あらすじ
テストはいつも満点。成績は学年一。診断テストも決まってトップ。他人はボクのことを天才という――。そんなボクの住む街で、不気味な公園七不思議のうわさが大流行! その謎のウラには、思いもかけない未解決の大事件が潜んでいて・・・。とびきりの秀才探偵が解く、超スピード&本格推理ミステリー、スタート!!
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Posted by ブクログ
成風堂書店事件メモシリーズの大崎梢による児童書ミステリです。町内の七つの公園にある七不思議を調べていくうちに、5年前に起こった怪事件に辿り着くのだった。
探偵役視点の一人称ミステリというのが、まず面白いと思いました。これは推理の道筋を判り易く示すためにそうしたのでしょう。ただそうすると突飛な推理展開が難しい部分もあり、主人公の天才性が示しきれなかった感もあります。でもお約束通り真相が解明するまでナイショにする部分もあり、それがラストで驚きに変わるのはさすがですね。
謎が謎を呼ぶ展開、思わぬ人物の思わぬ正体などなど、ミステリの面白さが詰め込まれてミステリの入口として素敵な物語です。
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小学生で天才探偵の千君が活躍する推理小説。
メインは小学生だけどキャラクターが立っていてよかった。
大崎さんは人が好きなんだろうなと思わせる作品。
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子供向けの少年探偵もの。
わかりやすく読みやすいので面白い。
やや難点をいうならば「こんなときは○○になると思わなかった」的な文章が多いこと。子供向けだからなのかなぁ。
Posted by ブクログ
大崎梢さん初の児童書。
小学六年生の千(せん)が、幼なじみの香奈、信太郎と共に、公園七不思議の謎の解明に挑みます。
子供の好奇心を刺激する、七不思議の設定が面白いですね。
所々に挟まれる挿絵も可愛らしく、漫画化やアニメ化にも向いているように思いました。
続編もあるようなので、そちらも楽しみにしています。
Posted by ブクログ
他の本から興味がでて読んでみました。謎が謎を呼ぶ話で、少し子供向けになってるところなどありましたが面白く、この人の作品をもっと読みたいと思いました。
Posted by ブクログ
テストはいつも満点、診断テストもいつもトップ、学校一の天才児、渋川千。おさななじみの香奈と信太郎とともに、学校新聞の題材に公園の7不思議を追う。調べてみると、この7不思議、最近の噂らしい。そしてそれは5年前の事件へとつながっていたのだ。
千は謎を解けるのか。
Posted by ブクログ
『配達赤ずきん』など威風堂書店事件メモシリーズでおなじみの大崎梢さんの新シリーズは、小学6年生の天才少年千君が活躍する探偵モノです。でもこのシリーズ、なんとなく『名探偵コナン』の少年探偵団を彷彿させるような感じがしなくもない。千の住む町には7つの公園がある。その公園には1つずつ不思議がおこって七不思議と呼ばれている。みんなにいわれて仕方なく七不思議の謎解きをすることになったのは、学校始まって以来の天才児千だった・・・。謎解きに関しては、小学上級以上向けというだけあって、いい歳した大人である私は、これがきっと最大のヒントになるんだろうなという部分を当てることができました。良かった良かった。ちなみにいちばん好きな登場人物は考古学者をやっている千のお母さん。個性的で面白かったので。