大崎梢のレビュー一覧

  • 女ともだち

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    ネタバレ

    ハートフルを想定してたので初っ端2本で疲れてしまった…

    いや、村山由佳、坂井希久子ともにめちゃくちゃ上手なんだよ。予想を裏切ったり、小さな違和感が散りばめられたり。

    千早茜の卵の殻…なりすますまでは小説として面白かったんだけど、自分の身近なところで夫を当てがっててちょっと引いた。卵の殻を潰したい気持ちはピンと来なかったな。


    好きだったのは
    ラインのふたり/嶋津輝
    獣の夜/森絵都

    女ともだち…ほのぼのを連想するワードだと思ってたよ

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    2023年04月11日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    女性作家によるラスト・メッセージをテーマにした短編集。悲惨な話や怖い話はなく、ホッとする話が多かった。他の本と並行して気分転換に読んだ。

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    2023年04月10日
  • 平台がおまちかね

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    書店や出版社のお話しは大好き。本はこんなふうに私たちの手元に届くのか!と毎回楽しい発見があります。
    この作品は出版営業マンのお話し。紹介に『ミステリ短編集』とあり、どのようなミステリなんだろう?と思っていましたが、本や本屋さんにまつわる小さな謎がうまく描かれていて、『こういうミステリか!』と楽しく読めました。
    続編もあるようなので、読んでみます。

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    2023年04月08日
  • おいしい旅 想い出編

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    実力派女性作家集団・アミの会によるシリーズ10冊目。
    10冊刊行を節目に今まで付いていた(仮)が取れてスッキリ。

    収録作は
    「あの日の味は/柴田よしき」
    「幸福のレシピ/福田和代」
    「下戸の街・赤羽/矢崎存美」
    「旅の始まりの天ぷらそば/光原百合」
    「ゲストハウス/新津きよみ」
    「からくり時計のある町で/秋川滝美」
    「横浜アラモード/大崎梢」の書下ろし7篇。

    おいしい旅をテーマに描かれているので、食欲をそそる食べ物情報も満載だが友人関係や家族関係を描いた作品にグッと来た。

    お気に入りは、少し切ない柴田よしきさんと福田和代さん。

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    2023年03月26日
  • 平台がおまちかね

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    だいぶ昔の本だが、NO Book & Coffee NO LIFEさんのレビューを読んで「読みたい」に入れていた。

    中堅どころの出版社に勤める井辻くん。倉庫勤めや内勤を終え外回りを始めて4ヶ月という新人営業マンの奮闘が、ミステリーと言えるほどもない謎も絡めて描かれる。
    出版社の営業の話ってあまりないので、その仕事振りを読むだけでもなかなか興味深かった。他社の営業マンも真柴をはじめとして個性的でコミカルで楽しく、一話しか出てこないが光浦舎のベテラン佐久間もいい味。
    頑固で不器用なワタヌキ書店の店主や甥の成功を見届けて店を畳んだユキムラ書店の店主夫婦など、町で小さな書店を開き続けてきた人

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    2023年03月19日
  • 配達あかずきん 成風堂書店事件メモ1

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    書店員が主人公の短編ミステリー。
    勘のいい大学生アルバイトの多絵が書店のお客様が持ち込む謎を問く。
    謎解きが難しくキャラクターもあまり個性がなく個人的にはやや物足りなく感じた。

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    2023年03月11日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    実力派女性作家集団・アミの会(仮)による書き下ろしアンソロジーも本作で9作目。
    過去の8作品も全て読んで来たが毎回1つのテーマに沿って競作する形が新鮮で面白い。

    今回のテーマは「ラスト・メッセージ」
    このフレーズから様々なイメージが膨らんだが自分の想像とは全く異なる11の物語を堪能した。

    好みは、コロナ感染して亡くなった夫の遺言から発覚した秘密を描いた『猫への遺言・柴田よしき』。

    ラスト二頁の鮮やかさが光る『十年日記・新津きよみ』。

    もやもやから一転して読後感の良い『青い封筒・松村比呂美』。

    バラエティに富んだ短編集。

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    2023年02月18日
  • アンソロジー 初恋

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    アミの会(仮) のアンソロジー第七弾にして八冊目の本作は『初恋』をテーマにした9篇が収録。

    「レモネード・大崎 梢」「アルテリーベ・永嶋 恵美」「再燃・新津 きよみ」

    「触らないで・篠田 真由美」「最初で最後の初恋・矢崎 存美」「黄昏飛行涙の理由・光原 百合」

    「カンジさん・福田 和代」「再会・柴田 よしき」「迷子・松村 比呂美」

    甘くほろ苦い物からミステリー風味、ホラーテイストの物まで初恋と言っても多種多様な物語が紡がれていた。

    好みは大崎さん、永嶋さん、新津さん、松村さん。

    やはり初恋は一筋縄では行かない様だ。

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    2023年02月15日
  • 女ともだち

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    村山由香・坂井希久子・千早茜・大崎梢・額賀澪・阿川佐和子・島津輝・森絵都
    女性作家8人のアンソロジー

    切ない物語・ほのぼのとした物語・怖ーい物語。
    総体的に、女友達って、こんなに怖いものなのか。

    幸いに、私の「女友達」には、こんな怖ーい女性が居ないので・・・。

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    2023年02月02日
  • 平台がおまちかね

