大崎梢のレビュー一覧

  • 11の秘密 ラスト・メッセージ
    実力派女性作家集団・アミの会(仮)による書き下ろしアンソロジーも本作で9作目。
    過去の8作品も全て読んで来たが毎回1つのテーマに沿って競作する形が新鮮で面白い。

    今回のテーマは「ラスト・メッセージ」
    このフレーズから様々なイメージが膨らんだが自分の想像とは全く異なる11の物語を堪能した。

    好みは...続きを読む
  • アンソロジー 初恋
    アミの会(仮) のアンソロジー第七弾にして八冊目の本作は『初恋』をテーマにした9篇が収録。

    「レモネード・大崎 梢」「アルテリーベ・永嶋 恵美」「再燃・新津 きよみ」

    「触らないで・篠田 真由美」「最初で最後の初恋・矢崎 存美」「黄昏飛行涙の理由・光原 百合」

    「カンジさん・福田 和代」「再会...続きを読む
  • 女ともだち
    村山由香・坂井希久子・千早茜・大崎梢・額賀澪・阿川佐和子・島津輝・森絵都
    女性作家8人のアンソロジー

    切ない物語・ほのぼのとした物語・怖ーい物語。
    総体的に、女友達って、こんなに怖いものなのか。

    幸いに、私の「女友達」には、こんな怖ーい女性が居ないので・・・。
  • おいしい旅 初めて編
    アミの会にて7名の作品。
    1作目から読み進めてZOOM会議が登場し、発行年を確認。
    以前は震災前か震災後、という自分の区切だったが
    今はコロナ前、コロナ禍だなぁ。。早くコロナ後 にならないだろうか。
    ロシア侵攻の絡む話もあって
    今、この空気感に同調できる2023年に読めて良かったと思う。


    身近な...続きを読む
  • おいしい旅 初めて編
    読んでると旅をしたくなる話。ほんわかあり、偶然性あり。
    糸島は知らなかった。思わず検索してしまいました。行ってみたい。
  • 平台がおまちかね
     中堅出版社の新人営業マン・井辻智紀を主人公とした、お仕事小説・成長物語です(5篇の短編集)。
     一方で、流石は元書店員の大崎梢さん、主人公の視点から、出版・書店サイドの認識のズレや誤解から生じるトラブル、書店員のプライド・悩み等、仕事の素晴らしさと同時に大変さや課題を浮き彫りにしていきます。裏事情...続きを読む
  • 平台がおまちかね
    出版社で書店への営業を行う新人営業マン、ひつじくんこと井辻くん。なぜか出禁スレスレの書店にあたったり、やり手の書店員が元気を失っておかしな本棚になったりしているところと遭遇する。ライバルの真柴らと協力し、牽制し合いながらそれらの原因を探求し、解決していく短篇集。

    表紙の軽いコミックタッチそのままの...続きを読む
  • おいしい旅 初めて編
    【収録作品】「下田にいるか」 坂木司/「情熱のパイナップルケーキ」 松尾由美/「遠くの縁側」 近藤史恵/「糸島の塩」 松村比呂美/「もう一度花の下で」 篠田真由美/「地の果ては、隣」 永嶋恵美/「あなたと鯛茶漬けを」 図子慧

    「下田にいるか」で、もう旅情をかき立てられる。旅に行きたくなるアンソロジ...続きを読む
  • おいしい旅 初めて編
    「行きたいところは行きたい時に行く」「次があるかは分からない」
    世界で起きているあれこれで、壊されてしまうかもしれないし、パンデミックが起きたら出国すらできない。
    ここ数年で分かっていたはずだけど、今一度「今度なんて言って逃げるな」と押された気がした。

    おいしい旅、というだけあって、もちろん食べ物...続きを読む
  • 本バスめぐりん。
    ホッとする。本が身近な物語を読むと、ホッとする。優しい視点の中に、さり気なく昨今の社会問題も織り交ぜてあり、良い。
  • エール!(1)
    好きな作家さんが6人中3人いて思わず手にとりました。別々の人が書いてるのに、さっき読んだ中に出てきた、これ。と思う仕掛けが入ってて、それも面白かった。私は2カ所しか気づかなかったけど。
  • 配達あかずきん 成風堂書店事件メモ1
    日常ミステリー短編集なのだが、決してほのぼのではない。作品によってはサスペンス調でもあり、重すぎず軽すぎず。シリーズ他作も読んでみたい。
  • 晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ2
    成風堂書店事件メモ シリーズ2 (出張編)

    ある日、駅ビル内の書店「成風堂」で働く、杏子のもとに、元同僚の美保から手紙が届いた。

    彼女が勤める長野の老舗書店に幽霊が出るようになり、それがもとで、店が閉店するかもしれない。
    是非とも『本屋にまつわる謎ならば、何でも綺麗さっぱり解いてしまう、アルバイ...続きを読む
  • 忘れ物が届きます
    何となく、うやむやになってしまった過去。
    当時はどうにもならなくて、今は忘れてしまいたい過去。
    人にはいろいろな過去がある。
    そんな過去が一定期間の時を経て、「忘れ物」として自分の元に届いたら・・・
    というテーマの短編集。
    本関係以外の作品を読むのは、多分初。
    他人の自分の心にしまっておきたいと過去...続きを読む
  • おいしい旅 初めて編
    アミの会による旅の初めてをテーマにしたアンソロジー7編。
    ゲスト:坂木司
    「下田にいるか」坂木司
    「情熱のパイナップルケーキ」松尾由美
    「遠くの縁側」近藤史恵
    「糸島の塩」松村比呂美
    「もう一度花の下で」篠田真由美
    「地の果ては、隣」永嶋恵美
    「あなたと鯛茶漬けを」図子慧

    想い出編ともにコロナやロ...続きを読む
  • おいしい旅 想い出編
    アミの会による想い出の旅アンソロジー7編。
    ゲスト:秋川滝美
    「あの日の味は」柴田よしき
    「幸福のレシピ」福田和代 
    「下戸の街・赤羽」矢崎存美
    「旅の始まりの天ぷらそば」 光原百合
    「ゲストハウス」新津きよみ
    「からくり時計のある町で」秋川滝美
    「横浜アラモード」大崎梢

    10冊刊行で(仮)が取れ...続きを読む
  • おいしい旅 想い出編
    【収録作品】「あの日の味は」 柴田よしき/「幸福のレシピ」 福田和代/「下戸の街・赤羽」 矢崎存美/「旅の始まりの天ぷらそば」 光原百合/「ゲストハウス」 新津きよみ/「からくり時計のある町で」 秋川滝美/「横浜アラモード」 大崎梢

    旅とおいしいものは切っても切れない間柄。というわけで、旅もしたい...続きを読む
  • おいしい旅 初めて編
    7人の作家による初めての旅を描いた短編集。
    行先は下田、台湾(台北)、オランダ(アムステルダム)、糸島、函館、ロシア(サハリン)、松山。

    旅先で出会うおいしいもの!ということだけで興味を惹かれて読んでみました。
    それぞれに旅に出る理由があって、今の時世も描かれていて、なかなか深いヒューマンドラマが...続きを読む
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ
    多少期待はずれ。
    後書きでは良いテーマ、と言ってるが
    結局同じような感じにまとまって
    雰囲気が似てる。
    青い封筒は良かった。
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ
    ラズベリーソーダの話がよかった。ど田舎の祖父母の家を思い出した。ラズベリーなんて小洒落たものはなかったが、すぐ前の川も暗くて怖い2階も好きだった。