大崎梢のレビュー一覧

  • 百年かぞえ歌

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    いつもの日常のちょっとした謎かと思いきや
    百年の時を越える本格ミステリーだった。

    個人的に混乱の時期に詠んでしまったので
    中盤なかなか頭に入っていかなかったが
    また時をおいて詠んでみたい。

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    2024年12月13日
  • おひとりさま日和 ささやかな転機

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    ネタバレ

    おひとりさま第2弾。続きものあり、新しい話ありで楽しかった。
    自分もひとりになった時、この本の主役たちのように前向きに生きていけたらいいのですが・・・

    6話中「リセット」は共感できなかった。相談もなしに関係ない子を勝手に認知ってひどい裏切りです。そしてその子と母娘ごっこするのも分からない。

    「友だち追加」「セッション」>「アンジェがくれたもの」「リフォーム」>「この扉の向こう」「リセット」

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    2024年12月09日
  • おひとりさま日和 ささやかな転機

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    ひとりだけど、ひとりじゃない。
    人それぞれ、色んな転機があって、変わっていく。ふと顔を上げたくなる一冊でした。

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    2024年12月08日
  • 百年かぞえ歌

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    ネタバレ

    大崎氏の作品は初めて手にした。
    序盤は、大きな展開もなくストーリーはゆっくり進む。ページを捲る手もなかなか進まない。
    そのうち、この作品の目指すところが見えてきてから、やっと読むペースが上がった。
    終盤には、序盤のゆっくりさが嘘のように急展開した。

    由佳利の「婚約破談」が、主たるストーリーにほとんど効いてないのが実に勿体無い。結果的に恋愛小説ではなかったから、生かしようがない要素ではあるが、それならば端から要らないエピソードだった。読みはじめにはその点の期待もあったので、その後に展開されるミステリー要素には、完全には入り込めなかった。

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    2024年11月21日
  • ここだけのお金の使いかた

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    ネタバレ

    宝くじで100万円当たったらどうするか、FIREになりたい自分勝手な旦那との生活、モデル犬の実態 、おじいちゃんが若者に仕事について話す、離婚した夫婦の子の中学受験、夫の自殺からパニック障害になるおばあちゃんなど。さらっと読めるが自分に置き換えて考えると悩むな。
    2千万円の差額(パニック障害になるおばあちゃん)にでてくる娘、確かにそれだけ多額の頭金を出してもらったらそうなるのかもしれないけど、母親に優しいなと思った。そしておばあちゃん側もきちんと感謝してるところが素敵。

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    2024年11月21日
  • キッチンつれづれ

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    星3.5
    アンソロジーはなかなか記憶に残らないし、好みでないものにあたることも多いのでので、もう読むのをやめようかなと思っていたところだったが、これは私にとって当たりだった。アミの会のメンバーが短編小説の名手が揃っているからかも。そして、男性作家がゲストで参加しているのだが、女性にはない視点でまた楽しい。
    どれも好きだったが、松村比呂美さんの「離れ」、矢崎存美さんの「黄色いワンピース」が特に好きだったかな。

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    2024年10月24日
  • 夏のくじら

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    今まで知らなかった「よさこい」の話しでした。
    初心者目線で書いてくれているので段々と引き込まれて面白かったです。
    作中のわかってもらえるかでは無くわからせるという感覚が祭りにかける暑さでよかったです

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    2024年10月23日
  • サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ3

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    ネタバレ

    同一書籍に四件の取り寄せ依頼。
    ところが連絡を入れると、四人が四人ともそんな注文をした覚えがないと…。

    「ファンの正体を見破れる店員のいる店でサイン会を開きたい」
    若手ミステリ作家のちょっと変わった要望に、名乗りをあげた成風堂だが…。

    駅ビル内の書店・成風堂を舞台に、しっかりものの書店員・杏子と、勘の鋭いアルバイト・多絵のコンビが、書店に持ち込まれる様々な謎に取り組んでいく。

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    2024年10月10日
  • 晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ2

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    でもあれは、本とはちがいますね。だって、誰も読めないもの(p.240)/かつての同僚で今は信州にいる有田美保からHELP! 勤めている老舗書店「まるう堂」に幽霊が出る? 多絵の悪魔のささやきで一緒に行くことになった/多絵の推理の進め方がおもしろい。僕やったら…ひとりKJ法でも使うかな/とはいえこの作品は探偵と競い合って犯人当てしようというような感じにはならないですね。ただ読むだけ。杏子と多絵たちのかけあいを楽しむだけ。

    ■簡単な単語集(第二巻から)

