大崎梢のレビュー一覧

  • ようこそ授賞式の夕べに
    実在する賞をモデルにした、ミステリー。
    今回は2つのシリーズを混在させ両方から謎解きがはじまる。

    書店大賞の説明では実際にそうなのかもと思わされる節も。
    書店員さんのこの賞への思入れもわかるけれど、覆面作家さんの思いもわかる。

    現実の本屋大賞に関心のある方や携わる方は特に楽しめる1冊。
    短篇のほ...続きを読む
  • 27000冊ガーデン
    【収録作品】放課後リーディング/過去と今と密室と/せいしょる せいしょられる/クリスティにあらず/空を見上げて

    県立高校の学校司書・星川駒子が、出入りの書店員・針谷敬斗と共に、生徒が巻き込まれた事件の謎に挑む連作。
    学校司書の置かれた立場や彼らのもつ矜持が垣間見え、エールを送りたくなる。
  • おいしい旅 初めて編
    坂木司さんの「下田にいるか」の適量が
    わからない彼の気持ちがすごくわかって
    読むうちに自分も行ったことのない下田を
    旅している気分になりちょっとしたことへの
    感動何かがすごく伝わってきた。
    上司からわざわざ口頭で伝えてくれた所は
    自分だったら泣いちゃうなwww

    松村比呂美さんの「糸島の塩」の話は
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  • 27000冊ガーデン
    学校司書をしています。
    自分の仕事が出てくる作品は現実がチラついて集中できませんが、子ども達に本を読んでもらいたいと孤軍奮闘する姿には共感出来ました。刑事さんやお医者さんもこんな気持ちで素人探偵ミステリを読んでるのかな。
  • おいしい旅 初めて編
    7人の作家さんによる旅短編集。

    坂木司さんの短編、
    テレビドラマ「孤独のグルメ」の語りに似ている(笑)
    井之頭五郎を20代の若者にしたらこんな感じになるかも。

    さあ、旅行に出かけよう!
  • 背表紙は歌う
    2か月ほど前に読んだ「平台がおまちかね」の続編。

    「ひつじくん」こと井辻くんもだいぶ営業の仕事に慣れてきたみたいね。真柴をはじめとした「マドンナの笑顔を守る会」の面々も同業他社同士でも相変わらず仲が良い。
    出版業界と書店に対する愛情&ちょっと心配な気持ちがにじみ出る短編が5つ。取次のことや小さな書...続きを読む
  • 27000冊ガーデン
    神奈川県立高校の学校司書の話で、とても共感。
    5つの連作短編集。
    登場する本がたくさんありどれも興味ある本。
    例えば
    「犬がいた季節」伊吹有喜
    「お探し物は図書室まで」青山美智子
    「心とろかすような」宮部みゆき
    「十二番目の天使」オグ・マンディーノ
    「34丁目の奇跡」ヴァレンタイン・ディヴィス
    「夜...続きを読む
  • おいしい旅 想い出編
    7名の作家さんによる旅物語。
    コロナ禍ではあるがそれを感じさせない温かな旅行記。
    あっ〜こんな時期があったんだなぁと思える日が来るんだろうなぁ。
  • 女ともだち
    ハートフルを想定してたので初っ端2本で疲れてしまった…

    いや、村山由佳、坂井希久子ともにめちゃくちゃ上手なんだよ。予想を裏切ったり、小さな違和感が散りばめられたり。

    千早茜の卵の殻…なりすますまでは小説として面白かったんだけど、自分の身近なところで夫を当てがっててちょっと引いた。卵の殻を潰したい...続きを読む
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ
    女性作家によるラスト・メッセージをテーマにした短編集。悲惨な話や怖い話はなく、ホッとする話が多かった。他の本と並行して気分転換に読んだ。
  • 平台がおまちかね
    書店や出版社のお話しは大好き。本はこんなふうに私たちの手元に届くのか!と毎回楽しい発見があります。
    この作品は出版営業マンのお話し。紹介に『ミステリ短編集』とあり、どのようなミステリなんだろう?と思っていましたが、本や本屋さんにまつわる小さな謎がうまく描かれていて、『こういうミステリか!』と楽しく読...続きを読む
  • ここだけのお金の使いかた
    お金にまつわるいろいろな作家さんによる短編集。
    一番印象的だったのは、原田ひ香さんの一生遊んで暮らせる方法かな。
    それぞれのお金の使い方、考え方がある。自分のためだけでなく、周りの人も含めて幸せになる使い方ができたらいいなと思いました。
  • ここだけのお金の使いかた
    初めて読む作家さんの話が読めてよかった
    自分に取って読みやすい作家さんの、他の本も読んでみようと思います
    オムニバス形式は新しい作家さんを発見できる
    良い機会になりました
  • おいしい旅 想い出編
    実力派女性作家集団・アミの会によるシリーズ10冊目。
    10冊刊行を節目に今まで付いていた(仮)が取れてスッキリ。

    収録作は
    「あの日の味は/柴田よしき」
    「幸福のレシピ/福田和代」
    「下戸の街・赤羽/矢崎存美」
    「旅の始まりの天ぷらそば/光原百合」
    「ゲストハウス/新津きよみ」
    「からくり時計のあ...続きを読む
  • おいしい旅 初めて編
    『おいしい旅 想い出編』と同日発売された作品。

    収録作は
    「下田にいるか/坂木司」
    「情熱のパイナップルケーキ/松尾由美」
    「遠くの縁側/近藤史恵」
    「糸島の塩/松村比呂美」
    「もう一度花の下で/篠田真由美」
    「地の果ては、隣/永嶋恵美」
    「あなたと鯛茶漬けを/図子慧」の書下ろし7篇。

    家が好き...続きを読む
  • おいしい旅 初めて編
    7人の作家さん達による、旅とおいしいものを題材にしたアンソロジー。

    坂木司さん、松尾由美さん、近藤史恵さん、松村比呂美さん、篠田真由美さん、永嶋恵美さん、図子慧さん

    坂木さん、近藤さん、松村さんのお話が好きだった♡
    読んでると情景が目に浮かぶ様で、なんだか心地よかった。そしてその土地にまつわるお...続きを読む
  • ここだけのお金の使いかた
    【収録作品】新津きよみ「百万円分の無駄」/原田ひ香「一生遊んで暮らせる方法」/大崎梢「12万円わんこ」/永嶋恵美「廃課金兵は買物依存症の夢を見るか?」/福田和代「わらしべ長者のつくりかた」/図子慧「塾に行かない子どものための五つのクリンプス」/松村比呂美「二千万円の差額」

    「お金」にまつわる悲喜こ...続きを読む
  • 平台がおまちかね
    だいぶ昔の本だが、NO Book & Coffee NO LIFEさんのレビューを読んで「読みたい」に入れていた。

    中堅どころの出版社に勤める井辻くん。倉庫勤めや内勤を終え外回りを始めて4ヶ月という新人営業マンの奮闘が、ミステリーと言えるほどもない謎も絡めて描かれる。
    出版社の営業の話ってあまりな...続きを読む
  • ここだけのお金の使いかた
    面白かった。
    色々考えさせられる。
    大崎梢さんが好きで読んでいるアミの会。未読の作家さんを知ることができ、楽しい。
  • 配達あかずきん 成風堂書店事件メモ1
    書店員が主人公の短編ミステリー。
    勘のいい大学生アルバイトの多絵が書店のお客様が持ち込む謎を問く。
    謎解きが難しくキャラクターもあまり個性がなく個人的にはやや物足りなく感じた。