大崎梢のレビュー一覧

  • スノーフレーク

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    表紙絵などから受ける、優しげな印象より、ずっとディープというのが大崎ミステリなのだが、今作もその通り。進学前にした少女が、幼い頃になくなった友人への思いに区切りを付ける的な話だと思っていると、彼の死因は一家心中、しかも死体が発見されなかった彼は実は生きていて、関係者に復讐を企んでるかも知れない……などときな臭いこととなる。終盤で明かされる一家心中の真相もエグいしね。それでも読後感などは表紙の印象からそんなにずれないのがミソ。

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    2022年10月09日
  • アンソロジー 捨てる

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    ネタバレ

    シルバーウィーク7冊読破1冊目。アンソロジー好きなんですよね。永嶋恵美さんの「ババ抜き」。短い中に、どうなっちゃうの?というドキドキ感があって、タイトルがまた秀逸だった。

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    2022年09月23日
  • かがみのもり

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    子供を主人公に冒険ごっこ物語の体裁を取りながら、案外とエグい話を書くことの多い作家さん。ここでは主人公は教師で、事件の方も割と軽め。子供たちの活躍は少ないが、主人公がいいキャラをしてるので買いだと思います。

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    2022年09月19日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    とても読みやすいアンソロジー。

    近藤史恵さんのお名前があったので手に取ってみたが、ちょっと謎解きが突飛過ぎたかな?

    良かったのは『もうひとつある 鷹宮家四訓』(大崎梢)と『そのハッカーの名は』(福田和代)

    おお、そう来たかと思わせてくれる。

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    2022年09月09日
  • 彼方のゴールド

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    千石社シリーズ?の今回はスポーツ誌。
    経験も興味も殆ど無かった新米記者が突然ここまで普通に専門誌の仕事をこなせるとは思えず、それぞれのエピソードもスポーツの表面だけをなぞった感じですが、短編だからこそそれなりに面白く読めました。

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    2022年08月20日
  • 忘れ物が届きます

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    ミステリの連作集だが、探偵役も含めてキャラクターやシチュエーションも一作毎に異なり、記憶の中の事件を扱うという大枠だけが共通する。たとえ名探偵にせよ、記憶の中の事件にばかり遭遇するというのも変な話で、ある意味、当然の設定とも言えるが、その代わりの無理も生じている気がする。例えば、「沙羅の実」の元教師の異様なまでの強引さや、「雪の糸」の探偵役に証拠があまりにも都合良く集まる感じとか。とはいえ、その辺は目くじらを立てても詮無いところ。作者さんの持ち味や表紙絵の印象よりはハード目だが、後味の悪い話ではないので、まずは手堅い。

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    2022年08月09日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    アミの会の11人の作家さんによる短編集
    「アミの会(仮)」のアンソロジー第9弾

    この本で初めましての作家さんは
    永嶋恵美さん、松尾由美さん、光原百合さん

    さらさらと楽しみながら読めました。

    ところで、なぜ「アミの会(仮)」?と思っていたら
    「アミの会」の名前の由来を書かれた記述がありました。


    以前、「雨の会」という若手作家集団があり
    ”雨の会編”のアンソロジーが出版されました。
    その「雨の会」へのリスペクトも込めて、
    とりあえず仮の名を「アミの会(仮)」ということにしたら
    なぜかそれが一番しっくりきてしまったということなのです。
    網のように広がる交友関係だとか、
    フランス語でamiは友達と言う意味や
    「親しげである」という形容詞だったりもします。
    女性作家らしい花の名前の会も素敵ですが、
    このちょっととっちらかった感じや、
    「なにそれ?」みたいな引っかかりもおもしろいのではないでしょうか。


    なるほど~、そういういきさつだったのね。

    で~、
    その「アミの会(仮)」ですが、めでたく(?)、「仮」が取れて
    ≪アミの会≫となったそうです!
    パチパチパチパチ~!

