高野秀行のレビュー一覧

  • アジア新聞屋台村

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    台湾人社長が経営する新聞社を舞台に繰り広げられる半自伝的書籍。日本人との気質の違いが垣間見えると同時に、ベンチャー企業も創成期はこうだよなと思えます。立ち上げ時の話や資金繰りの苦労なども少しあり。

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    2014年09月03日
  • 【カラー版】未来国家ブータン

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    決して地理的、エネルギー資源的に恵まれている訳でもないのに国民が幸福であるという。
    本書では、その幸福の理由が国王にあるとらしいと指摘している。全国行脚を行い、国民から絶大な信頼を得ているブータン国王にリーダーシップのあり方を学ぶべきかも知れない。

    まず置かれた状況が幸福であるというところからスタートしているのがポイントだろうか。そして目指すビジョンを先進国とは別の軸で定義している。非常にビジョナリーなリーダーだと思う。

    また、ブータン国王同様に著者の高野氏も幸福な考え方を持っている様に感じる。どんな辺境に行っても現地の人と交わり、状況を受け入れる姿勢が素晴らしいと感じる。

    もしかして、

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    2014年07月13日
  • 【カラー版】辺境中毒!

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    世界各国の辺境の地を好んで旅する著者のエッセイ、対談などをまとめた一冊です。著者の旅する場所は、もちろん観光地などではなく、危険すぎてあまり外国人が近づきたがらない土地ばかり。ゲリラに同行したり、アヘン中毒になったり、違法に国境を越えたりと、一般常識を逸脱することもしばしば。こんなことしていて、よく生きて帰ってこられるなぁと感心してしまいます。けれどご本人は、旅をすこぶる楽しんでいらっしゃる。タイトルに〝中毒〟とあるとおり、もはや普通の旅では満足できないのでしょうネ。旅には憧れるけれど、できればのんびり温泉にでも浸かっていたいという自分のような凡人には、とてもまねのできないことです。こうした読

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    2014年05月29日
  • イスラム飲酒紀行

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    作者はとてもユニークな人で。
    辺境大好き高野秀行。
    このほかにも様々なユニークな本を出版している。

    本来、酒を禁じられているイスラムの人々とお酒との謎。ほぼアル中の作者とお酒。

    合わせて、「謎の独立国家ソマリランド」も読みたくなった。

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    2014年05月04日
  • アジア新聞屋台村

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    "そして、最後に気づいのだ。
    誰かに必要とされるから何かをやるというのはエイジアン的ではない、と。

    中略

    他人のために仕事をするのではなく、
    自分のために仕事をする。
    もうエイジアンにしがみついてはいけない。
    居場所なんか人に与えられてはいけない。
    自分で作るのだ。"

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    2014年04月12日
  • 怪談実話系/愛 書き下ろし怪談文芸競作集

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    今回のテーマは「愛」。
    うすぐら~い印象になりますね、怪談のテーマが愛だと。そういう印象持つのは、愛っていうハッピーなイメージと同じぐらいに、どろどろした憎しみのイメージがあるからでしょうね。

    そんな恋愛したことないですが。

    全話通じて、過ぎたるは及ばざるが如し、っていうのが思い浮かびます。なんかもう、気持ち悪いさが酷い。
    怪談って、怖さなんだけども、今回は気持ち悪さです。
    そういうお話になるきっかけの心の動き自体は、理解できないものではなかったりするので、余計に。
    行き過ぎた愛欲の気持ち悪さ。異性・同性・家族・他人問わず。

    「犬小屋のこと」が一番怖く。
    「ある姉妹」「隣のベッド」で人の

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    2014年04月10日
  • 【カラー版】辺境中毒!

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    「辺境」をこよなく愛する。先進国という「出来上がった場所」にはない意外性と、想像もつかない非常識に出会うワクワク感。ミャンマーのアヘン栽培三角地帯からタイへの帰還後。「ターミナルのそばにはセブン-イレブンがあり、つい2週間前ほど前までは世界の果てみたいなところにいた私は、その過剰としか思えない豊かさに呆然とした。」。そう。そうやねん。日本も、過剰やねんよなー、あまりみんなそう思ってないみたいやけど。

     探検部つながり秘境つながりの作家との対談。
    また、辺境ノンフィクション本の書評。短い文章から著者の視点の独自性と読ませる力が伝わってくる。次は長編を読んでみよう。

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    2014年02月12日
  • イスラム飲酒紀行

