大崎梢のレビュー一覧

  • 百年かぞえ歌

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    感想
    亡くなった作家。その思いは死んでいない。次の世代に託すために。自分に関わった人が幸せになれるように。自分にできるせめてものことを。

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    2024年11月11日
  • おひとりさま日和 ささやかな転機

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    「アンジェがくれたもの/大崎梢」
    「友だち追加/岸本葉子」
    「リフォーム/坂井希久子」
    「この扉のむこう/咲沢くれは」
    「リセット/新津きよみ」
    「セッション/松村比呂美」
    2023年に発売された『おひとりさま日和』に続くシリーズ第二弾。

    今回も粒ぞろいの作品集で全話楽しめた。

    中でも一番共感出来たのは坂井さんの「リフォーム」。
    約1770度の温度で結婚指輪を溶かし、新たな形に作り替える決意をした主人公を心から応援した。
    破壊の後に待ち受ける再生にこちらまで気分爽快。

    おひとりさまが好きな私にとってこのシリーズは指南書のよう。

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    2024年11月02日
  • 春休みに出会った探偵は

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    中学2年生の花南子と根尾のコンビがご近所の謎を調べ名探偵(調査員)と出会いいくつもの出来事を解決していく。父が海外勤務、曽祖母は入院と花南子の境遇に驚くけど中学生が冒険するには自由が必要。世の中残酷で酷いことはたくさんあるものの中学生が出会う謎にしては少し重たく感じてしまうがそれはそれ、面白かった。タイトルが名探偵とあるので不思議だったけど最後まで読むと謎が解ける。これは中々に想像してなかった展開でまた驚いた。理解することと受け入れることは違うし子供としては複雑な気分になりそう。帯とは違うけど楽しかった。

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    2024年10月28日
  • おひとりさま日和 ささやかな転機

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    前作は70代ぐらいのおひとりさまが多かったイメージだけど、
    今回はもう少し若い年代もいて、
    近しい感じがあって読みやすかった。
    新しいことにチャレンジするってステキ

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    2024年10月22日
  • おひとりさま日和 ささやかな転機

    ネタバレ 購入済み

    おひとりさまは独りじゃない

    前の巻にも出てきた「レンタル番犬」の話がスキです。
    主人公もその叔父も「ひとり」ですが、閉じるのをやめたことで、生活に彩りが生まれる。
    今回もそんなお話たちに、前向きな気持ちをもらいました。

    #共感する #ほのぼの

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    2024年10月22日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    たくさんのおいしいものがそれぞれの思い出と一緒に出でくる。食べ物を見るたびに思い出す昔の懐かしい記憶。ますますおいしい食べ物を食べたくなりました。

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    2024年10月20日
  • 配達あかずきん 成風堂書店事件メモ1

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    書店員が謎解きするミステリー。はじめは、すごい謎解きだとハラハラしながらも、ほんわかラブストーリーも盛り込まれていてあっという間に読んでしまった。

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    2024年10月18日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    それぞれの旅を通しての成長を感じさせながら、美味しそうなご飯や雄大な自然の描写などが多く、読んでいて旅行に行きたいと思えるような作品だった。

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    2024年10月12日
  • おひとりさま日和 ささやかな転機

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    リフォーム 坂井希久子
    セッション 松村比呂美

    結婚指輪を自分の手でリフォームする話、ライブでドラムに心を掴まれて新しい夢を見つける話。
    どちらも希望が持てる再スタートといった話で好きだった。

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    2024年10月08日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    旅と美味しいものの短編集。どれも良かったです。ビブリア古書堂の三上延「美味しいということは」が特に好きでした。これだけでいいから、読んで~って、知人達に読ませたいと思ったくらい。銀座ライオン本店や崎陽軒の焼売など小道具も良かったのと、ビブリアは身内が反目していて辛い内容多いけど、これは美味しいもので家族が繋がるのが良かった。やっぱり小説というか、フィクションは読んで面白かったり多幸感欲しいです。
    「もしも神様に会えたなら」大崎梢
    祖母と合流して伊勢神宮に行くつもりだった町田の小学生は祖母が来れず、一人で向かう。そこで地元の小学生に会う。
    「失われた甘い時を求めて」新津きよみ
    昔住んでいた松本に

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    2024年10月06日
  • おひとりさま日和 ささやかな転機

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    「アンジェがくれたもの」、すごくよかった。
    タイトルからして、アンジェがいってしまうかと思ってどきどきしたけど、ああいうラストでよかった。
    「この扉のむこう」の保護猫カフェの話も好き。
    「セッション」の展開は、びっくり。最初、チケットをくれたところは怪しすぎてどうなるかと思ったけど。

