大崎梢のレビュー一覧

  • サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ3

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    本好き、本屋好きのための小説。
    成風堂書店でおこる不思議なできごとを書店員が
    といていく、いたって平和なミステリーだ。
    表題作の「サイン会はいかが?」が一番おもしろかった。
    売れっ子作家に届いたファンレターにまつわる謎をとくため、サイン会を開いてほしいと要望があり
    書店員たちはサイン会開催に向けて動き出す。
    謎のヒントとして、サイン会をする作家の本が
    作中に出てくるのだが、自伝的エッセイ「宵宮」がおもしろそうで読みたくなってしまった。

    なぞがとけて、作家が「すごい作家と周りに思われたいが為に大切なものをストンストンと落っことしてきたよ」というシーンがある。
    しかし、作家は失敗から引き返し、ま

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    2014年02月18日
  • 夏のくじら

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    よさこいの説明が多く、ちょっと飽きそうになったけど…、爽やかな恋愛小説。
    憧れの人を探す過程は、推理小説のようでもある。

    自分には甘酸っぱ過ぎるけど、良い話でした。

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    2014年01月11日
  • 背表紙は歌う

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    登場人物はいい味出してると思うんだけど、なんだかいまいち。
    ミステリの結末がたわいもないことだからか。事件、というか謎が発生し周りで騒ぎまくった挙げ句、原因が些末なことばっかりで、特に四話目の賞に対するデマが流れる話はつまらなかったな。文芸担当じゃないからかな。これ、営業さんから見たら面白いのかな?
    デビル大越は元書店員だけあって、あの言葉にははっきり言って賛成。ほんとに「ちまちま作ってんじゃねーぞ」。新刊過多で忙し過ぎる。平台も棚も限りがあります。出版社の方々呉々もお忘れなきよう。
    やっぱり書店員目線で見てしまうので、成風堂シリーズの方が感情移入しやすくて好きだな。ラストのお話でちらっと登場

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    2014年01月07日
  • 晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ2

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    今回のは長編だった。
    本屋にまつわるいろんな事件が起こる短編の方が好きかも~!
    長くてちょっとだれてしまった印象が…

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    2013年12月22日
  • キミは知らない

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    ネタバレ

    帯には"超巻き込まれ型ミステリ"と書かれているけれど、ある意味"超飛び込み型"でもあるような(笑)
    装丁に惹かれ手に取った作品でしたが、神事や巫女、血族の因縁や因習といった私好みのキーワードが散りばめられていて面白かったです。
    目まぐるしく登場する人々や、二転三転する展開。
    誰が敵で誰が味方なのか。
    よくよく振り返ると突っ込みどころの多い作品ではあるのですが、清々しいラストで読後感も悪くないので良しとする。
    志麻さんと、浅草佃島深川の3人組が好きです。

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    2013年12月21日
  • 背表紙は歌う

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    既読だったのに気付くのに100ページくらいかかっちゃった。
    でも残りも全部読んだ。面白かった。
    最後の書き下ろし部分、心の機微のない純粋な言葉遊びクイズはつまらないな。

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    2013年11月26日
  • かがみのもり

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    のどかな町に赴任した新任の中学教師、厚介。クラスの男子たちから見せられた写真には、鮮やかな色彩の花鳥画があった。聞けば、立ち入り禁止の神社の奥に、隠された豪華なお宮を見つけたという。ほんの冒険気分で始まった探索は、怪しい白装束集団に追われ、謎の美少女を巻き込んだ大事件に発展する。やがて彼らが森の奥に発見したものとは・・・。

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    2013年11月18日
  • 晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ2

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    成風堂書店シリーズ。今回は長編だったが、ちょっと事件の規模が前回と違って大きすぎて、いまいちだった。なんというかリアリティにかけるというか・・・。
    やっぱり書店の日常に潜んでいる謎のほうが、このシリーズには合っている気がする。

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    2013年11月12日
  • 背表紙は歌う

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     各話の終わり方がふんわりしているので、たまに物足りなくなることも。
     それにしても、デビルさまの「売れない本、ちまちま作ってんじゃねーよ」には、版元の人間には本当に「いたたたたっ」ですね。

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    2013年10月24日
  • かがみのもり

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    ネタバレ

    ドキドキわくわくしながら、あっという間に読んでしまった
    大崎さんの小説って、読後感が悪かったことがないけど
    この本もそうで、きっと人を見つめる目がやさしいのだろうな
    小学生や中学生の時に読んだら、もっとドキドキして楽しかったろうな

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    2013年09月15日
  • スノーフレーク

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    読んでいる間は、主人公ちゃんと一緒に本当のことを知りたいドキドキ感で一気に読み進められたのですがオチがなんとも。突然の展開にえっ、と首を傾げてしまいました。もう少しわかりやすい伏線がほしかったなあと思ってしまいます。

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    2013年10月23日
  • スノーフレーク

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    幼なじみは特別な存在である。特にこの物語のケースのように、小さい頃に別れてしまうと、その想いは膨らむばかりだと思う。
    主人公・真乃の「よく言えば楚々、ふつうに言えばこざっぱり」な性格も、いなくなった幼なじみの速人の影響を多分に受けている気がする。だからこそ、命懸けで真相を探ったのではないだろうか。
    それにしても、映画公開用の桐谷美玲版文庫カバーが美しすぎる。初見の女優さんだが、凛とした表情に見とれた。映画も見てみたい。

