大崎梢のレビュー一覧

  • 背表紙は歌う

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    出版社の営業を主人公に
    取次、書店、作家などを題材に5編の短編からなる。
    全5編ともはっきりとした結末ではないような構成となっている。
    なので、結末をしっかりと出してほしい人にはちょっと向かない。

    ところで、出版社の営業ってここに出てくるように、他社の営業と中がよいのだろうか。

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    2014年01月19日
  • エール!(1)

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    ネタバレ

     働く女子への応援小説らしい。確かに少し元気が出るかも。みんな悩んでるんだなあって思うから。短編でどれもカラッとしているのもいいかも。

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    2014年01月13日
  • 夏のくじら

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    ネタバレ

    主人公の探す「いずみ」という女性の正体や、周囲の人々との関係など、腑に落ちない点は多数ある。
    しかし、よさこい祭りを描いた青春小説としては秀逸。
    よさこいの熱気や興奮をリアリティをもって感じる事ができる。

    それだけに「少女探し」という一番の芯の部分に物足りなさが残るのが残念。

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    2014年01月03日
  • サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ3

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    今回は短編集ということで、読みやすくてよかった。
    表題作「サイン会はいかが?」「取り寄せトラップ」のようなシリアスあり、「バイト金森くんの告白」などの私の好きなほのぼのミステリーあり。
    特に「君と語る永遠」はとてもよかった。ぜひ大きくなったら本屋でバイトしてほしいなぁ。
    そしてリンクするようで、リンクしない井辻くんとのシリーズ。いつかあっちの登場人物が出てくるのでは、と期待しているのですが・・・。

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    2013年11月26日
  • 晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ2

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    物語を堪能した。特に多絵が書店で働くに至った経緯の箇所は良かった。好きなシリーズですが、読む順序が前後した関係で多絵と杏子の関係に違和感があったけれど、この話を経てそれ以降の関係となったのだなと納得。

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    2013年11月22日
  • エール!(1)

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    「女性のお仕事小説」のアンソロジー。
    それぞれ実力がある作家さんが揃っているだけに、どの作品にも安定感があってハズレはありません。
    全編が文庫オリジナルの書き下ろしとのことですが、互いに少しだけ情報が共有されているのか、他編の主人公がほんの少しだけ、しかもボヤかした表現で登場するところも面白いです。
    一番良かったのは、やっぱり小路氏の「イッツ・ア・スモール・ワールド」かな。

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    2013年11月18日
  • かがみのもり

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    解説にもあるとおり、ジョブナイル感が強調されていて、その分ミステリーの要素は薄いです。地方の町、神社、山などから想像れる因習めいたものや、宗教のもつある種の不気味さもあいまって、作品全体を包む雰囲気はなかなかいいです。
    このシリーズでは最も読みやすい話かもしれません。

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    2013年11月13日
  • 片耳うさぎ

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    大きなお屋敷につたわる古い言い伝えにまつわるお話。
    物語に入り込むまでに少し時間がかかったけど、後半は、続きが気になって楽しく読み進められた。
    不思議な雰囲気をもつ作品。

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    2013年10月21日
  • 夏のくじら

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    高知のよさこい祭りと篤史。

    この本を読んでると、よさこい祭いきたくなる。
    まだ一度も見に行ったことがないから、今度、来年見に行く!

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    2013年10月18日
  • かがみのもり

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    隣県の中学へ赴任してきた新米国語教師、片野厚介が主人公。
    ある日彼は教え子から相談を受ける。
    立入禁止の聖域として祀られている山にこっそり入り、
    探検を試みた際に見つけてしまった豪華な金色堂。
    そこをもう一度一緒に調べてほしいのだと。

    地元の人や先任の先生方による制止などもあったが、
    結局は彼らと共に調べることになる。
    そして、興信所の男や白装束集団、金色堂について知りたがる
    他中学の美少女などが彼らの前に現れて・・・
    といったお話。


    大崎さんは、出版社や書店員を扱ったシリーズのほかに、
    今作のような土着の信仰や慣習を絡めた物語も得意ですね。

    ミステリ要素よりもどちらかと言うと冒険色の

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    2013年10月03日
  • かがみのもり

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    新任中学教師が教え子から神社にまつわるすごい発見を打ち明けられて・・・。裏山の聖域の噂、新興宗教、興信所、みんな怪しく思えて、どきどきしながら読み終えました。あともうちょっと盛り上がりを期待していたので、少し物足りない感があります。学校の先生がこんな先生だったら、楽しいかもしれない。

