大崎梢のレビュー一覧

  • 配達あかずきん 成風堂書店事件メモ1

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    本にまつわるちょっとした謎やミステリーを解きながら、本と人が結びつく人情もの(?)の短編が楽しめます。

    本屋さんのリアル感とフィクション感のバランスが良く、久しぶりに文芸書で知的好奇心が刺激され、またヒヤヒヤ&ホッコリしました。

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    2025年10月06日
  • おひとりさま日和

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    短編集だし、それぞれ作家さんが違うので、切り口も色々で、楽しくさらっと読めました。
    しかし、「おひとりさま」っていう単語は、女性にしか使われないのかしら?と、途中から、ムズムズ。女性作家を集めたから、なのかなぁ。

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    2025年10月05日
  • 春休みに出会った探偵は

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    大崎梢さん、久しぶりかな。
    日常のミステリーで安心感あり、
    さらりとジェンダー論的なものも忍ばせてあり、
    よき。

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    2025年10月04日
  • 忘れ物が届きます

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    久しぶりに大崎梢さんを読みました✨
    過去のモヤモヤの真相が長い時間が経った後に解消するという短編集
    明るい話ではないけど、はっきりしなかったことがわかったことで、一歩前に進めると思えました

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    2025年10月04日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    旅先で偶然出会った人と食べ物を通して、人生観が変わり、前向きになれる話を集めたアンソロジー。トラブルと偶然は旅につきもの。毎回すぐに「禍転じて~」になるとは限らないが、ターニングポイントとして意識されている。
    全7話の中で、私は「夢よりも甘く」が最も気に入った。育ててくれた亡き祖母の思い出話。少女はそれが作り話であると薄々気づくのだろうが、大人になっても大事に温め続けている様子(例えば身近な人に指摘されてムキになる場面)が胸に刺さる。現実を知ってしまい、旅行中はコレといった良い出来事もなく、疲れ果て打ちひしがれて、旅が終わりに近づく。このまま静かに物語が終わるのかと諦めかけたところで、帰国後に

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    2025年09月09日
  • おひとりさま日和 ささやかな転機

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    6人の作家が書いた話が1話ずつ入った6話の短編集。どの作品もよかったが、「アンジェがくれたもの」に涙、「セッション」は私もドラムに挑戦してみようかなと思った。

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    2025年09月07日
  • だいじな本のみつけ方

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    ネタバレ

    1つの本から繋がっていく出会いが描かれている。本って1人で読んでも面白いけれど、皆で読む(共感・共有できる)ともっと面白いんだと改めて感じた。最初は中学生同士の小さい輪が徐々に大人にも広がって、それがまた別の出会いを生み出していき、微笑ましい。自分も去年から本を読むようになったけど、これからそういう出会いがあればいいなぁと思う。心がほっこり温かくなる本だった。

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    2025年09月05日
  • 27000冊ガーデン

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    ビブリア古書堂っぽいが本の内容にあちらほど踏み込まない
    回想や伝聞の切れ目がわかりにくい
    司書の話は楽しめた

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    2025年08月17日
  • よっつ屋根の下

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    4人家族の10年間のものがたり

    どんな家でも家族それぞれの立場から見れば
    同じ事柄にもそれぞれの思いがある

    たいていは子どもが大人に振り回されているのかも

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    2025年08月13日
  • これが最後のおたよりです

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    タイトル通りラストレターというか、最後のメッセージをテーマとした短編集。個人的には「猫への遺言」がよかったなぁ。これまでは猫を見送ることばかりだったので、猫に言葉を残すという発想がなかった。人間いつ死ぬかわからないしね。

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    2025年07月10日
  • 百年かぞえ歌

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    冒頭からいきなり、身元不明の男性の事件で、不穏な幕開け。私の中の大崎梢さんのイメージはほんわかなので、ちょっとびっくり。
    でも、地域出身の有名作家貴地崇彦の生家館職員由佳理と、生前の彼と付き合いのあった艶子とがその男性が持っていたハガキの謎を追う展開にはドキドキ。
    艶子のキャラがなんとも楽しい。
    ご高齢ながら、活動的で周囲を巻き込む様子が魅力的。
    それだけに、事件の犯人の動機は納得いかない。残念。
    とはいえ、楽しくて好きなタイプの作品だった。
    夏休みっぽくていい。

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    2025年07月03日
  • おひとりさま日和 ささやかな転機

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    ネタバレ

    間違えてこちらから読んでしまった。
    70歳になってドラム始めちゃうの素敵だし
    そこで孫との再会は感動しました。
    明日ひとつめのおひとりさま日和買って読み始めよう。

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    2025年06月23日
  • おいしい旅 想い出編

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    美味しいものは心に残る

    サクッと読める短編集
    作者が違う分、「味」も違う

    仕事を始めてから読むペースが遅くなったけど
    これは読み切って正解。
    コロナ禍以降の話なので親近感もありますよ!

