大崎梢のレビュー一覧

  • 女ともだち

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    女性作家たちが描く、「女ともだち」のアンソロジー。
    やさしかったり、ヒリヒリしたり。離れたりくっついたり。女同士だから分かり合えること、女同士だから叶わないこと。

    どれも絶妙な距離感がたまらない作品ばかりだった。

    初めの2作はゾッとする感じ。

    額賀澪さんと嶋津輝さんは初めましてだったけど好きな感じだった〜‪

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    2021年12月17日
  • 平台がおまちかね

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    出版社でも校閲はこの前も取り上げられてたけど、営業は新しいね、、、!
    日常ミステリ大好き人間としてはさらっと読めて素敵でした◎

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    2021年10月31日
  • 女ともだち

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    千早茜さんが書く小説が好きで買ってみたけど
    正しい女たちに出てくる読んだ事ある短編小説でした( ¨̮ )

    他の作家さんも面白いと思うのがあって
    他にも読んで見ようと思った。

    ゾッとしたりお前かーいて思ったりできて
    面白かったです。

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    2021年08月15日
  • 夏のくじら

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    息子が小学生の頃、地元のよさこい祭りに参加して、汗だくになり真剣に踊っていた。そんな思い出からこの本を読み出した。熱気はたしかに伝わった!真夏の土佐の暑さも、踊り続ける渇きもみんな伝わった。
    良い小説だった。

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    2021年08月13日
  • かがみのもり

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    中2男子と担任教師との掛け合いが面白い!ネットや携帯を駆使した今どきの冒険譚。媒体はYAですが、物語として普通に面白いです。先生も人間なんだなあと、読み終えて感じました。

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    2021年07月29日
  • プリティが多すぎる

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    ティーン誌の部署を軽んじ積極的になろうとしない主人公南吉くんに、最初はやきもきしイライラした。そんな南吉くんも、ティーン誌出版に真剣に取り組むスタッフや若いモデルたちと仕事をしていく中で、少しずつ変化していく。このモデルたちがまたひたむきでかわいい。スタッフたちのプロ意識がかっこいい。ジュリちゃんのエピソードは、本当に厳しい世界なんだということがよくわかる。こんな話、現実にもごまんとあるんだろうな。この人の他の作品もぜひ読んでみたい。

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    2021年06月14日
  • プリティが多すぎる

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    ネタバレ

    「ピピン」を出し続けていくために、編集者ができることは限られている。今まで通り細部に至るまで作り込み、女の子たちの趣味嗜好を置いてきぼりにせず、ピュアでポップなローティーン誌をめざす。ミスを真摯に謝罪したのちは、きちんと顔を上げ、現場を引っ張る。噂話は尾ひれが付いておもしろおかしく回るものだが、離れてしまっては惜しい雑誌であることが最も有効な鎮静剤になりうる。平の編集者はそうなのだろう。けれど管理職の人間はもっと具体的な責任の取り方が求められる。

    次に会った時、彼女にもうもう少しきちんと話をしよう。今いるところで精一杯、頑張ってみようと。

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    2021年05月09日
  • 宝の地図を見つけたら

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    途中まではファンタジー色のある埋蔵金物語だと思っていたのに、後半は大崎さんにしては珍しい本格的なクライムノベルでした。
    悪者たちの最後があまりに呆気ないものでしたが、それ以外は舞台設定もスリル感も良かったと思います。

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    2021年04月14日
  • アンソロジー 捨てる

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    中古で買ったら、なんと大好きな松村比呂美さんのどなたかに向けた
    直筆サインが入っておりました。ラッキー。
    「捨てる」をテーマにしたアンソロジーもの。
    テーマからいうと断捨離・清算などが思いつくけれど、
    それから展開される物語はどれも面白かった。
    特に好きなのは、「蜜腺」「ババ抜き」
    読み終わってしばらくたつ今でも、思い返すと背筋がぞくっとする。

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    2021年03月29日
  • ようこそ授賞式の夕べに

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    ネタバレ

    書店大賞事務局に不審なFAXが届く。
    8年前に閉店した、金沢の飛梅書店からの告発状のような脅迫状のような文。
    一体だれが何の目的でこんなものを送り付けたのか。

    福岡の書店バイトの子とともに杏子と多絵が、謎を解くために奔走すればするほど謎は増し、それとは別ルートで同じ謎を追っていた、別シリーズの出版社営業員たちの調べた事実を突き合わせた時、初めて謎は真実の姿を現わしたのだ。

    本筋の謎よりも、その背景である書店大賞(もちろん本屋大賞のこと)の内幕が興味深かった。
    本が売れない今、どうやって本を売るかという気持ちから、本屋さんたちが立ち上げたこの賞は、回を重ねるごとに注目を浴び、規模が大きくなり