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    2013年09月11日
  • 夏のくじら

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    一度本場のよさこいが見たいと青春18キップで乗り込んだ。
    同じ阿呆なら踊らにゃそんそんを地で行く自分が、ただただ通り過ぎる隊列に手を叩いて歓声を上げた。

    行き当たりばったりなスケジュール、
    踊ってる最中に腕を掴んで無理矢理メダルを掛けたり、
    かと思ったら踊り子も手を振って列から抜けたり、
    最後尾からは団扇のサービス。
    賞がらみのソーラン系を踊ってばかりだった自分には驚く事ばかりで、
    でも純粋になんて楽しいんだろうと思った。
    これが祭だって。

    本当は夏の真っ盛り、ギラギラな酷暑のど真ん中で
    読みたかったけど、なんとか残暑には間に合ったかな。

    昼間の原色の鮮やかさ、
    夜の幻想的な艶やかな深み

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    2013年09月07日
  • サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ3

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    書店・成風堂を舞台に書店員・杏子ど勘の鋭いアルバイト店員・多絵のコンビが成風堂に持ち込まれる謎を解く短篇集。事件と言うほどでもない出来事だが推理を展開していく過程が読んでいて楽しい。そしてホロッとするところも。最後の「ヤギさんの忘れ物」が特に気に入った。
    コミックのビニール掛けとが付録付雑誌の紐掛け、返品作業に発注など書店の裏側も見れて面白い。

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    2013年08月04日
  • サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ3

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     杏子さんと多絵ちゃんシリーズは、短編の方がいい。ほのぼのとしていい話だった。君と語る永遠は、本屋を通じての父と子の物語で子どもの健気さに打たれた。金森君の告白は、ほんのりとした恋愛話でほのぼのしい。サイン会はいかがは、「自分が目指したいのはすごくなくてもいいから身近な人が笑顔をのぞかせてくれるような棚だ。」というところに共感。ヤギさんは、そういう人と人がつながれる本やさんっていいなあ。私ならどこがあるかなあと考えた。大崎さんって本を通じてのほんのりとした人のつながりを書くのがうまいなあと思った。

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    2013年07月25日
  • 夏のくじら

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    《本文より》

    きれいな人なら他にもいたかもしれない。
    「どうゆう時間をいっしょに過ごしたか、その方が大切である。」

    「なろううと決めたときから、始まってるんだ。
    今、本気になれん者に後があるものか。」

    「お前は踊れいいないわけではない。
    ただ綾乃や多郎はカジが想定していたレベルの
    もっと上を目指している。それが差を生むのだ。」

    「真剣さがたりない!」
    「そうゆうともちがう、お前だってがんばっている。
    多分、ここまで行きたいちゅう「ここ」が明確にあるかどうかやろうな。

    お前にとってよさこいは何や!!
    今年のチームで何がやりたい。

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    2013年06月12日
  • サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ3

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    シリーズ第三弾。この作品は短編の方が飽きずに読みやすい。書店の裏側も同時に描かれていて、現実味に添った探偵物だと思う。

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    2013年06月11日
  • サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ3

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    やっぱりこのシリーズは短編の方が好き(^^)♪推理だけでなく本屋さんの苦労もよくわかって、毎回読んでて楽しい(^∀^)もっとシリーズ続いて欲しい!

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    2013年03月25日
  • キミは知らない

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    豪奢なお屋敷が出てきたかと思えば登場人物も怪しげ。
    ちょっと懐かしの横溝正史作品をポップにしたような。
    現代のお話にしては設定についていけない部分もあったけど
    そこは大崎梢の筆力でカバー。
    一気に読めるミステリでした。

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    2013年02月25日
  • 晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ2

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    まるう堂の描写がすさまじく魅力的!この本屋に行きたいと純粋に思いました!前作とはおもむきをかえ、長編での進行でしたが、これはこれで楽しめたかな(^∇^)

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    2013年01月04日
  • サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ3

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    やっぱり本屋の謎は本屋でおきて本屋で解いてもらいたいね。
    表題作の「サイン会はいかが?」サスペンス要素が強くておもしろかったし、
    「君と語る永遠」がとてもよかった。
    ほろりとさせられました。
    あとは、金森くんに微笑ましくなったり。

    ミステリーとしてはまぁまぁってとこですが、次も出たら読みたいです。
    本屋さんの日常のさまざまな労力を垣間見るとともに、本屋の活用法や楽しみ方も学べるのがうれしいです。

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    2012年12月17日