感情タグBEST3
Posted by ブクログ
高校の図書室を舞台にした本にまつわるミステリー。
ミステリーとしても面白いけど、図書室の存在意義についても考えさせれる本だった。
「空を見上げて」が泣きそうになってしまった。
「せいしょるせいしゃられる」も同様に胸が熱くなってしまった。
やっぱり本っていいなー。
色んな作家さんの名前や作品名がでてきて、それもまた楽しかった。
Posted by ブクログ
高校図書室の司書が主人公の書籍系日常ミステリー短編集。本屋さんミステリーの大崎さん、同じ書籍扱いでもこういう設定で来るんかぁ。なるほど学園ものにもなり、書籍系にもなるってこと。
司書さんはワトソン役で名探偵は出入りの書店員さん。出てくる本は、百人一首から東野圭吾、青山美智子までさすがのチョイス。
しかし、中田永一=乙一からのトリック崩しなんか、本好きしかピンとこーへんのちゃうか?俺は大好きやけど(笑
Posted by ブクログ
司書さんが学校で生徒たちに寄り添いながら奮闘する本に纏わる蘊蓄が半端ない。膨大な本の知識と書店員の針谷さんがいい味だしていて、プチミステリーもライトに楽しめて肩肘張らずに読めたのがとてもよかった。ラストの本は自分が実際に読んだ本ことのあるだったのでビックリ。小野不由美さんは初めて知った作家さんなので読んでみようかな。
Posted by ブクログ
高校の図書室を中心とした本に関するライトミステリー。結構読んだことがある作品のタイトルが登場しているので親しみを感じる。私自身は学校で借りなくても家に山ほど本があったので、学校の図書室には縁がなかったなあ・・・
Posted by ブクログ
事件は起きるけれど、嫌な終わり方をしない。
頑張れ、よかったね、
そんな言葉をかけたい終わり方。
安定の大崎梢さん。
作中に出てくる著者とタイトルをメモしておきたい。
もう高校生じゃなくておばさんだけど、
私も学校司書の先生に幸せに踊らされている。
Posted by ブクログ
高校時代何してたんだろうってホントに思う。司書さんや書店員さんと仲良く話できるっていいですね。背表紙の話は執念ものを感じて怖かったけど、両刀使いの先生もスゴイなー。おばあちゃんの読んだ本を探す話は良かったです。読んだものもあってニヤニヤしちゃったけど未読のものは気になる。『蒼穹の昴』『球形の季節』、そして春雨の『息子に夢中』。読んでみたいと思いました。「くちびるに歌を」の中田永一さんと乙一さんが同一人物だと知らなくて話の内容が一瞬飛んだ。本に助けられる人が沢山いる。私もその1人です。
Posted by ブクログ
高校の学校司書さんが、生徒たちが持ち込んでくる相談を、図書室に出入りする本屋さんと一緒に解決する話。
タイトルの27000冊は高校図書室の平均蔵書数だそう。
読み終わってあたたかい気持ちになるミステリーだった。
いろんな悩み持った高校生が出てきたけど、どの子も楽しく過ごせてたらいいなと読みながら祈ってた。
小説のタイトルがたくさん出てきたのでどれか読みたくなりました。
Posted by ブクログ
どんな環境にいる子にも、なんらかの形で、助けになりますように。
駒子さんの喜び、苦しみ、モヤモヤする気持ちもうまく言葉に出来ない気持ちも、すごく共感できます。
Posted by ブクログ
本文中に実際にある本のタイトルが沢山出てくるとのことで,読んで見ましたが
ハードルを上げすぎたのか思っていたより少なかったなー
高校の図書室 司書さんが図書室に持ち込まれる相談を解決していくお話
書店員さんの針谷さんが有能です
ラストの針谷さんの台詞がぐっときます。
本を届けたい。
Posted by ブクログ
最近、この手の本好きの人が喜ぶような作品が増えてきたように思う。
作者の紹介を読むと元書店員さんだそうで、さもありなん、という感想。
本屋大賞の影響なのだろうか。
本好きの人にとっては馴染みの作品名がたくさん出てきて楽しさが増すかもしれない。ただ、普段本を読まない人には響かずに終わる気がしなくもない。
Posted by ブクログ
学校司書の駒子さんが学園ミステリーを解いていく5篇です。実在する本がたくさん出てくるのと主人公が司書さんなので本好きには楽しめる一冊かと思います。本を愛するが故の司書さんの想いがいたるところで垣間見れます。『謎』も全て本に繋がっているし、どれも違った要素が入っているミステリーになっていました。
Posted by ブクログ
学校司書と図書室に納品に来る書店員が、学校で起こった謎を解く。
学校司書が、生徒のことを考えた立場であり、生徒の味方でいることが、読んでいてひしひしと伝わってきた。
作中には様々な本が登場するけど、どれも人気作ばかり。読んだ覚えのある本も多かった。
読む子は大人と同じものを読んでいるんだなと改めて実感。
Posted by ブクログ
YA向けで、作者の大崎さんが中高生にもたくさん本を読んで欲しいとの願いが込められた作品だった。
ところどころに、有名作家さんの名前や作品名が出てきて、読んでない本は気になり、読みたくなった。
同業者としては、駒子の親身あるレファレンスには頭が上がらない。
Posted by ブクログ
