夏のくじら

夏のくじら

733円 (税込)

3pt

都会から高知に越してきた大学生の篤史。従兄弟から強引に本場よさこい祭りに誘われ、地元の町内会チームに参加を決めた。どこよりも熱く個性的な面々、踊りも衣装も楽曲もゼロから作るやり方に戸惑う篤史だが、実は4年前の祭りで出逢った初恋の人を探すという秘かな動機があった。仲間の協力も得て、彼女の捜索と踊りの練習に熱中するうち本番が迫る──想い出の彼女は見つかるのか? どこの誰なのか? 甘酸っぱい恋心と、熱狂的な祭りの興奮を鮮やかに描いた青春群像!

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夏のくじら のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    よさこいカメラマンとして前から読んでみたかった1冊。
    東海・北陸のよさこいしか見たことはありませんが、街ぐるみで開催されている高知のよさこい祭りを見に行きたくなりました。

    途中、チームのセンターである伝説の踊り手・カジさんが他のチームからも誘われ、指導などもしていたという場面。
    入賞を目指して自分

    0
    2019年07月17日

    Posted by ブクログ

    たった2日間、その2日間に自分たちの夏 すべてをかける

    よさこいについて予備知識なく読み始めたこともあって、文章だけでなく絵や映像で見たいと強く思った
    主人公がよさこいに本気になっていくにつれこちらも物語に入れ込んでいけるのが読んでいて心地良い

    たった一瞬のために力を尽くし、その一瞬を迎えたとき

    0
    2014年09月09日

    Posted by ブクログ

    祭りに燃える青春。よさこいの描写も躍動感溢れていてとてもよかった。土佐弁と脇を固めるキャラクターの個性も大好き。最後はちょっと物足りない気もしたけれど、また夏になったら読み返したい。高知のよさこい祭りにも行ってみたいと強く思った。

    0
    2013年12月04日

    Posted by ブクログ

    いや~~~面白かった。久しぶりに感動した。高知よさこい祭りの熱さが紙面から伝わってきた。鯨井町のよさこいチームが中心舞台だけど、主人公の篤史だけでなく、登場人物それぞれが人間味たっぷりで、各々の青春や恋愛が描かれていて良かったなぁ。人にお薦めしたくなる一冊です。

    0
    2013年08月18日

    Posted by ブクログ

    夏真っ盛り。
    強い日差しも、人々の熱気も最高潮に達するこの季節。
    よさこい祭りに思いを込める人々がいる。
    祭りの本番を目指しながら、そこまで作り上げる人々の悩みや友情や夢、そして成長。
    4年前に会った少女と再会を夢見て祭りに参加する篤史。
    今年も会えるだろうか。
    人々の夢を乗せた暑い祭りが

    0
    2013年08月05日

    Posted by ブクログ

    土佐の高知のよさこい祭りを舞台に、
    東京から高知の大学に来た主人公の
    一夏の成長を追った作品。

    主人公の篤史は、東京出身だが
    毎年長い休みは高知の祖父母宅に来ていた。
    地元の同い年の従兄多郎に誘われ、
    中学三年生の時に一度だけ参加した
    「よさこい祭り」の踊り連で年上の女性に一目惚れ。
    だがその彼女

    0
    2013年07月12日

    Posted by ブクログ

    私が高知で踊ったのは、もう5年も前になるのか。思い出せる部分と思い出せない部分と。いろいろ交錯した結果、もう一度踊りたい、と思いました。

    0
    2013年06月15日

    Posted by ブクログ


     『〝クジラ〟強調月間始めました!』3

     第3回は、大崎梢さんの『夏のくじら』です。
     本書の「くじら」は、舞台の高知土佐湾が鯨の生息域で、捕鯨文化が栄えていたという事実そのまま。また、主人公が「鯨井町踊り子隊」チームに所属するという設定です。
     よさこい祭りの高揚感と関わる人たちの群像を綴った

    0
    2022年10月28日

    Posted by ブクログ

    一夏の思い出で青春がつまった一冊だったので必ず夏に読んでもらいたい。大学進学で高知に来た主人公はよさこい祭りに参加することになる。実はある年上の女性を探していて、よさこいを通じて探し人を見つけることになるのだが…。唸るような暑さと人々の熱気、青年の揺れ動く心情など、輝きを放つ物語だった。

    0
    2022年06月08日

    Posted by ブクログ

    息子が小学生の頃、地元のよさこい祭りに参加して、汗だくになり真剣に踊っていた。そんな思い出からこの本を読み出した。熱気はたしかに伝わった!真夏の土佐の暑さも、踊り続ける渇きもみんな伝わった。
    良い小説だった。

    0
    2021年08月13日

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