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    2013年09月06日
  • 晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ2

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     短編の方がすっきりとしておもしろかった。長編にしては、一人ひとりの人間がうかびあがってこないきがする。美保と杏子、多絵の会話はテンポが良くて楽しい。こんな同僚がいたら楽しいと思う。

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    2013年07月24日
  • スノーフレーク

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    ネタバレ

    この作者の、この前に読んだ作品が
    私の好きな「日常の謎」系の本だったので、
    これもそれ系かと思って読み始めたら...

    あに図らんや、何という冒険譚(^ ^;
    火サスも真っ青なドキドキの展開(^ ^;

    期待とは違ったが、読み物としては面白い。
    が、ちょっとウソ臭さが先に立ってしまい...
    「テレビ的には面白いんだろうね」って感じ(^ ^
    実際桐谷美玲さん主演で映画化されたそうな。

    最後に明かされる秘密は、なかなかの「そう来たか」感(^ ^
    え〜と、一応はハッピーエンド...なのかな?(^ ^

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    2013年07月05日
  • ねずみ石

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    「配達あかずきん」で気に入った作者で、
    同じく「日常の謎」っぽいので購入。

    が、今度のこれは「殺人」あります(^ ^;
    四年前の祭りの夜の殺人事件を引っ張って、
    しかも目の前で、リアルタイムに新たな事件も(^ ^;

    「日常の謎」と言うには、かなりサスペンスフル(^ ^;

    ただ、主人公が中学生の男の子なせいもあるのか、
    全体的に若者(中高生)向けと言う印象か(^ ^;

    主人公たちが四年前の事件の謎解きに挑むが、
    何せ子供だからあれこれ制約が多くて
    中々話が進んで行かないもどかしさ。
    でも「そのおかげで」謎が中々解決しないのは
    ちょっと読んでいてフラストレーションが(^ ^;

    謎をいっぱ

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    2013年06月30日
  • 夏のくじら

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    ジャケ買い。

    高知の夏を彩る「よさこい祭り」。都会から高知の大学にやってきた青年の友情と恋愛の物語。なんとなく、ミステリーなのかと思って買ったら、青春物語でした。真っ直ぐキラキラの青春ストーリー。

    子供の頃から夏休みに父親の故郷である高知に遊びにきていた主人公。4年前、中学生だった時に1度だけ参加した「よさこい祭り」。そこで抱いたほんのりとした恋心。4年後、大学生になった彼が高知に戻ってきたのは、その心に決着を付けるため!?

    ストーリーは、ちょっぴり平坦だったけれど、「よさこい祭り」の楽しさが伝わってきて面白かった。

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    2013年06月30日
  • サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ3

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    ネタバレ

    成風堂書店シリーズ3作目。短編集に戻った。表題作は中編くらいの長さだったけど。その表題作がイマイチ。高校からの友達がこれしきのことで、ここまでの嫌がらせができるものだろうか。こんな嫌がらせをしながら、表面的には友達づきあいをするってなー。ないことはないだろうけど、そういうキャラっぽくないんだよね。犯人とされた人が。妬みとかもあったってことかなー。多絵がここまで怒るのも何か違和感だし。亡くなったお父さんとの思い出『君と語る永遠』はいい話だった。

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    2013年06月20日
  • 夏のくじら

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    ネタバレ

    東京から高知の大学へ進学した篤史は、いとこの多郎に誘われて四年振りによさこい祭りに参加することになる。篤史には四年前の祭りで約束を果たせないまま会えなかった人への想いがあった。最初は乗り気でなかった篤史だが、周囲の熱に巻き込まれるようにして祭りにのめり込んで行く。

    気恥ずかしくも羨ましい真っ向勝負な青春ストーリー。キラキラすぎてたまらんわー。展開が都合良すぎる気もするが、その分安心して読めるし、面白いので問題ない。夏の高知の熱気や祭りの興奮が手に取るように伝わってきて、よさこい祭りを見に行きたくなった。現地で祭りを見てから読むと、印象が随分変わると思う。

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    2013年06月13日
  • スノーフレーク

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    ☆3.4
    高校3年生の真乃。大学進学が決まった彼女の前に、小学生の時に亡くなり遺体が見つからないままの幼馴染、速人によく似た青年が現れて...。
    速人は生きていたのか?青年の正体は?
    結局謎は解けるんだけど...実は性同一性障害でしたーっていうオチ(トリック?)が最近多い気がする。それだけ世間に知られてきたってことなんだろうけど、よっぽどうまく組み込まないと中途半端な感じになるか、トリックがそれ頼みになっちゃうか、だと思うんだよなぁ。

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    2013年06月11日
  • 晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ2

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    前作は短編で、今作は長編。短編の方がテンポよく読みやすい感じがした。確かに本屋に関わっていたけど、事件が少し重すぎな気が…。

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    2013年06月03日