大崎梢のレビュー一覧

  • スノーフレーク

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    同じ作家さんの本を続けて読むことはほとんどないのですが…
    (上下巻に分かれているものは別ですよ~)

    大崎さんの”The・青春!”小説です。
    ミステリーの要素もありつつ…
    楽しませてもらいました。

    桐谷美怜さん主演で映画化されているのですね。

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    2016年10月22日
  • 忘れ物が届きます

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    過去に起きた事件や謎の真相が
    時を経て明らかになるお話が5つ。
    どの短編も、最終的には
    「あぁ、そういうことだったのか」
    と思えるオチが用意されているけど、
    インパクトはあまりなかった。

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    2016年10月10日
  • プリティが多すぎる

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    出版業界にまつわる物語を得意とする大崎氏ですが、雑誌しかもティーン向けファッション誌が舞台とは意外でした。大崎作品らしく素直に前向きに描かれているものの、主題に馴染みがないだけにやや入り込めなかったかも。

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    2016年06月18日
  • スノーフレーク

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    ネタバレ

    北海道に住む高校生・真乃と、幼馴染の亨。そして6年前一家心中によって死んだはずの逸人。
    しかし逸人の死体は当時見つからなかった。もしかして生きているのでは。真乃と亨、そして真乃の親友たちが過去の謎に迫る。
    終始、じっとりした雰囲気が漂う。
    うーん、大崎さんの書店ミステリが好きだっただけに、自分の中での期待値が高すぎたな。後半の詰めが甘かったかな。
    やはり、彼女の作風は日常の謎が合っている。と思う。個人的には。

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    2016年03月16日
  • キミは知らない

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    最初から終始誰が味方で敵か分からない、しかもくるくるとそれが入れ替わる展開でハラハラしながら一気読みしました。
    内容的には、ミステリというよりは少女の冒険譚でサスペンスといった印象でした。
    主人公がちょっとヒステリックというかパニックに陥りがちなので感情移入して読むとちょっと疲れるかな。

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    2016年02月28日
  • 片耳うさぎ

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    ネタバレ

     父の事業が失敗し,父の実家に居候することになった小学六年生の奈都。父の実家は,「蔵波邸」と言われ,田舎では随一の大屋敷。奈都の父は,職探しのために実家にはいない。母親も,母方の祖母の具合が悪くなり,蔵波邸を離れてしまい,週末まで戻らないという。
     奈都が蔵波邸で寂しい思いをしないように,友人の「ねえちゃん」である「さゆりさん」が週末まで一緒に過ごすことになった。
     田舎が舞台であり,謎のおばあさんである「みやさん」が登場したり,蔵波家に不幸をもたらすという「うさぎ」の伝説があったり,うさぎについての童謡が存在したり,子供が主人公であるにもかかわらず,古き良き時代の日本の本格ミステリである横溝

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    2017年01月01日
  • 背表紙は歌う

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    ネタバレ

     本好きにはたまらない設定で,本はなるべく古本屋で買わず,本好きとして本を買って,業界を盛り上げていこうという気分にさせる作品。そういうパワーがある。プロモーション・クイズこそ「あれっ」と思うデキだったが,全体的んいレベルは高い。ミステリ・ミステリした雰囲気の作品ではないが,軽く読めてほっこりできる作品ぞろい。好みの作風ではないが,十分楽しめた。★3で。

     個々の作品の所感は以下のとおり

    ○ ビターな挑戦者
     ゼンパンと呼ばれる出版社と小売業を結ぶ取次業者の名物社員である「デビル大越」にスポットを当てた作品。用意された謎は,デビル大越は,なぜ,出版社を憎み,書店を憎まないのか。主人公,井辻

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    2016年01月24日
  • 配達あかずきん 成風堂書店事件メモ1

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    ネタバレ

     本屋さんを舞台とした「日常の謎」系ミステリ。まず,主人公の杏子と探偵役の多絵のキャラがその立ち位置も含め,きっちりかき分けられており,しかも,かなり魅力的な存在に描かれている。「パンダはささやく」以外は,ミステリは弱いが,いずれも読後感がいいさわやかな話がそろっており,通勤のおともや寝る前の読書に最適。誰にでも勧められる良作。ミステリとして弱いところが好みではないので,★3かな。

     個別の作品の所感は以下のとおり

    ○ パンダはささやく
     購入してほしい本を暗号で伝えたおじいさんの話。実は,おじいさんは資産家で,「姪」という触れ込みで押し入ってきた女に命を狙われており,暗号のカタチで危機を

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    2022年11月12日
  • キミは知らない

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    展開が速く、続きが気になって仕方ない。一気に読んでしまった。

