大崎梢のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
文芸雑誌志望の若手出版社社員が不本意ながら、ローティーンの女子向け雑誌の編集部に配属され、悪戦苦闘しながら成長するという物語。
まったく畑違いで興味の湧かない部署に異動になることは勤め人なら誰しも起こりうることなので、自分ならどうするだろうと考えながら読んだ。「『適当にお願いします』は、禁句よ。南吉くん、いかにも言いそうだから釘を指しておく。カメラマンさんもスタイリストさんもヘアメイクさんも、みんな適当にはやってないの。適当にできる仕事に就いてるんじゃない。そこは気をつけて」というセリフが心に刺さった。
ローティーン女子向けの雑誌の編集という、まったく自分にとって未知の世界が垣間見えたのも面白かった、 -
Posted by ブクログ
中学生の野々香は、放課後の校舎で、まだ本屋さんで売られていないはずの文庫本をみつける。大好きな作家・新木真琴の発売前の新作だ。なぜここにあるの?謎に導かれて、野々香は本が好きな仲間や、本に関わる仕事をする大人たちと出会う。本は世界を広げ夢を作り、素敵な出会いをもたらしてくれるのだ。あなたにもだいじな本とだいじな人が、みつかりますように。
本好き中学生の純粋な「読みたい!」という気持ちが、瑞々しく描かれていて、自分の中学校時代を思い出した。
野々香のすごいところは、読書を自分だけの趣味にしないで、他の人とも繋がっていこうとするところ。
そして、その人の好みを馬鹿にしないところ。
彼女のような友だちがいたら、どんなに楽しいだろうと想像して、わくわくしてくる。