とある高校で司書を務める星川駒子の連作。
日常系ミステリだがとてもいい。シリーズ化するといいなあ。
あと大崎さんの作品は実在の本がたくさん出てくるので嬉しくなってしまう。
読んだことある本も多かったな。
Posted by ブクログ
大崎さんの本の話なら安心して読める、と思っていたが、思ったほど進まなかった(汗)
学校司書の駒子と、書店員の針谷のコンビ。実際の本も出てきて、そちらにも興味がわく。
進まなかった割にはシリーズ化して欲しい物語。
Posted by ブクログ
この本の中に実際にある本の題名がたくさん出てきた。まだまだ読んでない本もあるので読んでみたいな。学校の図書室の司書というのは、生徒一人一人とまっすぐ向かい合って、悩みや相談を一緒に考えてくれる。なくてはならない仕事なんだね。暖かい気持ちになれた。
Posted by ブクログ
学校司書の駒子が、出入りの書店員針谷と生徒が絡んだ謎を解き明かしていく短編5つ。作者はもと書店員とのこと、よく知る本がたくさん登場。学校司書が出てくる本は手に取りがち。
Posted by ブクログ
高校でおきた図書にまつわる事件などを司書が図書店員に相談しアドバイスをもらいながら解決していきます。
生徒の心によりそうその姿に心打たれます。
Posted by ブクログ
本が大好きな私は学校の図書室、大好きでした
そんな図書室と、本にまつわる話
保健室が心休まる場所になる生徒がいるように、図書室が心休まる場所になる生徒もいる
私にとって学校の図書室は
ずっと居たいけど、居られない、そんな場所でした
きっと今でも
図書室に心救われている、そんな生徒がいるのだろうと思います
Posted by ブクログ
高校の司書さんが主人公の人が死なないミステリのような感じ。よかったところは、さまざまな本のタイトルや作者が出てくるところ。読書好きなら、あ!これ読んだことあるとテンション上がります。
内容的には本当に平々凡々。高校を舞台に起こるちょっとした謎を解き明かすストーリーなら米澤穂信の古典部シリーズの方が好きという個人的な好み。
Posted by ブクログ
誰かに本を届けたい
その思いは司書も書店員も同じだ。
一冊の本が、本のある空間が、癒しになり助けになる。
その事を一人でも多くの人に知ってもらいたいと思う。
Posted by ブクログ
とある県立高校司書が主人公の「日常の謎」ミステリ。
「日常の謎」分野の嚆矢となる北村薫ほど格調高くはないが、最近の知られた本も紹介されていて、本に絡めた謎解きも気軽に楽しめる。
Posted by ブクログ
読書の可能性を信じている人たちの物語。
熱い司書さんは想定していたものの、何がぐっと来たかって県教育委員会が後ろ盾となって動いていることだ。
高校の国語でも小説よりも実用文を重視するとか、教育現場の流れは西沢先生寄りなのではと勝手に思っていたので、これが実情を反映しているのなら素敵なことだ。
教えるだけじゃ教育にはならない。育むとは違うかもしれないけど、培うのには読書はかなり役に立ちますよ(別に役に立たなくてもいいという自由さも尚素晴らしい)。
Posted by ブクログ
【収録作品】放課後リーディング/過去と今と密室と/せいしょる せいしょられる/クリスティにあらず/空を見上げて
県立高校の学校司書・星川駒子が、出入りの書店員・針谷敬斗と共に、生徒が巻き込まれた事件の謎に挑む連作。
学校司書の置かれた立場や彼らのもつ矜持が垣間見え、エールを送りたくなる。
Posted by ブクログ
学校司書をしています。
自分の仕事が出てくる作品は現実がチラついて集中できませんが、子ども達に本を読んでもらいたいと孤軍奮闘する姿には共感出来ました。刑事さんやお医者さんもこんな気持ちで素人探偵ミステリを読んでるのかな。
Posted by ブクログ
神奈川県立高校の学校司書の話で、とても共感。
5つの連作短編集。
登場する本がたくさんありどれも興味ある本。
例えば
「犬がいた季節」伊吹有喜
「お探し物は図書室まで」青山美智子
「心とろかすような」宮部みゆき
「十二番目の天使」オグ・マンディーノ
「34丁目の奇跡」ヴァレンタイン・ディヴィス
「夜明けのすべて」瀬尾まいこ
「あめつちのうた」朝倉宏景
「神様のカルテ」夏川草介
「チーム・バチスタの栄光」海堂尊
「罪の声」「騙し絵の牙」塩田武士
「星がひとつほしいとの祈り」原田マハ
「真夏の方程式」「秘密」「放課後」東野圭吾
「火の粉」「犯人に告ぐ」雫井脩介
「風が強く吹いている」三浦しをん
「一瞬の風になれ」佐藤多佳子
「叫びと祈り」梓崎優
「さがしもの」角田光代
「オーダーメイド殺人クラブ」辻村深月
「ABC殺人事件」アガサ・クリスティ
「真夜中のパン屋さん」大沼紀子
「坂の上の雲」司馬遼太郎
「雲を紡ぐ」伊吹勇喜
「三月は深き紅の淵を」
「蜜蜂と遠雷」恩田陸
「くちびるに歌を」中田永一
「息子に夢中」中島梓 春雨メニューの本
栗本薫 ⇔ 中島梓 別名義を持つ作家
(登場した本は、まだある、書ききれなかった。)
すごい。ワクワクする。
5作とも本が絡んでいて面白かった。1つめの「放課後リーディング」と「空を見上げて」が好き。