高野秀行のレビュー一覧

  • アジア新聞屋台村

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    高野氏の生き方も相当パワフルで、アグレッシブだが、その高野氏も感心するほどにパワフルでアグレッシブで、自由奔放なエイジアン達のストーリー。
    日本人に疲れたら読むといいっす。

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    2016年12月05日
  • 世界の辺境とハードボイルド室町時代(集英社インターナショナル)

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    「北斗の拳」の舞台のモデルとなったのは室町時代であるということを、辺境ジャーナリストの高野さんと、タイムスクープハンターの清水さんが討論を通して浮き彫りにする。

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    2016年12月02日
  • 未来国家ブータン

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    ブータンの人たちの生活、人となり、考え方が興味深い。著者がブータンの人たちと接するなかで幸福の国と言われる所以も見えてくる。後進国のようでいて先進国のような不思議な国。人も魅力的だしこの本を読んでこれからもっと注目していきたい。

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    2016年11月20日
  • 【電子特別カラー版】恋するソマリア

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    「謎の独立国家ソマリランド」の続編ともいうべき本書。既にこの本を読んだ方には、続編として必須。前回は、ソマリ人の国家、特にソマリランドを中心にその国家政治体制や社会構造など、さらに海賊で成り立っているプントランドの経済などの社会科学的著書だったが、こちらは庶民の生活を中心にしたソマリ人の生態?を紹介した本。

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    2016年11月20日
  • 未来国家ブータン

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    医薬品研究の会社を経営する知人の依頼で、ブータンの生物資源を調査するというのが今回の旅の目的。しかし高野氏がその任務を引き受けた背景には雪男の存在が…。旅の相棒はブータンのエリート公務員なのだが、高野氏の勘違いや暴走っぷりは普段通り相変わらずだ。

    生物資源調査を口実に、現地の人々から雪男の情報を漁りまくる高野氏だったが、次第に興味がブータンの国民や民俗に移って行くのが大変面白かった。高野氏自身も表現しているが、まるで遠野物語を描いた柳田國男のようでもある。

    ただ柳田作品では禁忌だった夜這いや被差別民に触れたという点では、『忘れられた日本人』の著者である宮本常一の方が近いのかもしれない、渋沢

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    2016年10月26日
  • 【カラー版】ミャンマーの柳生一族

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    辺境作家の高野秀行氏と、早大探検部の先輩で小説家の船戸与一氏によるミャンマー珍道中。船戸氏がミャンマーを舞台にした冒険巨編『河畔に標なく』を執筆するにあたり、取材旅行の通訳兼ガイド兼雑用係として、ミャンマーに詳しい高野氏を指名したのが旅のはじまり。

    なんとなくミャンマーに住む柳生一族の末裔の話かと、勝手に想像しながら読み始めたが、全く違ってて最初から戸惑ってしまった。高野氏がミャンマーの軍事政権を徳川幕府に、そして取材旅行の監視役であるミャンマー国軍の情報部の人たちを柳生一族に、勝手に例えただけだったのだ。でもこの例えが絶妙で軍事政権と反政府ゲリラ、そしてアウンサン親子との関係を理解するのに

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    2016年10月11日
  • またやぶけの夕焼け

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    ノスタルジー。作品世界は僕よりだいぶ上の世代だけど、小学4年前後の頃いろいろ工夫して遊んでいたのを思い出す。

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    2016年09月22日
  • 世界の辺境とハードボイルド室町時代(集英社インターナショナル)

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    いかもにパクリ(失礼!オマージュなんでしょうね)っぽい題がいけてないけれど、内容はなかなかのもの。ただし、ソマリランドのことは余り詳しく触れられていないので、事前に高野氏の著書を読むことをお勧めする。
    内容は、別の視点から日本の中世を捉える、という感じ。清水氏の歴史観が新鮮で面白いと思う。

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    2016年09月04日
  • アジア新聞屋台村

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    ノンフィクション作家、高野秀行の小説。会社や人物は架空と但し書きがあるが、実際の体験と思われる。
    フリーライターとは名ばかりでフリーターのような生活をしていた高野氏が、東京でアジア系多国籍の新聞社に編集者として参加することになる。強烈なキャラクターの人がたくさん出てくる。何もかも日本の常識からすればハチャメチャなのだが、それが冒険家でもある高野氏に妙にしっくりきている。一言でいえば、したたかで大胆でおおざっぱということになろうか。
    東京にいるアジア系外国人たちの生活ぶりや仕事に対する姿勢がよくわかり、良いところも悪いところも、愛すべき人々だ。面白かった。

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    2016年08月05日
  • 未来国家ブータン

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    著者の高野さんがブログで、これは単行本の時結論的な文章をつけなかったら、「尻切れトンボ」「手抜き」などと批判されたと書いていた。友人知人からも異例のお叱りを受けたとか。そこで文庫化にあたって加筆したため、読後感がかなり変わっているはずだとあったのだが…。