    【有田美保/ありた・みほ】『晩夏に捧ぐ』の二年前まで成風堂で働いていた元同僚。現在は信州の老舗本屋「まるう堂」で働いている。『晩夏に捧ぐ』時点で二十七歳。口が悪くてけたたましくて人情に厚い。
    【石丸多遜/いしまる・たそん】嘉多山成治邸に住み込んでいた内弟子。
    【壱橋亜也子/いちはし・あやこ】嘉多山成治と結婚話が進んでいた。当時二十八歳で五十八歳の成治とはかなりの年齢差があった。没落した名家の娘でバツイチ。当時二十四歳だった小松秋郎の恋人だったという噂もある。
    【大内】かつての同僚有田美保が勤めている信州の老舗書店「まるう堂」副店長。
    【嘉多山成治/かたやま・せいじ】往年の流行作家。まるう堂をよく利用していた。『晩夏に捧ぐ』の二十七年前、当時住み込んで作家修行をしていた小松秋郎に殺された。現在ほとんどの本は実質絶版状態。
    【嘉多山久嗣】嘉多山成治の遺産を相続した甥。自称「プロの画家」だがワカメヘアーの下品なおっさんにしか見えない。
    【加藤浩伸/かとう・ひろのぶ】嘉多山成治が殺された事件を担当した刑事。現在は県警の警部。
    【杏子/きょうこ】主人公。木下杏子。成風堂の社員。児童書担当。バイトを含めたら『晩夏に捧ぐ』時点でほぼキャリア六年。『晩夏に捧ぐ』時点で二十四歳。《そしたら杏子さん、お客さん相手に言いました。「どんな道でも、ほんとうは横道や脇道だらけ」って。「たまにはそっちを歩いてみればいいのに」とも》p.243
    【小松秋郎/こまつ・あきお】師匠ということになると思われる嘉多山成治を殺したとされている。刑に服し二年後、刑務所で病死した。真犯人ではないという噂もある。まるう堂に出る幽霊は彼だとされている。多絵いわく《彼はどこかが壊れている子どもだったと思うんです。そしてそれをぜったい外に出すまいとした。》p.110。《誰でも飛べる、誰でもちっぽけ。》p.150
    【成風堂】駅ビル六階の書店。
    【多絵/たえ】西巻多絵(にしまき・たえ)。成風堂のアルバイト。杏子より三歳年下の大学生。細かなところに気がついて頼りになる。探偵役。「本屋の謎は本屋が解かなきゃ」。仕事を覚えるのが異常に速く、そのかわり? 異常に不器用。ピアノを弾けるがレパートリーは五曲で「イエスタデイ」「夜空ノムコウ」「ミッキーマウスマーチ」と…。絵、というか地図を描くのはおそろしく下手。空間把握能力が壊滅的と思われる。《もともと「いい子」なんかいないんです。いるとすれば「大人にとって、都合のいい子」であって、それはもう立派な欠陥品ですよ》(p.110)。《本屋の店員たぶらかして、ただですむと思うなよって、言ってもいいですか?》p.182。《いつだって私は、わかりやすく話してるつもりなんです》p.186
    【朋彦/ともひこ】正也の息子。郊外型のショッピングモールっぽい施設内にある支店の店長。根っからのビジネスマンでセンスよい店作りに杏子は感心した。
    【根本佳江/ねもと・よしえ】嘉多山邸に住み込んでいたお手伝いさん。現場の発見者。
    【野沢裕一】嘉多山邸に住み込んでいた書生の一人。現在は地元の公立あけぼの中学教頭。
    【ヒロ】成風堂のアルバイト。
    【ポチ】美保んちの豆柴。人懐っこい。
    【正也/まさや】宇都木正也。まるう堂二代目店長。好々爺。七十歳。
    【まるう堂】信州の老舗書店。正式名称は「宇都木堂書店」。かつての同僚、有田美保が勤めている。最近幽霊が出るとご近所では大評判。店主の心配りが行き届いている、杏子好みの書店。一階の奥の古い看板のそばに往年の流行作家、嘉多山成治のコレクションが置かれている。

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    2024年10月08日
  • キミは知らない

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    読み出したら止まらなくなりました。
    最後の方は目まぐるしくて着いていけなくなりそうになりました。
    ミステリーなのか判断が難しいですね。
    横溝正史が書いたら凄くなりそう。

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    2024年09月26日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    旅ならではのグルメや景色、人との出会い。
    たまに今居る場所から少しだけ離れてみることで、また新たな刺激を貰ったり感じたり出来る。それを持ち帰り、また生活することでQOLに良い効果をもたらす。

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    2024年09月24日
  • 春休みに出会った探偵は

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    中3の花南子さんが主人公の連作集。父親の転勤で、曽祖母との2人暮らしを始めたハイツでの、ちょっとしたミステリーを解決して行く。懐かしい様なご近所とのやり取りがホッとさせられる。最後は切なかった。

