高野秀行のレビュー一覧

  • 未来国家ブータン

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    著者の高野さんがブログで、これは単行本の時結論的な文章をつけなかったら、「尻切れトンボ」「手抜き」などと批判されたと書いていた。友人知人からも異例のお叱りを受けたとか。そこで文庫化にあたって加筆したため、読後感がかなり変わっているはずだとあったのだが…。

    えーと、変わってますかねえ? 私は単行本をたいそう面白く読み、特に「尻切れトンボ」とか(まして手抜きなんて)思わなかったこともあるだろうが、前と変わらず楽しく読んで(高野さんには悪い気もするけど)受ける印象は同じだったのですよ。

    結局何をしに行ったの?という疑問は残るけど、そんなことなどどうでもよくなる抜群の面白さがある。ちょっとしたブー

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    2016年07月21日
  • 【カラー版】ミャンマーの柳生一族

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    2004年にジャーナリストの高野氏と作家の船戸与一がミャンマーに取材に行き、経験したいろいろ。ミャンマーの政治について、わかりやい例えに沿って話が展開されていく。

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    2016年06月28日
  • アジア未知動物紀行 ベトナム・奄美・アフガニスタン

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    今回も面白かった!フイハイとケンモン探しに関してはもはや妖怪探し!?といった感があるが、地元の人になんの疑いもなく「いる」とされていて目撃者もたくさんいるのが楽しい、なんか夢がある。アフガニスタンのペシャクパラングに関しては正体がなんとなく見当がついてきているのに何度も米軍陰謀説にたどりついてしまうのが笑えた。それにしてもあれだけの政情不安な国にUMA探しだけのために飛び込んでしまうなんて、すごい度胸。。。

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    2016年05月27日
  • アジア新聞屋台村

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    ひたすら無謀とも言える旅に出てしまう高野さんが5年に渡り関わったアジア新聞社でのエピソードを綴った本です。日本人の中だと異彩を放っている自由人である彼が、アジア人の坩堝である新聞社にいると急に常識人になってしまうのが面白く、恋愛に対してもフラグをボキボキ折まくる姿が可愛らしいです。やはり僕はこの人の文章が好きなんだな。

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    2016年03月21日
  • 世界の辺境とハードボイルド室町時代(集英社インターナショナル)

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    対談形式は苦手なのだけど、これは読みやすかった。へぇ〜という歴史トリビアや歴史の見方、学者の世界の舞台裏などが語られ、教養本として楽しく読める。歴史が苦手な人間でもさらっと入り込める。

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    2016年08月25日
  • またやぶけの夕焼け

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    うちも公園の真ん前で、よく野球でガラスを割って、怒られてたからすごい自分のことのように読み進めた。高野さんやっぱり面白い。

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    2016年02月28日
  • 【カラー版】怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道

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    インドにまぼろしの怪魚 ウモッカを捜しに旅立ったはずだった。しかもこのウモッカは日本人1人が市場で見かけたというシロモノで、日本のUMAマニアの中だけで盛り上がっているのでした。その情報を頼りに遥かインドまで行こうというのだからすごい。ネタバレになるので書かないけれど、中盤過ぎてもまだ日本にいます。ほんと予想外の展開です。やはりこの方只者ではない、おもしろかったです。

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    2016年02月27日
  • 【電子特別カラー版】恋するソマリア

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    語学の天才による最新作。海賊の国・ブラックホークが墜ちた国・無政府の国というイメージしかなかったソマリアにここまで入り込んた彼の功績は大きい。前作「謎の独立国家ソマリランド」の続編的な本。写真も多く挿入。よくぞここまでトンデモない旅をするかと半ばあきれながら、ページをめくる手がとまらなかった。2015年1月第一刷。

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    2016年02月21日
  • 怪獣記

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    この作品は他のUMA追っかけ記録と違って、現地の目撃情報や本人達の体験が含まれているので特におもしろかったです。正体は何だかわからないですが、現象だとしてもドキドキします。

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    2016年01月05日
  • 腰痛探検家

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    辺境作家高野さんの腰痛との闘いというか、オブセッションの記録。1回6,000円の治療院に通い詰めることができるとは三畳の部屋に一人で住んでいるころから比べるとかなり羽振りがよくなったなあ、とはじめのエピソードを読んでまず思った。結婚もしているし。

    実はそれは手始めで、その後の高野さんの腰痛治療の道はあちらに行きこちらに行き行先も定まらないまま迷走を続ける。最後は、心療治療にまで行き着き、うつ病の薬を処方されるまでになってしまう。薬の服用は睡眠にまで影響して明らかにおかしいのだが、高野さんは何かをやらないと不安なのかそれでも薬を飲み続ける。アヘンもカートも中毒になるくらいやっていたので薬に抵抗

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    2015年12月14日
  • 【カラー版】怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道

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    ウモッカってなにかと思ったら架空の魚なのね。
    しかもインドへ行く話かと思ったら本人空港で入国拒否くらってるしほんとうける笑

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    2015年12月09日
  • アジア新聞屋台村

