大崎梢のレビュー一覧

  • ようこそ授賞式の夕べに

    Posted by ブクログ

    今回は本屋大賞(作中では書店大賞)がテーマ。個人的には本にまつわる賞にはほぼ興味がない。過去の大賞受賞作で読んでいるのは「天地明察」だけだし、ノミネート作のなかでも本の数点。だけど今回のこの本で、本屋大賞に関わる方々の想いを知った気がします。
    これからも自分が読む本にこういった賞は関係しないと思いますが、出版業界の維持、発展のためには必要なんだと思いました。

    0
    2017年02月25日
  • スノーフレーク

    Posted by ブクログ

    函館に住む高校三年生の真乃の前に6年前に亡くなった幼馴染の少年によく似た人物が現れ、謎を追い始める。高校生らしい純粋さと無鉄砲さで謎を追う真乃。真相は悲しいものだったし、真乃と速人の秘密は意外だった。かわいい初恋物語とは一味違いますね。

    0
    2017年02月17日
  • 忘れ物が届きます

    Posted by ブクログ

    短編集。

    いつもの大崎さんのストーリーより、ほんの少しビターな内容。
    とはいっても後味は悪くなくて、事件が起きた時より時間が経過して、今思い起こすと真相が見えてくるといった流れ。
    年をとってから振り返る描写に、時間の流れがしみじみ感じられて、それがちょっとビターな感じを出してる。

    最初の沙羅の実と、最後の野ばらの庭の話が好き。

    0
    2017年01月18日
  • スノーフレーク

    Posted by ブクログ

    終盤そしてラストに違和感もあったけど、全体的には読みやすくてよかった。
    初めて読んだ作家さんでしたが、他作品への興味も湧いたし、そういう期待込みで★4つ。

    0
    2017年01月11日
  • 忘れ物が届きます

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    ほんわかとしながらも、穏やかでない状況の「忘れ物」たち。
    どの作品もなるほどと思うと同時にちょっとあたたかい気持ちになる。
    でも「沙羅の実」はイマイチわからなかった。
    とても良かったのに、私の頭では??こーゆーこと?とかえって謎が残った。

    0
    2016年10月28日
  • 忘れ物が届きます

    Posted by ブクログ

    今となっては昔のことだけど、解決できないままになっていること。
    まさに”忘れ物”。
    ふと思い出すと、心の中に小さな刺のようにひっかかっていて…
    誰にでもひとつやふたつあるのでは…

    そんな5つの”忘れ物”が届きます。
    個人的には『沙羅の実』が一番好みでした。

    0
    2016年10月20日
  • 夏のくじら

    Posted by ブクログ

    初読みの作家の方。高知県で夏に開催される「よさこい」祭りを題材にした小説。お祭りのイメージがつかみにくかったので動画サイトで「よさこい」を検索しながら作品を読んだ。そうすることによって高知の人達が「よさこい」にかける情熱というものが少しでもこの小説から読み取れるような気がした。住んでいる地域にも「祭り」はあるけれど、こんなに地域ぐるみで大規模なものはないので、うらやましいなと思う。ただ、終わり方があっけなかったのでもう少し物語の余韻があればなとも同時に思った。感想はこんなところです。

    0
    2016年09月09日
  • 平台がおまちかね

    Posted by ブクログ

    書店員さん、出版の編集さんのドラマや本が続いてしまったので、ちょっと食傷気味になってしまった。この本は、出版社の営業さんのお話し。営業さんの苦労やちょっとした謎があって、目先が変わって楽しめる一冊でした。

    0
    2016年07月12日
  • エール!(1)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    働く女性が苦労するも、頑張る姿を描く短編集。
    それぞれの作家がそれぞれの職業を描きます。
    平山さんの通信教育の英語講師の話と
    近藤さんのツアコンの話が好きです。

