よっつ屋根の下

よっつ屋根の下

660円 (税込)

3pt

4.6

小学6年生の平山史彰は、父親の転勤のため、千葉県の犬吠埼近くの漁師町に引っ越してきた。田舎の暮らしには慣れてきたけれど、お母さんと妹は、まだ東京に残ったままだ。史彰は家族がまた一緒に住むことを願っているが、母と妹がやって来ないのには、実は複雑な事情があって……。父、母、息子、娘。それぞれの視点から、ひとつの家族の、10年間の物語を紡ぐ。

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よっつ屋根の下 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年09月26日

    くふー、大好きだ。弱くてウジウジして時々向こう見ずででも大事なことは間違えない強さもあって、つまりは人がしっかり書かれてる。

    0

    Posted by ブクログ 2022年05月25日

    「家族」とは何か。家族である意義とはどこにあるのか。さらには、正義とは、個人のアイデンティティとは、幸せとは...等々、優しい文体で綴られる基本的には暖かな話なのに、いろいろと考えさせられる。

    とある事情で、父+息子と、母+娘に分かれて暮らすことになった一家が主人公。章が替わるごとに「主役」のメン...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年03月15日

    想定外の着地点になったものの、それでもすがすがしい気持ちのいい終わり方が胸に迫りました。離れて暮らしていたほうがより相手のことを思いやることができるのかもと少し皮肉めいた見方もしましたが、筋の通った家族の絆にはそんなの関係ないと思い直しました

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    Posted by ブクログ 2020年09月20日

    息子、父、母、娘、それぞれの視点で見つめる物語。
    いくら家族だろうとそれぞれ譲れない部分はある。
    それを誰かが折れて家という枠に無理矢理収めようとするから窮屈に感じるのかもしれない。
    我慢し過ぎない、けれどお互いの思いをちゃんと分かってあげることが家族円満のコツなのだろうかと勉強になった。
    全ての章...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年12月17日

    父の左遷をきっかけして、1つの家族が、2つに分かれることから始まる物語。
    家族だから全てがわかりあえるわけではないし、形が大事なわけでもない。
    4人家族のそれぞれが思い、悩み、変わってゆくのが、愛おしい。
    タイトルの意味は最後にわかるが、その時には微笑んしまうこと、間違いなし。

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