。
    単語一つひとつの意味がわかってもそれが像を結ばなければ理解したとはいえない。

    言語によって階層化され、話者同士で上下関係が無意識に形成されていくのは納得。
    コンビニでカタコトの日本語で接客する留学生は私なんかより全然優秀だが、日本人東大生を前にする気後れがないのが言語の受け止め方。

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    2025年05月31日
  • 【カラー版】怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道

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    インドの怪魚を探しに行くはずが、トラブル続きでインドに入国出来ずに終わってしまうという歯痒すぎる結末。
    現実は厳しいものだ。

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    2025年05月27日
  • 怪獣記

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    UMA探索とはおふざけかと思えば、結構まじめに文化や政治を掘り下げる部分もあり、読み応えがあった。
    著者は大好きな宮田珠己さんとも関わりのある方で、独自の余裕ある視点が軽妙で良い。

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    2025年05月19日
  • 【カラー版】怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道

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    評判通りの問題作。笑
    確かに「日本極秘潜伏」の描写などにはゲラゲラ笑って読んだが、やっぱり高野秀行はフィールドワークの人なのだと。
    一番面白い核心の部分を取り除かれている感覚。
    インストバンドも良いけど、やっぱりボーカルがいるバンドがキャッチーだよね、みたいな。

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    2025年05月19日
  • 幻獣ムベンベを追え

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    ネタバレ

    コンゴのテレ湖にムベンベを探しに行くことにした早稲田探検部。準備、現地での調査、そして帰国と常に何かの問題があり、その問題を最善とはいえない方法で乗り越えていく、学生ならではの勢いがある。
    読んでいるだけでも大変そうなのだか、きっともっとつらかったのだろうと想像する。
    ムベンベは見つからず、帰ってくるわけだが、キャラが一人一人たっていて、おもしろく読むことができる。

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    2025年05月04日
  • ワセダ三畳青春記

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    なかなか良い。

    著者を中心に個性的な人達と繰り広げられる楽しいエピソード。
    どのお話も嘘くさくなくて、現実の臭いがしていい。

    続編が出るなら、是非読みたい。

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    2025年04月07日
  • 怪しいシンドバッド

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    ネタバレ

    あとがきでご本人も仰っていたけれど、無謀な行動が結構書いてある。巻き込まれて死んでいてもおかしくなかった。危険だけれど、その行動力があるから読者の私は楽しく作品を読ませてもらえている。そこはやはり複雑な気持ちになる。
    ムベンベからファンになったのでまさにその時期も含めたエピソードがいくつもあり、作者の若かりし頃の歴史を知るような感覚だった。
    特に第五章コロンビア編のヤヘイと、第六章の客家編が興味深かった。

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    2025年04月01日
  • 未来国家ブータン

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    ネタバレ

    今までブータンという国がどんな所なのか、殆ど知識がなかったので勉強になった。今はこの本が書かれた頃からだいぶ年月が経っているので、どんな風になっているのか興味がある。
    最終章で、殆どの国は欧米の影響を受け、近代化に邁進し、自由、人権、民主主義が推進される。個人の自由は広がるが格差は広がり、治安が悪くなる。環境が大事だ、伝統文化が大切だという頃にはそれは破壊されている…
    ブータンはこの道を辿らず、先進国の良い所だけを取り入れて、独自の国を作っている、という考察が印象的だった。ブータンだっていい事ばかりじゃないだろうけど、今の日本を見ていると、ブータンの国のあり方をもう少し参考にしたらいいんじゃな

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    2025年03月22日
  • 語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)

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    面白かった。
    言語に限らず、動機のある学びは強い。



    一定レベルまで学んでこそついてくる動機もあるため、義務教育の形は否定しない。ただ、もっと自分と向き合う時間みたいなものも、子どもたちに与えたいなあ。能動的になる時間というべきか。
    本来それが探究活動なのだろうけれど、探究の時間だからそれをやるのではなく、もっと日常や人生にもその態度を振り向けてほしい。
    などと、大きなことを考えながら読んだ。

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    2025年03月09日
  • 語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)

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    著者の半生記を語学に絡めて書いたもの。語学の話よりも著者のやっていることに関心ある人向きだと思う。
    外国語についての考察は半分眉唾だが面白い。
    特にアフリカや東南アジアの言語は全然知らなかったので勉強になった。
    これを読んでいると自分も語学を勉強して外国に行きたくなる。
    良本です。

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    2025年03月01日
  • 地図のない場所で眠りたい

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    ノンフィクションを書く二人の作家の対談本。ノンフィクション作家の苦労や「あるある」が語られる。

    ノンフィクションとニュース、ジャーナリズムの類似点、相違点が語られるところがとても印象に残った。
    どちらも事象を観察して出来るだけありのまま伝えるが、やはりそこにはストーリーや所謂「盛り場」が必要で、嘘にならないように、一方で面白くなるように書くことが求められる。綱渡りのような危うさがある。
    ノンフィクションはあることが起きるまでの変化を描くことが出来るが、ニュースは起きないと描けない(まだ起きていないことはニュースとしての価値がない)

    物書きのマネタイズについて触れられていたり、色んな悲哀を感

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    2025年02月26日
  • 謎のアジア納豆―そして帰ってきた〈日本納豆〉―(新潮文庫)

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    納豆は日本独自の食べ物だと思っていたけど、そうではなかった。
    アジア各国の納豆を探し求めて、出会っていくのは興味深い。アジア各国の民族とか地域とか途中からごっちゃになってしまったけど、さまざまな納豆をいろんな観点から結びつけているのは面白い。
    自分の好みの納豆はどんなやつだっかと考えさせられ、次買いに行った時は値段ではなくどれを食べてみたいかで選ぼうと思った。

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    2025年02月21日
  • あのとき死なずにすんだ理由 あの日、あのとき、あの場所で感じた理解不能な恐怖

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    色々な作家さんの小説が読めて良かった
    恐い話から不思議と思う話まで楽しめた
    中には他にも他の話も読んでみたい
    作家さんもいて良かった

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    2025年02月04日
  • 【カラー版】アヘン王国潜入記

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    語りが面白く、飽きない。中国と隣接するミャンマーのワ州。「ワの人間に軍事、政治に関して立ち入った質問をしてはいけない。とくにヘロインについてはけっしてか聞いてはいけない。」
    種まきからアヘンの収穫まで、ケシ栽培の全行程を体験しようとしたルポ。

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    2025年02月01日