大崎梢のレビュー一覧

  • 夏のくじら

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    初読みの作家の方。高知県で夏に開催される「よさこい」祭りを題材にした小説。お祭りのイメージがつかみにくかったので動画サイトで「よさこい」を検索しながら作品を読んだ。そうすることによって高知の人達が「よさこい」にかける情熱というものが少しでもこの小説から読み取れるような気がした。住んでいる地域にも「祭り」はあるけれど、こんなに地域ぐるみで大規模なものはないので、うらやましいなと思う。ただ、終わり方があっけなかったのでもう少し物語の余韻があればなとも同時に思った。感想はこんなところです。

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    2016年09月09日
  • 平台がおまちかね

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    書店員さん、出版の編集さんのドラマや本が続いてしまったので、ちょっと食傷気味になってしまった。この本は、出版社の営業さんのお話し。営業さんの苦労やちょっとした謎があって、目先が変わって楽しめる一冊でした。

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    2016年07月12日
  • エール!(1)

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    ネタバレ

    働く女性が苦労するも、頑張る姿を描く短編集。
    それぞれの作家がそれぞれの職業を描きます。
    平山さんの通信教育の英語講師の話と
    近藤さんのツアコンの話が好きです。

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    2016年06月05日
  • 背表紙は歌う

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    ネタバレ

    出版社営業井辻君の奮闘が楽しい小説。今回も作家の書店回りや賞レースにまつわる話などなかなか一般人の知りえないエピソードが多くて面白かった。最終章には「成風堂書店シリーズ」との絡みも少し。影山先生は成風の3作目に登場していたし、佐伯の真柴さんは親しいお店のようですが、真柴さんあちらのシリーズには出ていたかな?真柴さんラテン系の調子のいい営業マンと言われつつ、井辻君をいつも助けてくれて好きなキャラです。

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    2016年05月26日
  • 平台がおまちかね

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    ネタバレ

    書店で本を探しているとたまにスーツで熱心になにかをメモし、本を並び替えている人がいます。書店の人かと思っていると店員さんと話をしている様子はなにか違う。何度かそのような光景を見かけましたが、あの人はこの本の主人公と同じ出版社の営業さんだったんでしょうね。普段なかなか知ることのできない出版社の営業さんのお仕事を知ることができてとても面白いですね。最終章では著者の「誠風堂シリーズ」との繋がりが出てくるのも楽しいですね。

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    2016年05月23日
  • エール!(1)

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    「お仕事小説アンソロジー」ですが、主人公は女性です。働く女性へのエール、なのでしょうか。
    自分の才能を頼みに仕事すること、プロフェッショナルとしての技術をもって臨むこと、女性だからといってできない仕事は少なくなったけれど、それでも女性だから悩んでしまうことや、心細い事が、正直あると思います。
    作中の彼女たちを知ることで、少しでも共感できれば、気持ちが楽になることがあるかもしれません。そして、明日も仕事頑張って!だから、絶望的なラストはありません。
    他の作品に、あの漫画家が登場したり、ちょっとしたお楽しみがあるのも嬉しい。

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    2016年04月29日
  • 夏のくじら

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    ネタバレ

    高知のよさこい祭りの話!!
    爽やかで凄く良い.まぁ季節は真逆ですが笑
    あとがきにも書いてあったけど、これを読めば
    自分で踊った事が無い土佐人以上によさこいの現場に
    詳しくなれるって書いてあったけど、
    本当に詳しく書いてあるの。
    大崎梢さんの旦那様が高知の人らしくて
    主人公の篤史に感情移入するわ~
    祭り本番のシーンなんて映画みたいにテンポよく
    どんどんカッコよく踊っていく姿が目に浮かぶようだよ!
    この本は本当に良かった♪

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    2016年02月23日
  • エール!(1)