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    私は、酒飲みだ から始まるイスラム圏を旅する著者の酔いどれエッセイ。こういう人が、いるということは、ダメ人間たちにとってはとても心強い。本来、人間はこれほど自由に生きて旅できるんだと、思う。特に、厳格なイスラム世界がふとした時に見せる怠惰さや、女性優位の部分など、研究者やマスコミ報道では分からない部分の生の描写がいい。そして、この著者が表現したいのがまさにこの部分だ。行ってみな、それぞれのとらえ方で、世界はこんなに違うんだぜ、という自己都合・自己完結主義なのだ。世界は、究極自分である。そのことに気がつけば人生はもっと楽しいはず。

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    2014年01月10日
  • イスラム飲酒紀行

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    一般に飲酒がタブーであるイスラム教国で、酒を求めて徘徊する紀行文。酒好き、旅好きとしては「イスタンブールのゴールデン街」、「ムスリムの造る幻の銘酒を求めて」といった章題を追っていくだけでもわくわくする。

    訪れる国はプロローグも含めて、カタール、パキスタン、アフガニスタン、チュニジア、イラン、マレーシア、トルコ、シリア、ソマリランド〈ソマリア〉、バングラデシュ。

    酒に対する筆者の欲求は同じ酒飲みから見ても度を越しているようにも思えるけれど、その執念が生むエネルギーこそが、異国におけるタブーという建前の向こう側を覗くエネルギーになり、そこから垣間見える本音はステレオタイプのイメージを塗り替えて

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    2013年11月19日
  • イスラム飲酒紀行

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    私は酒飲みである。休肝日はまだない。

    すてき!!あたしこの著者と旅したいーー!!
    イスラム圏やインドにいたとき、酒が容易に手に入らないところでは「我慢する」という手段しか知らんかったわ…まだまだ甘いな。
    高野さんの執念に敬意を覚える。
    どんなところでも人がいるところに酒はあることを学びました。

    酒を切り口に、宗教やイスラム圏の生活を知ることができる本。
    人って「後ろめたさ」を共有することで、何か深い絆で結ばれるような気がする。
    お酒って美味しいのと酔えるのに加えて、「後ろめたさ」を伴うのがいいのかも。
    宗教についても、改めて興味が湧いた。

    また、本の中に度々登場する森さんの写真がすきです

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    2013年11月18日
  • アジア未知動物紀行 ベトナム・奄美・アフガニスタン

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    ベトナムに猿人フイハイを追い、奄美に妖怪ケンモンを求め、アフガニスタンで凶獣ペシャンクパラングを探す、そんなノンフィクション。未知動物もさることながら、世界の土地土地の風土や生活が面白く描かれているのが良い。

    高野秀行の作品では、大昔、『幻獣モケーレムベンベを追え』を読んだが、まだまだ広い世界には未知の動物がいるようだ。

    高野が、あの船戸与一に三日いたら、絶対見られると言われ、ベトナムにフイハイを捜しに行くというクダリが面白い。

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    2013年09月16日
  • イスラム飲酒紀行

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    なぜか感想をアップしていなかったことに気づき、この機会に再読。高野さん、飲み過ぎでしょ!と突っ込みつつ、やっぱり笑ってしまう。ほんと、酒飲みってこうだよなあ。お酒のため、とりわけうまいお酒のためなら、いそいそと大抵のことは面倒に思わない。他のことにはズボラでも。

    表向き飲酒が禁じられているイスラムの国々だが、人々はやっぱりお酒を飲んでいる。高野さんはなんとか地元の人と一緒にワイワイやりたくて、ずいぶん怪しげなところにも足を踏み入れていく。読者も一緒にその場にお邪魔しているような臨場感たっぷりのエピソードを読んでいくうちに、イスラム社会の姿がぼんやり見えてくる。そこが最大の読みどころだろう。

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    2013年09月11日
  • 【カラー版】未来国家ブータン

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    ●「ブータン方式とは、国民の自発性を尊重しつつ明確に指導すること、もう一つは巧みな保管システム」
    企業にも当てはまる。こんな組織を作りたいな~
    ●未来国家ブータン 私たちがそうなったかもしれない未来

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    2013年08月18日
  • 【カラー版】未来国家ブータン

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    『謎の独立国家ソマリランド』が非常に面白かったので、そこで「似てる!」と高野氏が評していたブータンを書いた本書にも挑戦。

    相変わらず面白い!
    今回は自らの疑問を確かめに、というのではなく、仕事として依頼を受けての旅だったようだ。え~、なになに、生物資源調査…?医薬品や食品を作るための研究開発と。政府の公式プロジェクトで、本格的に始めるための第一弾調査ということらしい。
    ご本人も、そんな専門知識もないのに調査なんて!と思いつつも、「雪男、いるらしいですよ」の一言にほだされて行くことしたとかなんとか。
    う~む、さすが高野氏。

    幸福の国ブータンにも被差別民はおり(政府としては解放されたとしている

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    2013年08月15日
  • 【カラー版】怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道

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    古本で購入。
    高野作品3冊目。

    自身のブログに寄せられた
    「インドの『謎の怪魚 ウモッカ』を探してください!」
    というコメントをきっかけに、怪魚ウモッカ調査計画が動き出す!

