大崎梢のレビュー一覧

  • 横濱エトランゼ
    「人が死なないミステリーを読む」というのがきっかけで、この本を手にした。 主人公がタウン誌を発行する出版社でバイトをし、様々な人と触れ合い、疑問を解決するというのは、魅力的な設定に感じた。 連作短編(計5編)であり、主人公の恋心が各話に渡って綴られている。最終話で主人公の恋心の描写が多く、彼女がどの...続きを読む
  • プリティが多すぎる
    不本意な異動の中、やるべきことはきちんとやっているほうじゃないかな?と思った私は仕事に対する意識が低いかもしれない…
    希望もしていない、今まで関わったことのない分野の仕事を好きになれ!と言うのはなかなか難しいと思う。新見の奮闘や葛藤する姿、スタッフ、モデル達との関わりはなんだかんだ前向きで読んでいて...続きを読む
  • 配達あかずきん 成風堂書店事件メモ1
    書店ミステリだけどミステリ要素は少なめかな。アルバイトの多絵の勘の鋭さと書店の大変ざがよく出ていた。
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ
    【収録作品】「もうひとつある」 大崎 梢/「孤独の谷」 近藤 史恵/「扉を開けて」 篠田 真由美/「猫への遺言」 柴田 よしき/「キノコ煙突と港の絵」 永嶋 恵美/「十年日記」 新津 きよみ/「そのハッカーの名は」 福田 和代/「みきにはえりぬ」 松尾 由美/「青い封筒」 松村 比呂美/「黄昏飛行 ...続きを読む
  • 配達あかずきん 成風堂書店事件メモ1
    <心の声と口から出る声>

     日常の謎というジャンル、穏やかな展開が多めですかね。
     入院患者に本が届く話は好きです。読む人の心理状況やその時取り囲んでいた環境に合わせて、本の味わいが変化するのはすごく共感できます。

     ただ、、地の文と、登場人物のセリフとの結びつき方、というのか、繋がり方というの...続きを読む
  • エール!(2)
    好きな作家さんがいたので読んでみた。そしたら舞台が今いる街なんじゃないかと思えるような他の作家さんが書いた短編があった。こんなのがあるからアンソロジーは時々読むと楽しい。
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ
    だいたい10分程度で読めるものが多く、
    隙間時間に読書するなら
    いいかも。
    でもパターン化してきて、
    どれも同じような話に感じた。
  • アンソロジー 初恋
    実力派女性作家集団「アミの会(仮)」が贈る、極上の恋愛小説集。
    松村比呂美さんの「迷子」が心温まるストーリーで良かった。
  • アンソロジー 捨てる
    9人の女性作家による「捨てる」をテーマにした短編アンソロジー。
    ぞわっとするようなものから、あるあるなもの、胸の奥に火が灯るようなもの、ハラハラするものなど、バラエティに富んでいて、楽しく読めた。
    読んだことがない作家さんの作品に気軽に触れられるのがアンソロジーのよいところだなと思う。
  • 配達あかずきん 成風堂書店事件メモ1
    今まで好んで読んできたミステリーと違い、伏線回収であっと驚くことはない。誰も死なない平和な終わり。
    本屋の実際の仕事や裏側を知ることができた。
  • 本バスめぐりん。
    本好きが書いた本を愛する人のためのほんわかミステリ。
    ミステリといっても、原因は本を大切にするあまりの行動という感じで、謎ってほどではない。日常にちょっと添えられた不思議のエッセンス、くらい。

    本当に作者は本が好きなんだねえーとなる1冊。


    配達赤ずきんはもうちょいミステリ要素が強いのだろうか?...続きを読む
  • 夏のくじら
    んー。
    みんなの知らないネタを紹介しなきゃいけないせいもあるとは思うけど(まぁ高知やよさこいは、ビジュアルで見てもらった方が早いよねー)、若干入り込みにくかったかなー。
    あと、この作者聞いたことある気がするー、と思ったら、プリティ~の人だった。
    主人公、あのときも、腐りかけから面白み発見パターンだっ...続きを読む
  • 女ともだち
    このアンソロジー、構成がうまい!!!!

    最初は女友達という独特の
    ヒリヒリ感、もやもやしたもの、
    縛り縛られる逃げられない女の友情の話しで
    グッと掴まれる
    ここまでは無いものの、やっぱり時には
    面倒くさい、共感できる部分についつい入り込む

    そこからだんだんと
    でもやっぱり女の友情っていいよなぁと...続きを読む
  • アンソロジー 初恋
    アミの会っぽくないタイトル。初恋といっても切り口はいろいろで面白かった。最後は素直にいい話で良かった。
  • 平台がおまちかね
    「本屋」をテーマにした短編小説集。
    主人公が「書店の新人営業」という設定なので、出版社の仕事や、どのようにして書店に本が並ぶのか、というところも丁寧に描かれています。本好きには「なるほど」と思えるところも多く、楽しめるのではないでしょうか。

    一方で、各話でちいさな事件が起き、それを(他社の営業とも...続きを読む
  • 配達あかずきん 成風堂書店事件メモ1
    日常の謎系の連作短編集。書店が舞台だし、もっとほんわかした話かと思っていると、扱われる事件は結構ハード。さすがに殺人は起きないが、それは結果で、起きてもおかしくないエピソードが二つばかり混じっている。ミステリとしてロジックを見ると少し強引な感じもするが、お話の面白さがそれを補ってあまりある。
  • 夏のくじら
    よさこい・鳴子に詳しくなれる一冊でした。
    読みながら、動画サイトで検索を繰り返しました。フレーズを使っていればいい、ということなので、聴き比べると全く違うものに感じます。だから観客は飽きがこないのかも。
    厳格なルールのもとではなく、大枠の中で楽しもう、という寛容さ。そのいい意味でのゆるさが魅力なんだ...続きを読む
  • エール!(3)
    お仕事短編集の第3弾。自分が一番共感できたのは第2弾だったかな。就活中の人なんかが読んだらいいんじゃないかと思いました。人生でいくつの仕事を経験できるか、そんなに多くないから小説で擬似体験、、
  • だいじな本のみつけ方
    『自分のだいじな本が、誰かのだいじな本になるかもしれない。だったらすごいね。わくわくする』何よりこの言葉が印象に残った。面白い本を読んだ時、このドキドキやワクワクを誰かと共有したくなる。そんなだいじな本にたくさん出逢いたい。
  • キミは知らない
    序盤から何かに引き込まれるように読み続ける
    ストーリーがシンプルでわかりやすい
    ところが ミステリー系の内容になるに従い
    登場人物が入り混じり 展開が目まぐるしく
    読み手を混乱させる
    短く1冊にまとまらず ゆっくり丁寧に
    長編になった方が面白いのでは?
    ふと思った