大崎梢のレビュー一覧

  • おいしい旅 しあわせ編

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    これを読むと旅に出たくなる。
    そして、美味しいものを食べたいって思う。
    コロナ禍で、すっかり出不精になってしまって、旅支度するのも億劫なんだけど、あとどのくらい好きなものや珍しいものを食べられるかわからないと思うと動かなきゃという気持ちになった。

    「もし神様にあえたなら」祖母と一緒に行くはずだったお伊勢参りに小5の少年が、同じ学年の男の子と知り合って…。
    伊勢うどんは、この少年と同じ反応だったことを思い出した。讃岐うどんで育った私には、全く別物のうどんだったから。

    「失われた甘い時を求めて」3歳までの記憶って、母親から聞いたことしかわからないけれど、31年ぶりに松本市で自分探しツアーをする

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    2023年11月29日
  • 晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ2

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    27年前の殺人事件の幽霊など。
    一歩間違えば横溝正史にみたいにおどろおどろしくなりそうなのが書店というフィルターを通す事でライトな感じになったと思います。

    シリーズ2作目が長編とは思わなかったですね。
    自分は短編の方が味があると思いました。

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    2023年11月28日
  • 27000冊ガーデン

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    高校でおきた図書にまつわる事件などを司書が図書店員に相談しアドバイスをもらいながら解決していきます。
    生徒の心によりそうその姿に心打たれます。

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    2023年11月14日
  • 27000冊ガーデン

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    本が大好きな私は学校の図書室、大好きでした
    そんな図書室と、本にまつわる話

    保健室が心休まる場所になる生徒がいるように、図書室が心休まる場所になる生徒もいる

    私にとって学校の図書室は
    ずっと居たいけど、居られない、そんな場所でした
    きっと今でも
    図書室に心救われている、そんな生徒がいるのだろうと思います

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    2023年11月10日
  • 27000冊ガーデン

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    高校の司書さんが主人公の人が死なないミステリのような感じ。よかったところは、さまざまな本のタイトルや作者が出てくるところ。読書好きなら、あ!これ読んだことあるとテンション上がります。
    内容的には本当に平々凡々。高校を舞台に起こるちょっとした謎を解き明かすストーリーなら米澤穂信の古典部シリーズの方が好きという個人的な好み。

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    2023年10月28日
  • サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ3

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    「本格書店ミステリ」と銘打たれたシリーズの三作目。
    表題作を含む五編が収録された短編集です。

    本にまつわる謎の解明と、書店員の仕事内容が並行して描かれ、ミステリとお仕事小説の両面で楽しめるのではないかと思います。

    好きな本に囲まれて仕事が出来るのは羨ましさを感じますが、携わる方々にしか分からない苦労も多そうですね。

    本や書店に対する思いが伝わってくる、坂木司さんの解説もとても素敵でした。

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    2023年10月01日
  • おいしい旅 想い出編

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    ネタバレ

    嬉しいことや悲しい事等々、遠い昔の思い出も
    当時食べていた食べ物を食べることによって
    今まで忘れていたのに食べることで当時の記憶
    なんかが鮮明によみがえってくる。
    何かそういう食べ物と思い出のリンクって
    自分に当てはめてもあるよなぁ~なんて
    思いながら楽しく読めました。

    個人的には神戸でよく遊んでいたので
    福田和代さんの「幸福のレシピ」なんかが
    すごく身近で知っている店も多く面白かった。
    あとは本当の娘を推理しつつ、終盤でそんな
    展開はずるいじゃんと思いながら楽しく
    読めた新津きよみさんの「ゲストハウス」、
    そうそう、なんだかんだ言っても親友って
    そうなんだよねと読んでて思った
    秋川滝美さん

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    2023年09月29日
  • おいしい旅 想い出編

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    横浜アラモード、良かった。
    気持ちが嬉しくて受け取りたいけど、望んでないこと伝えるの難しいね。傾聴だいじ。でも、皆本心からおばぁちゃんの為を思って、結果的にハッピーエンドでよかった。



    ほかは、うーん…
    まだ、小説内でコロナ取り上げられるの慣れないな。ロシアの戦争も。我に返って悲しい気持ちになっちゃうかも。

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    2023年09月13日
  • 夏のくじら

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    高知「よさこい祭り」をめぐって繰り広げられる青春小説。
    進学を機に高知にやって来た篤史が、従兄弟の多郎とチームスタッフをしながら自らも踊ることになる。

    こんなに自由度があって味わい深いお祭りだったとは、初めて知りました。
    友情、恋、それぞれが胸に抱くよさこいへの思いや情熱。淡い恋の行方も気になるけど、私としては本番のパフォーマンスやそこまでに至る過程の方が気になった。
    よさこいを踊っている場面では、その様子を頭に思い描いて気持ちが高揚した。

    祭りの熱気に当てられて心も身体も熱い“よさこい”の夏の物語。
    本書を読んだことで「よさこい祭り」を見る楽しみが増えました。
    やっぱり読書は世界を広げて

