大崎梢のレビュー一覧

  • ようこそ授賞式の夕べに
    書店大賞事務局に不審なFAXが届く。
    8年前に閉店した、金沢の飛梅書店からの告発状のような脅迫状のような文。
    一体だれが何の目的でこんなものを送り付けたのか。

    福岡の書店バイトの子とともに杏子と多絵が、謎を解くために奔走すればするほど謎は増し、それとは別ルートで同じ謎を追っていた、別シリーズの出版...続きを読む
  • 女ともだち
    COPY 村山由佳
    ト・モ・ダ・チ 坂井希久子
    卵の殻 千早茜
    水底の星 大崎梢
    こっちを向いて。 額賀澪
    ブータンの歌 阿川佐和子
    ラインのふたり 島津輝
    獣の夜 ...続きを読む
  • 平台がおまちかね
    目次
    ・平台がおまちかね
    ・新人営業マン・井辻智紀の一日 1
    ・マドンナの憂鬱な棚
    ・新人営業マン・井辻智紀の一日 2
    ・贈呈式で会いましょ
    ・新人営業マン・井辻智紀の一日 3
    ・絵本の神さま
    ・新人営業マン・井辻智紀の一日 4
    ・ときめきのポップスター
    ・新人営業マン・井辻智紀の一日 5

    大崎梢...続きを読む
  • だいじな本のみつけ方
    本が大好きな中学生の野々香。
    普通の女の子なのだけれど、本が好き、特に作家の荒木真琴の作品が好き、という気持ちは誰にも負けない。

    発売前の荒木真琴の新作が校内に置き忘れられている――。
    この謎を解くべく、動き始めると、なぜか気に食わない同級生の高峯秀臣が絡んでくる。
    しかし、動いているうちに、次第...続きを読む
  • だいじな本のみつけ方
    同じ中学生の本読みとして、共感できる話だった。自分と比べてみてもいいし、共感できるなとも思える話で主人公も明るい、中学生らしい子でとてもよかったと思います。
  • 晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ2
    元同僚が勤務する歴史ある書店で謎解き。
    今までのほわほわした謎と違い、バッチリ殺人だったのがちょっと意外でした。でも、変わらず本にまつわる小ネタもあり、楽しく読めました。
  • プリティが多すぎる
    やりたいことではない新しい部署で翻弄されながらも頑張る主人公がかっこいい。
    10代の子が一生のうちたった一瞬の時間にある夢に、真剣に向き合っているところも好きです。
  • よっつ屋根の下
    息子、父、母、娘、それぞれの視点で見つめる物語。
    いくら家族だろうとそれぞれ譲れない部分はある。
    それを誰かが折れて家という枠に無理矢理収めようとするから窮屈に感じるのかもしれない。
    我慢し過ぎない、けれどお互いの思いをちゃんと分かってあげることが家族円満のコツなのだろうかと勉強になった。
    全ての章...続きを読む
  • 女ともだち
    女性作家8人の短編。どれも面白かった。ゾクっとしたり、女友達ってそうだったなーと身に覚えもあるものもあり、やはり女性作家だけにリアリティがありつい肯いてしまった。初めましての作家さんとも出会えるのが短編を楽しむ醍醐味でもある。
  • スクープのたまご
    週刊誌編集部が舞台の小説。ギラギラした事件屋の物語ではなく、週刊誌に対して否定的な感情をもつ新人社員が主人公なところが面白い。
    私は週刊誌は読みませんが、本書を読んで週刊誌という存在に対する見方が少し変わりました。また、班体制で事件を追うという意味では、警察小説に通ずるものもありますね。
  • アンソロジー 隠す
    気になる作家さんが沢山。読み応えがあった。
    アンソロジーは知らない作家さんとの出会いがあるから好き。個人的に新津きよみ「骨になるまで」松村比呂美「水彩画」がよかった。
  • アンソロジー 隠す
    11名の女流作家たちが一つのテーマで物語を紡いでいます。近藤史恵、松村比呂美、光原百合の作品が良かったし怖かった。
  • 横濱エトランゼ
    馬車道で働いていた私。アイスの日には貰いに行ったなとか。
    元町は坂が多いのよ、でも、素敵なお店も場所も沢山あるのよねと。
    記憶の扉が懐かし温度で開くような作品でした。
  • アンソロジー 初恋
    アミの会(仮)のアンソロジー。
    大人の「ファーストラブ」とのことで、大崎梢さんの「レモネード」な感じの作品集かなと思って読んでいましたが、色々な形の初恋の話でした。

    福田和代さんの「カンジさん」みたいな、ちょっとゾワッとくる話もありましたが、好みの展開が多かったですね。
    松村比呂美さんの「迷子」で...続きを読む
  • だいじな本のみつけ方
    小学生の高学年、中学生向け。どちらかというと女子向けだと思う。(もちろん男子でも楽しめる)
    作品に漂うフワッとした感じがいいです。
  • 平台がおまちかね
    書店が舞台の小説はいくつか読んだけど、営業さん視点は初めて。
    まだ営業として独り立ちして間もない主人公は前任者の評判に負けじと仕事をこなしていく。
    誠実でまっすぐな人柄は素直にいいなと思えた。
    担当店舗がかぶることでよく顔を合わせるという他社の営業との関係も不思議で面白い。
    ライバルだけど同志みたい...続きを読む
  • スクープのたまご
    おもしろかった。
    週刊誌、自分は読まないしあまり良いイメージも持っていないしこれを読んで変わるわけでもないけど、少し違った視点は持てるかもしれないです。何はともあれ、まずはフラットに。
  • エール!(2)
    1に引き続き、読みやすいアンソロジーだった。別々の作家さんなのにちょっとつながっているところがにんまりする。社労士のヒヨコは偉いなぁ。自分で資格をとってがんばってるんだもんな。でも、それが引っかかる人もいるんだな。遺品整理の現場のすさまじさを垣間見た。
  • 忘れ物が届きます
    面倒なミステリ、本格と呼ばれるような込み入ったトリックが好きなら、この本に収められている5つの短編のテーマはそう難しいものではない。それよりも後になって思い当たったり、事件の解決後に隠されていた真実が胸を打つものだったりする。女性らしい文章が優しく気持良かった

    沙羅の実
    今ではサラといっても沙羅...続きを読む
  • エール!(1)
    自分はお仕事小説を結構気に入っているらしい。読みやすいお話ばかりだった。ディスプレイデザイナーの彼女の気持ち、納得がいくまで葛藤があったんだろうなと思った。