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    高野秀行のフィクションは、基本的に体験に基づくもので、取材して書いたものではないと思う。勿論このままではなく、色んな体験を合わせて一つの物語にしたのだろう。だからフィクションだけど語り手は高野秀行なのね。
    『またやぶけの夕焼け』は少年期の物語で、あれも良かったが、青春期の物語はほろ苦さと切なさがいい。朴さんとの恋愛未満の関係は、今どきの青春ものにはない上品な哀感がある。
    アジア人の魅力、日本人の特徴もよくわかって、若者に積極的に薦めたくなる。ろくに外国に行ったこともなければ、外国人と深く関わったこともない奴に限って、近隣アジア人を貶めるようなことを言う。そんなつまらない、嫌な大人になる前に、高

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    2015年11月01日
  • 世界のシワに夢を見ろ!(小学館文庫)

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    冒険家のエッセイとしてはとてもユニークで面白く読める。筆者自身も同意見だと思うけれど、冒険活動そのものに何か大義のようなものを求めている訳ではないのだ。だから、特に感動を覚えるような内容では全くない。しかし、ボクはこういう活動をする人は単純に凄いなと思う。

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    2015年09月27日
  • またやぶけの夕焼け

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    自分たちで考えたバカバカしい遊び、グループ内の規律、親や同級生との関係…、小学生の高学年で出会う諸々の出来事が描かれる。
    確実に年代が違うのだが、とても懐かしく感じる。ラストには小学生時代に遊んでいた近所の仲間が、進学とともに疎遠になっていく姿が描かれる。大人になる通過儀礼のようなものだ。自分も経験したからだが、やはり少し切なくなる。
    これがどの年代まで共感できるものかはわからないが、「あの頃」を思い出すために読んでほしい一冊だ。

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    2015年08月16日
  • 【カラー版】辺境中毒!

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    高野秀行のエッセイ、対談、書評などを納めた本作。性質上、どうしても散漫になるものの、やっぱり面白い!

    特に大槻ケンヂとのムー対談と書評が良かった。
    ムーはわかる人には鉄板だと思う。
    また、書評はどれもわかりやすく興味をそそられるもので、読みたい本がだいぶ増えてしまった。
    空いた時間にパラパラ読むのに最適な一冊だと思う。

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    2015年05月31日
  • 【カラー版】ミャンマーの柳生一族

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     作者の高野秀行が船戸与一のお供でミャンマーを旅したときのエピソードや出来事をおもしろおかしく描いた本である。
     当時のミャンマーの政情を徳川幕府と外様大名に見立てて説明し、この旅についてくる情報機関を柳生一族になぞらえたもので、それが題名になっている。
     周辺国から非合法にミャンマーに入国した経験が豊富な作者が、真正面から入国し旅している。本書は、作者が周囲の人々の動向をおもしろく描くだけではない。ミャンマーは最貧国ながら識字率が高いという実態を貸し本屋や読書する少女を観察することで示すなど、現地の人々を見る視線に確かなものもある。
     故人となった船戸与一の人となりが垣間見れるのも興味深い。

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    2015年05月07日
  • 【カラー版】神に頼って走れ! 自転車爆走日本南下旅日記

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    高野さんが、わざわざ一番寒い時期に自転車で日本を横断します。
    神頼みの巡拝のようですが、宗教不問、体系なし、気まぐれでお参りするので、とてもファジーで緩い本でした。
    高野さんはUMAに興味があるようですが、僕としては本作のあちこちで現れた探検隊OBという恐るべき種族の生態の解明を待ちたいところ。

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    2015年02月02日
  • アジア新聞屋台村

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    感想:ワセダ三畳で有名な高野さんの本。多国籍新聞社ASIANでの日々を綴った濃密な内容。
    まず、この多国籍新聞社そのものが魅力的。タイ、台湾、ミャンマー、マレーシアの新聞を発行しているけど、内容はめちゃくちゃ杜撰。システム化なんかされてなくて編集会議すらやらない。でも、毎月ちゃんと発行されて、利益も出ている。
    そこで働いてる人達もかなり個性的。子犬的姫的社長の龍さん、敏腕だけど乙女チックな朴さん、インドネシアの大富豪バンバンさんなど、個性豊かな登場人物がたくさん登場する。
    その個性的な題材を高野さんの個性的な文章で料理しているのだから、面白くないわけがない。

    高野さんの作品に共通することだが

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    2014年12月21日
  • 怪しいシンドバッド

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    UMA冒険譚ではなく、エッセイ集。これはこれでユーモアいっぱいで楽しい。というか、かなり危ない橋を渡っているのに驚く。海外で強制退去の恐怖にかられるというのは経験したくないもんだ。

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    2014年11月16日
  • アジア未知動物紀行 ベトナム・奄美・アフガニスタン

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    表題にもあるように、著者の天職ともいうべきUMAものである。しかし、今回は少し味付けが違う。目撃者や伝承者の話など分析して、かなり民俗学的なアプローチでその正体に迫ろうという内容になっている。勿論アプローチがそうだというだけで、学問的な分析が行われているわけではないのだが、単なるドタバタ紀行ではなく、興味深い仮説がなされていて面白いと思った。

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    2014年11月09日