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    2023年09月10日
  • おいしい旅 想い出編

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    アミの会のアンソロジー。
    どれも良かったですが、私は断然、最後の大崎梢さんの「横浜アラモード」が良かったです。
    みんなが、それぞれ思いやりを持って行動するっていいなと思わされるお話でした。

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    2023年09月04日
  • かがみのもり

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    ★だったらこれは本物の神の使い?(p.222)
    大人が巻き込まれる子どもの冒険/聖域とされる山の洞窟にオオカミ像の護るお宮/廃棄されたビルにお宮のレプリカ?/かつて洞窟の宮を占拠した新興宗教団体の残党/だれが味方で敵かわからない/危険と知りつつ軽々しく動こうとする生徒たち/オオカミ像が一番重要な気がする/他者を信じやすい先生と生徒が危なっかしい/主人公は子どものほうがよかったような気がしないでもないですが。ひろ香さんなんか魅力的っぽかったけど・・・設定上難しかったのかもしれません?

    ■簡単なメモ

    【一行目】いいですか、先生。

    【浅黄/あさぎ】「博有の徒」のひとり。本名かどうかは不明。レオ

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    2023年08月15日
  • ここだけのお金の使いかた

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    「アミの会」アンソロジーはどれも面白い。今回のお金の話も現実的。ゲーム課金や塾の費用など知らない世界も覗けて楽しかった。

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    2023年08月06日
  • ここだけのお金の使いかた

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    実力派女性作家集団『アミの会』によるアンソロジーも本作で12作目。
    今回のゲストは原田ひ香さん。

    毎回楽しみにしていて欠かさず読んでいるシリーズだが今回のテーマはズバリお金。
    どの短編も其々切り口が異なりバラエティに富んで面白かった。

    特にお気に入り作家さんの新津きよみさん「百万円分の無駄」と松村比呂美さん「二千万円の差額」はリーダビリティが高く惹き込まれた。

    新津作品は女性の心理描写が秀逸で主人公の言動に共感。

    毎日の様に届く詐欺メールを盛り込んだ松村作品は身近に感じた。
    イヤミスのイメージから一変し、心温まる読後。

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    2023年08月04日
  • 27000冊ガーデン

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    誰かに本を届けたい
    その思いは司書も書店員も同じだ。
    一冊の本が、本のある空間が、癒しになり助けになる。
    その事を一人でも多くの人に知ってもらいたいと思う。

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    2023年07月20日
  • 27000冊ガーデン

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    とある県立高校司書が主人公の「日常の謎」ミステリ。

    「日常の謎」分野の嚆矢となる北村薫ほど格調高くはないが、最近の知られた本も紹介されていて、本に絡めた謎解きも気軽に楽しめる。

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    2023年07月10日
  • 本バスめぐりん。

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    本バスめぐりん。
    こういう話好きだな〜 
    地域の人との関わりが薄くなっているところが多いと思うけど、こんな風に、本バスを通して、町の人、商店街、幼稚園、色々な人のちょっとした交流が増えればいいな

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    2023年06月22日
  • ここだけのお金の使いかた

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    お金にまつわるあれこれのアンソロジー。
    ゲーム課金、会社のお給料、転売ヤーの稼ぎ、
    宝くじの当選金、子供の教育費など様々なお金の話。
    どう稼ぐか、どう使うか。お金の話だけど、嫌らしさは無くさらりとしていて面白かった。

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    2023年06月18日
  • ようこそ授賞式の夕べに

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    実在する賞をモデルにした、ミステリー。
    今回は2つのシリーズを混在させ両方から謎解きがはじまる。

    書店大賞の説明では実際にそうなのかもと思わされる節も。
    書店員さんのこの賞への思入れもわかるけれど、覆面作家さんの思いもわかる。

    現実の本屋大賞に関心のある方や携わる方は特に楽しめる1冊。
    短篇のほうが読みやすいかもと改めて思った。

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    2023年06月10日
  • 背表紙は歌う

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    2か月ほど前に読んだ「平台がおまちかね」の続編。

    「ひつじくん」こと井辻くんもだいぶ営業の仕事に慣れてきたみたいね。真柴をはじめとした「マドンナの笑顔を守る会」の面々も同業他社同士でも相変わらず仲が良い。
    出版業界と書店に対する愛情&ちょっと心配な気持ちがにじみ出る短編が5つ。取次のことや小さな書店の悩みなどがよく知れる。

    謎解きのほうは、中途半端に先回りしたり忖度したり、持って回ったり含みを持ったやり取りで、解決したのやらしてないのやら、こちらも相変わらずちょっと緩め。
    そんな話の中、「君とぼくの待機会」では文学賞レースの裏側での出版社の華やぎや受賞に備えた準備や担当者の心労や作家先生の

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    2023年05月24日
  • おいしい旅 想い出編

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    7名の作家さんによる旅物語。
    コロナ禍ではあるがそれを感じさせない温かな旅行記。
    あっ〜こんな時期があったんだなぁと思える日が来るんだろうなぁ。

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    2023年04月16日