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    ネタバレ

    6人の人気作家が異なる職業を持つ女性をテーマに書いたアンソロジー。漫画家、通信講座の講師、プラネタリウム解説員、ディスプレイデザイナー、スポーツライター、ツアーコンダクター。
    この仕事にはこんな裏側があるのか、と素直に新鮮に感じて面白かったし、何より、働く女性として、「あー、わかる!」という部分がいくつもあった。ツアーコンダクターの小梅ちゃんのように、気持ちに蓋をしながら、ときには仕事しなきゃいけないことだってある。嫉妬することも。

    最後に、ちょっとした希望があるのがそれぞれ、とても良かったな。

    あとがきが素敵だったので、メモしておく。
    「好きで選んだ仕事なのに、やっぱり疲れるときもある。

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    2016年02月18日
  • 平台がおまちかね

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    ネタバレ

     出版社の新人営業,井辻智紀が主人公のちょっといい話系のミステリ。ミステリとしての謎,伏線,叙述トリックを駆使した驚きなどは皆無だが,ちょっと心に残るいい話が満載の短編集である。本屋や出版社の裏側が描かれているのもマル。キャラクターも魅力的。あまり好みの作風ではないが,これは結構楽しめた。★4で。

     個々の作品の所感は以下のとおり

    ○ 平台がおまちかね
     「白鳥の岸辺」という5年前に出版された,ややマイナーな本を,見事にディスプレイをし,販売しているワタヌキ書店にまつわる話。その書店は,一時,明林書房の本を引き上げ,取引を辞めていた。主人公井辻智紀がその書店を訪れるが,ディスプレイをしたと

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    2016年01月24日
  • プリティが多すぎる

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    ネタバレ

    文芸誌を夢みて出版社に入った主人公が、何の因果かローティーンファッション誌に配属されて悲喜交々、なストーリー。
    コメディタッチの表紙やタイトルから、もう飛び抜けてドタバタコメディかと思いきや、かなりがっつりお仕事小説。
    大崎さんの書店+ミステリーも好きだけど、ミステリーのないこういうお話も良かったなぁ。
    じわりと胸に迫る部分もあったりして。
    あと、昔そんなティーン雑誌を読んでいた自分を思い出したりして。
    同じ出版社が舞台のクローバー・レインも積んでいたので、次はそれを読もう。

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    2016年01月11日
  • スノーフレーク

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    ネタバレ

    恋愛×青春×ミステリー。
    6年前に一家心中で海に車ごと落ちて、現在も遺体が見つからないままになっている、幼馴染みの速人の死を信じきれないままの真乃。
    高校卒業を目前に、速人にそっくりな従兄弟の勇麻が現れ、さらに速人の持ち物であるノートが今頃見つかったりと事件に関わることが起こってくる。

    言うなら俺様系幼馴染みと優しくて口説き文句が上手い年上の速人の従兄弟。恋愛経験が乏しい真乃がふたりに挟まれるなんてドキドキするシチュエーションだ!と思ったけど、速人の行方に関して少しずつ情報が整理されてくると続きがどんどん気になってくる。
    主観が真乃なので、速人が勇麻に成り代わったのか!?とか、やっぱり生きて

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    2015年12月17日
  • ふたつめの庭

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    保育園を舞台にしたお仕事小説ミステリーかと思いきや、結構恋愛の要素も強かったです。保育園についてはまったく詳しくはありませんが、それでもかなりリアルに感じました。決して楽しいばかりではなく、保育園、保育士が抱える事情や、職業倫理にも触れられていて、丁寧に取材をされていると感じました。なんかドラマ化されそうなネタですね。

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    2015年12月13日
  • キミは知らない

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    主人公の水島悠奈は、急に辞めた津田先生を追って岡本へ。
    亡くなった父の真相を知りたい一心で大胆な行動を起こす。
    津田先生への恋心とか、父への愛情とか、そういう平和的に終わる話かと思いきや、大分違った。

    お金持ちの家に招待されるわ、命は狙われるわ、血縁の話は出てくるわ。まるでRPGの話みたい。
    途中で読むのがやめられなくなってしまった。

    母子2人の生活だった悠奈の周りには、
    気づけば沢山の仲間や温かい人達が集まっていて、こういう人間関係がどんな人にもあったらいいのになと思った。

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    2015年11月29日
  • 平台がおまちかね