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    2024年10月05日
  • ドアを開けたら

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    面白かったー。
    読みやすくてあっという間に読み終えてしまった。
    自分の知っている全てがその人じゃなくても、信じたかったり、疑ったりしてしまうのは仕方ないこと。
    それでも串本さんを信じて行動できて、汚名を晴らせて良かった!
    まさかの展開で楽しめた。

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    2024年10月01日
  • キッチンつれづれ

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    「対面式/福田和代」
    「わたしの家には包丁がない/新津きよみ」
    「お姉ちゃんの実験室/永嶋恵美」
    「春巻きとふろふき大根/大崎梢」
    「離れ/松村比呂美」
    「姉のジャム/近藤史恵」
    「限界キッチン/福澤徹三」
    「黄色いワンピース/矢崎存美」
    8話収録の短編集。

    『アミの会』によるアンソロジーも本作で14作目。

    今回のテーマはキッチン。

    HAPPYなものからサスペンスフルなものまで、バラエティに富んでいて大満足。

    強烈なインパクトを残す近藤さんの「姉のジャム」はブラックな読み心地。
    お気に入りの新津さんと松村さんの作品は安定の面白さ。

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    2024年08月29日
  • キッチンつれづれ

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    どのお話も内容が濃くて短編なのに満足。
    食べ物もでてくるけどそれだけじゃない。
    どの話も妙に引きこまれた。

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    2024年08月27日
  • 春休みに出会った探偵は

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    ネタバレ

    父と二人暮らしだった中学生の花南子は,父の単身海外赴任に伴い曾祖母の五月さんがオーナーであるアパートの一室に引っ越してくる。その矢先,五月さんはぎっくり腰でしばらく入院することになってしまう。近所に住む母子家庭の男子,根尾くんと仲良くなり,彼が持ち込んできた近所でおきた事件を独自に操作することに。そのさなか,同じアパートの2階に住む今津という調査会社で調査員をしている青年と知り合う。中学生の男女二人で事件に首を突っ込む二人を心配してか,今津は何くれとなく二人をサポートしてくれる。
    そんなこんなでいくつかの事件に関わっているうちに,今津の意外な正体が明らかになってくる。
    「きらきらを少し」
    根尾

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    2024年08月13日
  • 女ともだち

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    女性作家8人が描く「女友達」とは。
    1人目の村山由佳からやられた。大好物ですよ…。
    いいな、こわいな、めんどくさいな…が全部楽しめる。
    阿川佐和子作中の「女がともだちを作るときの条件」が真理だと思う

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    2024年08月06日
  • 春休みに出会った探偵は

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    確かに伏線がいっぱい!
    中学生時代にこんな探偵みたいなことができたら、さぞ楽しかろう
    巻き起こる不可解な出来事を解決していく2人の中学生と探偵さん。
    ほっこりしたお話もあり、良い。

    でも、最後の探偵さんの伏線回収は、
    お、お…ー そうか… 
    上手いというより、なくもないけど、
    頑張って捻ったなーと言いたくなった。

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    2024年07月30日
  • 春休みに出会った探偵は

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    一般論ではなく自分に関わる案件として捉えた場合、綺麗事では済まない感情が沸き上がってくる。そうして自分の器の大きさを知り、それが自己評価より小さいことに落胆する。けれども落ち込みながらも、変わってゆきたいと決意し、分かち合える人を大切にしたいと願う。
    設定なとが当世風であるものの、普遍的なティーンの成長譚ではなかろうか。ご近所の普通のおじさんおばさんたちにも、いろんな遍歴や葛藤があって「まさに人に歴史ありだな。なにげに暮らしてる大人すげえ」と思った自分の中学生時代を思い出した。あまり器が大きくなっていないことに気付かされるのは切なかったが、世間という外側から自己を知った衝撃を、共感したり思い起

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    2024年07月14日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    アミの会、好き。
    いろんな作家さんの物語が読めるのが好き。
    しあわせ編というだけあって、
    美味しいだけじゃなく幸せな気持ちで読み終えられて、ほんと、ごちそうさまでした。

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    2024年07月07日
  • 27000冊ガーデン

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    高校の司書と出入りの書店員が、本にまつわる謎を解く連作短編。
    出てくる作家や本は実在のもので、ほとんどが読んだことのある本だったのでより身近に感じた。
    「空を見上げて」が特によかった。

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    2024年07月04日