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    2025年06月13日
  • 百年かぞえ歌

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    何の前知識もなく読んで、ミステリーだったのか!と途中で気がついた。
    表紙の絵と「かぞえ歌」なんて、ほのぼの物語を想像するじゃない!
    犯人が分かってすっきりすると言うよりは、いろいろな出来事のつながりが、そうなるわけですか…(フムフム)というかんじで面白かった。

    p.300
    「なぜ自分だけ、どうして自分がとさんざん思いもしたけれど、ほんとうに自分だけだろうか。」
    「けっして自分だけではない。」
    「思い通りにいかない現実をなんとか歩いていくしかない。多くの人がそうしてきた。」
    謎解きミステリだけではなくて、ひとの生き方も読める面白いものだった。

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    2025年06月08日
  • 夏のくじら

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    ネタバレ

    守山篤史
    東京近郊で生まれ育ったが、この春から高知大学に通う大学生。理学部。高知は父の郷里。市内の山側にある祖父母の家に住むことになった。

    祖父母
    高知に住む。

    篤史の父
    都内の商社に勤める。

    多郎
    篤史と同い年の従兄弟。高校卒業後、専門学校に進み、ゆくゆくは家業を継いで自転車屋になるだろう。

    加容子
    多郎の母親。

    月島
    リーダー。酒屋さん。口ひげを蓄えた三十男。

    三雲祐司。
    サブリーダー。

    小池
    高知大で一番はじめに親しくなった。岡山出身。

    横井
    ときどきいっしょにランチを食べる。

    磯川
    名古屋出身。高知大に拠点を置くよさこいサークルに所属。

    カジユキタカ
    無口。ダンスリ

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    2025年06月02日
  • 春休みに出会った探偵は

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    中学生2人とお隣の探偵で日常ミステリってのは良き。私も中学生の時ひいおばあちゃん元気だったからなんか親近感。

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    2025年05月17日
  • 女ともだち

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    前半、あまり好みでない作品が続きましたが、後半すごく良かったです!

    おもしろかった3作品

    「こっちを向いて。」
    分かるー‼︎って話でした。大人になってから友達作るのって難しい。こちらと向こうに友達を作ろうという願望が、まさに同じタイミングで存在しないと成立しない。
    自分が今までに経験した感情が言語化されてる感じで気持ちよくて、そして切なかったです。

    「ラインのふたり」
    いたずらして笑ってはいけないのに全身で笑い出したくなる感じ。笑いすぎてお腹痛くて涙出る、みたいな。そういう時の女子同士の連帯感を思い出しました。
    終わり方も良かった。

    「獣の夜」
    一番好きです。ジビエ、全然興味なかったけ

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    2025年05月19日
  • おひとりさま日和 ささやかな転機

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    どの物語もよかった。アンジェとリセットとセッションが、今の私にはよかったかな。リセットの作家さん、初読みで他のも読みたくなった。

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    2025年05月06日
  • おひとりさま日和 ささやかな転機

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    前のシリーズが面白かったので、続きで読んでみた。

    いろんな立場のお一人様の女性が主人公の短編集。

    高齢になって一人暮らしだと、淋しいとか、かわいそうとか思われがちだけど、決してそんなことはなく前向きに元気に生きている女性たちなので、勇気をもらった。やはり大事なのは健康と、友人と、趣味だなと思った。

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    2025年04月20日
  • キッチンつれづれ

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    世界はキッチンで回っている! 

    大崎梢、近藤史恵、永嶋恵美、新津きよみ、福田和代、松村比呂美、矢崎存美、福澤徹三。短編の名手8人が「台所」をテーマに競演。「ここだけのお金の使いかた」「おいしい旅」シリーズなど、続々重版中の人気ユニットによる全編書下ろし短篇集。

    『引っ越しはどこか人生の棚卸しに似ている。必要のないものを手放し、本当に必要なものを手に入れる。』

    【個人的な感想】
    キッチンの数だけの人生がある。
    私は「姉のジャム」がグッときた。

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    2025年04月07日