大崎梢のレビュー一覧

  • 配達あかずきん 成風堂書店事件メモ1

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    書店が舞台というだけで、ちょっと気分が上がった。
    書店員の日常の仕事を覗けたのは興味深く、特にアバウトなヒントから本を特定していくのが、とてもおもしろかった。
    謎解きに関しては、少し性急に感じてしまい、もう少し丁寧でもよいかなと思った。
    多少納得いかない終わり方もあったが、楽しく読めた。
    気軽に負担なく読め、ストレスフリーでよかったと思う。

    2024/02/10 22:11

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    2024年02月10日
  • スクープのたまご

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    文芸出版の老舗である総合出版社。
    そこで出版される週刊誌の編集部が舞台となるミステリー…かと思って読み進めたらちょっと困ったことになる。
    あくまでも、これはお仕事小説。
    いや、正直、かなり緻密に書かれたミステリーだと思い込んで読んでいたのだが、それが最後で見事に裏切られる。
    だって、連続殺人事件まで出てきて、真相は示唆されるものの、解決までは描かれないのだから。

    文芸出版で出発し、週刊誌を抱えているというと、週刊Sか週刊Bだがどっちかな。
    あとがきで大矢さんが週刊文春だと明かしていた。
    みんな大好きなくせに、表立っては眉をひそめて語る、あの週刊誌だ。
    作者の大崎さんご自身が編集部を取材したとなると、悪いことは書いていないだろう、とは予想がたつ。

    『プリティが多すぎる』同様に、最近編集部に配属された「ニューカマー」が主人公。
    本作では、入社二年目の信田日向子だ。
    右も左もわからない取材に翻弄され、イエロージャーナリズムに携わる自分の仕事にもためらいを感じている。
    こういう人物を通して描かれると、週刊誌の編集もずいぶんとイノセントな感じになる。
    百戦錬磨のデスクや、脛に傷を持つ身のベテラン記者を通して描かれる世界なら、さぞや大変なことになりそうだ。

    アイドルの元カレを名乗る人物からのタレコミ。
    実直そのものの経理担当者の横領事件に関わる謎の女性。
    女子高生失踪事件と、それぞれ接点のない女性たちが相次いで不審死を遂げたことの間に、なぜか同じ人物が目撃される事件。
    こんな事件を日向子は、先輩や上司の指示を受けながら追いかける。
    日向子自身も、週刊誌にできることがあるという確信が持てるようになっていく。
    事件が解決するカタルシスではなくて、日向子の成長や、週刊誌を作る人の矜持のようなものに触れられるところに、この本のよさがある。

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    2024年02月04日
  • おいしい旅 想い出編

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    「想い出」の関連する旅の7つの物語。 特に印象に残ったのは、大崎梢さんの「横浜アラモード」です。 今の行動が未来に繋がっていくんですよね。 毎日を充実させて悔いが残らないようにすると嬉しい事が起こるのかもしれません。

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    2024年01月28日
  • おいしい旅 想い出編

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    旅と想い出と美味しいものが詰まったアンソロジー
    大切にしたい思い出、苦い思い出、温かな思い出、閉じ込めていた思い出、思い出にも色々あるけれど、それが自分を型どっていることは間違いない
    最近の情勢(コロナ、マスク、ソーシャルディスタンス、黙食、夜間営業)が見え隠れしているが、そんな事があった時代に出された本なんだよといつか言いたい

    福田和代「幸福のレシピ」
    神戸へのひとり旅で亡くなった旦那さんとの大切な想い出がいくつも蘇る、温かな気持ちになれる
    矢崎存美「下戸の街・赤羽」
    リサーチとして友だちとのスイーツ爆買い食いステイ、朝から晩までスイーツだらけでも満足にあるあるとうなずきながら読める
    新津きよみ「ゲストハウス」
    昔住んでた家がゲストハウスになり、25年会っていなかった娘に招待された
    宿泊客に若い女の子は4人、誰も名乗ってこない…娘候補4人のうち誰が正解なのか?結末になるほど納得
    大崎梢「横浜アラモード」
    80を超えるおばあちゃんを高知から横浜へアテンドする旅
    横浜に住んでいたこと、お父さんの洋菓子店のこと、弟のこと、高知へ嫁いだこと、理髪店を営んできたこと、おばあちゃんの人生が紐解かれる最後は優しくて甘い結末

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    2024年01月19日
  • ここだけのお金の使いかた

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    どれも良かった。原田ひ香さんの短編集と思ったらアミの会だった。アミの会って(仮)が取れてから雰囲気変わった?

