高野秀行のレビュー一覧

  • 【カラー版】怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道

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    この作品も面白かった。ただし、タイトルが正確ではありません。インドへの道はまさにその通りだけど、今回インドには入国できずウモッカとは格闘できませんでした。まあ、ウモッカ捕獲に向け格闘したことには違いないかもしれないけど。これは、カルカッタのイミグレーションで足止めをくらいインドに入国できずジタバタする高野さんを愛でる作品です。イミグレにて、まるで『ターミナル』のトム・ハンクスのようになったり、相棒の暇人キタ1号を遠隔操作しようとしたり、奥様との『インド入国……priceless』に笑っちゃいました。

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    2017年05月29日
  • 【カラー版】ミャンマーの柳生一族

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    面白かった、為になった点 3点。

    p137
    日本で働くミャンマー人がストレスを感じるのは上司に意見を聞かれること、つまり発言の自由。

    p151
    ミャンマー人の社交性はどこで身につくのか。
    p158
    答えは国内。ミャンマー国内で様々な宗教・民族の人="異国"の人と接するため。

    p171
    パンロン条約締結後アウン=サン亡くなる。その後地方を押さえるために軍事独裁体制を築いたのがネ・ウィン。

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    2017年05月24日
  • アジア新聞屋台村

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    アジアの国の特徴が良くわかる内容で興味深かった。解放的な新聞社で奮闘する作者が、手に取るように綴られている。

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    2017年04月27日
  • 謎の独立国家ソマリランド

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    ソマリランドというとそういや一時話題になってた。ソマリアとソマリランドじゃ全然違うんだとか、アグネス・チャンが行ったとかなんとか。まぁでも総じて、あそこヤベーって感じな煽りがメインで、でもなんか写真もないし、皆さん又聞きっぽいし、話半分って感じではあったけど、実際のところどうなんか、ってのはあった。まぁそんな深く考えて気にしてはなかったけど、こうやって読んでみると、とりあえずこのおっさんおもろいな、と。ソマリランドとか周辺のことが何となく分かるけど、結局のところはそれを楽しく読ませなきゃしょうがないんであって。文字で読む分には、ふーん、てとこだけど、実際に体験したら大変だったって次元じゃないな、って話もいっぱいあって、ちょいちょい面白いので、難しい文化的な話もなんとか読み切れた、かな。
    てか麻薬的なものも、日本ではやったらやばそうだけど、禁止されてない海外でやるぶんには問題ないんだよなー、ってのが考えてみりゃ不思議だ。おっさんが楽し気に嗜んでるのを読んでると、自分も一発試してみたいなー、なんて思ってるのが恐ろしい。

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    2017年03月20日
  • 【カラー版】ミャンマーの柳生一族

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    内容(「BOOK」データベースより)
    探検部の先輩・船戸与一と取材旅行に出かけたミャンマーは武家社会だった!二人の南蛮人に疑いを抱いたミャンマー幕府は監視役にあの柳生一族を送り込んだ。しかし意外にも彼らは人懐こくて、へなちょこ。作家二人と怪しの一族が繰り広げる過激で牧歌的な戦いはどこへ…。手に汗握り、笑い炸裂。椎名誠氏が「快怪作」(解説)と唸り仰天した、辺境面白珍道中記。

    今僕が一番偏愛している高野さんは、とにかく色々な冒険をしているのですが、場所がとか世界情勢がという以前に、現地の人達に対する愛情がほとばしり出ていて、笑いながらもとってもジンとくる文章を書くお方です。今回も行動を共にした政府の監視役と思われる人々とも仲良くなって、最終的には読んでいる方が名残惜しくなる感じでした。
    ミャンマーの情勢を徳川幕府になぞらえ軍部を柳生一族に置き換えて日本人に分かりやすく説明をしてくれていますが、残念ながら僕は日本史にあまり興味がなくて残念でした。これそこに精通している人ならもっともっと楽しめます。

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    2017年03月03日
  • 未来国家ブータン

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    ブータン!興味あったのですよ。そこに高野さんが行ったというなら読みますとも。だけど、今回は何やらきちんとしたお仕事で行くみたい…ちゃんと、面白いのかな。
    そこはさすがに高野さん、ちゃんと面白かったし、ブータンのこと、ほんとにいろいろ知れました。

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    2017年02月27日
  • アジア新聞屋台村

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    ネタバレ

    『ワセダ三畳~』と同じように<自伝的>物語ですが、実話に近いのだろうなと推測できる、屋台のような新聞社エイジアンで編集顧問として就任した時の話。高野さんが面白い人を見つけるのが上手いのか、面白い人が高野さんに寄ってくるのか、その両方なのか、もののけ姫的パワーの持ち主の社長の劉さんを筆頭に出てくる人が個性的かつ国際的。新聞作りに関しては素人の彼らが月刊の新聞を作るのだから、当然いい加減な作り方で、そのいい加減さに笑えた。淡いロマンスもあったりして、高野さんのヘタレっぷりに、生温かい気持ちになりました。

