大崎梢のレビュー一覧
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ネタバレ本好きにはたまらない設定で,本はなるべく古本屋で買わず,本好きとして本を買って,業界を盛り上げていこうという気分にさせる作品。そういうパワーがある。プロモーション・クイズこそ「あれっ」と思うデキだったが,全体的んいレベルは高い。ミステリ・ミステリした雰囲気の作品ではないが,軽く読めてほっこりできる作品ぞろい。好みの作風ではないが,十分楽しめた。★3で。
個々の作品の所感は以下のとおり
○ ビターな挑戦者
ゼンパンと呼ばれる出版社と小売業を結ぶ取次業者の名物社員である「デビル大越」にスポットを当てた作品。用意された謎は,デビル大越は,なぜ,出版社を憎み,書店を憎まないのか。主人公,井辻 -
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ネタバレ本屋さんを舞台とした「日常の謎」系ミステリ。まず,主人公の杏子と探偵役の多絵のキャラがその立ち位置も含め,きっちりかき分けられており,しかも,かなり魅力的な存在に描かれている。「パンダはささやく」以外は,ミステリは弱いが,いずれも読後感がいいさわやかな話がそろっており,通勤のおともや寝る前の読書に最適。誰にでも勧められる良作。ミステリとして弱いところが好みではないので,★3かな。
個別の作品の所感は以下のとおり
○ パンダはささやく
購入してほしい本を暗号で伝えたおじいさんの話。実は,おじいさんは資産家で,「姪」という触れ込みで押し入ってきた女に命を狙われており,暗号のカタチで危機を -
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津田先生が学校を辞めた。そう聞いて悠奈はいてもたってもいられなかった。十二年前に火事で亡くなった学者の父の蔵書をきっかけに、語り合った野暮ったいけど優しい先生。どうしても会いたくて密かに知った住所を頼りに訪ねることにする。しかしその住所は父の手帳に書き残されていたものと同じだった。先生は父と何か関係があるのか、訝しみながら訪れた先で出会ったのは、整った顔をしているけれどちゃらくて傲岸で意地悪な、けれど確かに先生だった。混乱する悠奈にさらに、黒服の男たちが接触する。彼らは悠奈に「お嬢様を待っている人がいる」と強引に連れ出そうとして……。
お家騒動サスペンス的ラブコメ。展開が目まぐるしくて、かつ -
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ネタバレ旬太が読んでいた絵本を取り上げた千夏。普段は大人しい彼女がどうしてそんなこと?数日後、彼女と母親が行方不明に。2人の行き先のヒントは絵本?- 第一話 絵本の時間
雨上がりの朝、園内に不振な足跡が。以前から不審な男の目撃情報。捕まえてみると、正体はここを10年前に卒園した高校生。園内に忍び込んだのには理由があったー。 第二話 あの日の場所へ
とあるシングルマザーと旬太の父・隆平が最近急接近していると園内で噂に。保育士の美南はなぜかモヤモヤしてしまいー。 第三話 海辺のひよこ
1年半前に離婚した隆平の元妻が保育園に現れた。なぜ今更?復縁か?父子家庭になった経緯を隆平から聞いた美南は、思い悩ん -
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大手出版社の千石社に勤務する新見が主人公。
文芸部で作家と一緒に本を作り上げる編集者志望なのだが、
彼の異動先はローティーン向けファッション雑誌の編集部だった。
希望の部署に入れなかったという後ろ向きな気持ちがある上に
異動先のけばけばしいほどのキラキラやカラフルさに圧倒され、
新見は次の異動までの我慢だと割り切るのだが、
当然そんな気持ちでやっていけるほど仕事は甘くなく・・・
といったお仕事系小説。
うーん、大崎さんは『クローバー・レイン』でも千石社の編集者を
(こちらは新見が希望する文芸部所属)
主人公に物語を書いていますが、そちらほどの面白さは無かったなぁ。
やはり主人公の魅力の差 -
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文芸志望の入社3年目編集者・新見佳孝(あだ名・南吉)が異動になったのは、キラキラふりふり、リボンにふわふわ、ぬいぐるみにファンシーグッズが満載のローティーン向けファッション誌のピピン編集部!
主人公のイヤイヤ感がハンパなく、適当にやり過ごそうとする仕事姿勢に、いつもピンチにさらされている。仕事は嫌だが反面終始ピピンのモデル(通称ピピモ)達に庇護欲をかきたてられてた?ような感じは、んー…
自身の失敗と編集部の皆さんに揉まれながら、少しずつ仕事に一生懸命になっていく姿は成長ストーリーかな?失敗後のフォローの入れ方が一生懸命で的を得ており、畑違いな所に放り込まれて戸惑ってるだけで本来は仕事できるキャ