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    2024年09月08日
  • 晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ2

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    ネタバレ

    成風堂書店シリーズ、出張編。
    今回は地方の書店での四半世紀前に起きた殺人事件の謎を解くというお話。
    もう書店の謎だけでなく、殺人事件まで解決してたら本物の名探偵ではないですか!笑

    私的には配達赤ずきんのほうが色々な本に纏わる謎で好きだったかも。

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    2024年08月31日
  • キッチンつれづれ

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    キッチンと言う位だから、食に関する話だけど食べる事だけではなく、その前に感じたり、
    する事、思いが多々ある。その思いが子供から大人に成った時、自分の人生の1部に、その人の一生の思い出が残る。自分も考えて見ると、小さいときの思い、一生残るこの年になっても。

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    2024年08月23日
  • 春休みに出会った探偵は

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    中学3年になる前の春休み、花南子は父親が海外赴任になった事をきっかけに曾祖母の五月さんのアパートの一室で生活を始める。

    近所に住む同級生の根尾くんと、同じアパートの住人で調査会社勤務の今津さんと日常のいくつかの事件を解決する短編5作品。

    古い下町の風情を残す人情味あふれる町や、花南子と根尾くんの微妙に居心地の良い関係、中学生2人の調査会社の調査員という今津への憧れなど。さわやかに描かれています。

    ラストは、んんん?って感じでしたが、やっぱりさわやかな読後感でした。

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    2024年08月22日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    ココロ温まる短編集。旅や人との出会い、過去の自分と向き合う未来への旅。人との出会いを通じてココロが、変わって行く様に元気を、もらう。

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    2024年08月19日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    「ラスト・メッセージ」を描いた11の短編集。
    あとがきでも言われてますが、「ラスト」「メッセージ」でここまで世界が広がるんですね!さすが作家さんの発想力。
    様々なメッセージを堪能できる一冊でした。

    「もうひとつある 鷹宮家四訓」 「孤独の谷」 「扉を開けて」 「猫への遺言」「キノコ煙突と港の絵」「十年日記」「そのハッカーの名は」 「みきにはえりぬ」 「青い封筒」 「黄昏飛行 時の魔法編」 「たからのちず」

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    2024年08月18日
  • キッチンつれづれ

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    大崎梢、近藤史恵、永嶋恵美、新津きよみ、福田和代、松村比呂美、矢崎存美、福澤徹三らのアンソロジー。
    キッチンにも色々な物語があり、ほっこりできました。

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    2024年08月12日
  • キッチンつれづれ

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    キッチンをテーマにした短篇集。
    ちょっとクスッと笑えるコミカルなお話から、ちょっとヘビーな濃いめのお話までキッチンから生まれるたくさんのストーリー。

    個人的に近藤史恵さんの「姉のジャム」が読んでいていちばんグッとくるものがあったなぁ。

    「レシピ本はその時代の人たちとつながっている」っていう言葉も、すごく好きだった。

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    2024年07月24日
  • キッチンつれづれ

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    ネタバレ

    今回ばかりは本のタイトルや表紙の絵の
    先入観だけでほんわかストーリなんて思わず
    何でも来い!とばかりに読んだらほんとに
    いろんなジャンルが楽しめました。

    個人的には途中のあり得るようで
    ありえない展開からのそこに落ち着く
    のかと思った新津きよみさんの
    「わたしの家には包丁がない」や
    なんだか複雑な家庭環境だと色々と
    複雑だよなぁ~なんて読みながらの
    ラストでわかるある方の正体に
    おぉうと驚いた松村比呂美さんの「離れ」、
    そうそう近藤史恵さんってこういう
    じわぁ~っと怖い話あるよねって
    思い出した「姉のジャム」、
    社会問題になっている不法就労や意外な
    素性のベトナム人や今どきの詐欺や飲食店の
    限界なんかがひしひしと伝わってきた
    福澤徹三さんの「限界キッチン」、
    意外な放置子同士?が奇跡的に出会った
    そんなことある?とも思ったけど世の中
    こういう奇跡もあっていいよねと思った
    矢崎存美「黄色いワンピース」が
    面白かったかな。
    福田和代さんの「対面式」は今のご時世なら
    めちゃくちゃあり得る話だったし、
    永嶋恵美さんの「お姉ちゃんの実験室」は
    姉妹でお互いを思いあった結果無駄な
    気遣いをし続けてきたけど結果的によかった。
    大崎梢さんの「春巻きとふろふき大根」は
    人のうわさってこんなにも背びれや尾びれが
    付くもんなんだと改めて思い知らされました。

    短編が8編でジャンルが様々なので
    サクサク楽しく読めました。

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    2024年07月20日