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    2017年01月16日
  • 地図のない場所で眠りたい

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    似てると思われ括られて対談することになったが、アプローチから何から違うので似てないのだけれど、という2人。とはいっても、読み手としてはそれがいいんだけれどね。お互いの特徴とか考え方とかどっちもが面白い。たくさんあるエピソードから取捨選択されパッケージされてると思うといろんな本もう一度読みたくなる。冒険探検にまつわる本も紹介されてて2人が、「これ本当なんですかねー?」とかいってて面白い。2人の本読んでて感じる「どうやってるんやろ」がめいっぱい解説されてて、この対談本を入り口にいろいろ読むのもいいけど、たくさん読んだ上で対談で疑問の答え合わせするほうがオススメかも。
    高野さんの文章が軽すぎる?じゃあ角幡さんの読めばいいよ!角幡さんのはかたすぎる?じゃあ高野さんの読めばいいよ!!!両氏の作品は自信をもってオススメいたします!!!

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    2017年01月08日
  • 【電子特別カラー版】恋するソマリア

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    ネタバレ

    「謎の独立国ソマリランド」の続編

    ソマリをより深く知ろうという著者の情熱はつきない。

    美人ジャーナリスト ハムディーへ恋慕の念もつきない。

    カートを食べて、ソマリランド人と和みたい。

    ソマリランドに対する熱情が 意味もなく高野さんを突き動かす。

    行ったことのない地方もみる。できるだけ現地の生活を
    体感する 料理をならう。など

    なんとかこじ開けて 入り込んでいく。

    その執念が実り 最後は テロの標的に・・・・


    なんとも 凄まじい異文化体験。

    全くちがう 文化でも 同じような考えがあったり
    なかったりで、納得したり、驚いたり、恥じ入ったりしながら
    高野さんは 人類の営みについて より深く
    体験したのでした。

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    2016年12月20日
  • アジア新聞屋台村

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    高野氏の生き方も相当パワフルで、アグレッシブだが、その高野氏も感心するほどにパワフルでアグレッシブで、自由奔放なエイジアン達のストーリー。
    日本人に疲れたら読むといいっす。

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    2016年12月05日
  • 世界の辺境とハードボイルド室町時代(集英社インターナショナル)

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    「北斗の拳」の舞台のモデルとなったのは室町時代であるということを、辺境ジャーナリストの高野さんと、タイムスクープハンターの清水さんが討論を通して浮き彫りにする。

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    2016年12月02日
  • 未来国家ブータン

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    ブータンの人たちの生活、人となり、考え方が興味深い。著者がブータンの人たちと接するなかで幸福の国と言われる所以も見えてくる。後進国のようでいて先進国のような不思議な国。人も魅力的だしこの本を読んでこれからもっと注目していきたい。

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    2016年11月20日
  • 【電子特別カラー版】恋するソマリア

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    「謎の独立国家ソマリランド」の続編ともいうべき本書。既にこの本を読んだ方には、続編として必須。前回は、ソマリ人の国家、特にソマリランドを中心にその国家政治体制や社会構造など、さらに海賊で成り立っているプントランドの経済などの社会科学的著書だったが、こちらは庶民の生活を中心にしたソマリ人の生態?を紹介した本。

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    2016年11月20日
  • 未来国家ブータン

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    医薬品研究の会社を経営する知人の依頼で、ブータンの生物資源を調査するというのが今回の旅の目的。しかし高野氏がその任務を引き受けた背景には雪男の存在が…。旅の相棒はブータンのエリート公務員なのだが、高野氏の勘違いや暴走っぷりは普段通り相変わらずだ。

    生物資源調査を口実に、現地の人々から雪男の情報を漁りまくる高野氏だったが、次第に興味がブータンの国民や民俗に移って行くのが大変面白かった。高野氏自身も表現しているが、まるで遠野物語を描いた柳田國男のようでもある。

    ただ柳田作品では禁忌だった夜這いや被差別民に触れたという点では、『忘れられた日本人』の著者である宮本常一の方が近いのかもしれない、渋沢敬三のような強力なパトロンがいないのが少し残念なところだ。ちなみに高野氏の最新作である『謎のアジア納豆』は、この旅がきっかけとなっているらしい。

    ブータンは今どき珍しく欧米の価値観を拒む数少ない国だが、いつまでもGNH(国民総幸福量)を追い求める未来国家であってほしいと思う。

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    2016年10月26日
  • 【カラー版】ミャンマーの柳生一族