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    2022年08月07日
  • 横濱エトランゼ

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    地域色のある話&ライトなミステリが好みなので、手に取ってみました。

    今5つのうち2つ目まで読んだところですが、読みやすい文でサクサク読めます。
    横浜は行ったことがないので、想像で楽しんだり、調べたりしながら読みました。

    大人のようにしっかりしているようで、一生懸命片想いしている主人公の千紗が可愛くて、応援しながら読んでいました。
    子どもの頃から知っているからと、大事にしてくれる幼なじみの善正も良い人で、これは好きになっちゃうなあと思いました。

    まだ最後まで読んでいないので、自分のまとめとしてとりあえず書きました。
    最後まで読んだらネタバレ注意にして書き直します。

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    2022年08月05日
  • 晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ2

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    今回は前作のような短編ではないため、かなりスローペースでしたが、相変わらず本や書店を愛する気持ちがずんずん伝わってきて嬉しくなります。

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    2022年08月05日
  • 晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ2

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    「本格書店ミステリ」と銘打たれたシリーズの二作目は、出張編と題された長編です。

    このシリーズは、個人的には短編集の方が合っているように思うのですが、一つの謎に腰を据えて取り組む長編も時には良いものですね。
    読み応えがありました。

    冒頭にある、書店員ならではのアリバイ証明のエピソードが印象的で、物語に引き込まれます。

    舞台となる地方の書店の雰囲気もとても素敵で、もし実際にあるのなら是非行きたい、そんな気持ちになりました。

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    2022年07月10日
  • プリティが多すぎる

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    難関の大手総合出版社に入ることができた新見佳孝。
    就職して4年。
    人事異動で配属されたのは、まったく興味も持てないローティーン雑誌「ピピン」の編集部だった。

    誰も本名で呼んでくれない(新見なので、「南吉」と呼ばれ続ける)。
    持ち前のそつなさで、表面的に仕事をこなし、早く次のところに異動しようと目論む。

    ここからは、もうお約束。
    そんな「適当」な彼が、次々に試練にさらされる。
    なれない職場での失態、広告代理店やスポンサーとの確執。
    売り上げ競争の中で必死に少女たちをときめかせる紙面を作ろうとする先輩の契約社員たち、スタイリスト、メイクや撮影スタッフたち。
    何より、人気が出なければお呼びがかからない十代の読モたち。
    こんな人たちの懸命さにふれ、南吉くんは自分の未熟さを恥じて成長していく。

    自分にとっても、ティーンズ雑誌は未知の世界。
    少女たちにとって、夢の王国であるそれを作り出す人たちに、作者はとても温かい。
    勘違い系の主人公も、素直に成長していくので、さわやかに読み終えることができる。

    ただ、ちょっと後ろめたい思いもなくもない。
    読者モデルの少女たちが、十二歳かそこらで、厳しい競争にさらされる。
    本人が望んで、もしからしたら自分もという夢を見る。
    でもそれがかなうのはごく一部。
    人気が出たモデルも、その後うまくいくかは全く保証がない。
    にもかかわらず、撮影の場の空気を悪くしないために、いい写真が撮れるように、懸命に明るくふるまおうとする。
    性格までも自ら矯正されてしまうという、考えようによっては恐ろしい世界だ。
    そして、そんな彼女たちの夢は、広告代理店やスポンサー、出版社の「大人のビジネス」の種になる。
    なんだか、大人がこの子たちの夢を搾取している感じがしてくる。

    こんな風に考えてしまうのは、私が「いたいけな子ども」という先入観にとらわれすぎなのか?
    作品としては素敵な作品なんだけれど、読み終わった後に、だんだん心苦しくなってきてしまった。

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    2022年06月26日
  • ドアを開けたら

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    大崎さんの書くおじさんたちが好きだ。頼りないような、世間ではあまり評価されずにいそうな人物だけど、とても優しく強くおちゃめだ。現実の世界でもきっと大半が好ましい人達なのだろうと思い出させてくれる。関わって見ればきっと。とりあえず挨拶はちゃんとしようと思う。

