大崎梢のレビュー一覧

  • アンソロジー 初恋
    アミの会の面々が描く初恋、色々な初恋があって楽しかった。
    思いがけずイヤミスちっくなものもあったし。
    涙を流す絵の話が1番好きかな。
    あと、迷子も同じぐらい好き。
    どちらも、ほのぼのしていて、可愛くて、私の好みにぴったり。最後のあれには完全ノックダウンw
    アミの会、次のテーマはなんだろう。楽しみでな...続きを読む
  • 本バスめぐりん。
    大崎梢氏の本を巡るストーリー。
    もうそれだけで嬉しくなって表紙買い(笑)

    さらさらと書かれたように見えてしまう文章なのに
    ひとつひとつのエピソードが考え抜かれた展開で
    必ず素敵な結末を迎えている。

    テルさんが少しうらやましいのは
    あと3年で教員生活も一区切りを迎える私が
    学校ではないどこかで、教...続きを読む
  • 本バスめぐりん。
    ぎゅっと胸が痛くなる、静かに涙が溢れてくる…。大げさなことは無いけれど、読んでいると確かに心と身体が動かされる。
    大崎さんの小説のそんなところが好きです。
  • プリティが多すぎる
    『プチセブン』『セブンティーン』私も中学生のころは、これらの雑誌を読んで、イマドキの女子になるべく情報を収集したもん。当時は神田うのやほしのあきがモデルさんだったな...。時の流れを感じます。物語は出版社勤務の新見が、不本意な異動でローティーン誌に配属になることから始まる。プリティいっぱいの現場に面...続きを読む
  • スクープのたまご
    再読。やっぱり面白いよね。大崎さんの出版社シリーズ結構好きなんだよな。しかし週刊誌の取材って大変だよね。結局だんだん染まっていく日向子が好きさ。最後はちょっとうまくいきすぎだけど、そこはまぁ本ってことで。
  • 背表紙は歌う
    再読。家にある本を読みなおしたくなってきたので。こういうの読むと本屋の減少が身に迫ってきて悲しいね。昔はたくさんあったのになぁ(T_T)。本屋さんがこれ以上減りませんように。
  • エール!(3)
    様々な職業をテーマに、様々な作家さんが競演したアンソロジーの第3弾。
    たまたま好きな作家さんが多かったので、第3弾からいきなり読み出したが、美術作品の運搬の方の話や、ベビーシッター、新幹線の清掃員の話が特に面白かった。
    それぞれの作家さんの得意分野の作品が読めたのも、とてもお得な作品集だったと思う。...続きを読む
  • 女ともだち
    女友達同士のあるある三昧。なかなか面白いストーリーが個性的に繰り広げられる。この作家はここを攻めてくるのね〜とか思いながら読めるのも楽しい。
  • 女ともだち
    女性作家8人の「女ともだち」をテーマにしたアンソロジー。こういうアンソロジーて、「ん?」て思うものが入っていたりもしますが、今回はどれも面白かった。初め3篇は女性のドロドロした部分をクローズアップ。友達ストーカー手怖い!でもこんな心理なんだろうなぁ。大崎梢は未熟な子供同士の嫉妬、大人になるともっと世...続きを読む
  • だいじな本のみつけ方
    本屋さんで働く青山さん。作家の新木真琴さん。そして、主人公の野々香は人と人の心を繋ぐことの大切さをストーリーの中で展開してゆく。サン・テグジェペリの「人間の土地」の中で、職業の偉大さは人と人を親和させる点にあると言ったことを思い出した。
  • 平台がおまちかね
    本好きの人にはお勧めの本でしょう。
    出版社の営業とはどんな人たちなのかというものが、ものすごくよくわかる本です。
    書店の平台に並ぶ本が、こんな熾烈な争いの中で並んでいるのかと思うと、じっくり目当ての本以外にも目をやらないとなぁと思いました。
    いろんな本屋に行って見比べたくなる本です。
  • 背表紙は歌う
    出版社営業シリーズの第2作目。
    中次が登場します。デビル大越、インパクト強すぎ。
    みんな本を愛してやまないというのが伝わってきます。

    平台の上の本だけでなく、下の本も見に行こうと思わず思ってしまいました。
  • 女ともだち
    女ともだちかぁ…ドロドロだろうな…
    と、読むかどうか迷っていたのだが、気が付いたら読んでいた。

    しかし、内容は、予想の斜め上を行くもの。
    私の思い描いたドロドロは“三角関係”とか“ライバル”とか“嫉妬”だったのだが、それは、さすがオバチャン、認識が古い!!…という感じで。

    最初の三作は、三部作?...続きを読む
  • だいじな本のみつけ方
    本のことが大好きな中学生の話。
    一番好きな本を他人に紹介するのを躊躇うところなんかは自分と同じ。まさに本好きの人にしか書けない作品だと思います。
  • 宝の地図を見つけたら
    著者による作品では珍しくガッチリと犯罪と向かい合ってましたね。
    埋蔵金がミスリードとは思いませんでした。
    新しい作風は嬉しいので、次作も楽しみです。
  • スクープのたまご
    大手出版社に入社した二年目の女の子が、
    けっこうえげつない記事で知られる
    「週刊誌部門」に配属された....というお話。

    初年度にいたフリーペーパーとは全く環境が違い、
    刑事ばりの張り込みやら突撃インタビューやら、
    心と体がすり減る毎日に放り込まれる。
    ジェットコースターのような日々に揉まれつつ、...続きを読む
  • エール!(1)
    編集者のあとがきにあるように、働く女性を応援する一冊。
    色んな職業の話を知れることに加えて、仕事の楽しさと苦悩と複雑な気持ちを読める本。
    2.3も読もうと思う。
  • 女ともだち
    村山由佳、坂井希久子、阿川佐和子、森絵都ら当代きっての人気女性作家8人が、「女ともだち」をテーマに豪華競作! 微妙であやうい女性同士の関係を描きだす、逸品ぞろいの短編小説。

    女友達って本当に微妙・・・
  • よっつ屋根の下
    父の左遷をきっかけして、1つの家族が、2つに分かれることから始まる物語。
    家族だから全てがわかりあえるわけではないし、形が大事なわけでもない。
    4人家族のそれぞれが思い、悩み、変わってゆくのが、愛おしい。
    タイトルの意味は最後にわかるが、その時には微笑んしまうこと、間違いなし。
  • スノーフレーク
    舞台は北海道の函館。
    真乃と、とても仲のよかった幼馴染の速人と亨。
    一家心中で片付けられた事件で、何故か速人の遺体だけが
    みつからず、もしかしたらという期待を捨てられずにいた。
    そして高校卒業間近に、速人の死に纏わる事件を調べ始める。

    少しずつ見えてくる速人の足跡をたどるところなんて
    ドキドキして...続きを読む