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    辺境作家の高野秀行氏と、早大探検部の先輩で小説家の船戸与一氏によるミャンマー珍道中。船戸氏がミャンマーを舞台にした冒険巨編『河畔に標なく』を執筆するにあたり、取材旅行の通訳兼ガイド兼雑用係として、ミャンマーに詳しい高野氏を指名したのが旅のはじまり。

    なんとなくミャンマーに住む柳生一族の末裔の話かと、勝手に想像しながら読み始めたが、全く違ってて最初から戸惑ってしまった。高野氏がミャンマーの軍事政権を徳川幕府に、そして取材旅行の監視役であるミャンマー国軍の情報部の人たちを柳生一族に、勝手に例えただけだったのだ。でもこの例えが絶妙で軍事政権と反政府ゲリラ、そしてアウンサン親子との関係を理解するのに、新聞なんかより格段にわかりやすい。

    しかし旅程的にはフツーの取材旅行なのだが、高野氏が参加した時点でなぜか面白くなってしまうのは、いつも通りさすが。しかも今回は、同行した柳生一族のポンコツぶりとの相乗効果で、想像以上の面白珍道中だった。それにしてもこの作品と船戸氏の小説、どちらの方が売れたのかね?

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    2016年10月11日
  • またやぶけの夕焼け

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    ノスタルジー。作品世界は僕よりだいぶ上の世代だけど、小学4年前後の頃いろいろ工夫して遊んでいたのを思い出す。

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    2016年09月22日
  • 世界の辺境とハードボイルド室町時代(集英社インターナショナル)

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    いかもにパクリ(失礼!オマージュなんでしょうね)っぽい題がいけてないけれど、内容はなかなかのもの。ただし、ソマリランドのことは余り詳しく触れられていないので、事前に高野氏の著書を読むことをお勧めする。
    内容は、別の視点から日本の中世を捉える、という感じ。清水氏の歴史観が新鮮で面白いと思う。

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    2016年09月04日
  • アジア新聞屋台村

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    ノンフィクション作家、高野秀行の小説。会社や人物は架空と但し書きがあるが、実際の体験と思われる。
    フリーライターとは名ばかりでフリーターのような生活をしていた高野氏が、東京でアジア系多国籍の新聞社に編集者として参加することになる。強烈なキャラクターの人がたくさん出てくる。何もかも日本の常識からすればハチャメチャなのだが、それが冒険家でもある高野氏に妙にしっくりきている。一言でいえば、したたかで大胆でおおざっぱということになろうか。
    東京にいるアジア系外国人たちの生活ぶりや仕事に対する姿勢がよくわかり、良いところも悪いところも、愛すべき人々だ。面白かった。

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    2016年08月05日
  • 未来国家ブータン

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    著者の高野さんがブログで、これは単行本の時結論的な文章をつけなかったら、「尻切れトンボ」「手抜き」などと批判されたと書いていた。友人知人からも異例のお叱りを受けたとか。そこで文庫化にあたって加筆したため、読後感がかなり変わっているはずだとあったのだが…。

    えーと、変わってますかねえ? 私は単行本をたいそう面白く読み、特に「尻切れトンボ」とか(まして手抜きなんて)思わなかったこともあるだろうが、前と変わらず楽しく読んで(高野さんには悪い気もするけど)受ける印象は同じだったのですよ。

    結局何をしに行ったの?という疑問は残るけど、そんなことなどどうでもよくなる抜群の面白さがある。ちょっとしたブームになってたわりに、ほとんど知られていなかったブータンの実情にもう興味津々。最近あまり話題にならないけれど、今ブータンはどうなってるんだろうなあ。後日談の中に、ブータンにも納豆があることがわかったというくだりがあって、やっぱり!という感じであった。

    今回一つ「発見」したのは、私はどうも、高野さんがキビシイ状況に陥ると、読んでいてすごく楽しくなるようだということ。いやあ、ひどいヤツ。でもまあ、命に関わるようなこと(南部ソマリアで襲撃されたりとか)は別として、強烈な便秘になったり(これもソマリア)、雨季のジャングルでヒルだらけのなかを徒歩で行ったり、アヘン中毒になっちゃったりしているのを読むと、ハラハラしながらもやはり喜んじゃってるのだった。本書でのピンチは、高山病。いやまあ大変だっただろうと思うが、高野さんの筆にかかると、そういう所こそ面白く読めてしまうのよ。

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    2016年07月21日
  • 【カラー版】ミャンマーの柳生一族

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    2004年にジャーナリストの高野氏と作家の船戸与一がミャンマーに取材に行き、経験したいろいろ。ミャンマーの政治について、わかりやい例えに沿って話が展開されていく。

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    2016年06月28日