    0
    2016年06月05日
  • 背表紙は歌う

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    出版社営業井辻君の奮闘が楽しい小説。今回も作家の書店回りや賞レースにまつわる話などなかなか一般人の知りえないエピソードが多くて面白かった。最終章には「成風堂書店シリーズ」との絡みも少し。影山先生は成風の3作目に登場していたし、佐伯の真柴さんは親しいお店のようですが、真柴さんあちらのシリーズには出ていたかな?真柴さんラテン系の調子のいい営業マンと言われつつ、井辻君をいつも助けてくれて好きなキャラです。

    0
    2016年05月26日
  • 平台がおまちかね

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    書店で本を探しているとたまにスーツで熱心になにかをメモし、本を並び替えている人がいます。書店の人かと思っていると店員さんと話をしている様子はなにか違う。何度かそのような光景を見かけましたが、あの人はこの本の主人公と同じ出版社の営業さんだったんでしょうね。普段なかなか知ることのできない出版社の営業さんのお仕事を知ることができてとても面白いですね。最終章では著者の「誠風堂シリーズ」との繋がりが出てくるのも楽しいですね。

    0
    2016年05月23日
  • エール!(1)

    Posted by ブクログ

    「お仕事小説アンソロジー」ですが、主人公は女性です。働く女性へのエール、なのでしょうか。
    自分の才能を頼みに仕事すること、プロフェッショナルとしての技術をもって臨むこと、女性だからといってできない仕事は少なくなったけれど、それでも女性だから悩んでしまうことや、心細い事が、正直あると思います。
    作中の彼女たちを知ることで、少しでも共感できれば、気持ちが楽になることがあるかもしれません。そして、明日も仕事頑張って!だから、絶望的なラストはありません。
    他の作品に、あの漫画家が登場したり、ちょっとしたお楽しみがあるのも嬉しい。

    0
    2016年04月29日
  • 夏のくじら

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    高知のよさこい祭りの話!!
    爽やかで凄く良い.まぁ季節は真逆ですが笑
    あとがきにも書いてあったけど、これを読めば
    自分で踊った事が無い土佐人以上によさこいの現場に
    詳しくなれるって書いてあったけど、
    本当に詳しく書いてあるの。
    大崎梢さんの旦那様が高知の人らしくて
    主人公の篤史に感情移入するわ~
    祭り本番のシーンなんて映画みたいにテンポよく
    どんどんカッコよく踊っていく姿が目に浮かぶようだよ!
    この本は本当に良かった♪

    0
    2016年02月23日
  • エール!(1)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    6人の人気作家が異なる職業を持つ女性をテーマに書いたアンソロジー。漫画家、通信講座の講師、プラネタリウム解説員、ディスプレイデザイナー、スポーツライター、ツアーコンダクター。
    この仕事にはこんな裏側があるのか、と素直に新鮮に感じて面白かったし、何より、働く女性として、「あー、わかる!」という部分がいくつもあった。ツアーコンダクターの小梅ちゃんのように、気持ちに蓋をしながら、ときには仕事しなきゃいけないことだってある。嫉妬することも。

    最後に、ちょっとした希望があるのがそれぞれ、とても良かったな。

    あとがきが素敵だったので、メモしておく。
    「好きで選んだ仕事なのに、やっぱり疲れるときもある。
    嫌なことも、思うようにいかなきことなんてしょっちゅう。
    他人をひがんだりねたんだりして、でもそんな自分も嫌で、自信なくして。もう休んじゃおうかなって思うこともある。誰だって、あります。
    そんなときに読んでほしい本を作りました。
    頑張るあなたへ、応援のアンソロジーです。

    うん、働くって大変だし、嫌なこともいっぱいあるけど、でもまあ、とりあえず、また明日から元気出していこうかな

    読み終わったとき、そう思っていただけたらいいな、と願っています。」

    0
    2016年02月18日
  • 平台がおまちかね

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     出版社の新人営業,井辻智紀が主人公のちょっといい話系のミステリ。ミステリとしての謎,伏線,叙述トリックを駆使した驚きなどは皆無だが,ちょっと心に残るいい話が満載の短編集である。本屋や出版社の裏側が描かれているのもマル。キャラクターも魅力的。あまり好みの作風ではないが,これは結構楽しめた。★4で。