    誰が味方なのー、とはらはらしながら楽しみました

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    2016年01月16日
  • キミは知らない

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    津田先生が学校を辞めた。そう聞いて悠奈はいてもたってもいられなかった。十二年前に火事で亡くなった学者の父の蔵書をきっかけに、語り合った野暮ったいけど優しい先生。どうしても会いたくて密かに知った住所を頼りに訪ねることにする。しかしその住所は父の手帳に書き残されていたものと同じだった。先生は父と何か関係があるのか、訝しみながら訪れた先で出会ったのは、整った顔をしているけれどちゃらくて傲岸で意地悪な、けれど確かに先生だった。混乱する悠奈にさらに、黒服の男たちが接触する。彼らは悠奈に「お嬢様を待っている人がいる」と強引に連れ出そうとして……。

    お家騒動サスペンス的ラブコメ。展開が目まぐるしくて、かつ

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    2015年12月22日
  • 背表紙は歌う

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    井辻くんことヒツジ君シリーズ2作目です。中堅出版社の営業マンとして書店を巡る彼は書店ならではのトラブル、出版社ならではのトラブルに遭遇しますがいわゆる人の死なないお仕事ミステリーです。やはり本関係の物語は好きのだなあ、本屋さんの内幕を覗き込むみたいで。
    こんなに本読んでいるけど本屋さんの友人1人もいないことにはたと気づきました。どうやったら書店員さんと友達になれるんだろうか。

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    2015年11月17日
  • ふたつめの庭

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    ネタバレ

    旬太が読んでいた絵本を取り上げた千夏。普段は大人しい彼女がどうしてそんなこと?数日後、彼女と母親が行方不明に。2人の行き先のヒントは絵本?- 第一話 絵本の時間

    雨上がりの朝、園内に不振な足跡が。以前から不審な男の目撃情報。捕まえてみると、正体はここを10年前に卒園した高校生。園内に忍び込んだのには理由があったー。 第二話 あの日の場所へ

    とあるシングルマザーと旬太の父・隆平が最近急接近していると園内で噂に。保育士の美南はなぜかモヤモヤしてしまいー。 第三話 海辺のひよこ

    1年半前に離婚した隆平の元妻が保育園に現れた。なぜ今更?復縁か?父子家庭になった経緯を隆平から聞いた美南は、思い悩ん

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    2015年11月15日
  • プリティが多すぎる

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    読みやすいが……話の展開からすっきりしたエンディングを予想していたけど全体的にもやっ……。
    結構面白そうな設定なのにあまり深く踏み込んで行かず、個人的には主人公の言動も終始微妙だったかな……。

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    2015年11月02日
  • スノーフレーク

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    恋愛もの青春もののミステリー。いろいろ物足りないが、良い作品にしようとした頑張りは買う。他の連作もののほうが圧倒的に出来がよい。
    キャラクターの仕上がりが浅くて、あまり入り込めない感じ。だからと言ってダラダラ書き込めば良いわけではないのが小説の深いところですね。

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    2015年09月29日
  • スノーフレーク

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    ネタバレ

    ただの三角関係の恋愛モノだと思って読み始めましたが、ただの恋愛モノぢゃなくしっかりしたミステリー。序盤から訳が分からずドキドキしていたのにラストがなぁ。『性同一性障害』というのはいらなかったのではないかと強く思う。なくても成立するし伏線はまるでなかったし。
    ちょっと文体が苦手。誰の言葉なのかよく分からなくて読み返したりキャラクターがイマイチだったり、過去に警察が分からなかったことを素人が辿り着いてしまう出来すぎた不自然さも読みにくく感じてしまった。途中まで面白かっただけに残念。

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    2015年09月22日
  • 晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ2

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    前作とは違って殺人事件です。
    登場人物たちや雰囲気は変わらずに
    書店という世界からちょっと飛び出した事件に
    探偵コンビは飛び込んでしまいます。

    自費で出かけた地方書店の事件。

    この設定でこの先どこまで話が広げられるのかが
    楽しみだったりします。

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    2015年07月08日
  • 平台がおまちかね

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    心温まる短編集でした。とりわけ「絵本の神様」はじーんと来たなぁ。そして、本屋さんや出版社の営業担当の仕事について知ることができた。大変な仕事だってことは分かっているけど、本に囲まれて仕事できるなんて、なんて素敵なことなんだろう♪

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    2015年05月28日
  • 平台がおまちかね

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    数々の書店員あるあるに思わず頷きながら読み進めた。私は重労働だとは思ってないです。薄給なのは否定できませんがね(笑)
    登場する書店員たちの言葉がリアルで身につまされる思いです。とりあえず、店に来てくれる版元営業さんに労いの言葉の一つでもかけようと思います。
    ミステリーというよりはお仕事小説ですね。

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    2015年05月27日
  • プリティが多すぎる

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    この作家さんの作品は大概気持ちよく読めるしこれも面白く読んだけど、こういうジャンルの話はどーにももやっと感が残る。もやっともやっと。

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    2015年05月12日
  • 片耳うさぎ

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    最後の最後に主人公のキャラクターも急に変わるし、新事実がいくつもいくつも明らかにされてしまうし、勿体つけたような展開。

    お屋敷の描写があまり現実感を伴わず、ミステリーの舞台としてはおぼろげ。

    可もなく不可もなく、惹きこまれもせず。

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    2015年04月08日