大崎梢のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
高知「よさこい祭り」をめぐって繰り広げられる青春小説。
進学を機に高知にやって来た篤史が、従兄弟の多郎とチームスタッフをしながら自らも踊ることになる。
こんなに自由度があって味わい深いお祭りだったとは、初めて知りました。
友情、恋、それぞれが胸に抱くよさこいへの思いや情熱。淡い恋の行方も気になるけど、私としては本番のパフォーマンスやそこまでに至る過程の方が気になった。
よさこいを踊っている場面では、その様子を頭に思い描いて気持ちが高揚した。
祭りの熱気に当てられて心も身体も熱い“よさこい”の夏の物語。
本書を読んだことで「よさこい祭り」を見る楽しみが増えました。
やっぱり読書は世界を広げて -
Posted by ブクログ
★だったらこれは本物の神の使い?(p.222)
大人が巻き込まれる子どもの冒険/聖域とされる山の洞窟にオオカミ像の護るお宮/廃棄されたビルにお宮のレプリカ?/かつて洞窟の宮を占拠した新興宗教団体の残党/だれが味方で敵かわからない/危険と知りつつ軽々しく動こうとする生徒たち/オオカミ像が一番重要な気がする/他者を信じやすい先生と生徒が危なっかしい/主人公は子どものほうがよかったような気がしないでもないですが。ひろ香さんなんか魅力的っぽかったけど・・・設定上難しかったのかもしれません?
■簡単なメモ
【一行目】いいですか、先生。
【浅黄/あさぎ】「博有の徒」のひとり。本名かどうかは不明。レオ -
Posted by ブクログ
2か月ほど前に読んだ「平台がおまちかね」の続編。
「ひつじくん」こと井辻くんもだいぶ営業の仕事に慣れてきたみたいね。真柴をはじめとした「マドンナの笑顔を守る会」の面々も同業他社同士でも相変わらず仲が良い。
出版業界と書店に対する愛情&ちょっと心配な気持ちがにじみ出る短編が5つ。取次のことや小さな書店の悩みなどがよく知れる。
謎解きのほうは、中途半端に先回りしたり忖度したり、持って回ったり含みを持ったやり取りで、解決したのやらしてないのやら、こちらも相変わらずちょっと緩め。
そんな話の中、「君とぼくの待機会」では文学賞レースの裏側での出版社の華やぎや受賞に備えた準備や担当者の心労や作家先生の -
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Posted by ブクログ
だいぶ昔の本だが、NO Book & Coffee NO LIFEさんのレビューを読んで「読みたい」に入れていた。
中堅どころの出版社に勤める井辻くん。倉庫勤めや内勤を終え外回りを始めて4ヶ月という新人営業マンの奮闘が、ミステリーと言えるほどもない謎も絡めて描かれる。
出版社の営業の話ってあまりないので、その仕事振りを読むだけでもなかなか興味深かった。他社の営業マンも真柴をはじめとして個性的でコミカルで楽しく、一話しか出てこないが光浦舎のベテラン佐久間もいい味。
頑固で不器用なワタヌキ書店の店主や甥の成功を見届けて店を畳んだユキムラ書店の店主夫婦など、町で小さな書店を開き続けてきた人 -