    それは確か。間違いない。
    でもこの本のすごいところはそこじゃない。

    それは…
    ウモッカ目撃地たる「ウモッカタウン」にたどり着けないところなんです。

    なぜたどり着けないかは読んでほしいんだが、そんなの本にするか?普通。
    結局、現地を歩いたのは高野の相棒のキタ。
    高野はキタとのメールのやりとりでウモッカタウンの様子を知る。

    そんなドキュメンタリーはなかなかないなぁ…

    しかし「看板に偽りあり」と言うべからず。
    確かに

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    2013年07月22日
  • イスラム飲酒紀行

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    『酒』を切り口に、イスラム文化圏の国々のムスリムの人々の生活を面白おかしく伝えてくれる。旅につきものの失敗や事故も、実に楽しくつたえてくれる。本人は機嫌が悪いとか、怒っているとか言っているが、文章をとおしては、それ自体が面白く感じられたりする。高野氏が幾多の旅で関わってきた人間の多用さ、それによって養われた寛容さ?がそう感じさせるのかもしれない。
    一度も行ったことがないイスラムの国々を楽しく旅させてもらったし、心もトリップできた。『謎の独立国家ソマリーランドーランド』を次には読んでみたい。

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    2014年06月23日
  • 【カラー版】未来国家ブータン

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    いや~面白かったです。

    ブータンという国のイメージは、あの震災後に日本に来てくれたワンチュク国王の凛とした様子、また龍の国であるという話しなどなどから、大変尊い素晴らしき桃源郷のような国であろうというように思っていた。

    そうしたら、高野さん、人口はだいたい八王子と一緒くらいときた。雲の上の素晴らしき国と思っていた所が、急に身近と言うか、下世話な感じがしてきた。

    今回の高野さんの表向きのミッションは国家プロジェクトの基礎調査。しかし本当の(!)調査は雪男をはじめとする不思議生物の存在を確認することだ。

    いまどきはグーグルマップなどで世界中のどこでも家にいて見られるようになっているのだから

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    2013年05月31日
  • 【カラー版】怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道

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    やっぱりこれは空前絶後。だって、未知動物探しに「行ってない」のにこんなに面白く読ませるんだものね。普通なら失敗として葬り去られそうなものだが、転んでも(思いっきりすってーんと転んでる)タダでは起きない、というより、転び方こそが素晴らしい。

    とにかくインドに行くまでの準備が周到ですごい。現地の言葉を習得してから行くことが辺境旅の秘訣だと、他の著書でもしばしば触れられているが、なかなか難しいことだと思う。高野さんはいったい何カ国語をしゃべれるのだろうか。

    また、準備の過程で調査のために会いに行く人たちが、それぞれに個性的で楽しい。ネットでなんでも調べられちゃうご時世でも、顔を合わせてナマの声を

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    2013年05月17日
  • 【カラー版】神に頼って走れ! 自転車爆走日本南下旅日記

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    東京から沖縄まで、インド再入国を神様に祈願しながら自転車で走破した旅を、日記と写真でつづったもの。まあ、高野さんにとっては軽めのトライではあるけれど、結構なペースで走ってるんだよね。ムベンベ探索を共にした野々山さんの言葉「俺は好きなことしかしないけど、好きなことは必ずしも楽なことじゃない」は実に名言で、これもまた「楽しいけどラクじゃない」旅だ。

    行く先々で待ち受ける知り合いの方々や、民宿のおばちゃんたちなんかとのやりとりも、さらっと書かれていて楽しい。基本的に一人でする旅だからこその味わいなんだなあと思う。高野さんの旅は、集団でする探検行の場合でも「一人で」という感じがする。そこがいい。ご本

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    2013年05月11日
  • アジア新聞屋台村

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    てんこ盛りのドタバタなエピソードは読んでて楽しい。それにしても、このアジアの人たちのバイタリティはどうだ。屋台は鍋ひとつで始めれる。思い立ったが吉日。すぐ行動。やっぱり、それいいわ。

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    2013年05月08日