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     中堅出版社の新人営業マン・井辻智紀を主人公とした、お仕事小説・成長物語です(5篇の短編集)。
     一方で、流石は元書店員の大崎梢さん、主人公の視点から、出版・書店サイドの認識のズレや誤解から生じるトラブル、書店員のプライド・悩み等、仕事の素晴らしさと同時に大変さや課題を浮き彫りにしていきます。裏事情を知る故の成せる技?
     またこれら諸々のことを、深刻になり過ぎずにゆる〜いミステリー仕立てで読み手に提供してくれ、楽しく読み進められます。
     各話の最後に「新人営業マン・井辻智紀の一日」があり、リアルな出版営業のあるある事情が日記風に付記され、こちらも興味深く読みました。
     
     大崎梢さんの著書には

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    2023年01月25日
  • 平台がおまちかね

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    出版社で書店への営業を行う新人営業マン、ひつじくんこと井辻くん。なぜか出禁スレスレの書店にあたったり、やり手の書店員が元気を失っておかしな本棚になったりしているところと遭遇する。ライバルの真柴らと協力し、牽制し合いながらそれらの原因を探求し、解決していく短篇集。

    表紙の軽いコミックタッチそのままの軽いストーリーで、ちょっと鈍感な井辻を軸として進んでいく。この手の鈍感具合をうまく料理していくかというところがミソ。少なくともこの1冊の中では、鈍感故になぜか好かれてラブロマンスなどにならなかったあたりは好感が持てる。

    まだ1作目というところで慣れていないところがあるのかもしれず、なんか読みにくい

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    2022年12月30日
  • 本バスめぐりん。

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    ホッとする。本が身近な物語を読むと、ホッとする。優しい視点の中に、さり気なく昨今の社会問題も織り交ぜてあり、良い。

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    2022年12月15日
  • エール!(1)

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    好きな作家さんが6人中3人いて思わず手にとりました。別々の人が書いてるのに、さっき読んだ中に出てきた、これ。と思う仕掛けが入ってて、それも面白かった。私は2カ所しか気づかなかったけど。

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    2022年12月14日
  • 配達あかずきん 成風堂書店事件メモ1

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    日常ミステリー短編集なのだが、決してほのぼのではない。作品によってはサスペンス調でもあり、重すぎず軽すぎず。シリーズ他作も読んでみたい。

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    2022年12月07日
  • 晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ2

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    成風堂書店事件メモ シリーズ2 (出張編)

    ある日、駅ビル内の書店「成風堂」で働く、杏子のもとに、元同僚の美保から手紙が届いた。

    彼女が勤める長野の老舗書店に幽霊が出るようになり、それがもとで、店が閉店するかもしれない。
    是非とも『本屋にまつわる謎ならば、何でも綺麗さっぱり解いてしまう、アルバイト店員の多絵』と二人で、長野まで来て、幽霊騒動を解決して欲しいと言う。

    休暇をとり、長野まで赴いた二人は、調べるうちに、謎は、27年前に地元有名作家が弟子に殺された事件が、関係している事に行き着いた。

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    2022年12月04日
  • 忘れ物が届きます

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    何となく、うやむやになってしまった過去。
    当時はどうにもならなくて、今は忘れてしまいたい過去。
    人にはいろいろな過去がある。
    そんな過去が一定期間の時を経て、「忘れ物」として自分の元に届いたら・・・
    というテーマの短編集。
    本関係以外の作品を読むのは、多分初。
    他人の自分の心にしまっておきたいと過去をほじくり出すような感じで描かれた1作目の「沙羅の実」があまり好きではなく、他の作品も何となく嫌なフィルタがかかったまま、読んでしまった感じ。
    短編の分、状況の描写が分かりにくく、ずっと違和感を持ちながら作品を読み進めると言うのも、今作では多く感じられた。
    最後まで読めば、なるほど・・・となるのだけ

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    2022年11月29日
  • おいしい旅 想い出編

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    アミの会による想い出の旅アンソロジー7編。
    ゲスト:秋川滝美
    「あの日の味は」柴田よしき
    「幸福のレシピ」福田和代 
    「下戸の街・赤羽」矢崎存美
    「旅の始まりの天ぷらそば」 光原百合
    「ゲストハウス」新津きよみ
    「からくり時計のある町で」秋川滝美
    「横浜アラモード」大崎梢

    10冊刊行で(仮)が取れたそうです。
    想い出の旅がテーマなので、年配の主人公が多め。何十年も経って当時のものが何も残っていないと、あの頃の景色はどこにもないと突きつけられて懐かしいというより悲しいのかもしれませんね…
    「幸福のレシピ」、「横浜アラモード」がすごく良かった。

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    2022年11月27日
  • おいしい旅 想い出編

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    【収録作品】「あの日の味は」 柴田よしき/「幸福のレシピ」 福田和代/「下戸の街・赤羽」 矢崎存美/「旅の始まりの天ぷらそば」 光原百合/「ゲストハウス」 新津きよみ/「からくり時計のある町で」 秋川滝美/「横浜アラモード」 大崎梢

    旅とおいしいものは切っても切れない間柄。というわけで、旅もしたいし、おいしいものも食べたくなるアンソロジー。

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    2022年11月24日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    多少期待はずれ。
    後書きでは良いテーマ、と言ってるが
    結局同じような感じにまとまって
    雰囲気が似てる。
    青い封筒は良かった。

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    2022年11月03日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    ラズベリーソーダの話がよかった。ど田舎の祖父母の家を思い出した。ラズベリーなんて小洒落たものはなかったが、すぐ前の川も暗くて怖い2階も好きだった。

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    2022年10月26日