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    2024年01月14日
  • 女ともだち

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    全体的にアブナイ女性が多く登場する。初っ端から、えーこわっと呟いてしまうような作品たちがいろいろ。

    「ブータンの歌」はいい終わり方。阿川佐和子さんの小説初めて読んだな。
    嶋津輝さんも初めて。知らない作家さんだけど、独特の雰囲気が面白かった。
    森絵都さんは爽やかな作品のイメージだけど、これはけっこうドロッとしてる。でもいい友情。ジビエ・フェスタ、楽しそう。私は石垣牛の方が食べたいけど。

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    2023年12月26日
  • アンソロジー 初恋

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    初恋、に関する短編集。

    初っ端から、あれ?? な話が。
    まさかの着地点に驚きです。
    さらなる、やられた感があるのが3話目。
    途中でうすうす気が付いてはきましたが
    これはこれで複雑な気分だろう、と。

    不思議な世界に迷いこんだ気がするのが8話目。
    ついに、現実に…なのですが、現れたから
    ああなるのか、想像が進むのか…。
    怖い話です。

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    2023年12月15日
  • 横濱エトランゼ

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    横浜山手の洋館は好きだし、その辺りを舞台にした物語だなんて、素敵。名所を訪れたことはあったけど歴史はほとんど知らなかった。ただ史実を教えられるより、こうして物語として人間模様・恋模様と絡めて歴史を知る方が面白い。横浜がもっと好きになりました。

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    2023年12月14日
  • 晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ2

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    27年前の殺人事件の幽霊など。
    一歩間違えば横溝正史にみたいにおどろおどろしくなりそうなのが書店というフィルターを通す事でライトな感じになったと思います。

    シリーズ2作目が長編とは思わなかったですね。
    自分は短編の方が味があると思いました。

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    2023年11月28日
  • サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ3

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    「本格書店ミステリ」と銘打たれたシリーズの三作目。
    表題作を含む五編が収録された短編集です。

    本にまつわる謎の解明と、書店員の仕事内容が並行して描かれ、ミステリとお仕事小説の両面で楽しめるのではないかと思います。

    好きな本に囲まれて仕事が出来るのは羨ましさを感じますが、携わる方々にしか分からない苦労も多そうですね。

    本や書店に対する思いが伝わってくる、坂木司さんの解説もとても素敵でした。

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    2023年10月01日
  • おいしい旅 想い出編

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    ネタバレ

    嬉しいことや悲しい事等々、遠い昔の思い出も
    当時食べていた食べ物を食べることによって
    今まで忘れていたのに食べることで当時の記憶
    なんかが鮮明によみがえってくる。
    何かそういう食べ物と思い出のリンクって
    自分に当てはめてもあるよなぁ~なんて
    思いながら楽しく読めました。

    個人的には神戸でよく遊んでいたので
    福田和代さんの「幸福のレシピ」なんかが
    すごく身近で知っている店も多く面白かった。
    あとは本当の娘を推理しつつ、終盤でそんな
    展開はずるいじゃんと思いながら楽しく
    読めた新津きよみさんの「ゲストハウス」、
    そうそう、なんだかんだ言っても親友って
    そうなんだよねと読んでて思った
    秋川滝美さんの「からくり時計のある町で」、
    人の思いってわからないものだけど、
    何だかんだでいい人生を送った人には
    いい老後がまってるんじゃないかなぁ~
    なんて思った大崎梢さんの「横浜アラモード」
    のほっこりとした話なんかも面白かった。

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    2023年09月29日
  • おいしい旅 想い出編

