大崎梢のレビュー一覧

  • エール!(1)
    どの短編も迷い悩みながらちゃんと自分の仕事に向き合ってる人が主人公で、読んでてとても羨ましく思った。こんな頑張って働いてたなぁとはるか昔を思い出して、なのにこんななってもたなぁと今の自分を儚んでしまう。
  • 女ともだち
    完全に個人的好みででいうと、前半の千早さんまではおもしろかった。
    (これは個人的趣味。女同士の業の深い話ばっかりが好みだったので、残りのお話は、結構すがすがしい話だったから)

    特にしょっぱなの村山さんの話は叙述トリック!という感じで「ぎゃー!そうだったのそういうことだったの騙された~~~~~!!!...続きを読む
  • スクープのたまご

    文春文庫出版ということもあり、あの文春砲の舞台裏なのか?と連想させる作品でした。

    掲載記事は、社員たちの地道な取材活動の賜物ということが分かりました。
    社員たちの信頼関係ゆえの取材活動ということも深い意味がありました。

    短編で1話完結ですが、1つの事件が緩やかに結びつき、最後はミステリー要素も...続きを読む
  • エール!(3)
    この物語に出てくる人達は、みんな自分の仕事に誇りを持っていてかっこいい。自分の好きなことを仕事にする人、天職を見つけた人、大変だけどやりがいを見出せる人、様々な人がいたけれどどの人もプライドを持って働いているのが素敵だなぁと感じた。私も自分が誇りを持てる仕事に就きたいな〜
  • 配達あかずきん 成風堂書店事件メモ1
    2つ目の標野にて君が袖振るがよかったです。1つ目の話が物騒なミステリーの話だったので、2つ目もそうなのかなと思ったら、爽やかな恋愛の話でした。本屋さんの話で、ほのぼのとした話が割と良かったのですが、ジャンルはミステリーの様です。作者さんは器用に色々書ける人なんだろうなと思います。
  • 配達あかずきん 成風堂書店事件メモ1
    本屋さんに起こる日常ミステリー。本探しや配達雑誌に入れられた盗撮写真などの謎を主人公が同僚と一緒に解いていく。
    本屋さんの仕事が丁寧に描かれていて、お仕事がリアルに感じられて楽しいです。でも本屋さんって楽しそうだけどやっぱり大変そう〜
  • 女ともだち

    女性作家たちが描く、「女ともだち」のアンソロジー。
    やさしかったり、ヒリヒリしたり。離れたりくっついたり。女同士だから分かり合えること、女同士だから叶わないこと。

    どれも絶妙な距離感がたまらない作品ばかりだった。

    初めの2作はゾッとする感じ。

    額賀澪さんと嶋津輝さんは初めましてだったけど好き...続きを読む
  • 平台がおまちかね
    出版社でも校閲はこの前も取り上げられてたけど、営業は新しいね、、、!
    日常ミステリ大好き人間としてはさらっと読めて素敵でした◎
  • 配達あかずきん 成風堂書店事件メモ1
    全5話の短編集です。

    1話目が本を用いた謎の暗号で、少しホラーにも近い話でしたので、残りの話もサスペンスやミステリー系なのかと思いました。

    しかし、4話目はなんとも甘酸っぱいほっこりする恋愛小説のよう。あまり恋愛小説を読まない(読めない)私でもキュンとして温かい気持ちになりました。
    第4話が全話...続きを読む
  • 女ともだち

    千早茜さんが書く小説が好きで買ってみたけど
    正しい女たちに出てくる読んだ事ある短編小説でした( ¨̮ )

    他の作家さんも面白いと思うのがあって
    他にも読んで見ようと思った。

    ゾッとしたりお前かーいて思ったりできて
    面白かったです。
  • 夏のくじら
    息子が小学生の頃、地元のよさこい祭りに参加して、汗だくになり真剣に踊っていた。そんな思い出からこの本を読み出した。熱気はたしかに伝わった!真夏の土佐の暑さも、踊り続ける渇きもみんな伝わった。
    良い小説だった。
  • かがみのもり
    中2男子と担任教師との掛け合いが面白い!ネットや携帯を駆使した今どきの冒険譚。媒体はYAですが、物語として普通に面白いです。先生も人間なんだなあと、読み終えて感じました。
  • 配達あかずきん 成風堂書店事件メモ1
    威風堂という書店の店員たちが謎解きをするシリーズの第一作。
    と当時に、表題作は大崎さんのデビュー作とのこと。

    最初の場面が楽しい。
    書店に来た人のうろ覚えから書名を割り出す。
    久世番子さんの『暴れん坊本屋さん』さながらの話だ。

    この本探索で活躍する書店員杏子が名探偵かというと、そうでもない。
    ...続きを読む
  • 配達あかずきん 成風堂書店事件メモ1
    “ピアノ”、”コンクール”、”小説”。
    さて、このキーワードでどんな『本』が見つかるでしょうか?

    アイコンにしている私が出題すると、それ自体がヒントになるので検索するまでもないですね。はい、有力候補の一つは恩田陸さん「蜜蜂と遠雷」です。これは、わかりやすいです。でも、もっと漠然とした情報で希望の『...続きを読む
  • プリティが多すぎる
    ティーン誌の部署を軽んじ積極的になろうとしない主人公南吉くんに、最初はやきもきしイライラした。そんな南吉くんも、ティーン誌出版に真剣に取り組むスタッフや若いモデルたちと仕事をしていく中で、少しずつ変化していく。このモデルたちがまたひたむきでかわいい。スタッフたちのプロ意識がかっこいい。ジュリちゃんの...続きを読む
  • エール!(3)
    “スプーンひとさじの砂糖”

    お仕事が始まったばかりのわたしにぴったりの一冊だった
    これから見かける沢山の人たちへの見る目も変わりそう
    色んな人が色んなところで頑張っている
    お仕事に上も下もない、好きになったもん勝ち

    どんな花にも蜜がある。どんな仕事にも砂糖はある。どんな人生でも価値はある。
  • プリティが多すぎる
    「ピピン」を出し続けていくために、編集者ができることは限られている。今まで通り細部に至るまで作り込み、女の子たちの趣味嗜好を置いてきぼりにせず、ピュアでポップなローティーン誌をめざす。ミスを真摯に謝罪したのちは、きちんと顔を上げ、現場を引っ張る。噂話は尾ひれが付いておもしろおかしく回るものだが、離れ...続きを読む
  • 宝の地図を見つけたら
    途中まではファンタジー色のある埋蔵金物語だと思っていたのに、後半は大崎さんにしては珍しい本格的なクライムノベルでした。
    悪者たちの最後があまりに呆気ないものでしたが、それ以外は舞台設定もスリル感も良かったと思います。
  • アンソロジー 捨てる
    中古で買ったら、なんと大好きな松村比呂美さんのどなたかに向けた
    直筆サインが入っておりました。ラッキー。
    「捨てる」をテーマにしたアンソロジーもの。
    テーマからいうと断捨離・清算などが思いつくけれど、
    それから展開される物語はどれも面白かった。
    特に好きなのは、「蜜腺」「ババ抜き」
    読み終わってしば...続きを読む
  • エール!(2)
    もうちょっと仕事頑張るか!と思える一冊でした。晴れのちバイトくんの主人公の仕事に対する姿勢を見て、私ももっと意識を高く持って仕事をしなくては…と反省。