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    2022年06月13日
  • 彼方のゴールド

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    出版社の営業からスポーツ誌Goldの編集へ異動になった主人公の成長物語
    スポーツに縁が無い、むしろちょっと苦い思い出のあるスポーツというものに触れていく中で、あらゆる競技の表も裏も体験していく。

    千石社シリーズはもっとお仕事小説の色が濃い気がしていたが、今回は薄め。
    ちょっと物足りなさを感じなくもないが、これはこれであり。

    第4章「キセキの一枚」が良かった。
    誰かの頑張りが自分の励みになる。人生で1人で良いから、自分もそんな人になりたいと素直に思えた章だった。

    「Gold」のモデルは文藝春秋のスポーツ誌「Number」だそうだ。

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    2022年06月09日
  • だいじな本のみつけ方

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    あなたの「だいじな本」はなんですか?

    初めて自分で買った本。初めて泣いた本。お腹が痛くなるほど笑える本。勇気が出た本。人生を変えるきっかけをくれた本。

    さて、そのだいじな本は、どのように作られてどのような流れで店頭に並べられているか知っていますか?

    本が大好きな中学2年生の野々香。ある日の放課後、学校で誰かの忘れた本を見つけた。ブックカバーを外すとそこには野々香の大好きな作家の本。しかしその本は発売前の新刊だった。なぜここに?私が新刊を知らないだけ?そして1番の疑問、誰のもの?
    同級生の秀臣と持ち主探しが始まる。ただこの持ち主、案外あっさり見つかる。そう、本作は持ち主探しがテーマではない。あくまでタイトルにあるように、「だいじな本」を見つけるのだ。

    大好きな作家さんを目の前に、どれだけ本を愛しているかを語る野々香や秀臣の目はきっとキラキラしてただろう。
    作家がペンを持ち書店員が売り場に並べるまでに誰がどのような想いで本に携わっているかを知った2人。自分達も同じ立場になって初めて大変さを知る。今まで手にした本は全て、たくさんの人の汗と涙がある。
    悩まずスラスラ書ける作家はいないだろうし、店のポップを適当に作る店員もいないだろう。誰もが悩み考え抜いたからこそだいじな本になっていくのかな。

    だいじな本を、他人に教える。これは弱点を教えることと同じだという表現が印象的。
    小説だったり、児童書だったり、図鑑だったり、写真集だったり。確かに自分の心の中を見られているようでちょっと恥ずかしい。
    でも自分のだいじな本を、自分の勧めによって読んでもらえたら、それに褒めてまでもらえたら嬉しいだろうなぁ。書店員さんって素敵なお仕事。
    本屋さんに行くのが、ポップを見るのがもっと楽しくなった本。

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    2022年05月16日
  • 平台がおまちかね

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    出版社の新人営業マンの奮闘を描いた短編集。
    大崎さんの「本」に関する小説は、同じ本を扱う職業でもいろんなお仕事小説があっておもしろい。

    新人営業マンの日常が軽いミステリー仕立てになっていて、個性派揃いの他社出版営業マンたちとの交流も微笑ましい。
    書店員さんと出版営業マンのお仕事に「へぇ~」の連続。お仕事の裏事情を知るのはやっぱりおもしろい。
    軽い読み心地で読みやすかった。
    今度書店に行ったら、思い出して色々想像してしまいそう。

    子どもの頃から本が大好きだったけど本とは関わりのない仕事をしているので、読みながら作中の書店員さんや営業さんが羨ましくなってきました。

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    2022年04月29日
  • 忘れ物が届きます

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    「野バラの庭で」

    詳しく書くとネタバレになってしまうので書きませんが、何となく違和感を持ちながら読んでいました。

    結末は予想外でしたが、ずっと感じていた違和感は、やっぱりそうだったのかと解消されました。

    気づく人は気づくというふうに、作者が計算して書かれたとしたら、脱帽です。

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    2022年04月27日
  • 配達あかずきん 成風堂書店事件メモ1