    えーと、変わってますかねえ? 私は単行本をたいそう面白く読み、特に「尻切れトンボ」とか(まして手抜きなんて)思わなかったこともあるだろうが、前と変わらず楽しく読んで(高野さんには悪い気もするけど)受ける印象は同じだったのですよ。

    結局何をしに行ったの?という疑問は残るけど、そんなことなどどうでもよくなる抜群の面白さがある。ちょっとしたブー

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    2016年07月21日
  • 【カラー版】ミャンマーの柳生一族

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    2004年にジャーナリストの高野氏と作家の船戸与一がミャンマーに取材に行き、経験したいろいろ。ミャンマーの政治について、わかりやい例えに沿って話が展開されていく。

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    2016年06月28日
  • 移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活

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    まず、こんなにたくさんの外国人が日本に住み、それぞれの生活を構築していることに驚いた
    日本にいるのに外国にいるような、、、という状況を私は楽しめなかった

    これがいつか、当たり前の社会になっていくんだろうなぁ…

    高野さんのインタビューの姿勢はとても素敵でした

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    2016年06月02日
  • 異国トーキョー漂流記

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    ○○語を習うために××人と会う、という行動力には
    感心させられる。

    結婚披露宴のスピーチ、ペルー人ウエキ、盲目のマフディが
    よかった。

    「平凡で従順な自分は、そういう人間を好むくだらない日本と一緒に、
    水洗便所のウンコのようにジャーッとどこかへ流してしまいたかった」
    というくだりは、こんなに行動力にあふれている著者にしては
    とても意外だった。

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    2016年05月29日
  • アジア未知動物紀行 ベトナム・奄美・アフガニスタン

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    今回も面白かった!フイハイとケンモン探しに関してはもはや妖怪探し!?といった感があるが、地元の人になんの疑いもなく「いる」とされていて目撃者もたくさんいるのが楽しい、なんか夢がある。アフガニスタンのペシャクパラングに関しては正体がなんとなく見当がついてきているのに何度も米軍陰謀説にたどりついてしまうのが笑えた。それにしてもあれだけの政情不安な国にUMA探しだけのために飛び込んでしまうなんて、すごい度胸。。。

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    2016年05月27日
  • 移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活

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    ネタバレ

    久しぶりの高野秀行氏。日本に住む外国人たちは日頃なにを食べているのか様々な国の食卓に、自ら入り込んでいく様はとても楽しく、どれも食べてみたいものばかりだ。ひなのに今回はなぜか入り込み切れなかった。その違和感はあとがきで決定的になってしまった。震災以降、色々ないいことも悪いことも目にして、『おもしろい』と思っていたことが、そうでもなかったと気付いたのと似てる。また変わるかもしれないのでその時を待つことにしよう。

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    2016年04月27日
  • アジア新聞屋台村

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    ひたすら無謀とも言える旅に出てしまう高野さんが5年に渡り関わったアジア新聞社でのエピソードを綴った本です。日本人の中だと異彩を放っている自由人である彼が、アジア人の坩堝である新聞社にいると急に常識人になってしまうのが面白く、恋愛に対してもフラグをボキボキ折まくる姿が可愛らしいです。やはり僕はこの人の文章が好きなんだな。

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    2016年03月21日
  • 世界の辺境とハードボイルド室町時代(集英社インターナショナル)

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    対談形式は苦手なのだけど、これは読みやすかった。へぇ〜という歴史トリビアや歴史の見方、学者の世界の舞台裏などが語られ、教養本として楽しく読める。歴史が苦手な人間でもさらっと入り込める。

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    2016年08月25日
  • またやぶけの夕焼け

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    うちも公園の真ん前で、よく野球でガラスを割って、怒られてたからすごい自分のことのように読み進めた。高野さんやっぱり面白い。

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    2016年02月28日
  • 【カラー版】怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道

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    インドにまぼろしの怪魚 ウモッカを捜しに旅立ったはずだった。しかもこのウモッカは日本人1人が市場で見かけたというシロモノで、日本のUMAマニアの中だけで盛り上がっているのでした。その情報を頼りに遥かインドまで行こうというのだからすごい。ネタバレになるので書かないけれど、中盤過ぎてもまだ日本にいます。ほんと予想外の展開です。やはりこの方只者ではない、おもしろかったです。

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    2016年02月27日
  • 【電子特別カラー版】恋するソマリア

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    語学の天才による最新作。海賊の国・ブラックホークが墜ちた国・無政府の国というイメージしかなかったソマリアにここまで入り込んた彼の功績は大きい。前作「謎の独立国家ソマリランド」の続編的な本。写真も多く挿入。よくぞここまでトンデモない旅をするかと半ばあきれながら、ページをめくる手がとまらなかった。2015年1月第一刷。

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    2016年02月21日