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    2021年02月23日
  • 女ともだち

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    COPY 村山由佳
    ト・モ・ダ・チ 坂井希久子
    卵の殻 千早茜
    水底の星 大崎梢
    こっちを向いて。 額賀澪
    ブータンの歌 阿川佐和子
    ラインのふたり 島津輝
    獣の夜 森絵都
    8人の女性作家による、女性ばかり出てくる8つの短編集。豪華な顔ぶれの短い話が詰まっているから読み終わるのがあっという間でなんとももったいない。けど、読んだことのない作者の作品を読んで興味を持つきっかけとしていい機会になったかも。
    男性目線でよく描かれるような、勘違いとか思

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    2021年02月19日
  • 平台がおまちかね

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    ネタバレ

    目次
    ・平台がおまちかね
    ・新人営業マン・井辻智紀の一日 1
    ・マドンナの憂鬱な棚
    ・新人営業マン・井辻智紀の一日 2
    ・贈呈式で会いましょ
    ・新人営業マン・井辻智紀の一日 3
    ・絵本の神さま
    ・新人営業マン・井辻智紀の一日 4
    ・ときめきのポップスター
    ・新人営業マン・井辻智紀の一日 5

    大崎梢がデビューした頃は、今ほど書店や出版社などを舞台とした本が出ていなかったと思います。
    しかし今、私もそれなりにそれらお仕事小説を読みましたので、今更出版社の営業マンの仕事だけを書かれても満足は出来ない。
    では、ミステリ小説としてのこれはどうか?

    正直、ミステリとしてはあまり面白くありませんでした。

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    2020年12月28日
  • だいじな本のみつけ方

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    本が大好きな中学生の野々香。
    普通の女の子なのだけれど、本が好き、特に作家の荒木真琴の作品が好き、という気持ちは誰にも負けない。

    発売前の荒木真琴の新作が校内に置き忘れられている――。
    この謎を解くべく、動き始めると、なぜか気に食わない同級生の高峯秀臣が絡んでくる。
    しかし、動いているうちに、次第にいろいろな人々に出会い、世界を広げていく。
    書店でのPOP展示、小学校での読み聞かせ会などの実現に奔走する。
    読み聞かせ会のボランティア、ビトさんとマリちゃんの間の不幸なかけ違いを、十年近い時を隔てて野々香たちが修復していくのも、読んでいて温かい気持ちになる。

    野々香は、他の人の本の好みを決して

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    2020年12月13日
  • だいじな本のみつけ方

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    同じ中学生の本読みとして、共感できる話だった。自分と比べてみてもいいし、共感できるなとも思える話で主人公も明るい、中学生らしい子でとてもよかったと思います。

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    2020年10月20日
  • 晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ2

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    元同僚が勤務する歴史ある書店で謎解き。
    今までのほわほわした謎と違い、バッチリ殺人だったのがちょっと意外でした。でも、変わらず本にまつわる小ネタもあり、楽しく読めました。

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    2020年09月30日
  • プリティが多すぎる

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    やりたいことではない新しい部署で翻弄されながらも頑張る主人公がかっこいい。
    10代の子が一生のうちたった一瞬の時間にある夢に、真剣に向き合っているところも好きです。

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    2020年09月30日
  • よっつ屋根の下

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    息子、父、母、娘、それぞれの視点で見つめる物語。
    いくら家族だろうとそれぞれ譲れない部分はある。
    それを誰かが折れて家という枠に無理矢理収めようとするから窮屈に感じるのかもしれない。
    我慢し過ぎない、けれどお互いの思いをちゃんと分かってあげることが家族円満のコツなのだろうかと勉強になった。
    全ての章で結びは爽やかで風通しの良い感覚が味わえるので家族という重そうなテーマでもずんずん読めた。

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    2020年09月20日
  • 女ともだち

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    女性作家8人の短編。どれも面白かった。ゾクっとしたり、女友達ってそうだったなーと身に覚えもあるものもあり、やはり女性作家だけにリアリティがありつい肯いてしまった。初めましての作家さんとも出会えるのが短編を楽しむ醍醐味でもある。

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    2020年09月19日
  • スクープのたまご

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    週刊誌編集部が舞台の小説。ギラギラした事件屋の物語ではなく、週刊誌に対して否定的な感情をもつ新人社員が主人公なところが面白い。
    私は週刊誌は読みませんが、本書を読んで週刊誌という存在に対する見方が少し変わりました。また、班体制で事件を追うという意味では、警察小説に通ずるものもありますね。

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    2020年08月04日
  • アンソロジー 隠す

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    気になる作家さんが沢山。読み応えがあった。
    アンソロジーは知らない作家さんとの出会いがあるから好き。個人的に新津きよみ「骨になるまで」松村比呂美「水彩画」がよかった。

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    2020年07月31日