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    書店や本にまつわる謎解き話しは好き。次回作も読もうと思う。
    残念なのは、主人公の杏子さんが本好きとは感じられないセリフをたまに言うことや多絵ちゃん頼りが過ぎること。モヤっとしてしまう。

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    2022年04月25日
  • 横濱エトランゼ

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    「人が死なないミステリーを読む」というのがきっかけで、この本を手にした。 主人公がタウン誌を発行する出版社でバイトをし、様々な人と触れ合い、疑問を解決するというのは、魅力的な設定に感じた。 連作短編(計5編)であり、主人公の恋心が各話に渡って綴られている。最終話で主人公の恋心の描写が多く、彼女がどのような人物なのか、よく分かった。序盤から彼女のキャラが掴めていたら、より楽しめるのでは?とも感じた。 横浜の地名が多く登場し、自分は横浜にあまり詳しくないが、横浜を知っている人なら更に楽しめる作品のように思う。

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    2022年04月21日
  • プリティが多すぎる

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    不本意な異動の中、やるべきことはきちんとやっているほうじゃないかな?と思った私は仕事に対する意識が低いかもしれない…
    希望もしていない、今まで関わったことのない分野の仕事を好きになれ!と言うのはなかなか難しいと思う。新見の奮闘や葛藤する姿、スタッフ、モデル達との関わりはなんだかんだ前向きで読んでいて楽しかった。関連の作品もありそうなので読んでみようと思う。

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    2022年04月15日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    ネタバレ

    【収録作品】「もうひとつある」 大崎 梢/「孤独の谷」 近藤 史恵/「扉を開けて」 篠田 真由美/「猫への遺言」 柴田 よしき/「キノコ煙突と港の絵」 永嶋 恵美/「十年日記」 新津 きよみ/「そのハッカーの名は」 福田 和代/「みきにはえりぬ」 松尾 由美/「青い封筒」 松村 比呂美/「黄昏飛行 時の魔法編」 光原 百合/「たからのちず」 矢崎 存美

    さまざまな形で残された「ラスト・メッセージ」を巡る短編集。どれも味わい深い。
    「もうひとつある」隠された幻の家訓。鷹宮家には4つの家訓が残されていたが、もう一つ隠れた家訓があるという。大学院で歴史を研究する高校時代の先輩に請われて、鷹宮家の傍流に属する絵茉は共にその家訓を探す。
    「孤独の谷」ある一族の謎めいた掟。誰かが謎めいた死を遂げると、一族は離散しなければならないという。教え子から相談を受けた大学講師がその謎を探る。
    「扉を開けて」『万国古物取扱 銀猫堂』を訪れた「私」。店主に、鍵の掛かった遺品を見るために開けようとする女性を止めてくれと頼む。
    「猫への遺言」コロナ禍で死んだ夫の遺言状を読んだ妻の思い。
    「キノコ煙突と…」戦時中の樺太から話が始まる。そして現代へ。
    「十年日記」九十歳で亡くなった祖母がずっと付けていた日記。心残りは拾った指輪を返せなかったこと、と書かれていた。
    「そのハッカーの名は」警視庁サイバー犯罪対策課の増崎はハッカーの「豆歌」を追い、自給自足の生活をしている老人の元を訪れる。
    「みきにはえりぬ」亡き母が歌っていた歌に隠された秘密。
    「青い封筒」真穂子は、高校生の息子と頻繁に夕食を食べに来る友人たちとの距離感を図りかねている。
    「黄昏飛行」コミュニティFMに勤める永瀬真尋の元にはさまざまなリスナーから手紙が送られてくる。
    「たからのちず」亡くなった祖母の遺品から出てきた、自分が書いたと思しき「たからのちず」。覚えのない香月はその場所を探す。

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    2022年03月31日