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    横浜アラモード、良かった。
    気持ちが嬉しくて受け取りたいけど、望んでないこと伝えるの難しいね。傾聴だいじ。でも、皆本心からおばぁちゃんの為を思って、結果的にハッピーエンドでよかった。



    ほかは、うーん…
    まだ、小説内でコロナ取り上げられるの慣れないな。ロシアの戦争も。我に返って悲しい気持ちになっちゃうかも。

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    2023年09月13日
  • 夏のくじら

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    高知「よさこい祭り」をめぐって繰り広げられる青春小説。
    進学を機に高知にやって来た篤史が、従兄弟の多郎とチームスタッフをしながら自らも踊ることになる。

    こんなに自由度があって味わい深いお祭りだったとは、初めて知りました。
    友情、恋、それぞれが胸に抱くよさこいへの思いや情熱。淡い恋の行方も気になるけど、私としては本番のパフォーマンスやそこまでに至る過程の方が気になった。
    よさこいを踊っている場面では、その様子を頭に思い描いて気持ちが高揚した。

    祭りの熱気に当てられて心も身体も熱い“よさこい”の夏の物語。
    本書を読んだことで「よさこい祭り」を見る楽しみが増えました。
    やっぱり読書は世界を広げてくれますね♪

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    2023年09月10日
  • おいしい旅 想い出編

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    アミの会のアンソロジー。
    どれも良かったですが、私は断然、最後の大崎梢さんの「横浜アラモード」が良かったです。
    みんなが、それぞれ思いやりを持って行動するっていいなと思わされるお話でした。

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    2023年09月04日
  • かがみのもり

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    ★だったらこれは本物の神の使い?(p.222)
    大人が巻き込まれる子どもの冒険/聖域とされる山の洞窟にオオカミ像の護るお宮/廃棄されたビルにお宮のレプリカ?/かつて洞窟の宮を占拠した新興宗教団体の残党/だれが味方で敵かわからない/危険と知りつつ軽々しく動こうとする生徒たち/オオカミ像が一番重要な気がする/他者を信じやすい先生と生徒が危なっかしい/主人公は子どものほうがよかったような気がしないでもないですが。ひろ香さんなんか魅力的っぽかったけど・・・設定上難しかったのかもしれません?

    ■簡単なメモ

    【一行目】いいですか、先生。

    【浅黄/あさぎ】「博有の徒」のひとり。本名かどうかは不明。レオナをそそのかす。
    【裏山】白友山と香我美山を合わせた総称。
    【S市】舞台となる地。
    【オオカミ】洞窟のお宮を狛犬のように守るオオカミ像。ブロンズだとか。米子先生によると著名な彫刻家、北村雅春渾身の作らしい。いや~奥宮がどうとかいうよりこれがいっちゃん重要なんでは? 多少壊れてても直せるかもしれないし、大勢が捜しまくるでしょう、どう考えても。皆のターゲットに入ってないらしいのは不思議。
    【加神の宮/かがみのみや】裏山の、洞窟のお宮の正式名称のようだ。
    【香我美山/かがみやま】白友山の西に連なるこのあたりで一番高い山。
    【片野厚介/かたの・こうすけ】語り手の主人公。中学の新米教師。二年二組担任。茶道部顧問代理。実家は隣県の吉見塚神社。
    【勝又裕吾/かつまた・ゆうご】二年二組の十三歳。「かつまん」と呼ばれている。大柄でがっちりした少年。 漫画部。探検家志望。
    【古池/こいけ】学年主任。厳しいが正しいというタイプ。囲碁将棋部顧問。
    【笹井誠/ささい・まこと】二年二組の十三歳。「ササ」と呼ばれている。小柄ですばしっこく頭の回転の速い少年。狛犬? の落書きをした。漫画部。怪奇現象マニア。
    【山宝神社/さんぽうじんじゃ】白友町にある神社。うしろの神体山ご神様のいる聖域。
    【静内ひろ香/しずうち・ひろか】二年二組の十三歳。成績優秀、副学級委員、茶道部次期部長候補。山宝神社の宮司のひとり娘。
    【静内雅和/しずうち・まさかず】ひろ香の父。山宝神社の宮司。四十歳。
    【静内美佐子/しずうち・みさこ】ひろ香の母。四十歳。別居中。
    【仁科亜弓/にしな・あゆみ】英語教師。片野厚介の三歳先輩で二年四組担任。
    【白友山/はくゆうざん】山宝神社の背後にあるご神域。
    【博有の徒】(博有会)とも。新興宗教。かつて裏山の奥宮を勝手に乗っ取った。
    【三峯神社/みつみねじんじゃ】オオカミの像がある。
    【与木/よぎ】「オフィス畑中」の調査員。
    【米子/よなご】美術教師。
    【レオナ】笹井と勝又のブログを見てメールを送ってきた女の子。