     個々の作品の所感は以下のとおり

    ○ 平台がおまちかね
     「白鳥の岸辺」という5年前に出版された,ややマイナーな本を,見事にディスプレイをし,販売しているワタヌキ書店にまつわる話。その書店は,一時,明林書房の本を引き上げ,取引を辞めていた。主人公井辻智紀がその書店を訪れるが,ディスプレイをしたという店長からは,つれない態度で対応される。ワタヌキ書店と明林書房の間に何があったのか?
    →真相は,井辻の前々任者である吉野が,「ぜったいに大丈夫」と言っていた本の手配をすることができなかったことから,店長が明林書房との取引を辞めたというもの。吉野も反省し,店長も吉野を許そうとしており,吉野は営業から編集に部署を変え,「白鳥の岸辺」の続編である「森に降る雨」の担当になっていた。ミステリ的な謎,真相はなく,ちょっといい話系の話。

    ○ マドンナの憂鬱な棚
     出版社の営業担当者達のマドンナであるハセジマ書店の望月さんが,訪れた謎の男から「…前の方がよかった。がっかり。つまらなくなった」と棚をけなされ落ち込む話。その男は,お世辞にもきれいなディスプレイとは思えない別の書店で「この店の棚は最高。ほれぼれする」と言っていた。いったいなぜ?
    →真相は,謎の男は店舗デザイナー。大型書店のディスプレイの相談を受けていた。謎の男は,棚のディスプレイではなく,棚の材質を褒めていたのだった。これも,ミステリ的な謎はないが,読後感のよい,ちょっといい話系の話。

    ○ 贈呈式で会いましょう
     明林書房の主催する宝力宝賞の贈呈式で,長編部門の大賞を受賞した塩原健夫が会場に姿を現さない。井辻は,謎の老紳士から,「君もずいぶん大胆な手を使うようになったじゃないか」という伝言を,塩原に伝えてほしいと依頼される。その後,謎の老紳士がミステリ作家の津波沢陵であることが分かり,塩原は,津波沢のカルチャースクールでの教え子であったことが分かり,塩原の受賞作が津波沢のトリックを盗作したものではないかという疑惑が持ち上がる。果たして,塩原は本当に,津波沢のトリックを盗作したのか?
    →真相は,トリックそのものは盗作していなかったが,ばかばかしいトリックで,塩原は,津波沢から「そのトリックいらないなら私がもらうよ」と言われ,「さしあげますよ」と言ってしまっていたのだ。津波沢は,ちょっとした嫌味のつもりで伝言を依頼したが,津波沢の教え子の一人だった山本という男が,このことを歪曲して塩原に伝えていたというもの。すんでのところで誤解は解け,授賞式は無事に終わる。
     これもミステリとしては見せ方が弱い。ミステリ的にもっと面白い仕上げにはできたと思う。ただし,小説としては,軽くて,ちょっとほっこりするいい話に仕上がっている。

    ○ 絵本の神さま
     井辻が,地図を頼りに地方(東北)のユキムラ書店を訪れたところ,同書店は閉店していた。ユキムラ書店には,ほかにも東京から訪れてきた人がいたという。その後,地方の大型店舗で子どもに絵を描いた男の話が持ち上がる。その絵が,ユキムラ書店の看板にそっくりな絵だった。男の正体は?そして,ユキムラ書店が店を辞めた本当の理由は?
    →真相は,ユキムラ書店の主人には甥がいて,その甥は人気の絵本作家「snow」だった。ユキムラ書店の主人が店を辞めた本当の理由は持病だったが,甥との仲直りをしたいと考えていた。ユキムラ書店の主人は,甥が書いた絵本を書店に並べることができ,目的を達したと考え,店を閉めたという話。真相の見せ方を工夫すれば,ミステリらしい仕上げになりそうだが,そうしないで,いい話として仕上げている。そういう作風なのだろう。

