大崎梢のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ成風堂書店シリーズと出版社の営業シリーズのコラボ…!
今回は本屋大賞に関するお話。
運営が非営利で行われていることや、書店員がどうやって本を応募しているのか、有名になったがために一部のアンチも生まれている等、関係者以外は知らないようなバックヤードの話が描かれていた。(もちろん実際の関係者とは別名だろうけど)
毎年本屋の平台に並ぶ本屋大賞のノミネート作品。
ネット普及や万引きの増加、景気不況の中で書店が、無くなっていく中、本に関わる人たちの
本を買って読んでもらいたい!
すばらしい作品を知ってもらいたい!
そのためにできることを探してやってみよう
という気持ちが熱く伝わる。
ミステリなので黒幕はあれだけど、多絵ちゃんの頭の回転は相変わらずキレキレだし、出版社メンバーの女性に対する議論は気が抜ける(笑)
感想としては、ミステリというより、お仕事小説かな。
心が暖かくなった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今月2冊目の大崎梢。
本作品は大崎2大シリーズの登場人物が邂逅する「アベンジャーズ」的なやつ…なんだが、実は井辻君のシリーズは未読で、今後の課題である。。
舞台は書店大賞(リアルでいう本屋大賞である)、人死の出ない程度の犯罪事件が起こり(そうになり)、その解決に2シリーズの登場人物たちが活躍するという話。ミステリーとしてはまぁ普通かな、視点の入れ替えが頻繁過ぎて落ち着かないのは気になったけど、シリーズ両方のファンの人には、この頻繁さも味わいのうちなのかも。
ミステリー要素よりも気になったのが、書店大賞というものの存在意義。確かに読書通に言わせたら「小説に順位をつけて『あれがおもろい、これはその次』とか余計なお世話」って気持ちにもなるだろう。でも、その存在があるからこそ、未知の作品や改めて評価できる作家に出会えるという俺みたいな人もいる。
大賞はあくまできっかけに過ぎず、そこから自分なりの金脈を発掘していく面白さ。それも読書の醍醐味なんだけど、出版社が書店員に「うちの作品推してくれ」とかやりだしたら、なんだか値打ち下がってしまうんかな、とも思う。
出版業界の不況を打開するために「今我々ができることを行動しよう」と始まった本屋大賞。そんな気概を台無しにするようなことが現実にあるならば哀しいなぁと思う。そして俺も、昔みたいな積ん読はできなくとも、もうちょっと本を買おうかと、微力ながら思うのである。 -
Posted by ブクログ
ずっと読み続けている大崎さんのシリーズ。
大好きな2つのシリーズが合体した!
私たちも毎年楽しみにしている本屋大賞が
そのやむにやまれず生まれた経緯も
その知名度ゆえにはからずも抱えてしまう
闇や着てしまう汚名も含めて 真の姿で
描かれていることは疑いようもない。
多くの言葉で感想を述べるのはやめて
私の現在の真情を話そうと思う。
私の学生時代は、名が知れて給料のよい
流行りの大企業に入社することが「就職」
であり、「人生」だった。
その仕事のありようや、それに関わる人
たちの熱情など知る機会もなかった。
出版社に編集で入り、広告部でも働いた
私は、明らかに本の作り手の側の人間で
あったのに…何も知らずにそこにいた。
今の私があの頃の私なら 情熱を持って
書店員になろうと思う。大好きな本を
人に勧めたい。本のある世界を守りたい。