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父が遺した謎の手帳を見るなり姿を消した憧れの先生。高校生の悠奈はたまらず後を追うが、やっと再会したのは別人のように鋭い眼の冷たい男。さらに「お迎えに上がりました」と現れた男達に連れ去られ……。次々と悠奈に降りかかる事件は、やがてある村の失われた神事と父の死の真相へと――。すべての鍵は私が握る!? 嘘か本当か、敵か味方か。疾走感120%のノンストップ青春ミステリー!
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Posted by ブクログ
村の利権争いに巻き込まれていく女子高校生のお話。 登場人物の誰もが怪しい。誰を信じていいのか最後までわからなくおもしろかった。
主人公の水島悠奈は、急に辞めた津田先生を追って岡本へ。 亡くなった父の真相を知りたい一心で大胆な行動を起こす。 津田先生への恋心とか、父への愛情とか、そういう平和的に終わる話かと思いきや、大分違った。 お金持ちの家に招待されるわ、命は狙われるわ、血縁の話は出てくるわ。まるでRPGの話みたい。 途中...続きを読むで読むのがやめられなくなってしまった。 母子2人の生活だった悠奈の周りには、 気づけば沢山の仲間や温かい人達が集まっていて、こういう人間関係がどんな人にもあったらいいのになと思った。
突然実家に帰った先生の住所と幼い頃亡くした父の手帳にある住所が同じ!?女子高生の悠奈は日帰りの予定でそこへ行ってみることに…もぉそこからは謎だらけ(゜〇゜;)?????悠奈は自宅へ帰りたいのに帰れず、誰が敵か味方かもわからず、先が気になるしドキドキハラハラ!父の死の謎、なぜ悠奈が追いかけられるのか、...続きを読む真相が解ったとき「えーッ!?本当に?」と思った(^^;)しかも悠奈の母は知っていたという(--;)話にグイグイ引き込まれて面白かった(^^)♪
豪奢なお屋敷が出てきたかと思えば登場人物も怪しげ。 ちょっと懐かしの横溝正史作品をポップにしたような。 現代のお話にしては設定についていけない部分もあったけど そこは大崎梢の筆力でカバー。 一気に読めるミステリでした。
少女小説ぽいが、いい!話しが二転三転して状況にちょっと戸惑うが、一気読みしてしまいました。大崎さんの話しにしてはスピード感が早い感じ。
最初は展開が強引?と思ったけどまんまとハラハラさせられてしまった。 複雑でドラマチックなので映像化もありかな。
現実の世界からじわじわと引き離されていき、主人公とともにドキドキ、ハラハラ。 誰を信じていいのか分からなくなりつつも、どこかできっと大丈夫だと思っていられる。 頭のなかでは完全にアニメ化されていた。 キャラがアニメっぽいけど一気読みしたので面白かったってことだ。
旅先の火事でなくなった父親の足跡を辿る。 日帰りですむはずの、そんな短い距離の冒険だったはずなのに。 冒頭までごくごく普通だったのに、「!?」ってなった。 一気に読まされた。 人間の奇妙さがうまいぐあいで、なんか良かった。
ヤングアダルトに分類した方が良いかも。 思わぬ事態に巻き込まれる高校生の女の子。 水島悠奈は、高校2年生。 二人暮らしの母は、出張中。 父・保彦は、悠奈が5歳の時に旅行先で亡くなっていた。 臨時の数学講師・津田孝之が急にやめたのに驚かされる。 津田先生とは、何度か図書室で話をしたことがあった。 1...続きを読む2年前に父が書いた万葉集の本が図書室にあるのを見つけて以来、時々通っていた悠奈。地味で目立たない津田先生は、古代史に興味があるようで、父のことなども話せたのだ。 部屋に残っていた荷物の送り先の住所に、見覚えがあり…? 父と同じ時に旅館の火事で亡くなった若い女性・津田美里の住所と同じだった。 思い切ってその住所を訪ねると、立派な家だった。 先生のいる所に連れて行かれるが、友達や女達と飲んでいた津田はどこか危険な雰囲気で、まるで別人のような様子。 なぜ高校の臨時教師になっていたのか…? 父が亡くなった旅館の跡を見に行った悠奈は、現れた男達に拉致同然に大きな黒い車に乗せられ、連れて行かれた先では、いきなりお嬢様扱い。 主の大小路誠太郎は大金持ちらしいのだが、どうもそこの血縁と人違いされている様子。 世話係の女性には、親切にして貰えるが。 現れた津田と共にそこを逃げ出したものの、まだ不審な点があり、この機会に探ろうとすると… 父が調査のために訪ねたと思われる土地・日次(ひつぎ)村へ、一人で向かう悠奈。 山の中の村は、家系が絶えて、巫女がいなくなった村だった。 大小路家も本家はその村の出だが、巫女の家系というわけではない。 東山家と西園家という二つの家柄が競い、大小路家の富を奪い合っていたらしい… 父の死にも、何か関連が…? 悠奈には、危機に次ぐ危機が! スリルを夢見る女の子の妄想の具現? 少女向け横溝ミステリみたいでもあり、巫女系のファンタジーみたいな雰囲気も加味しつつ。 ぐいぐい読めます。 2011年5月発行。
初めて読んだ作家さんの本だった。 確か、どこかの掲示板で見かけて、読んでみようかと 思った1冊だったと思う。 突然、いなくなってしまった非常勤の先生の後を追って行ったら、 色々なことに巻き込まれ、色々なことを知って…。 なかなか楽しめた本でした。
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