    ○ ときめきのポップスター
     ある書店の支店のフロアマネージャーが,ポップ販促コンテストを行う。条件は,自社の本以外の本を宣伝すること。一番売り上げを伸ばした本を宣伝した出版社には,1か月分の平積みを商品として出すという。井辻は,「幻の特装本」を取り上げる。そこで,ライバル社の佐伯書房の真柴の宣伝した「ななつのこ」にまつわる,ちょっと不思議な出来事が起こる。誰がいたずらをしかけたのか?いたずらの意図は?
    →真相は,書店の女性アルバイトがいたずらの犯人というもの。その女性アルバイトは,昔,書店でバイトしていた真柴から「ななつのこ」を勧められ,真柴に恋をしていたのだ。真柴は,その女性アルバイトのことを覚えているのかどうか分からない。そこで,いたずらをしかけたのだった。これもせっかくの謎をいかしておらず,ミステリとしては平凡。しかし,小説としてはなかなかのデキ。

    0
    2016年01月24日
  • スノーフレーク

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    恋愛×青春×ミステリー。
    6年前に一家心中で海に車ごと落ちて、現在も遺体が見つからないままになっている、幼馴染みの速人の死を信じきれないままの真乃。
    高校卒業を目前に、速人にそっくりな従兄弟の勇麻が現れ、さらに速人の持ち物であるノートが今頃見つかったりと事件に関わることが起こってくる。

    言うなら俺様系幼馴染みと優しくて口説き文句が上手い年上の速人の従兄弟。恋愛経験が乏しい真乃がふたりに挟まれるなんてドキドキするシチュエーションだ!と思ったけど、速人の行方に関して少しずつ情報が整理されてくると続きがどんどん気になってくる。
    主観が真乃なので、速人が勇麻に成り代わったのか!?とか、やっぱり生きてるんじゃないか!?とかめちゃくちゃ振り回された。
    なぜ真乃がそんなに速人に執着するのかわからず、幼馴染と従兄弟への曖昧な態度にも最初苛立ったけど、速人の秘密を一人で抱えて、それが進路にも影響してることを知ったら、想定外の秘密に衝撃を受けたし納得した。

    0
    2015年12月17日
  • ふたつめの庭

    Posted by ブクログ

    保育園を舞台にしたお仕事小説ミステリーかと思いきや、結構恋愛の要素も強かったです。保育園についてはまったく詳しくはありませんが、それでもかなりリアルに感じました。決して楽しいばかりではなく、保育園、保育士が抱える事情や、職業倫理にも触れられていて、丁寧に取材をされていると感じました。なんかドラマ化されそうなネタですね。

    0
    2015年12月13日
  • キミは知らない

    Posted by ブクログ

    主人公の水島悠奈は、急に辞めた津田先生を追って岡本へ。
    亡くなった父の真相を知りたい一心で大胆な行動を起こす。
    津田先生への恋心とか、父への愛情とか、そういう平和的に終わる話かと思いきや、大分違った。

    お金持ちの家に招待されるわ、命は狙われるわ、血縁の話は出てくるわ。まるでRPGの話みたい。
    途中で読むのがやめられなくなってしまった。

    母子2人の生活だった悠奈の周りには、
    気づけば沢山の仲間や温かい人達が集まっていて、こういう人間関係がどんな人にもあったらいいのになと思った。

    0
    2015年11月29日
  • 平台がおまちかね

    Posted by ブクログ

    読むのにものすごく時間がかかっちゃった。読み出すと眠くなっちゃうの。すごく疲れている時期に読んでしまったみたい。読んでいてもすぐ寝てしまうので、つまらないのかな、やめようかなと思ったけど、書店物好きとしては、途中で投げ出す気にもなれずなんとか読み切った。続きが気になるような終わりで、次に本も読みたくなっている。本好きがこうじて、本に纏わる小説が書けたらどんなにいいだろう。次はもっとぐわっと読めるかな。

    0
    2015年11月25日
  • ふたつめの庭

    Posted by ブクログ

    カバーイラストが谷川史子さんだったこともあり、書店で見つけて即購入!保育士がささいな謎を解決しながら子供たちの成長を見守る話。絵本の名前がたくさん出てきて楽しい。続編が読みたいなあ。

    0
    2016年09月19日