大崎梢のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ本格書店ミステリ「成風堂シリーズ」第4弾。
しかも今回は邂逅編ということで、同一作者の「出版社営業・井辻智紀の業務日誌」シリーズとのクロスオーバー作品となっている。
私は後者のシリーズは未読だけれど、とくに不便はなく最後まで楽しく読むことができた。
邂逅編と銘打つに相応しく、この事件は本当に団体戦で乗り切ったなという印象だった。もちろん肝心なところでの頼みは本屋探偵・多絵ちゃんの鋭い洞察力と推理力だったけれど、それを裏付けるのに出版社営業チームの活躍も欠かせなかったので。
お互いの捜査を邪魔することなく、けれども必要なことはきっちり押さえてパズルを埋めていく…偶然というか、奇跡にも近い見事な -
Posted by ブクログ
週刊誌で働きながら文芸に異動を希望していたのに、よりによってローティーン向けのファッション雑誌に異動になった青年のお話
大崎梢だけど日常系ミステリの要素はなく、お仕事ドタバタ小説
まぁ、どこの業界でも真剣にやってる人はいるよね
なのに業界事態を軽視した態度をとれば軋轢は生まれるさ
いくらローティーンとは言え女の子
さらに芸能界に足を突っ込んでいる雑誌モデルともなれば、やはりドロドロしたものがあるよね~
と思って読んだけど、以外に明るい部分しかなかった
ま、主人公のミスから広告代理店同士やメーカーのごたごたはあったけど、それほどでも
綿矢りさの「夢を与える」みたいなのを想像してたんだけどね
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Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
保育園は予測不能のことばかり。保育士になって五年の小川美南と定時退社しやすい部署に異動し、子育てに奮闘する志賀隆平。園内の事件や行事を通して美南と隆平は気づき、育んでゆく、本当に大切にしたいものを。家族と恋の物語。
この表紙が読む気を削ぎます。大崎梢さんは外れもたまに有りますが、大当たりもたまに有るので油断のならない作家さんです。最近流行のお仕事小説でほんわか誰も死なないミステリー好きには安心のブランドです。
今作はお仕事小説というよりも恋愛小説要素の方が多いですが、後半に行くにしたがってなかなかの胸キュンっぷりで、なかなかやってくれるじゃないかという感