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    2023年08月15日
  • ここだけのお金の使いかた

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    「アミの会」アンソロジーはどれも面白い。今回のお金の話も現実的。ゲーム課金や塾の費用など知らない世界も覗けて楽しかった。

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    2023年08月06日
  • ここだけのお金の使いかた

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    実力派女性作家集団『アミの会』によるアンソロジーも本作で12作目。
    今回のゲストは原田ひ香さん。

    毎回楽しみにしていて欠かさず読んでいるシリーズだが今回のテーマはズバリお金。
    どの短編も其々切り口が異なりバラエティに富んで面白かった。

    特にお気に入り作家さんの新津きよみさん「百万円分の無駄」と松村比呂美さん「二千万円の差額」はリーダビリティが高く惹き込まれた。

    新津作品は女性の心理描写が秀逸で主人公の言動に共感。

    毎日の様に届く詐欺メールを盛り込んだ松村作品は身近に感じた。
    イヤミスのイメージから一変し、心温まる読後。

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    2023年08月04日
  • 本バスめぐりん。

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    本バスめぐりん。
    こういう話好きだな〜 
    地域の人との関わりが薄くなっているところが多いと思うけど、こんな風に、本バスを通して、町の人、商店街、幼稚園、色々な人のちょっとした交流が増えればいいな

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    2023年06月22日
  • ようこそ授賞式の夕べに

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    実在する賞をモデルにした、ミステリー。
    今回は2つのシリーズを混在させ両方から謎解きがはじまる。

    書店大賞の説明では実際にそうなのかもと思わされる節も。
    書店員さんのこの賞への思入れもわかるけれど、覆面作家さんの思いもわかる。

    現実の本屋大賞に関心のある方や携わる方は特に楽しめる1冊。
    短篇のほうが読みやすいかもと改めて思った。

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    2023年06月10日
  • 背表紙は歌う

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    2か月ほど前に読んだ「平台がおまちかね」の続編。

    「ひつじくん」こと井辻くんもだいぶ営業の仕事に慣れてきたみたいね。真柴をはじめとした「マドンナの笑顔を守る会」の面々も同業他社同士でも相変わらず仲が良い。
    出版業界と書店に対する愛情&ちょっと心配な気持ちがにじみ出る短編が5つ。取次のことや小さな書店の悩みなどがよく知れる。

    謎解きのほうは、中途半端に先回りしたり忖度したり、持って回ったり含みを持ったやり取りで、解決したのやらしてないのやら、こちらも相変わらずちょっと緩め。
    そんな話の中、「君とぼくの待機会」では文学賞レースの裏側での出版社の華やぎや受賞に備えた準備や担当者の心労や作家先生の微妙な胸の内が興味深く、業界の慣行と謎解きを絡めたところも楽しめた。

    また、最終話「プロモーション・クイズ」での、なぞなぞで盛り上がる書店員さんや出版社の様子も微笑ましかったが、「平台が…」の最後の話で謎のパズルを考えた駒沢さんの友だちが働いているのが成風堂で、今回もまたなぞなぞを考えたのは内藤さんと同じ成風堂の人。よくよくこういうことが好きな人がいる本屋さんみたいね。
    成風堂のシリーズ、まだ読んでいないので次はそちらへ行ってみよう。

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    2023年05月24日