大崎梢のレビュー一覧

  • 天才探偵Sen 公園七不思議
    成風堂書店事件メモシリーズの大崎梢による児童書ミステリです。町内の七つの公園にある七不思議を調べていくうちに、5年前に起こった怪事件に辿り着くのだった。
    探偵役視点の一人称ミステリというのが、まず面白いと思いました。これは推理の道筋を判り易く示すためにそうしたのでしょう。ただそうすると突飛な推理展開...続きを読む
  • プリティが多すぎる
    ローティーンの女の子向け月刊誌の編集部を舞台にしたお仕事小説。主人公同様に、私もこの編集部に放り込まれたら、戸惑うばかりで仕事にならないだろうなぁ。
    ティーンズモデルという存在に対してどこか否定的な印象もありましたが、彼女たちの置かれている立場、競争などが垣間見えるこの話を読んだ後では、少し肯定的に...続きを読む
  • プリティが多すぎる
    軽く読むつもりで手に取った本ですが、中々良かったです。
    文芸志望だったのにファッション誌の編集に異動になってしまった社会人3年目な男性の話。
    これ、前職で最初に異動したタイミングで読みたかった!笑 こっそりファッション誌の裏側が知れるのも面白いです。
  • エール!(1)
    碧野圭さんの作品が読みたくて借りた本なんだけど、どの著者の作品も良かった!働く人へのエール!ってことで色々な仕事が出てきて面白い☆シリーズ化してるようなので他のも読んでみようっと。
  • 平台がおまちかね
    大崎梢の出版業界もの第三弾は、出版営業マンさんが主人公。
    「ひつじくん」
    「井辻です!」
    の、お約束やり取りが楽しい。
    『絵本の神様』は、いいお話しでした。★★★★★
    本をたくさん買うので少しでも安くあげたくて古本屋さんに行ってしまうけれど、もっと新刊書店さんで購入しなくては、と思いました。
    『とき...続きを読む
  • 夏のくじら
    青春全開な本でした。「かも」を大事にせぇ。青春だからこそ実行できるのかもしれず、羨ましい限り。
    憧れの彼女の正体は少し分かりやすかったかもしれませんね。
  • プリティが多すぎる
     ティーン誌編集、もうティーンの頃の自分の感覚を忘れたから、やれと言われたらこの主人公のように企画もたてられなさそう。ニコラを読んでいる頃はニコモ大すきだったな〜。あのモデルちゃんたちはこんな世界にいたのね。。
  • 片耳うさぎ
    小学6年生。父の会社が倒産したことがきっかけで、厳めしい屋敷に越してきた。両親の不在がきっかけで、転校先のクラスにいる優しい少年に、破天荒な「さゆり姉ちゃん」を紹介される。
    破天荒なさゆりに導かれ、カラクリ屋敷の隠し部屋捜索をはじめる。だが、お家騒動に纏わる呪いの噂があって……
  • キミは知らない
    突然実家に帰った先生の住所と幼い頃亡くした父の手帳にある住所が同じ!?女子高生の悠奈は日帰りの予定でそこへ行ってみることに…もぉそこからは謎だらけ(゜〇゜;)?????悠奈は自宅へ帰りたいのに帰れず、誰が敵か味方かもわからず、先が気になるしドキドキハラハラ!父の死の謎、なぜ悠奈が追いかけられるのか、...続きを読む
  • エール!(3)
    森谷明子「ラブ・ミー・テンダー」 が個人的に一番すき。
    伊坂幸太郎「彗星さんたち」 はさすがだった。
  • エール!(1)
    近藤史恵のラストが良すぎた。元カレ騒動がメインかと思いきや『そっちで締めたか~!』と。やられた。
    全体的に『エール!(3)』より好印象。次は(2)を読む。
  • 平台がおまちかね
    日常系の謎とその謎解きの部分は、それほどいいとも思わないけど、出版社の営業マンという派手なんだか地味なんだかよく判らない部分にスポットを当てたところが、珍しくて興味深く読んだ。
    ひつじ君のキャラも、周りのライバル会社の営業マンのキャラも楽しいし、「絵本の神様」や「贈呈式で会いましょう」のエピソードは...続きを読む
  • 平台がおまちかね
    1話を読んでいるときは、おぉ、いつもより面白いとか思っていましたが、新シリーズだとは思っていなくて、いつこの事件、成風堂書店もちこまれて店員の女の子たちが出てくるのだろうと、最後の最後まで思っていました。
    まあ、ちょっと男を理想化しすぎている気もしますが、じつは、成風堂書店事件メモのシリーズよりも、...続きを読む
  • エール!(1)
    仕事頑張ろうって思える本。短編集だけど、他の話のキーワードがちらほら出てきて微妙にリンクしているのがいい。
  • 夏のくじら
    青春小説の醍醐味といえば『ボーイ・ミーツ・ガール』は外せない。
    本書はそんな王道、といってもすでに四年前に出会った彼女との約束果たすために彼女を探すという物語。
    そこに夏のよさこい祭りが舞台装置として描かれる。

    よさこいにかける人々の想いや、そもそもこのお祭りは各チームすべて自分たちでプロデュース...続きを読む
  • エール!(2)
    坂木司で検索して見つけた本。6編のアンソロジー。働く女性を応援する、がコンセプトみたいで、いろいろな仕事が出てくる。微妙につながりがあるとこもいい。怪我をさせるというミスを犯した私にもタイムリーな本だった。そして、もっとがんばらなくていいというか、ニートの本を読んだばかり、という点でもタイムリー。最...続きを読む
  • エール!(3)
     心晴日和がよかった。消防士になって現場で働きたいのになかなっ叶わず、悶々としている主人公。さえない男の意外な一面を見て、自分の情けなさに気づく。実際は、人を見て自分の愚かさに気づくの難しいし、その後の自分を変えるのも難しいけれど、そういう人でありたいものです。
  • エール!(3)
    そもそもこのシリーズを読み始めたのが、この伊坂先生の短編が読みたかったからなのだけれど
    思いの外どの話も面白くて表題通り元気が出るので1から順番に来て、
    遂にこの3冊目。
    いろんな職種の女性が描かれていて、本当にとても興味深い。

    『ヴィーナスの誕生』
    美術品展示と一口に言っても、華やかな表舞台だけ...続きを読む
  • ねずみ石
    さわやかな読後感です
    中学生の考える世界観が心地よく描かれています
    事件からの展開も自然です
    良い作家さんでした(次回作も楽しみ)
  • 片耳うさぎ
    家系構成やお屋敷の間取りを確かめつつ読み進める前半はなかなか進まなかったけど後半はクライマックスにむけて一気に読み切ってしまいました。全編にわたるちょっと古いモノに対する畏怖の雰囲気がここちよい一冊でした :)