大崎梢のレビュー一覧

  • 背表紙は歌う
    ひつじくんは、本人が自覚しているより、きっといい営業さんになってゆくんでしょうね。
    真柴さんも、なんのかのでひつじくんには力を貸してくれるし、吉野さんも、ひつじくんを頼りに思ってくれてるようですし。(^^)
  • キミは知らない
    これも今までの大崎梢のイメージにない作品だった。亡くなった父の話をした非常勤の先生が急にいなくなり、訪ねるだけのつもりがいろいろな事件にまきこまれ…。地域の名士というか、大金持ちというのはいまだにあるんだろうけど、ほんと別世界の話だよな。先生ことタカがかっちょよすぎる。他のマキやレンも名前からしてか...続きを読む
  • エール!(2)
     確かに元気になれる。働く女性の悩みのパターンに応じて、物語がありなるほどと思わせてくれる。個人的には、ピザのアルバイトの学生に悩む女性上司の気持ちがよくわかる。
  • エール!(1)
    職業物のアンソロジー、全6編。収録作品は全て書き下ろし
    独身女性が、仕事に悩みながらも前進していく話。
    読むまで、順風満帆のまま暮らしているの話を連想していたが、ゆずこしょうの効いた物語で一喜一憂しながら読めた。
    (窮状認識+報告連絡相談)×努力×忍耐=成長or成果

    ・大崎梢「ウェイク・アップ」→...続きを読む
  • かがみのもり
    「日常の謎」で知られる作者ですが、
    「ねずみ石」「片耳うさぎ」など、
    少年少女を主人公にした冒険ものも書いていて。

    本作は、その系列の冒険小説。
    ただし、主人公は中学校の先生。

    この先生が、かなり珍しいキャラ設定で、
    その経歴が今回のストーリーにぴったりマッチするが、
    まだまだ「応用が利きそう」...続きを読む
  • エール!(3)
    2014.4.11
    山本幸久さんの名前を見つけて、よんでみた。
    ゑいさん、そんなおばあさんになりたいものだ。
    どの世界でも、がんばっている人たちがいる。
  • エール!(3)
    働く女性に元気を!というテーマのもと
    6人の作家によるアンソロジー第3弾。
    伊坂幸太郎さんの作品が面白かったです。
  • エール!(2)
    お仕事小説アンソロジー。
    女性向け、なんでしょうが、そんなに限ってしまうのはもったいない。
    男性が読んでも十分に勇気づけられる本だと思います。

    働く女性の葛藤、が多いんだろうけど、女性に限った話ではなく、みんなに共通する思いなんだろうなー。
    3集も一気に買って、これから読みます。
  • 背表紙は歌う
    出版社の営業を主人公に
    取次、書店、作家などを題材に5編の短編からなる。
    全5編ともはっきりとした結末ではないような構成となっている。
    なので、結末をしっかりと出してほしい人にはちょっと向かない。

    ところで、出版社の営業ってここに出てくるように、他社の営業と中がよいのだろうか。
  • エール!(1)
     働く女子への応援小説らしい。確かに少し元気が出るかも。みんな悩んでるんだなあって思うから。短編でどれもカラッとしているのもいいかも。
  • 夏のくじら
    主人公の探す「いずみ」という女性の正体や、周囲の人々との関係など、腑に落ちない点は多数ある。
    しかし、よさこい祭りを描いた青春小説としては秀逸。
    よさこいの熱気や興奮をリアリティをもって感じる事ができる。

    それだけに「少女探し」という一番の芯の部分に物足りなさが残るのが残念。
  • サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ3
    今回は短編集ということで、読みやすくてよかった。
    表題作「サイン会はいかが?」「取り寄せトラップ」のようなシリアスあり、「バイト金森くんの告白」などの私の好きなほのぼのミステリーあり。
    特に「君と語る永遠」はとてもよかった。ぜひ大きくなったら本屋でバイトしてほしいなぁ。
    そしてリンクするようで、リン...続きを読む
  • 晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ2
    物語を堪能した。特に多絵が書店で働くに至った経緯の箇所は良かった。好きなシリーズですが、読む順序が前後した関係で多絵と杏子の関係に違和感があったけれど、この話を経てそれ以降の関係となったのだなと納得。
  • 背表紙は歌う
    作家の大崎さんは、本屋さんで働いていたんですよね
    大崎さんの小説で『配達あかずきんちゃん』なども
    本屋さんが舞台となっていてリアルだったけど
    この小説もとてもリアル
    ミステリーといっても、殺人など生々しいものではなく
    本屋、作家さん、取次会社などでの日常の謎で
    楽しいし、わかるし、興味深い
    面白いシ...続きを読む
  • エール!(1)
    「女性のお仕事小説」のアンソロジー。
    それぞれ実力がある作家さんが揃っているだけに、どの作品にも安定感があってハズレはありません。
    全編が文庫オリジナルの書き下ろしとのことですが、互いに少しだけ情報が共有されているのか、他編の主人公がほんの少しだけ、しかもボヤかした表現で登場するところも面白いです。...続きを読む
  • かがみのもり
    解説にもあるとおり、ジョブナイル感が強調されていて、その分ミステリーの要素は薄いです。地方の町、神社、山などから想像れる因習めいたものや、宗教のもつある種の不気味さもあいまって、作品全体を包む雰囲気はなかなかいいです。
    このシリーズでは最も読みやすい話かもしれません。
  • エール!(1)
    たまたま近藤史恵さんが読みたくて買ったアンソロジー。
    これが、結構良かった。想像以上だった。
    単にエールをもらうだけな小説を想像して読んだので尚更。
    こういうアンソロジーは当たりはずれが多いんだけど、これは良かった。

    お気に入りは「ウェイク・アップ」「イッツ・ア・スモール・ワールド」
    あと近藤さん...続きを読む
  • 片耳うさぎ
    大きなお屋敷につたわる古い言い伝えにまつわるお話。
    物語に入り込むまでに少し時間がかかったけど、後半は、続きが気になって楽しく読み進められた。
    不思議な雰囲気をもつ作品。
  • 夏のくじら
    高知のよさこい祭りと篤史。

    この本を読んでると、よさこい祭いきたくなる。
    まだ一度も見に行ったことがないから、今度、来年見に行く!
  • かがみのもり
    隣県の中学へ赴任してきた新米国語教師、片野厚介が主人公。
    ある日彼は教え子から相談を受ける。
    立入禁止の聖域として祀られている山にこっそり入り、
    探検を試みた際に見つけてしまった豪華な金色堂。
    そこをもう一度一緒に調べてほしいのだと。

    地元の人や先任の先生方による制止などもあったが、
    結局は彼らと...続きを読む