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    読むのにものすごく時間がかかっちゃった。読み出すと眠くなっちゃうの。すごく疲れている時期に読んでしまったみたい。読んでいてもすぐ寝てしまうので、つまらないのかな、やめようかなと思ったけど、書店物好きとしては、途中で投げ出す気にもなれずなんとか読み切った。続きが気になるような終わりで、次に本も読みたくなっている。本好きがこうじて、本に纏わる小説が書けたらどんなにいいだろう。次はもっとぐわっと読めるかな。

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    2015年11月25日
  • ふたつめの庭

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    カバーイラストが谷川史子さんだったこともあり、書店で見つけて即購入!保育士がささいな謎を解決しながら子供たちの成長を見守る話。絵本の名前がたくさん出てきて楽しい。続編が読みたいなあ。

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    2016年09月19日
  • ふたつめの庭

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    登場人物や大まかなイメージを聞いて、その本を言い当てられる人に憧れます。それが絵本ならなおのこと。あぁ。だから私は大崎さんのお話が好きなのかな。じんわりと温かい、でも考えさせられる事も多い本でした。

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    2015年11月03日
  • 平台がおまちかね

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    最近読んでなかなか楽しめたのでさらにもう一冊読んでみました。「配達あかずきん」では書店員ミステリー。この作品は出版社の営業ミステリーです。
    基本的に短編よりも連作の方が入り込みやすくて好きです。
    これも中堅出版社の新人営業の井辻君が、書店に纏わるトラブルを解決していく話なのです。例によって誰も死なないのですが、謎の部分が書店や出版社に纏わるものなので興味深く読む事が出来ました。
    出版社と書店の関係って本を注文して送って、返本して終わりって思っていましたが、営業さんって全国の書店を回って販促したり、注文取ったりと大変なんですね。平台ってそんなにまじまじ見ないタイプなんですが、大型店舗の平台の獲得

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    2015年09月21日
  • 背表紙は歌う

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    成風堂シリーズとは視点を変えて、今度は出版社の営業マンが主人公の作品。
    立場が違えども本に対する愛情は同じ。読書という楽しみはこんな人たちによって支えられているのですね。
    善人ばかりで構成されている登場人物たちの日常に、少しの謎やトラブルが適度なスパイスとして効いており、安心して楽しめるシリーズになる予感です。

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    2015年09月01日
  • プリティが多すぎる

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    ネタバレ

    文芸部希望だったのに、配属されたのはローティーン向けのファッション雑誌。
    小中学生の女の子のキラキラふわふわしたファッションに全く興味がなかった主人公の新見は始め、興味が無いことを隠しきれず、適当に仕事をしていたが、雑誌に向ける情熱と、ピピモと呼ばれる専属モデルの女の子達と、モデルを支えるスタッフ達のプロ意識。そして10代そこそこで向き合わされる残酷な光と影をまざまざと見せつけられ、次第に真剣に取り組んでいく。

    モデルだけじゃないけど、スポーツや芸能とか、勝負事にはやはり明確な勝ち負けがあり、努力はもちろん、自分の努力ではどうにもできない才能や骨格、周りの思惑や運など、いろんな要素がそこに立

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    2015年08月30日
  • 背表紙は歌う

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    ネタバレ

    『本を買うこと』について考えさせられる。
    子供の頃から比べると、個人の書店はほとんどなくなったし、古本屋さんも新古書チェーン店におされて以下同文。
    その新古書店では100円コーナーを冷やかすのも楽しいけれど、最近はほんの数ヶ月前に出た本もあっさり100円落ちしてサイクルの早さを感じたり。
    凄くお気に入りの作家さんの新刊は、できるだけ普通の本屋さんで手で触れて買い求めたい。
    電子書籍は読み捨てるタイプの物ならありかなーと思うけど、今のところ私が文庫で読みたい本ではお世話になることはなさそう。
    つまるところは近所の本屋さんでも作中のやり取りに似た事はあるんだろうなぁと。
    なるべく買いに行くから、潰

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    2015年06月20日